JPS5818428Y2 - 止水栓 - Google Patents
止水栓Info
- Publication number
- JPS5818428Y2 JPS5818428Y2 JP1978076168U JP7616878U JPS5818428Y2 JP S5818428 Y2 JPS5818428 Y2 JP S5818428Y2 JP 1978076168 U JP1978076168 U JP 1978076168U JP 7616878 U JP7616878 U JP 7616878U JP S5818428 Y2 JPS5818428 Y2 JP S5818428Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water stop
- main body
- wall surface
- stop valve
- ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Gasket Seals (AREA)
- Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、マンホールや洞道などの内部の壁面におい
て開口している空き管路口からの漏水防止用の止水栓に
関するものである。
て開口している空き管路口からの漏水防止用の止水栓に
関するものである。
一般に、通信ケーブル或いは電カケープル用の地下配線
管路であってケーブルの布設されていない空き管路が、
マンホールや洞道などの内部壁面において開口している
部分、特にその開口縁部が丸味を帯びている部分を管路
口額縁部というが、この額縁部にクラックなどの破損が
生じると、そこからマンホール内または洞道内へ漏水が
起きることがある。
管路であってケーブルの布設されていない空き管路が、
マンホールや洞道などの内部壁面において開口している
部分、特にその開口縁部が丸味を帯びている部分を管路
口額縁部というが、この額縁部にクラックなどの破損が
生じると、そこからマンホール内または洞道内へ漏水が
起きることがある。
従来、漏水防止のために用いられる空き管路用止水栓と
しては、単なる水栓とか、或は第1図に示す如き、縦断
面がU字形をなす、はぼコツプ状のゴム、合成樹脂など
の弾性体から戒る栓1、或は管路径より若干小さ目の円
筒形ゴムの前後に適宜な大きさの鉄板を配し、鉄板−円
筒形ゴム−鉄板の順にボルトを通したものを管路口に挿
入した後、ナツトをボルトにはめて締め付けることによ
り円筒形ゴムを軸方向に圧縮し、従って軸に直交する方
向に放射状に円筒形ゴムを膨張させて止水する栓、など
があった。
しては、単なる水栓とか、或は第1図に示す如き、縦断
面がU字形をなす、はぼコツプ状のゴム、合成樹脂など
の弾性体から戒る栓1、或は管路径より若干小さ目の円
筒形ゴムの前後に適宜な大きさの鉄板を配し、鉄板−円
筒形ゴム−鉄板の順にボルトを通したものを管路口に挿
入した後、ナツトをボルトにはめて締め付けることによ
り円筒形ゴムを軸方向に圧縮し、従って軸に直交する方
向に放射状に円筒形ゴムを膨張させて止水する栓、など
があった。
しかしながら、これらの栓は、道路の下など地中に埋設
された管路自体、或は管路と管路との継目が通行車両の
重量や振動、または地盤の沈下などの外力を受けて破損
した場合に生ずる管路内部からマンホール内または洞道
内への漏水を防止するためのものであって、管路口の額
縁部が破損した場合、例えば硬質塩化ビニル管または鋼
管などの管路材とマンホールあるいは洞道の壁面を構成
するコンクリートとの継目などが長期に渡る車両の通行
、または地盤の沈下などの外力を受けて破損しクラック
が生じた場合の漏水に対して配置されるものではなかっ
た。
された管路自体、或は管路と管路との継目が通行車両の
重量や振動、または地盤の沈下などの外力を受けて破損
した場合に生ずる管路内部からマンホール内または洞道
内への漏水を防止するためのものであって、管路口の額
縁部が破損した場合、例えば硬質塩化ビニル管または鋼
管などの管路材とマンホールあるいは洞道の壁面を構成
するコンクリートとの継目などが長期に渡る車両の通行
、または地盤の沈下などの外力を受けて破損しクラック
が生じた場合の漏水に対して配置されるものではなかっ
た。
二の考案は、上述のような従来の技術的背景にかんがみ
なされたものであり、従ってこの考案の目的は、特に管
路口額縁部の破損によるマンホール内または洞道内への
漏水防止用に適した止水栓を提供することにある。
なされたものであり、従ってこの考案の目的は、特に管
路口額縁部の破損によるマンホール内または洞道内への
漏水防止用に適した止水栓を提供することにある。
この考案の概要は次の如くである。
すなわち、この考案による止水栓は、縦断面がU字形を
なす、はぼコツプ状の弾性体のものにおいて、その開口
首部周縁に本体側部に対し鋭角をなす弾性体の鍔部を設
けて戒るもので、壁面における空き管路口に対し、底部
から挿入され、鍔部と額縁部周辺の壁面と本体側部で構
成される空間に止水材を封入して漏水防止を図るために
用いられるものである。
なす、はぼコツプ状の弾性体のものにおいて、その開口
首部周縁に本体側部に対し鋭角をなす弾性体の鍔部を設
けて戒るもので、壁面における空き管路口に対し、底部
から挿入され、鍔部と額縁部周辺の壁面と本体側部で構
成される空間に止水材を封入して漏水防止を図るために
用いられるものである。
次に図を参照してこの考案の一実施例を詳細に説明する
。
。
第2図は、この考案の一実施例の断面図を示す。
第2図において、1は縦断面がU字形をなす、はぼコツ
プ状のゴム、合成樹脂などの弾性体から成る従来の止水
栓であり、2は同じくゴム、合成樹脂などの弾性体から
成る輪状の鍔である。
プ状のゴム、合成樹脂などの弾性体から成る従来の止水
栓であり、2は同じくゴム、合成樹脂などの弾性体から
成る輪状の鍔である。
この考案による止水栓は、従来の止水栓1において、そ
の首部に、図示の如く輪状の鍔2を嵌め込んだものであ
り、嵌め込んだ状態において、鍔2と止水栓1の側部と
は鋭角αをなすようになっている。
の首部に、図示の如く輪状の鍔2を嵌め込んだものであ
り、嵌め込んだ状態において、鍔2と止水栓1の側部と
は鋭角αをなすようになっている。
第3図は、第2図で示したこの考案の鍔付き止水栓を適
用して、管路口額縁部の止水をおこなう状況を示すため
の断面図であって、3は管路、4は水硬性ポリウレタン
止水材、5はマンホールまたは洞道の壁面、6は管路口
額縁部に発生したクラックである。
用して、管路口額縁部の止水をおこなう状況を示すため
の断面図であって、3は管路、4は水硬性ポリウレタン
止水材、5はマンホールまたは洞道の壁面、6は管路口
額縁部に発生したクラックである。
管路口額縁部に発生したクラック6からの漏水を防止す
るに際し、まず輪状の鍔2を嵌め込んだ止水栓1を輪状
の鍔2の先端が壁面5に押しつけられるまで管路3の内
部に挿入または打ち込んで固定する。
るに際し、まず輪状の鍔2を嵌め込んだ止水栓1を輪状
の鍔2の先端が壁面5に押しつけられるまで管路3の内
部に挿入または打ち込んで固定する。
次に輪状の鍔2と壁面5との間にドライバー等を挿入し
、輪状の鍔2を手前に反転させ、水硬性ポリウレタン原
液を可撓性ポリウレタンフォームに含浸して成る止水材
4を止水栓1の胴体側部の周囲に巻き付けた後、反転さ
せておいた輪状の鍔2を元にもどす。
、輪状の鍔2を手前に反転させ、水硬性ポリウレタン原
液を可撓性ポリウレタンフォームに含浸して成る止水材
4を止水栓1の胴体側部の周囲に巻き付けた後、反転さ
せておいた輪状の鍔2を元にもどす。
止水材4は、止水栓1、輪状の鍔2および壁面5とより
構成される断面が略三角形を形成する拘束された空間内
で、管路口額縁部に発生したクラック6から漏水する水
により発泡し硬化する。
構成される断面が略三角形を形成する拘束された空間内
で、管路口額縁部に発生したクラック6から漏水する水
により発泡し硬化する。
なお使用する止水材としては、水硬性ポリウレタン原液
を可撓性ポリウレタンフォームに含浸したものに限定さ
れるものではなく、水硬性ポリウレタン原液、2液型の
ポリウレタンなど液状のものであってもよく、このよう
な液状のものでも、止水栓1、輪状の鍔2および壁面5
とで構成される空間部に注入することにより止水効果を
発揮させることが出来る。
を可撓性ポリウレタンフォームに含浸したものに限定さ
れるものではなく、水硬性ポリウレタン原液、2液型の
ポリウレタンなど液状のものであってもよく、このよう
な液状のものでも、止水栓1、輪状の鍔2および壁面5
とで構成される空間部に注入することにより止水効果を
発揮させることが出来る。
輪状の鍔2は、前述した如く反転させて使うものであり
、かつ止水材4の発泡を壁面5に強く押し付けて拘束す
る役目を果たすものであるから、耐久性も考慮して、弾
性を有する素材、例えば天然ゴム、合成ゴムなどのゴム
加硫物、或はウレタンゴム、EvA、ナイロン、ポリエ
ステルなどの合成樹脂で構成されるのがよい。
、かつ止水材4の発泡を壁面5に強く押し付けて拘束す
る役目を果たすものであるから、耐久性も考慮して、弾
性を有する素材、例えば天然ゴム、合成ゴムなどのゴム
加硫物、或はウレタンゴム、EvA、ナイロン、ポリエ
ステルなどの合成樹脂で構成されるのがよい。
また輪状の鍔2が止水栓1に配設される角度(α)は、
止水材4を押さえる必要上、鋭角をなすことが必要であ
り、好ましくは30〜60°である。
止水材4を押さえる必要上、鋭角をなすことが必要であ
り、好ましくは30〜60°である。
第4図はこの考案の他の実施例であって、第2図におけ
る止水栓1と輪状の鍔2とを一体的に成形したものであ
る。
る止水栓1と輪状の鍔2とを一体的に成形したものであ
る。
使用の態様は、第2図の実施例と全く同じであるから、
これ以上、説明の必要はないと思われる。
これ以上、説明の必要はないと思われる。
以上、説明したとおりであるから、この考案による止水
栓は、管路自体からの漏水防止に役立つことはもとより
、管路日額縁部破損による漏水の防止に対しても特に有
効であるという利点がある。
栓は、管路自体からの漏水防止に役立つことはもとより
、管路日額縁部破損による漏水の防止に対しても特に有
効であるという利点がある。
第1図は、従来の止水栓の断面図、第2図はこの考案の
1実施例の断面図(嵌め込み式)、第3図はこの考案を
適用した止水工法を説明するための断面図、第4図はこ
の考案の他の実施例の断面図(一体成形)である。 図において、1・・・・・・従来の止水栓、2・・・・
・・輪状の鍔、3・・・・・・管路、4・・・・・・水
硬性ポリウレタン止水材、5・・・・・・マンホールあ
るいは洞道の壁面、6・・・・・・管路口額縁部のクラ
ック。
1実施例の断面図(嵌め込み式)、第3図はこの考案を
適用した止水工法を説明するための断面図、第4図はこ
の考案の他の実施例の断面図(一体成形)である。 図において、1・・・・・・従来の止水栓、2・・・・
・・輪状の鍔、3・・・・・・管路、4・・・・・・水
硬性ポリウレタン止水材、5・・・・・・マンホールあ
るいは洞道の壁面、6・・・・・・管路口額縁部のクラ
ック。
Claims (1)
- マンホールや洞道等の壁面に開口したケーブル布設用空
き管路の開口端より挿入される一端が閉じた略円管状を
なす弾性体からなる本体と、該本体の開口首部周縁に、
前記本体側面に対し常時は鋭角をなして取り付けられ、
該鋭角をなす空間に止水材を注入する際は前記周縁を固
定部として外側に反転可能であり、且つ前記本体が前記
開口端より挿入されたときは前記壁面にその周縁端部が
密着し得る鍔部とからなり、該鍔部と前記壁面と前記本
体側面とで形成される略リング状空間に、前記止水材を
充填してなることを特徴とする止水栓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978076168U JPS5818428Y2 (ja) | 1978-06-06 | 1978-06-06 | 止水栓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978076168U JPS5818428Y2 (ja) | 1978-06-06 | 1978-06-06 | 止水栓 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54177596U JPS54177596U (ja) | 1979-12-14 |
JPS5818428Y2 true JPS5818428Y2 (ja) | 1983-04-14 |
Family
ID=28991205
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978076168U Expired JPS5818428Y2 (ja) | 1978-06-06 | 1978-06-06 | 止水栓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5818428Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4321895Y1 (ja) * | 1966-07-18 | 1968-09-14 |
-
1978
- 1978-06-06 JP JP1978076168U patent/JPS5818428Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4321895Y1 (ja) * | 1966-07-18 | 1968-09-14 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54177596U (ja) | 1979-12-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6581940B2 (en) | Concrete manhole connector gasket | |
KR100696318B1 (ko) | 관로구용 연결관 결속장치 | |
US4342462A (en) | Adjustable seal member for conduit to manhole junction | |
US3015510A (en) | Pipe sealing gasket | |
JP2002369324A (ja) | ハンドホール継手 | |
JPS5818428Y2 (ja) | 止水栓 | |
JP2010236303A (ja) | マンホールと更生管との接続構造およびその接続方法 | |
KR200279518Y1 (ko) | 통신 및 전력 케이블 배선용 관의 방수장치 | |
JPH06113438A (ja) | ケーブル等の管路の止水方法と構造 | |
JP2002167738A (ja) | 水門坑口周縁部免震止水工法及びその構造 | |
JPS6135830Y2 (ja) | ||
KR102203393B1 (ko) | 파이프 연결구 | |
JP3442246B2 (ja) | 管継手 | |
KR200412485Y1 (ko) | 맨홀과 접속관의 연결구조 | |
CN221221739U (zh) | 管道穿墙处的防渗水结构 | |
JP2546396Y2 (ja) | マンホールの管接合部構造 | |
JPH084950A (ja) | コンクリート構造物と埋設管との接続構造 | |
JPH083464Y2 (ja) | 地中埋設用ボックス体 | |
JPS6245867Y2 (ja) | ||
JPH0545070Y2 (ja) | ||
JPS624638Y2 (ja) | ||
JP3049017B2 (ja) | 地中箱と地中埋設管との接続構造 | |
JPH083813Y2 (ja) | 地中埋設用ボックス体の止水継手 | |
JPH06330552A (ja) | 漏水防止装置 | |
JPH06280473A (ja) | 管推進工坑口における止水工法 |