JPS58180340A - 蓋体の取付装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、たとえば、自動車等のグローブボックスリッ
ドのような蓋体の取付装置に関するものである。

〔発明の技術的背景〕

たとえば、矛１図に示すような自動車のインストルメン
トパネル（１）のグローブボックス（２）にリッド（３
）を取付ける場合、１つの方法として、才２図に示すよ
うに、グローブボックス（２）の開口部の内壁下部に１
対の軸支孔（４）を形成しておくとともに、矛３図に示
すように１リツド（３）をブロウ成形する際に、リッド
（３）の両端部に軸部（５）を形成し、この両方の軸部
（５）または一方の軸部（５）とリッド（３）の本体部
分との間に伸縮自在の蛇腹部（６）を形成しておき、こ
の両軸部（５）をグローブボックス（２）の両軸支孔（
４）Ｋ嵌合する方法があった。この方法によれば、両方
または一方の細部（５）が蛇腹部（６）によって伸縮す
るのでリッド（３）の取付け、取外しが容易であり、脱
着作業性の面では非常に有効であった。

〔背景技術の問題点〕

しかしながら、上述した従来の方法では、蛇腹部（６）
が軸方向と交叉する方向に曲がるので、リッド（３）の
開閉時に、蛇腹部（６）にたわみが発生し、リッド（３
）カぐらつくという問題があり、さらに、蛇腹部（６）
の伸縮効果を得るためには、蛇腹部（６）を小さくする
ことができず、軸部（５）が大きく突出するという問題
があり、実用する際には、これらの問題を解決する必要
があった。

〔発明の目的〕

本発明は、上述したような点に鑑みなされたもので、脱
着作業性が良く、しかも、使用時にぐらついたり、軸部
が大きく突出したりすることの無いグローブボックスリ
ッド等の蓋体の取付装置を提供するものである。

〔発明の概要〕

本発明の蓋体の取付装置は、ブロウ成形により形成され
かつ使用時には回動自在に軸支される蓋体において、ブ
ロウ成形する際に、エヤー吹込用のエヤーピンを、成形
される上記蓋体の回動中心軸上における少な（とも一方
の端部に配置し、上記エヤービンを抜いたあとに形成さ
れた上記蓋体端部の筒部にコイルスプリング及び軸体を
嵌合し、上記蓋体の少なくとも一端部を上記軸体により
取付対象物に軸支するようにしたもので、この構成によ
り、蓋体の少なくとも一端部の軸体が筒部から外方に伸
縮するので、着脱作業性が良く、しかも、軸体が筒部に
嵌合されているので、蓋体がぐらついたり、軸体が大き
く突出したりすることが無く、極めて有効なものである
。

〔発明の実施例〕

次に、本発明を、図面に示す実施例に基づいて、具体的
に説明する。

牙４図は、矛１図に示したようなインストルメントパネ
ル（１１のグローブボックス（２）の開口部に取付けら
れる蓋体としてのリッドＱｌ）を示すもので、ブロウ成
形により形成されている。

上記リッドαＢは、その取付時における回動中心軸上の
一端部に、後述するブロウ成形時の空気吹込用のエヤー
ピン跡の円筒状の筒部＠が形成されているとともに、上
記回動中心軸上の他端部に、円筒状の軸部０が突設され
ている。

そして、上記筒部（Ｉｚには、第５図に示すように、コ
イルスプリングα荀及び略円柱状の軸体（１５１が嵌合
されており、コイルスプリング（１４の一端部は軸体（
１５１の内側端部に形成された小径部（Ｌυに嵌着され
ているとともに、コイルスプリングＩの他端部は筒部（
１ｚの内側端部に形成された小径部ａ７）に嵌着され、
これによって、軸体ａ０は、コイルスプリング（ロ）の
付勢力により、常時はその外側端部が筒部（１２）から
突出し、この軸体Ｑ５１の外側端部が、上記軸部住Ｊと
ともに、矛２図に示したような取付対象物とじてのグロ
ーブボックス（２）の軸支孔（４）に嵌合されてリッド
（Ｉｌｌが軸支されるようになっている。

また、上記リッドαＢはブロウ成形によって形成される
が、同時に、筒部ａｚも軸部Ｑ３）とともに形成される
ようになっている。

すなわち、オ６図に示すように、ブロウ成形は、マンド
レルｃ！９とダイス（２つの間から略円筒状のパリソン
（ハ）を吐出し、このパリソン（２３を金型Ｑ４（ハ）
で囲み、マンドレル（２Ｉ）に固定したエヤーピンＱ６
ｊから金Ｗ　Ｑ４）（ハ）内のパリソン圀）の内部に空
気を吹込むことにより、パリソン（ハ）を金ｍｒ：ａ４
）（ハ）に押しつけるものであるが、上記筒部α２は、
エヤーピン（至）を筒部α２の内部空間と同形状にする
とともに、この部分の金型（２４１（２５）の形状を筒
部Ｑ′！Ｊの外部形状と同形状にすることにより、金型
Ｃ２４１ｆｉ　＆閉じた際に金型（２４１（ハ）とエヤ
ーピン（イ）との間に形成され、また、上記軸部０は図
示しないが空気の吸込みにより金型Ｃ２４１（ハ）で形
成される。なお、矛６図に示したものは、マンドレルＣ
２１）ＫエヤービンＱＯが固定されたものであるが、こ
の他にも慣用手法として用いられる下吹込みによっても
形成できる。

そうして、このようにして形成したリッド０１の筒部α
２にスプリングＩ及び軸体Ｑ９を挿入すると、スプリン
グＩが筒部α２の小径部（Ｉη及び軸体０■の小径部Ｃ
１６）に嵌着し、スプリング（１４）及び軸体０りがリ
ッドαＪの筒部Ｑ２から離脱することがなく、また、リ
ッドＱｌ）を才２図に示したようなグローブボックス（
２）に取付ける際には、リッド圓の軸部０を対応する軸
支孔（４）に嵌合したあと、リッドＩに組込まれた軸体
αりを筒部σ２内に押し込み、この状態で軸体０９をグ
ローブボックス（２）の側壁に当接して対応する軸支孔
（４）に向って摺動させ、軸体Ｑ５１を軸支孔（４）と
一致させると、軸体Ｑ５）の先端部がスプリングａ４の
付勢力により軸支孔（４）に嵌合し、リッド（１Ｂが軸
部０３１及び軸体ａりを介してグローブボックス（２）
の両軸支孔（４）に回動自在に軸支される。

なお、実施に際しては、上述した実施例に限定されるも
のではなく、たとえば、矛７図及び矛８図に示すようＫ
、軸体（１５ｃＬ）の中間部外周に、グローブボックス
（２）の軸支孔（４）の周縁部に当接係止される７ラン
ジ状部Ｃ（１）を設け【もよく、さらに、このフランジ
状部Ｃ１１ｌの軸支孔（４）側の面にドライバーなどと
係合できる凹部（至）を設け、これによって、υツドａ
Ｂをグローブボックス（２）から取外す際に、ドライバ
ーなどを凹部Ｇ２に係合して軸体（１５ａ）を軸支孔（
４）から容易に取外しできるようにしてもよい。

また、リッド（Ｉｌｌのブロウ成形に際して、エヤーピ
ン（２０を複数用いる場合には、上記筒部住ｚの他に、
軸部０３の部分にも軸部０に代えて筒部を形成し、この
筒部にコイルスプリング及び軸体を嵌合するようにして
もよい。

なお、筒部は円筒でなく、角筒であっても実用上差しつ
かえない。この場合は、断面角型のエヤーピンを使用す
る。

〔発明の効果〕

上述したように、本発明によれば、蓋体をブロウ成形す
る際にエヤーピンによって形成される筒部に、スプリン
グ及び軸体を嵌合し、この軸体によって蓋体な取付対象
物に軸支するようにしだので、脱着作業性が良く、しか
も、筒部はエヤーピンと金型とでプレスされるため一般
部分より精度良く形成でき、軸体を確実に支持してガタ
つくこともなく、その上、軸体は筒部内に押し込むこと
ができ、必要部分だけを蓋体から突出でき、取付後の剛
性も十分に保持することができる。

【図面の簡単な説明】

才１図は自動車のインストルメントパネルを示す斜視図
、才２図はそのグローブボックス部分の拡大図、牙３図
はグローブボックスに取付けるリッドの従来例を示す斜
視図、牙４図は本発明の一実施例を示すリッドの斜視図
、第５図はその要部の断面図、第６図はその成形方法の
説明図、矛７図は本発明の変形例を示すリッドの要部断
面図、オ・８図はその要部斜視図である。 （２）・・取付対象物としてのグローブボックス、（１
１）・・蓋体としてのリッド、０ｚ・・筒部、０４１・
・コイルスプリング、α５［・魯軸体、（イ）Φ・エヤ
ービン、（１５ａ）　−−軸体。 第６記

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ｆｉｌ　　ブロウ成形により形成されかつ使用時には回
   動自在に軸支される蓋体において、 ブロウ成形する際に、エヤー吹込用のエヤーピンを、成
   形される上記蓋体の回動中心軸上における少なくとも一
   方の端部に配置し、上記エヤービンを抜いたあとに形成
   された上記蓋体端部の筒部にコイルスプリング及び軸体
   を嵌合し、上記蓋体の少なくとも一端部を上記軸体によ
   り取付対象物に軸支するようにしたことを特徴とする蓋
   体の取付装置。 （２）上記コイルスプリングは、その一端部が上記軸体
   の内側端部に嵌着するとともに、その他端部が上記筒部
   の内側端部に嵌着したことを特徴とする特許請求の範囲
   牙１項記載の蓋体の取付装置。