JPH04132912U - 枠体のアウトサートモールド構造 - Google Patents

枠体のアウトサートモールド構造

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Publication number
JPH04132912U
JPH04132912U JP4834091U JP4834091U JPH04132912U JP H04132912 U JPH04132912 U JP H04132912U JP 4834091 U JP4834091 U JP 4834091U JP 4834091 U JP4834091 U JP 4834091U JP H04132912 U JPH04132912 U JP H04132912U
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JP
Japan
Prior art keywords
frame
pin
mold structure
core metal
outsert
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Pending
Application number
JP4834091U
Other languages
English (en)
Inventor
悟 杉山
Original Assignee
シチズン時計株式会社
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Publication date
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】板金製枠体に突設する機能突起を強度及び寸法
精度が高く、かつ廉価に形成することにある。 【構成】板金製枠体10の一部を曲げ起こして芯金部1
1を形成し、この芯金部11を包むようにプラスチック
により機能突起、例えばピン20を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は板金製枠体にプラスチックよりなる機能突起を突設して一体形成した 枠体のアウトサートモールド構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、プリンタにおいては、枠体にオートシートフィーダ、トラクター等の 取付け用ピン、ギャー軸等が設けられている。図3は、板金製枠体1にトラクタ フレーム2を掛着するためのピン3が設けられた例を示す。
【0003】 従来、ピン3の構造には、図4乃至図6に示すような数種のものがある。図4 に示すピン3Aは金属よりなり、枠体1に加締めによって固定されている。図5 及び図6に示すピン3B、3Cはプラスチックよりなり、アウトサートモールド で枠体1に一体形成されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
図4に示す構造は、金属ピン3Aよりなり、また加締め工程を必要とするので 、コスト高になる。
【0005】 この点、図5及び図6に示す構造は、ピン3B、3Cをプラスチックのアウト サートモールドで枠体1と一体形成されているので、低コストになる。しかし、 プラスチックのアウトサートモールドによって形成されたピン3B、3Cは、例 えばオートシートフィーダ、トラクター等のような重量があるものの支持に使用 、即ち外力を受ける箇所に使用するには、強度が不足であった。即ち、図5の場 合には、ピン3Bの根元部が強度不足で実用に供し得ない。また図6のように強 度向上を図るためにピン3Cの根元部を大きくしても充分な横応力強度は得られ なく、また基部が大きくなることが設計上の制約となっていた。
【0006】 本考案の目的は、板金製枠体に突設する機能突起を強度及び寸法精度が高く、 かつ廉価に形成することができる枠体のアウトサートモールド構造を提供するこ とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案の構成は、板金製枠体の一部を曲げ起こして 芯金部を形成し、この芯金部を包むようにプラスチックにより機能突起を形成し たことを特徴とする。
【0008】
【作用】
プラスチックによりアウトサートモールドされた機能突起内には板金製の芯金 部を有するので、横方向にかかる応力は芯金部で受け、従来の金属ピンを加締め たのと同等程度の高い強度が得られる。また機能突起の形状も自由度があり、位 置精度も高い。また芯金部はプレスによって打抜き及び曲げ起こしによって形成 できるので、コストの低廉化が図れる。更に芯金部にくびれ部を形成すると、機 能突起の抜け方向の力はくびれ部により受けるので、抜け防止が図れる。
【0009】
【実施例】
以下本考案の一実施例を図1及び図2により説明する。図2に示すように、板 金製の枠体10には、機能突起を形成する部分を曲げ起こして芯金部11が形成 されている。また芯金部11には、先端部より幅の狭いくびれ部12が形成され ている。そして、図1に示すように、芯金部11を包むようにプラスチックのア ウトサートモールドによって機能突起の1つであるピン20が形成されている。 また本実施例においては、枠体10の穴部13内にもピン20の形成と同時に該 ピン20と同じ材料のプラスチックでピン支持部21が形成されている。
【0010】 このように、ピン20内には板金製の芯金部11を有するので、横方向にかか る応力は芯金部11で受け、従来の金属ピンを加締めたのと同等程度の高い強度 が得られる。またピン20の形状も自由度があり、位置精度も高い。また芯金部 11はプレスによって打抜き及び曲げ起こしによって形成できるので、コストの 低廉化が図れる。また本実施例に示すように、芯金部11にくびれ部12を形成 すると、ピン20の抜け方向の力はくびれ部12により受けるので、抜け防止が 図れる。
【0011】
【考案の効果】
本考案によれば、プラスチックによりアウトサートモールドされた機能突起内 には板金製の芯金部を有するので、横方向にかかる応力は芯金部で受け、高い強 度が得られ、また機能突起の形状も自由度があり、位置精度も高い。また芯金部 はプレスによって打抜き及び曲げ起こしによって形成できるので、コストの低廉 化が図れる。更に芯金部にくびれ部を形成すると、機能突起の抜け方向の力はく びれ部により受けるので、抜け防止が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す枠体のアウトサートモ
ールド構造の斜視図である。
【図2】図1の枠体の斜視図である。
【図3】トラクターの取付け構造の斜視図である。
【図4】従来の金属ピンの加締め構造の断面図である。
【図5】従来のアウトサートモールド構造の1例を示す
断面図である。
【図6】従来のアウトサートモールド構造の他の例を示
す断面図である。
【符号の説明】
10 枠体 11 芯金部 12 くびれ部 20 ピン(機能突起の1例)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板金製枠体の一部を曲げ起こして芯金部
    を形成し、この芯金部を包むようにプラスチックにより
    機能突起を形成したことを特徴とする枠体のアウトサー
    トモールド構造。
  2. 【請求項2】 前記芯金部は、先端部より幅の狭いくび
    れ部を持つことを特徴とする請求項1記載の枠体のアウ
    トサートモールド構造。
JP4834091U 1991-05-29 1991-05-29 枠体のアウトサートモールド構造 Pending JPH04132912U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS621914B2 (ja) * 1982-04-23 1987-01-16 Kimura Giken Kk
JPH04249139A (ja) * 1991-02-04 1992-09-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd シャーシーボス座

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS621914B2 (ja) * 1982-04-23 1987-01-16 Kimura Giken Kk
JPH04249139A (ja) * 1991-02-04 1992-09-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd シャーシーボス座

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