JPS58181962A - タイル先付工法用のタイル保持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、プレキャスト・コンクリート板製用の型枠
パネルの仕上げ面または建築現場にお（プるコンクリー
ト打設用の外枠パネルの内面に、タイルまたはタイルユ
ニットをプレセットし、コンクリート打設と同時にタイ
ルを貼設するいわゆるタイル先付工法において用いられ
るタイル保持装置に関する。

従来、タイル先付工法においては、タイルの寸法誤差を
吸収してこれを保持できるように格子状のゴム目地枡や
ゴム目地枠が用いられている。しかしこの場合、ゴム目
地Ｖ！まｉ＝はゴム目地枠の弾性限界内ではタイル寸法
誤差を吸収できてタイルを保持できるが、弾性限界を越
えた寸法誤差の場合には、タイルど目地枡または目地枠
の間に隙間が生じてタイル保持が不可能になったり、目
地枡または目地枠へのタイルの嵌込みが困難になって作
業性が悪くなったりする。

この発明は、上記のような問題を解決することを企図す
るものであって、タイルに寸法誤差があっても、型枠パ
ネルへのタイル保持を確実になし得、かつタイル貼り作
業を能率よくなし得るタイル保持装置を提供することを
目的とする。

なお、この明細書において、内外関係は第２３− 図を基準とし、同図における型枠パネルよりタイル側の
方向すなわち同図の右方向を内方と称し、逆方向を外方
と称することとする。

この発明によるタイル保持装置は、型枠パネルの内面に
所要間隔おきに並列に取付けられる帯状の複数の芯材と
、 芯材に型枠パネルとの間に小間隙を生じるＪ：うに取付
りられる取付は溝部を有する弾性材製の複数の長目地材
と、 隣合う長目地材にわたってタイルを挾むように配され、
かつ内外方向に貫通孔を有する弾性材製の複数の短目地
材と、 短目地材と型枠パネルの間に配されて、両端部が小間隙
に嵌込まれ、かつ内方間口状の嵌合孔を有する複数の保
持部材と、 貫通孔を外向きに通って、貫通端部が嵌合孔４− に密に嵌合する突枠部を有し、かつ隣合うタイルの裏面
にわたって掛かるタイル掛止片と、よりなるタイル先付
工法用のタイル保持装置である。

以下、この発明の実施例について説明する。

第１図乃至第３図において、プレキャスト・コンクリリ
ート板製作用の型枠パネル（１〉の仕上げ面には、あら
かじめ所要模様の墨出しが施されている。墨出しに従っ
て、所要板厚の複数のベニア板製または合成樹脂板製の
帯状の芯材（２）が、所要間隔おきに水平に配されて、
ビス（３）またはステラプルで取付けられている。

芯材（２）にはそれぞれ軟質ゴム製の長目地材（４）が
配されている。長目地材（４）は外方間口状の横断面口
字形の取付は溝部ｉａ）１５− ど、同溝部（４ａ）の幅中央に内方突出状に設けられた
所要突出高さの長目他用突条部（４ｂ）とよりなる。そ
して取付番プ溝部（４ａ）は、これと型枠パネル（１）
の間に小間隙（Ａ）を生じるように、芯材（２）に嵌合
され、釘（５）またはステラプルによって芯材（２）に
取（ｖｌ−＋ブられている。

隣合う長目地Ｕ（ｌにまたがって、複数の矩形タイル（
Ｔ）が、裏面を内側にして配され、各長目他用突条部（
４ｂ）に保持されている。

複数のタイル（Ｔ）の間には、隣合う長目他用突条部（
４ｂ）にわたって、軟質ゴム製の短目地材（６）が配さ
れている。短目地材（６）は、隣合う長目他用突条部（
４ｂ）の間隙に等しい長さを有する直方体である。そし
て短目地材（６〉の長さの中央には、内外方向に貫通孔
６− （７）があ（）られている。

短目地材（６〉ど型枠パネル（１）の間には前者を後者
に保持する保持部材（８）が配されている。間部月（８
）は合成樹脂製であって、平板部（８ａ）とこれの内面
に内方突出状に設（）られた所要突出高さの間隔保持用
の突出部（８ｂ）とよりなる。また保持部材（８）の長
さ中央には、内外方向に嵌合孔（９）があけられている
。そして平板部（８ａ）の両端部が、長目地材（４）の
取付は溝部（４ａ）と型枠パネル（１）の間に形成され
た小間隙（Ａ）に嵌込まれている。

短目地材（６）の各内側には、小さい平板部（１０ａ）
とこれの長さ中央に外方突出状に設りられた突棒部（１
０ｂ）とよりなる合成樹脂製のタイル掛止片（１０）が
それぞれ配されている。

　７− 突棒部（１０ｂ）は短目地材（６〉の貫通孔（７）を通
って、保持部材（８）の嵌合孔（９）に密に嵌合してい
る。また平板部（１０ａ）は短目地材（６）の両側にあ
るタイル（Ｔ）の裏面にわたって掛かつて、タイル（Ｔ
）の剥落を防止している。こうして短目地板（６）およ
びタイル（Ｔ）が、保持部材（８）およびタイル掛止片
（１０）を介して型枠パネル（１）に保持されている。

この状態で、タイル（Ｔ＞の内側にコンクリートが打設
され、養生後に説型され、この発明ににるタイル保持装
置がタイル掛止片（１０）を残してタイル貼設面力曹ろ
取外され、必要ならばタイル掛止片（１０）の突棒部（
１０１１＞の先端が除去されて、第１図に示すように、
タイル貼り壁面が仕上げられる。

なお、タイルおよび目地材の取付は順序は、限定される
ものではないが、通常、短目地材（６）と保持部材（８
）とタイル掛止片（１０）を組合ぜしておき、この組合
せ体とタイル（Ｔ）を隣合う長目地材（４）に交互に配
していくやり方がとられる。また貫通孔（７）および嵌
合孔（９）はそれぞれ短目地材（６）および保持部材（
８）の上端寄りに設けられることもある。

上記実施例は型枠パネル（１）が垂直に設けられている
場合のものであり、また長目地材（４）が型枠パネル（
１）に水平に配される場合のものであるが、この発明に
よるタイル保持装置はもらろんこの場合に限定されない
、。

目地材は、幅および／または高さの異なるものを数種用
意しておけば、タイル（Ｔ＞の寸法に応じて適宜選択す
ることにより、目地乱れの９− ６　− ない見映えのよいタイル貼り仕上げ面が形成できる。こ
の場合、目地材に幅および／または高さごとに識別用の
色分（プを施してお（プば、目地材の選択が楽になし得
て、タイル貼設の作業性がすこぶるよい。

この発明によるタイル保持装置は、以上のとおり、構成
されているので、タイル寸法誤差があっても、タイルを
型枠パネルに確実に保持することができ、コンクリート
打設の際にタイルが剥落するおそれは全くない。したが
って、タイル保持のためののりを使用する必要がなくて
、作業性がすこぶるよい。また弾性材製の長目地材は、
芯材を介して型枠パネルに取付けられるので、長目地材
を所要位置に正確にかつまっすぐに取付けることができ
る。

【図面の簡単な説明】

１０− 図面はこの発明の実施例を示すもので、第１図はタイル
貼り壁面の正面図、第２図はこの発明によるタイル保持
装置を用いて型枠パネルにタイルを保持した状態を示す
垂直断面図、第３図はタイル保持装置の分解状態を示す
斜視図である。 （１）・・・型枠パネル、（２）・・・芯材、（４）・
・・長目地材、（４ａ）・・・取付（Ｊ溝部、（６）・
・・短目地材、（７）・・・貫通孔、（８）・・・保持
部月、〈９）・・・嵌合孔、〈１０）・・・タイル掛止
片、（１０ｂ）・・・突棒部、（Ａ）・・・小間隙、（
Ｔ）・・・タイル。 以上 特許出願人　岩尾磁器工業株式会社 １１− 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 型枠パネル（１）の内面に所要間隔おきに並列に取付け
   られる帯状の複数の芯材（２）と、芯材（２）に型枠パ
   ネル（１）との間に小間隙＜Ａ＞を生じるように取付け
   られる取付は溝部（４ａ）を有する弾性材製の複数の長
   目地材（４）と、 隣合う長目地材（４）にわたってタイル（Ｔ＞を挾むよ
   うに配され、かつ内外方向に貫通孔（７）を有する弾性
   材製の複数の短目地材（６）と、 短目地材（６）と型枠パネル（１）の間に配されて、両
   端部が小間隙（Ａ）に嵌込まれ、かつ内方開口状の嵌合
   孔（９〉を有する複数の保持部材（８）と、 貫通孔（７）を外向きに通って、貫通端部が嵌合孔（９
   ）に密に嵌合する突棒部（１０ｂ）を有し、かつ隣合う
   タイル（Ｔ）の裏面にわたって掛かるタイル掛止片（１
   ０）と、 よりなるタイル先付工法用のタイル保持装置。