JPS58185245A - ポリアミドイミド樹脂薄板の成形方法 - Google Patents

ポリアミドイミド樹脂薄板の成形方法

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JPS58185245A
JPS58185245A JP57067472A JP6747282A JPS58185245A JP S58185245 A JPS58185245 A JP S58185245A JP 57067472 A JP57067472 A JP 57067472A JP 6747282 A JP6747282 A JP 6747282A JP S58185245 A JPS58185245 A JP S58185245A
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JP
Japan
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solvent
resin
heat
boiling point
thin plate
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JP57067472A
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JPH0121171B2 (ja
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寛行 大越
木下 正巳
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Oiles Industry Co Ltd
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Oiles Industry Co Ltd
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  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ぼりアミドイミド樹脂(以下PAIという)
薄板の成形方法に関するものである。
FAIは、耐熱性、耐薬品性、高温時における機械的性
質、電気的性質にすぐれ、含窒素高極性型合成樹脂とし
てポリイミド樹脂とともに近年とくに注目されている。
FAIはまた。ポリイミド樹脂と異なって可撓性にすぐ
れているのでコールドパンチング性がよく、熱、電気の
絶縁材料、7’lJント基盤あるいは摺動材料としても
きわめて有望である。
しかし、FAIはこのようなすぐれた特性を有している
反面、そのフェスを出発材料として用いる場合。
(イ)高沸点極性溶剤(N−メチル−2−ピロリドン、
沸点204℃)を使用しているので、溶剤除去の困難さ
があり、′また溶剤残留量が成形性を大きく左右して成
形条件の設定をいちじるしく困難なものとしていること
(ロ)金型への固着があり、離型が困難であること(ハ
)成形物が薄板の場合には1反りや歪みを生じやすいこ
と。
など、きわめて成形性に問題があり、満足のゆく成形物
を得がたいというのが実情である。
本発明者らは、上記(イ)IP)項の問題について解決
をはかると同時に、とくに上記()項の反りや歪みを防
止する手段について鋭意研究し本発明をなすに至りたも
のである。
すなわち、無機質繊維の織布、不織布からkる耐熱基材
に、PAIワニスを含浸塗布し、これを溶剤の沸点以下
の温度に加温して溶剤の大部分を除去し、指触乾燥状態
の樹脂加工基材を得た。ついで該樹脂加工基材の1枚を
用いるかまたは2枚以上を重ね合わせて溶剤の沸点以下
の温度に加熱加圧して一次成形物得、該−次成形物を耐
熱多孔質シートラ介して抑圧板間に挾持し、全体を溶剤
の沸点以上の温度にまで徐々に昇温させて溶剤全除去せ
しめるとともに樹脂の硬化奮進めることを特徴とした反
り歪みのないFAI薄板の成形方法を提供するものであ
る。
本発明において、 FAI薄板とは、基材入りFAIシ
ートまたはFAI積層板を含めてこのように呼ぶもので
ある。
本発明に使用されるFAIは、たとえば日本ロープイア
社の「ローデフタール」、米国アモコ社の(−AIシリ
ーズPAI J 、大日精化社の[Al650. Al
602J 、日立化数社のr HI400 、 HI4
04 Jなど。
おおむねFAI固形分が30〜40重量%(以下いずれ
も重量%)のN−メチル−2−ピロリドン(沸点204
℃)全溶剤としたフェノを好適なものとして例示するこ
とができる。
耐熱基材は、ガラス繊維、アスベスト繊維、炭素繊維、
チタン酸カリ繊維からなる織布または不織布などで、お
おむね10〜10ζクロンオーダーのものが用いられる
本発明に使用される抑圧板は2通常、金属板が用いられ
るが、−次成形物を十分に覆うことのできる大きさで、
かつ−次成形物の硬化進行にともなって生ずる変形を押
える重さがあればよい。
耐熱多孔質シートは、PAIの成形温度(最高500℃
)で変質したり、いちじるしい熱収縮や熱膨張をするこ
とのない材料であればよい。本発明者らは、アスベスト
イー/クー、ガラスペーパーなどを用いて良好な結果を
得ているが、このほか、これらの織布または炭素繊維、
チタン酸カリ繊維からなる織布、不織布なども有効に使
用することができる。
樹脂加工基材を得るには、つきのようにする。
すなわち、上述した耐熱基材にロールコー声−を用いて
PAIワニスを含浸塗布せしめ、ついでこれt−溶剤の
沸点以下の温度で加温乾燥して、指触乾燥状態の樹脂加
工基材を得る。この状態において樹脂と溶剤の含量が樹
脂加工基材中に占める割合は少くとも50%以上とす゛
る。またこの状態におけるFAI固形分と溶剤の割合は
、前者が60〜80’1であり後者が20〜40%であ
る。
ついで、この樹脂加工基材を用いて一次成形物5− を得るには、つぎのようにする。
すなわち、樹脂加工基材を1枚用いるかあるいは2枚以
上を重ね合わせてプレスの熱板間に挾み、10〜40K
f/dの加圧下で175〜195℃の温度に数分間保持
せしめる。
この工程において溶剤はさらに除去され、 FAIと溶
剤の含量に対して残留溶剤はおおむね6〜12係となる
。このようにして得られた一次成形物は、未だFAIが
完全に硬化されていないので1機械的強度の低いもので
ある。
この−次成形物を、完全硬化させてFAI薄板を得るに
際し1反9や歪みのない薄板を得る点に本発明の特徴が
あり、その具体的手段はつぎのとおりである。
すなわち、102〜105ミクロンオーダーのアスベス
ト繊維)4−あるいはガラスペー74−を介して抑圧板
間に上記−次成形物を挾持させる。
−次成形物の板厚が[11〜2間程度の場合では。
この抑圧板による押圧力は10′〜10F/J程度とき
わめてわずかでよい。
6− 抑圧板によって挾持されたもの全−組として。
あるいはこれを複数枚重ねて熱風乾燥炉内で溶剤の沸点
以上の温度fCまで徐々に昇温させて、全加温時間とし
て数時間ないし10数時間を費やして一次成形物の硬化
を進める。
このようにして得られたFAI薄板は1反9や歪みが全
くなく色調も一定で、きわめて均質なものである。また
硬化時に耐熱多孔質シートへの耐着もない。
これは、−次数形物中に残存している溶剤の除去が耐熱
多孔質シートラ通して円滑に行なわれること、そして−
次成形物の熱膨張および成形収縮には何んら支障をきた
すことなくこれを逃がし、。
反りや歪みは完全に機側されたためと考えられる因みに
、上述した一次成形物を耐熱多孔質シートを介在させる
ことなくプレスの熱板間に挾んで(熱板には離型剤吹付
け)上記昇温条件で硬化を進めたものは、得られたFA
I薄板に反りや歪みはなかったが、薄板表面に斑紋様の
じみを生ずることが多かつfc。これは溶剤の円滑な逸
散が損われ、該部分において溶材の蒸発、凝縮が繰返さ
れたためと推定される。
以下実施例について説明する N−メチル−2−ピロリドン を溶剤とした固形分38
係0PAIr7=ス會、ロールコータ−を用いて厚す0
.11−のガラス織布(日東助社製wE1oG104)
に含浸塗布したのち、熱風乾燥炉を通過させて指触乾燥
状態の樹脂加工基材を得た。
このものの成分組成は。
ガラス織布基材     60% FAI固形分   56qb N−メチル −2−−ロリドン  14係であり、濃縮
されたフェス中に占めるFAI固形分80%。溶剤20
% であった。
この樹脂加工基材を1辺が300閣の正方形に切断した
もの會4枚重ね合わせて、プレスの熱板間に挾み。
成形温度 185℃ 成形圧力 60匂/− 保持時間  15分 の条件で加熱加圧して一次成形物を得た。この工程で溶
剤はさらに除去されて、 FAI固形分88%、溶剤1
2%となった。(全体の組成は、基材32係、 PAI
固形分60%、溶剤8%) このようにして得られた一次成形物を、厚さ0.41の
アスベスト紙(十条製紙社製、商品名アスパール)1に
介して、厚さ21のアルミニウム抑圧板間に挾持し、こ
れを熱風乾燥炉内に収納して、以下の条件で硬化を進め
た。
150℃       2時間 170℃       2時間 180℃       2時間 200℃       2時間 220℃       2時間 250℃       2時間 最終処理後、室温にまで冷却し、押圧板間からPAI薄
板を取出した。
このPAI薄板を、相対向する辺の中央部で2分割し、
縦300mm (原寸)、横150■の短冊片とし9− たものを定盤の上に置いて反りを観察した。該短冊片と
定盤との間には隙間がほとんど認められず+ o、5 
關単位のスケールによる隙間の測定は不可能であった。
これに対して比較のために行なった自由状態で硬化され
たFAI薄板は、同様の試験の結果、短冊片中央部にお
いて、小さいものでも1.0〜2.501大きいもので
は6〜a5目の隙間があfi 、 FAI薄板に反シヲ
生じていることが測定された。
本発明は1以上に述べたようにきわめて簡単な方法で1
反りや歪のないFAI薄板を得ることができるという効
果がある。
特許出願人 オイレス工業株式会社 10−

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ガラス繊維、アスベスト繊維、炭素繊維、チタン
    酸カリ繊維のいずれか一種または二種以上を用いた織布
    、不織布からなる耐熱基材に、ポリアミドイミド樹脂フ
    ェスを含浸塗布し、これを溶剤の沸点以下の温度に加温
    して溶剤の大部分を除去し指触乾燥状態の樹脂加工基材
    を得、ついで該樹脂加工基材の1枚を用いるかまたは2
    板以上を重ね合わせて溶剤の沸点以下の温度に加熱加圧
    して一次成形物を得、該−次成形物を耐熱多孔質シート
    を介して抑圧板間に挟持し、全体を溶剤の沸点以上の温
    度にまで徐々に昇温させて溶剤を除去せしめるとともに
    樹脂の硬化を進めることを特徴としたポリアミドイミド
    樹脂薄板の成形方法。
  2. (2)耐熱多孔質シートが、ガラス繊維、アスベスト繊
    維、炭素繊維、チタン繊維からなる通気性を有する不織
    布または織布であることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載のポリアミドイミド樹脂薄板の成形方法。
JP57067472A 1982-04-23 1982-04-23 ポリアミドイミド樹脂薄板の成形方法 Granted JPS58185245A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019230106A1 (ja) * 2018-06-01 2019-12-05 株式会社Ihi プリプレグから繊維強化プラスチックを製造する方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019230106A1 (ja) * 2018-06-01 2019-12-05 株式会社Ihi プリプレグから繊維強化プラスチックを製造する方法
JPWO2019230106A1 (ja) * 2018-06-01 2021-06-03 株式会社Ihi プリプレグから繊維強化プラスチックを製造する方法

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