JPS58183539A - 用紙搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はファクシミリ、プリンタ、複写機等における用
紙搬送装置に関する。

このような用紙搬送装置としては、原稿あるいは所定の
サイズに裁断された記録紙を用紙１〜レイにセットし、
これから１枚づつ送り出すようにしたものがある。

従来のこのような装置は、−例として第１図に示すよう
に構成されている。この装置では、用紙トレイ１の一端
と近接して、これから送り出される用紙２を搬送するた
めのガイド板３が設けられている。用紙トレイ１の途中
には補助ローラ４が設けられている。補助ローラ４と対
向する箇所には、これに用紙をバネの力により押し付番
プる用紙押えレバー５が設けられている。用紙トレイ１
とガイド板３の間には送り出しローラ（送り出し部材）
７が設けられている。送り出しローラ７と対向する箇所
には、これに対し接離自在に返送ロー５８が設けられて
いる。返送ローラ８にはアイドラローラ９が圧接されて
いる。ガイド板３の途中には搬送ローラ１０が設けられ
ている。搬送ローラ１０と対向する箇所には、これに用
紙を圧接させるためのピンチローラ１１が設けられてい
る。

この装置の用紙トレイ１に用紙２がセットされ、用紙送
り出し指示用の図示しないスタートボタン・が押される
と、同じく図示しない駆動源が駆動を開始する。すると
同じく図示しない伝達手段を介して、補助ローラ４、送
り出しローラ７、アイドラローラ９および搬送ローラ１
ｏがそれぞれ矢印方向に回転される。同時に返送ローラ
８が矢印方向に回転されると共に、接線方向への接触摩
擦力Ｆを受けて送り出しローラ７に圧接される。またピ
ンチローラ１１が矢印方向に回転される。補助ローラ４
は、接触摩擦ノ〕により最下層の用紙２を矢印六方向に
送り、送り出しローラ７と返送ローラ８の間に進入させ
る。進入した用紙２は、送り出しローラ７によって送り
出され、ガイド板３を介して搬送ローラ１０とピンチロ
ーラ１１の間に進入される。補助ローラ４によって用紙
２が２枚以上送り出された場合には、送り出しローラ７
と逆方向に回転する返送ローラ８により、最下層の用紙
以外をここで停止させ、重送が防止される。

搬送ローラ１０とピンチローラ１１の間に進入した用紙
２は、これらによって搬送され、用紙２が原稿である場
合には読取部に、記録紙である場合には記録部に送られ
る。

このような装置では、用紙２の重送を防止すると共に送
り出しローラ７による送り出しに対し過負荷とならない
ようにするために、返送ローラ８を送り出しローラ７に
対し接離自在に設け、アイドラローラ９による接触摩擦
力Ｆを受（プて圧接されるようにしている。このため返
送ローラ８に対しアイドラローラ９を用紙搬出側に設け
な（プればならない。従ってその分だけ搬送ローラ１０
およびピンチローラ１１を送り出しローラ７から離間さ
せなければならず、装置が大型化するという欠点があっ
た。

本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、装置
の小型化を図ることのできる用紙搬送装置を提供するこ
とを目的とする。

本発明では、返送ローラを回転させると共に送り出し部
材（送り出しローラ）に圧接させるための機構を返送ロ
ーラに対し用紙搬入側に設け、前記した目的を達成する
。

以下実施例につき本発明の詳細な説明する。

第２図は用紙搬送装置の概略側面を表わしたも３− のである。この図において、第１図と同一名称部分には
同一符号を付し、その一部の説明を省略する。

この装置では、返送０−ラ８の用紙搬入側において用紙
トレイ１の上方に、返送ローラ回転機構２１が設けられ
ている。返送ローラ回転機４Ｍ２１は、同一軸に設けら
れた一対のプーリ２２．２３を有するが、その詳細につ
いては後述する。一方のプーリ２２と搬送ローラ１０の
軸に設けられたプーリ２４の間には、歯付ベルト２５が
設けられている。搬送ローラ１０の軸に設けられたもう
１つのプーリ２６とステップモータ２７の出力軸に設け
られたプーリ２８の間にも、歯付ベルト２９が設けられ
ている。ステップモータ２７の出力軸に設けられたもう
１つのプーリ３０と送り出しロー５７の軸に設けられた
プーリ３１の間にも、歯付ベルト３２が設けられている
。送り出しローラ７の軸に設けられたもう１つのプーリ
３３と補助ローラ４の軸に設けられたプーリ３４の間に
は、丸ベルト３５が設けられている。

４− ステップモータ２７が駆動されその出力軸が矢印方向に
回転すると、歯付ベルト２９等を介して搬送ローラ１０
が矢印方向に回転されると共にピンチローラ１１が矢印
方向に回転され、ざらに歯付ベルト２５等を介してプー
リ２２．２３が矢印方向に回転される。また歯付ベルト
３２等を介して送り出しローラ７が矢印方向に回転され
、さらに丸ベルト３５等を介して補助ローラ４が矢印方
向に回転される。搬送ローラ１０と送り出しローラ７の
周速比は、用紙２の搬送をスムーズにするために、約１
対１．１程度とされている。送り出しローラ７と補助ロ
ーラ４の周速比は、用紙２の送り出しをスムーズにする
ために、はぼ同程度とされている。

第３図および第４図は返送ローラ回転機構２１と返送ロ
ーラ８等の関係を表わしたもので、第３図は側面図を表
わし、第４図は平面図を表わしたものである。返送ロー
ラ回転機構２１は軸４１を有する。軸４１は図示しない
フレームに回転自在に取り付けられている。軸４１の一
端には図示していないが前記一方のプーリ２２が取すイ
」けられ、またそのほぼ中央部には他方のプーリ２３が
矢印Ｂ、Ｃ方向に摺動自在に取り句けられている。プー
リ２３の両側において軸４１の所定箇所にはステンレス
製のストッパカラー４２．４３がそれぞれ設Ｃプられて
いる。プーリ２３と一方のストッパカラー４２の間には
、４フツ素樹脂製のクラッチ板４４が矢印Ｂ、Ｃ方向に
摺動自在に設けられている。クラッチ板４４は、単なる
リング状のものでもよいが、クラッチ作用を十分に果た
さなくなった場合にその交換を容易にするために第５図
に示づように切り込み４５が形成されたものからなって
いる。プーリ２３と他方のストッパカラー４３の間には
コイルバネ４６が設けられている。

コイルバネ４６の力によりプーリ２３およびクラッチ板
４４は矢印Ｂ方向に付勢され、通常一方のストッパカラ
ー４２に圧接させられている。

軸４１には口字状の支持板４７の両側片がベアリング（
図示せず）を介して揺動自在に取り付けられている。支
持板４７の両側片には、軸４１と平行して軸４８が回転
自在に取り付（プられている。

軸４８の中央部には返送ローラ８が設けられている。ま
た軸４８のプーリ２３と対向する箇所にはプーリ４９が
設けられており、これらプーリ２３．４９間には歯付ベ
ル１〜５０　ｈ＜設けられている。支持板４７の両側片
には、ビン５１を介してアーム５２が揺動自在に取り付
けられている。アーム５２の先端部にはビン５３を介し
て用紙ガイド５４が揺動自在に取り付けられている。用
紙ガイド５４の一端は、用紙２の送り込みを容易にする
ために適宜に湾曲されている。またその他端には、返送
ローラ８を送り出しローラ７に圧接さぜるための切欠部
５５が形成されている。支持板４７の中間片にはウェイ
ト５６がねじ５７によって取り付【プられている。

この装置では、返送ローラ８は、支持板４７およびウェ
イト５６等と共に自重により軸４１を支点として下方に
回動し、送り出しローラ７に圧接されるようになってい
る。また用紙ガイド５４は、ビン５１を支点として揺動
自在であるアーム５２−／− の先端にあるビン５３を支点として揺動自在であること
により、用紙トレイ１の上面に沿わされ、その一端部で
用紙２を補助ローラ４に押し付けるようになっている。

また用紙ガイド５４の用紙搬送方向長さは比較的長くな
っており、これにより用紙２がカールしている場合には
それを矯正しうるようになっている。

この装置の用紙トレイ１に用紙２がセットされ、用紙送
り出し指示用の図示しないスタートボタンが押されると
、ステップモータ２７が駆動を開始する。すると補助ロ
ーラ４、送り出しローラ７、搬送ローラ１０．ピンチロ
ーラ１１およびプーリ２２がそれぞれ矢印方向に回転さ
れる。プーリ２２の回転力は、軸４１、ストッパカラー
４２、クラッチ板４３、プーリ２３、歯付ベルト５０、
プーリ４９および軸４８を介して返送ロー５８に伝達さ
れ、これを矢印方向つまり送り出しローラ７とは逆方向
に回転させる。このとき返送ローラ８は、回転モーメン
トＦおよびウェイト５６の重さ等の作用により、送り出
しローラ７に圧接され８− る。この圧接力は、ウェイト５６の重さを変えることに
より調整される。回転モーメントＦのみで必要な圧接力
を得ることができれば、ウェイト５６はなくてもよい。

なお、返送ローラ回転機構２１を設けずに、プーリ２６
と４９の間に歯付ベルトを設けた場合には、返送ローラ
８は送り出しローラ７から離間する方向の回転モーメン
トを受けるので、望ましくない。

コイルバネ４６の強さとウェイト５６の重さは次に述べ
るような条件を満たすことができるように設定されてい
る。すなわち第１に、用紙２が１枚だけ返送ローラ８と
送り出しローラ７の間に進入された場合には、返送ロー
ラ８と用紙２の間の摩擦抵抗がクラッチ板４４とストッ
パカラー４２の間のそれよりも大きいことにより、後者
でスリップが生じ、返送ローラ８は送り出し日−ラ７の
回転に追従して同方向に回転させられることである。第
２に、用紙２が２枚以上進入された場合には、返送ロー
ラ８と用紙２の間の摩擦抵抗が用紙２相互間のそれより
も大きいことにより、返送口−ラ８が送り出しローラ７
とは逆方向に回転され、重送が防止されることである。

第３に、２枚以上の用紙２が返送ローラ８と送り出しロ
ーラ７の間にセットされた場合には、返送ローラ８を静
止させるかあるいは送り出しローラ７とは逆方向に僅か
に回転させることである。

次に、この装置をファクシミリ送信装置における原稿搬
送装置に適用した場合を例にとり説明する。

最下層の原稿（用紙）２の後端が補助ローラ４から離れ
ると、これを図示しないセンサが検出する。すると送り
出しローラ７の軸に設けられた切換クラッチ（図示せず
）が切れ、ステップモータ２７の駆動力はプーリ３１に
伝達されるもプーリ３３および送り出しローラ７には伝
達されなくなる。従って補助ローラ４は停止し、次の原
稿２の送り待ちの状態となる。送り出しローラ７の軸に
は、逆方向に回転しないように一方向クラッチ（図示せ
ず）が設けられている。また送り出しローラ７にも一方
向クラッチ（図示せず）が設けられている。このため原
稿２は搬送ローラ１０とピンチローラ１１によって引っ
張られ、これに追従して送り出しローラ７が矢印方向に
回転され原稿２の送り出しが完全に行われる。原稿２が
ファクシミリ送信装置の読取部に送られ読み取りが終了
すると、この終了信号により前記切換クラッチが接続状
態に切り換わる。するとステップモータ２７の駆動力が
補助ローラ４および送り出しローラ７に伝達され、次の
原稿２の送り出しが開始される。セットされた原稿２の
読み取りがすべて終了すると、この終了信号によりステ
ップモータ２７が停止される。原Ｍ２が小さかったりあ
るいは薄いものである場合に使用されるキャリアシート
のようなフィルム類でも重送を防止してスムーズに搬送
することができる。

なお上記実施例では返送ローラ８を軸４１を支点として
自由に揺動できるようにしているが、返送ローラ８が送
り出しローラ７から例えば１璽■程度しか離間すること
ができないように、支持板４７の揺動を規制するストッ
パを設けてもよい。

１１− このようにすれば、特にこしの強い用紙２を多数枚セッ
トする場合にこれらが返送ローラ８と送り出しローラ７
の間に進入するのを防止することができ、セットミスに
よる重送を確実に防止することができる。

また上記実施例では返送ローラ８等を１組設けているが
、２組並列して設けてもよい。このようにすれば、用紙
２をセットする場合にこれが曲がってセットされるのを
防止することができる。

さらに上記実施例では送り出しローラ７および補助ロー
ラ４を用いているが、これらの代わりにエンドレスベル
トを用いてもよい。このようにすれば、特に用紙ガイド
５４がエンドレスベルトの上面に沿うことにより、用紙
送りの信頼性が向上する。

以上説明したように、本発明によれば、返送ローう回転
機構を返送ローラに対し用紙搬入側に設けているので、
搬送ローラおよびピンチローラを送り出し部材に接近さ
せることができ、装置の小型化を図ることができる。

１２−

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の用紙搬送装置の一例を示す概略側面図、
第２図〜第５図は本発明の一実施例を示し、第２図は用
紙搬送装置の概略側面図、第３図は返送ローラとその回
転機構等の関係を示す側面図、第４図は同平面図、第５
図はクラッチ板を示す図である。 １・・・・・・用紙トレイ　　　　　２・・・・・・用
紙４・・・・・・補助ローラ ７・・・・・・送り出しローラ（送り出し部材）８・・
・・・・返送ローラ　　　　１０・・・・・・搬送ロー
ラ１１・・・・・・ピンチローラ ２１・・・・・・返送ローラ回転機構 ２２．２３．４９・・・・・・プーリ ５０・・・・・・歯付ベルト 出　　願　　人 富士ゼロックス株式会社 代　　理　　人 弁理士　　山　　内　　梅　　雄

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 用紙トレイから用紙を送り出す送り出し部材と、送り出
   し部材と対向して接離自在に設けられこれと逆方向に回
   転して用紙の重送を防止する返送ローラと、送り出し部
   材の用紙搬出側に設けられこれから送り出された用紙を
   搬送する搬送ローラと、搬送ローラと対向して設けられ
   これに用紙を押し付けるピンチローラと、返送ローラの
   用紙搬入側に設けられこれを回転させると共に送り出し
   部材に圧接させる返送ローラ回転機構とを具備すること
   を特徴とする用紙搬送装置。