JPS6016551Y2 - 簡易貯水槽 - Google Patents

簡易貯水槽

Info

Publication number
JPS6016551Y2
JPS6016551Y2 JP16008478U JP16008478U JPS6016551Y2 JP S6016551 Y2 JPS6016551 Y2 JP S6016551Y2 JP 16008478 U JP16008478 U JP 16008478U JP 16008478 U JP16008478 U JP 16008478U JP S6016551 Y2 JPS6016551 Y2 JP S6016551Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
flexible tube
water tank
float body
tank body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16008478U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5578144U (ja
Inventor
晃 清水
Original Assignee
日産自動車株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日産自動車株式会社 filed Critical 日産自動車株式会社
Priority to JP16008478U priority Critical patent/JPS6016551Y2/ja
Publication of JPS5578144U publication Critical patent/JPS5578144U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6016551Y2 publication Critical patent/JPS6016551Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、工場用、公共施設用、家庭用等に用いられる
簡易貯水槽に関する。
従来、地震その他の災害に備えて、貯水装置を完備する
必要性は各方面より強調されている。
しかし、簡易な貯水槽についてはあまり開発がなされて
いない。
とくに、常時新鮮な水(工場用水、あるいは飲料水とし
て使用できる水)を貯える簡易貯水槽は種々の難点があ
るため、今日まで普及するに至らなかった。
例えば、相当な耐圧性を要したり設置場所に苦しみ、安
価簡便に製作できない等の難点があった。
本考案の目的は、従来みられた前述の如き難点を解消し
て、安価簡便で、しかも特に意識せずに常時新鮮な水を
貯水でき、また災害等で転倒もしくは傾斜した時にも、
貯水が流れ出ない簡易貯水槽を提供することにある。
以下、図面を参照して、本考案の実施例を説明する。
まず、第1図に示した実施例を説明する。
水道管(図示せず)に通ずる水道の蛇口1に配管アダプ
ター2を取りつける。
配管アダプター2には入口孔2aと出口孔2bとが形成
しである。
可撓管3の一端は配管アダプター2の入口孔2aに接続
しである。
可撓管3の他端は、貯水槽本体4の下方部に固定したシ
ール性接続部材5を介して貯水槽本体4内の第一の可撓
管6の一端に接続されている。
その可撓管6の他端は自由端の形になっていて、貯水槽
本体4内に開口し、その途中が浮子体7に設けた孔に貫
通されていて、その浮子体7により保持されている。
その浮子体7のところにおいて、可撓管6は小孔6aを
有する。
また浮子体7には、切欠7aが形威しである。
第二の可撓管9の一端は、その切欠7aに開口するよう
に浮子体7に固定してあり、他端は貯水槽本体4の下方
部に固定したシール性接続部材10を介して可撓管11
の一端に接続されている。
この可撓管11の他端は、配管アダプター2の出口孔2
aに接続されている。
よって、浮子体7は可撓管6と同9とを吊り下げた状態
で水面に浮かぶことができ、この状態において可撓管9
の前記開口が浮子体7の吃水線よりもやや上位に位置す
るように切欠7aの深さを定め、また前記小孔6aを該
開口よりら上位に位置させる。
ここで、吃水線とは、浮子体7が可撓管6,9を吊り下
げた状態で、浮子体7がフタ12に当っていない状態に
おける浮子体7の水面位置を指す。
他方、貯水槽4の頂部は、浮子体7の浮上を制限する制
限部材、この実施例ではフタ12が水密に固定しである
貯水槽本体4の底部には給水装置13が設けである。
例えば水道が断水したような場合には、カバー14の中
に蛇口15を取りつけておき、必要なときにのみカバー
14をはずして蛇口15を操作することにより水8をと
りだす構成にする。
なお、この図示例においては貯水槽本体4の底部を通常
配管アダプター2よりも高い場所に配装する。
また、配管アダプター2を切換弁(図示せず)を設けて
、必要に応じて蛇口から直接水を給水できるように構成
することもできる。
また、流量制御弁(図示せず)を設けて、必要に応じて
蛇口1からの直接給水量と貯水槽内への給水量の割合を
変えることもできる。
前述の実施例の作用を説明する。
今、蛇口1の栓1aをひねってバルブを開くと、水道管
(図示せず)からの圧力水は配管アダプター2の入口孔
2a、可撓管3、可撓管6を通り、貯水槽本体4内に供
給される。
この際、小孔6aより少量の水は出るが、大部分は可撓
管6の末端より出る。
その結果、新鮮な水が下部より供給されることになる。
当初、貯水槽本体4内に水が貯水されるに伴い、水位X
は上昇し、浮子体7は浮上して、図示位置まで上昇する
が、浮上制限部材を兼ねるフタ12に妨げられ、図の位
置にとどまる。
ここで、給水を始めてから水位Xが上昇して浮子体7が
フタ12に当接するまでの間では、浮子体7が水位Xの
上昇に伴い上昇する。
したがって、吃水線より常に可撓管9の開口が上にあり
、給水中にまだ排水する必要のない貯水槽4内の水が、
同開口から可撓管9を介して槽外へ流出するのを防げる
したがって、効率よく貯水槽本体4内はぼいっばいまで
給水できることになる。
更に水を供給すると、水位Xは浮子体7の前記吃水線を
上廻って上昇し、切欠7aを通って管a内に流入し、管
11をへてアダプターの出口孔2bを通って流下する。
平常使用時は、以上如くにして常に新鮮な水が貯水槽本
体4の下部から供給され、第二の可視管9の開口が吃水
線より上にあるので、主に上部の水が使用される状態に
なり、貯水槽本体4内の水8は常に新鮮に保たれ、かつ
新鮮な水を使用できる。
断水等の場合は、前述したようにカバー14を外し、蛇
口15より水8を取り出す。
今、災害等で第4図に例示するように貯水槽本体4が転
倒もしくは傾斜してしまった場合を考える。
この場合、浮子体7は新たに形成された任意水面上に浮
上する。
したがって、可撓管9の開口が吃水線より上にあるので
、可撓管9よりの水8の流出は当初浮子体7が急速に浮
上する際に多少あるものの、貯水槽本体4が静止た後は
なくなる。
また、貯水槽本体4が転倒もしくは傾斜して、第4図に
例示するように可撓管3が蛇口1からはずれたりあるい
は切断した場合を考える。
この場合、可撓管6の小孔6aは管9の開口より上方に
あるので水没せず貯水槽4の空気層に位置されることか
ら、小孔6aから蛇口1にかけての管中の水のみが入口
孔2aの側に流出するだけで、サイフオン作用を確実に
止めることができ、貯水槽4内の水8が大量に流出して
しまう事態を防止できる。
ところで、もしも、小孔6aが可撓管9の開口より下に
位置させた場合は、小孔6aは任意水面下に水没してし
まうことが考えられ、小孔6aから空気が入らずサイフ
オン作用により貯水槽本体4内の水8が大量に流出して
しまうことになる。
なお、浮子体7の構造や第一と第二の可撓管6.9の取
付は方は、第1図の例以外にも種々の方法が採用できる
例えば第2図に示したように、浮子体7の中心に貫通孔
を形威し、その貫通孔の上部に可撓管9の一端が開口す
るようにこれを固定し、浮子体7の上部に突起7aを形
威し、その突起7aに可撓管6を取りつけることもでき
る。
第3図は本考案の他の実施例を示す。
浮子体7の貫通孔に可撓管9の一端を固定するとともに
これを浮子体7に設けた切欠7aに開口させ、浮子体7
の上面がフタ12の下面に接触できるように構成し、か
つ、可撓管6の途中を適宜のクランプ手段により浮子体
7に固定し、可撓管6にあけた小孔6aがフタ12の下
面に近接するようにする。
平常使用時においては、第1図の実施例と同様に水道の
蛇口1(第1図)から圧力水が貯水槽本体4内に供給さ
れる。
新鮮な水は常に可撓管6の末端から貯水槽本体の下方部
に供給される。
この図示例においては、貯水槽本体4に水8を充満して
おく。
それゆえ、水道から新鮮な水が貯水槽本体4の中に供給
されると、その分だけ上方部の圧力水が貯水槽本体4か
ら出る。
すなわち、水8は可視管9の上端から入って可撓管11
を通り、配管アダプター2の上端から入って可撓管11
を通り配管アダプター2の出口孔2bから流出する。
その結果、貯水槽本体4内の水は常に新鮮な状態に保た
れることは前記の実施例と同様であるほか、槽本体4内
には空気が存在しないので、蛇口1をひねれば配管アダ
プター2の出口孔2bから直ちに圧力水が流出する。
また、この実施例においては、貯水槽本体4を配管アダ
プター2の設置場所に関係なく任意のところに配装でき
る。
さらに、貯水槽本体4が転倒もしくは傾斜し管3がはず
れたりあるいは切断しても、第1図の実施例と同様に、
浮子体7がそのときの最上位に浮上する。
したがって、可撓管9の開口が吃水線より上にあるので
、水8が可撓管9を通って大量に貯水槽本体4の外部に
流れださない。
そして、その際少量の水が可撓管9から出口孔2bに流
れ、出口孔2bから空気が貯水槽内上部に入ると、第4
図の場合と同様に可撓管6の小孔6aに空気が入り、可
撓管6におけるサイフオン用による水の大量流出を防ぐ
ことができる。
したがって、貯水槽本体4を定位置に置きなおして、フ
タ12をとれば、災害時等に貯水槽内の新鮮な水8が使
用できる。
なお、前記各実施例において、蛇口1は出口孔2bのと
ころに設けても同様の作用を営む。
本考案は、上記の様に構成されているので、次のような
効果かえられる。
(1)第二の可撓管の開口を浮子体の吃水線より上に位
置させるようにしたので、災害等で貯水槽本体が転倒し
たり傾斜してしまった場合に、浮子体が急速に浮上して
新たに形成された任意水面上に浮く時に、第二の可視管
の開口より少量の水はもれるがそれ以後は水のもれをな
くし、貯水槽本体内の水が大量に外部に出ないようにす
ることができる。
(2)第一の可撓管の小孔を第二の可撓管の開口より上
に位置させたので、貯水槽本体が転倒したり傾斜して水
道蛇口に接続された可撓管がはずれたり切断しても、小
孔は貯水槽本体に水没することがなく、第一の可撓管に
おけるサイフオン作用を確実に止めて貯水槽本体内の水
が大量に流出してしまうことを防止できる。
(3)平常使用時においては、第一の可撓管により新し
い水が貯水槽内下部に供給され、第二の可撓管の開口が
吃水線より上にあるので、開口より第二の可撓管を介し
て主に槽内の上部の水を外部に流出させて新鮮な氷が使
用でき、かつ、常に槽内の氷は新鮮に保てる。
また、災害等において貯水槽本体が転倒もしくは傾斜し
て水道蛇口側の可撓管が切断もしくははずれても、水は
流出しないので、定位置にもどして制限部材をとれば新
鮮な水が使用できる。
(4)既存の水道蛇口に容易に設置可能である。
(5) 既存の水道蛇口の機能を損うことがない。
(6)貯水槽本体を設置場所から取り外して、他の場所
で水を使用することも容易である。
(7)比較的未利用で小な空間の利用が可能である。
(8)簡便安価に製造できる。
(9)工場、学校、公共施設、事務所等のように多量の
水を消費する場所においても貯水槽の大型のものを安価
に設置できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す概略断面図、第2図は
浮子体の変形例の一つを示す図、第3図は本考案の他の
実施例を示す概略断面図、第4図は第一実施例の簡易貯
水槽が転倒もしくは傾斜した状態を示す図である。 1・・・・・・水道蛇口、2・・・・・・配管アダプタ
ー、2b・・・・・・出口孔、3・・・・・・可撓管、
4・・・・・・貯水槽本体、5・・・・・・シール性接
続部材、6・・・・・・第一の可撓管、6a・・・・・
・小孔、7・・・・・・浮子体、訃・・・・・水、9・
・・・・・第二の可撓管、10・・・・・ツール性接続
部材、11・・・・・・可撓管、12・・・・・・フタ
、13・・・・・・給水装置、14・・・・・・カバー
、15・・・・・・蛇口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水を貯水するための貯水槽本体と、該貯水槽本体内に配
    装された浮子体と、前記貯水槽本体に取付けられ前記浮
    子体の浮上を制限する制限部材と、途中が前記浮子体に
    より保持されていて自由端が前記貯水槽本体内に開口し
    ていて、他端が水道管に連絡される第一の可撓管と、一
    端が前記浮子体に固定してあって、他端が前記貯水槽本
    体の外部に通じている第二の可視管とを備えるとともに
    、第二の可撓管の前記一端を、浮子体が前記制限部材に
    当っていない状態における前記浮子体の吃水線より上位
    に開口させ、また、この開口よりも更に上位において第
    一の可撓管の前記途中に小孔を設けたことを特徴とする
    簡易貯水槽。
JP16008478U 1978-11-22 1978-11-22 簡易貯水槽 Expired JPS6016551Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16008478U JPS6016551Y2 (ja) 1978-11-22 1978-11-22 簡易貯水槽

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16008478U JPS6016551Y2 (ja) 1978-11-22 1978-11-22 簡易貯水槽

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5578144U JPS5578144U (ja) 1980-05-29
JPS6016551Y2 true JPS6016551Y2 (ja) 1985-05-22

Family

ID=29153506

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16008478U Expired JPS6016551Y2 (ja) 1978-11-22 1978-11-22 簡易貯水槽

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6016551Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5578144U (ja) 1980-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5975133A (en) Emergency water tank reservoir system
UA78504C2 (en) Automated and manual device for control of water or any fluid flow out
JPS6016551Y2 (ja) 簡易貯水槽
US5819773A (en) Water storage tank
JPS59215549A (ja) 太陽熱温水器の抜水凍結防止装置
US6779553B1 (en) Emergency backflow system
GB2034864A (en) Automatic floating roof drain valve
JPS5920551B2 (ja) 非常用循環式貯水器
CA2272724C (en) Water displacement device
JPS5914398Y2 (ja) 非常時用飲料水貯蔵タンク
RU312U1 (ru) Санузел
JPH10121540A (ja) タンク式トイレ給水装置
JP3113432U (ja) 非常用貯水タンク
JPS5939253Y2 (ja) 太陽熱温水器に於ける給排水用のボ−ルタツプ装置
JPH03129874U (ja)
JP3015978U (ja) 非常用飲料水を貯蔵した電気洗濯器
JPH0714449Y2 (ja) 洗髪・洗面用化粧台
JPH09144096A (ja) 2ロータンクトイレ
JPS6246862Y2 (ja)
RU2005140C1 (ru) Сливное устройство
KR200263370Y1 (ko) 상수도 직수압 유지기능 저수탱크
KR960010622Y1 (ko) 수세식 좌변기의 오수제사용 장치
JP3031701U (ja) 上水道の非常用貯水装置
CN2286775Y (zh) 卫生保健多功能自动贮水箱
JPS5914337Y2 (ja) 平常時、非常時兼用の飲料水容器