JPS6329009Y2 - - Google Patents

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JPS6329009Y2
JPS6329009Y2 JP10024384U JP10024384U JPS6329009Y2 JP S6329009 Y2 JPS6329009 Y2 JP S6329009Y2 JP 10024384 U JP10024384 U JP 10024384U JP 10024384 U JP10024384 U JP 10024384U JP S6329009 Y2 JPS6329009 Y2 JP S6329009Y2
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JP
Japan
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water
winch
water tank
ball
valve
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JP10024384U
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JPS6115361U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は地震時における貯水槽の緊急遮水装置
に関するものである。
一般に水道用の貯水槽(配水池)は丘陵地等の
高所に配置されており、そのため地震時にはこれ
を緊急に遮水しなければ二次災害を招来すること
になる。そこで従来では貯水槽から一般家庭等に
至る配水パイプラインの途中に地震を感知して作
動する緊急遮水弁や耐震ジヨイント等を埋設して
いるが、このような手段はあくまでも貯水槽の外
部位置において遮水するものであるから、二次災
害を確実に防止することは不可能である。即ち、
遮水弁等を埋設している周囲の土壌は貯水槽自身
のコンクリートよりも軟弱で、耐震性に劣るた
め、その弁等が地震時に正しく作動しないことが
ある。又配水パイプラインそのものが至るところ
で離脱や破損を生じ、その弁等を設置した意味が
基本的になくなつてしまい、これからの漏水によ
つて貯水槽内の水が急速に空となり、飲料水の不
足を招く。又、貯水槽から一旦外部に流出した水
は、その設置高所からの落下勢力によつて配水パ
イプラインの至るところから短時間の内にことご
とく噴出し、これによつて甚大な人的、物的被害
を与えることになるからである。
そこで、前述のように配水パイプラインの途中
に緊急遮水弁や耐震ジヨイント等を設けるのでは
なく、貯水槽内において上向きに開口する送水口
に対して地震時に落下する送水口閉塞用弁ボール
を貯水槽上側に設けたものが考えられているが、
弁ボールの重量はかなり重く、貯水槽上側からの
弁ボールの落下により送水口が破損しないような
構造にする必要があることから、コストが高くな
るという問題がある。
本考案は斯かる問題に対処すべく為されたもの
で、貯水槽内において遮水する装置を低コストで
提供できるようにすることを目的とする。
以下、本考案の一実施例について、図面に基づ
いて説明する。
図において、1は丘陵地等の高所に建造された
コンクリート製の貯水槽、2はその底部に一端の
送水口3を位置させ貯水槽1を内外に貫通する送
水管で、前記送水口3を形成すべく上向きラツパ
型に拡大する短管4と、貯水槽1を内外に貫通し
て配水パイプラインとなる直管5と、その相互間
に介在連通されたエルボ管6とを備えている。7
は前記短管4とエルボ管6との接続部より上方に
起立するように設けられた2本のガイド軸で、こ
れは第3図に示すように前記短管4とエルボ管6
との間に介在された支持金具8の左右両側に下端
が固定され、上端間は連結金具9により互いにつ
ながれて上端間の間隔保持を行なつている。10
は前記2本のガイド軸7,7に左右両側の孔部1
1,11が外嵌してガイド軸7,7に沿つて上下
動する弁蓋で、その弁蓋10は上部中央に設けた
アイボルト12にワイヤー13の下端がつなが
れ、前記貯水槽1の上部に配設したウインチ14
にワイヤー13の上端側をつないでウインチ14
の動作によつて弁蓋10を上下動させるようにな
つており、緊急時において弁蓋10を送水口3の
上端近傍から下降させることにより前記短管4の
上端送水口3を閉じるようになつている。15は
前記弁蓋10の下面に装着されたゴムパツキン
で、送水口閉塞時における水密性を向上させるた
めのものである。16は前記連結金具9の中号に
形成されている貫通孔で、これは前記アイボルト
12につながれるワイヤー13を上下方向に挿通
させるものである。ところで前記貯水槽1の上部
にはウインチ14に並設してある一定の震度以上
で受け台17から自動的に落下するボール18が
設けられている。このボール18はその直径より
も小さな受け部19によつて受けられ、ある一定
の震度(例えば震度5)以上で受け部19から自
動的に落下するようになつており、受け部19の
下方には地震発生により受け部19から落下した
ボール18を所定位置に導き落とす逆円錐形のガ
イド20が設けられている。21は地震発生時に
ガイド20に沿つて落下したボール18を受止め
る底板で、この底板21上にはコイル状のばね2
2が設けられ、このばね22の上に前記ウインチ
14のロツクを解除するロツド23の一端が支持
されている。詳しくは前記ウインチ14は通常時
はロツクされて前記弁蓋10は第1図に示すよう
にワイヤー13で吊り下げられた状態にあり、地
震発生時に前記受け部19から落下したボール1
8により跳ね上げられたロツド23によりウイン
チ14のロツクが解除され、ワイヤー13は弁蓋
10の荷重によりウインチ14から繰り出され、
これにより弁蓋10は前記ガイド軸7,7に沿つ
て下降して第2図に示すように前記短管4の上端
送水口3を閉じるようになつている。これにより
貯水槽1内の水24の流出は防止される。尚地震
発生による緊急時において貯水槽1からの若干の
水の供給を必要とする場合があり、そのために前
記弁蓋10に第3図二点鎖線で示すように貯水槽
1の上方からワイヤー25によつて開閉可能な副
弁26を設けて、この副弁26を開くようにして
も良い。地震が抑まり、貯水槽1から正常に水を
送り出すことが可能となつた場合は前記ボール1
8を受け台17の受け部19上に戻すと共にウイ
ンチ14によりワイヤー13を巻き上げて弁蓋1
0を送水口3から引き上げ、更に前記ロツド23
をウインチ14にセツトしておけば良い。
以上図面に示す実施例について述べたが、前記
送水口3を上に向けずに水平に向けて、送水口近
傍を前記ウインチ14につながれるバタフライ弁
やゲート弁等により開閉させるようにしても良
い。
本考案、貯水槽の緊急遮水装置は以上述べたよ
うに実施し得るもので、地震発生に伴う二次災害
の発生を確実に防止でき、しかも弁ボールのよう
な重量物を貯水槽上側から落下させることによつ
て送水口を閉塞するのではなく、送水口近傍に設
けた弁蓋やバタフライ弁、ゲート弁等により送水
口を閉塞するので送水口に大きな荷重がかから
ず、破損に対処する構造にしなくて良く、構成が
簡単で低コストで提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は平常時の状態を示す縦断面図、第2図は地震時
の状態を示す縦断面図、第3図は要部拡大断面図
である。 1……貯水槽、2……送水管、3……送水口、
4……短管、7……ガイド軸、10……弁蓋、1
3……ワイヤー、14……ウインチ、17……受
け台、18……ボール、19……受け部、20…
…ガイド、21……底板、22……ばね、23…
…ロツド、24……水。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 貯水槽の内部に配管された外部への送水管と、
    この送水管の送水口を開閉する弁体を送水口近傍
    に設け、この弁体につながれた索状体を巻取り巻
    戻すウインチを貯水槽上側に設け、貯水槽上側に
    前記ウインチに並設して受け台上にボールを設け
    て一定震度以上の地震発生時にボールを受け台か
    ら自動的に落下させるように構成し、前記地震発
    生時に落下したボールにより前記ウインチのロツ
    クを解除させてウインチにつながれる索状体をし
    て前記弁体により送水口を閉塞するように構成し
    たことを特徴とする貯水槽の緊急遮水装置。
JP10024384U 1984-07-02 1984-07-02 貯水槽の緊急遮水装置 Granted JPS6115361U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10024384U JPS6115361U (ja) 1984-07-02 1984-07-02 貯水槽の緊急遮水装置

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JP10024384U JPS6115361U (ja) 1984-07-02 1984-07-02 貯水槽の緊急遮水装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6115361U JPS6115361U (ja) 1986-01-29
JPS6329009Y2 true JPS6329009Y2 (ja) 1988-08-04

Family

ID=30659709

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10024384U Granted JPS6115361U (ja) 1984-07-02 1984-07-02 貯水槽の緊急遮水装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6304678B2 (ja) * 2013-08-12 2018-04-04 晴明 山崎 貯水槽及びユニットパネル
JP6300770B2 (ja) * 2015-09-10 2018-03-28 日本エンヂニヤ株式会社 貯水槽の緊急遮断装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6115361U (ja) 1986-01-29

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