JPS5817657B2 - 排気ガスの浄化に用いる触媒 - Google Patents
排気ガスの浄化に用いる触媒Info
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- JPS5817657B2 JPS5817657B2 JP55138796A JP13879680A JPS5817657B2 JP S5817657 B2 JPS5817657 B2 JP S5817657B2 JP 55138796 A JP55138796 A JP 55138796A JP 13879680 A JP13879680 A JP 13879680A JP S5817657 B2 JPS5817657 B2 JP S5817657B2
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- catalyst
- exhaust gas
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- metal
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、内熱機関排気ガスもしくは工業炉などからの
排ガス(以下単に排気ガスという)に含くまれている有
害ガスを接触的に変換させて無害化するための排気ガス
の浄化に用いる酸化用触媒に関する。
排ガス(以下単に排気ガスという)に含くまれている有
害ガスを接触的に変換させて無害化するための排気ガス
の浄化に用いる酸化用触媒に関する。
近年排気ガスに含有されている有害ガス、例えば一酸化
炭素、窒素酸化物および炭化水素を接触的に変換させて
無害化するための触媒が数多く提案されている。
炭素、窒素酸化物および炭化水素を接触的に変換させて
無害化するための触媒が数多く提案されている。
提案されている触媒で用いられている担体としては、ア
ルミナ、シリカ、マグネシア、チタニアそれにジルコニ
ア等の酸化物の1種以上を配合したセラミック材料をペ
レット状またはハニカム状に成形して乾燥したものを1
000℃以上の高温で長時間焼結することによって得ら
れる多孔質セラミックス、あるいはステンレス・スチー
ル、高ニツケル−クロム合金、アルミニウムークロム−
鉄合金等の金属を素材とし、これをマット状に圧宿成形
するか、もしくはこれを粉末とした後フィルター状に圧
縮成形したものが提案されている。
ルミナ、シリカ、マグネシア、チタニアそれにジルコニ
ア等の酸化物の1種以上を配合したセラミック材料をペ
レット状またはハニカム状に成形して乾燥したものを1
000℃以上の高温で長時間焼結することによって得ら
れる多孔質セラミックス、あるいはステンレス・スチー
ル、高ニツケル−クロム合金、アルミニウムークロム−
鉄合金等の金属を素材とし、これをマット状に圧宿成形
するか、もしくはこれを粉末とした後フィルター状に圧
縮成形したものが提案されている。
しかし、これらの触媒担体のうち、多孔質セラミックス
担体は機械的振動衝撃および熱衝撃に弱く、使用中に粉
化して通気抵抗が増大すると共に、粉化したセラミック
スが排気ガスと共に放出されるため2次公害の恐れがあ
り、またこのセラミックスは温度が750℃以上になる
と再焼結して触媒性能が低下するため触媒担体としての
性能が著るしく損われるようになる。
担体は機械的振動衝撃および熱衝撃に弱く、使用中に粉
化して通気抵抗が増大すると共に、粉化したセラミック
スが排気ガスと共に放出されるため2次公害の恐れがあ
り、またこのセラミックスは温度が750℃以上になる
と再焼結して触媒性能が低下するため触媒担体としての
性能が著るしく損われるようになる。
加えて、このセラミックス担体は加工性が悪いので特定
の形状、例えばハニカム形状体に成形するためには非常
に複雑な工程を必要とする欠点を有する。
の形状、例えばハニカム形状体に成形するためには非常
に複雑な工程を必要とする欠点を有する。
一方、上述したような金属素材からなる担体は、その金
属表面が疎水性であるため、該担体に触媒成分を均一に
分散担持させることが困難である。
属表面が疎水性であるため、該担体に触媒成分を均一に
分散担持させることが困難である。
すなわち、触媒としての金属の塩溶液を担体表面に付着
させる際撥水するため金属の担体表面への相持ができに
<<、従って、このような担体に触媒金属を付着させる
には、例えば電気メツキ手法のような煩雑な操作を用い
なければならない。
させる際撥水するため金属の担体表面への相持ができに
<<、従って、このような担体に触媒金属を付着させる
には、例えば電気メツキ手法のような煩雑な操作を用い
なければならない。
また、このような金属から成る担体を用いた触媒は、例
えば粉末金属を焼結して用いるので一般に通気抵抗が高
く、そのために自動車の排気ガス浄化用の触媒としては
使用が困難である等の欠点を有する。
えば粉末金属を焼結して用いるので一般に通気抵抗が高
く、そのために自動車の排気ガス浄化用の触媒としては
使用が困難である等の欠点を有する。
本発明は、上述したような従来の触媒における諸欠点を
排除して良好な耐振動性および耐衝撃性を有し、かつ加
工性に富む触媒を提供することを目的としたものである
。
排除して良好な耐振動性および耐衝撃性を有し、かつ加
工性に富む触媒を提供することを目的としたものである
。
本発明は、ニッケルもしくはニッケルを40%以上含有
する基材(以下Ni系基材という)の表面部にアルミニ
ウム(A7)、チタニウム(’rt)ジルコニウム(Z
r )もしくはハフニウム(Hf )(以下これらを総
称してA7などという)の中から選択された少くとも1
種と該基材のニッケルとからなる合金を粗面層として形
成させたものを触媒担体とし、次に該担体に周期律表の
白金属金属の少くとも1種を担持させたことを特徴とす
る排気ガス酸化用触媒である。
する基材(以下Ni系基材という)の表面部にアルミニ
ウム(A7)、チタニウム(’rt)ジルコニウム(Z
r )もしくはハフニウム(Hf )(以下これらを総
称してA7などという)の中から選択された少くとも1
種と該基材のニッケルとからなる合金を粗面層として形
成させたものを触媒担体とし、次に該担体に周期律表の
白金属金属の少くとも1種を担持させたことを特徴とす
る排気ガス酸化用触媒である。
より詳しくは、Ni系基材の表面にA7などの中から選
択される1種もしくは1種以上を主体とする金属を付着
させ、約600°C〜1450℃の温度で熱処理するこ
とにより、該基材の表面にAl、Ti、Zr、Hfの少
くとも1種とNiとからなる合金の粗面層を形成させた
ものを触媒担体とし、該担体に白金属元素のうちから選
ばれる少くとも1種の金属たとえばパラジウム、白金金
属を担持させて触媒としたものである。
択される1種もしくは1種以上を主体とする金属を付着
させ、約600°C〜1450℃の温度で熱処理するこ
とにより、該基材の表面にAl、Ti、Zr、Hfの少
くとも1種とNiとからなる合金の粗面層を形成させた
ものを触媒担体とし、該担体に白金属元素のうちから選
ばれる少くとも1種の金属たとえばパラジウム、白金金
属を担持させて触媒としたものである。
以下本発明の構成について詳述する。
本発明で用いるNi系基材としては、純ニッケル、ニッ
ケル銅合金、ニッケル鉄合金が使用される。
ケル銅合金、ニッケル鉄合金が使用される。
これらの基材は、板状、線状およびこれらの形状を組み
合わせた形態で用いられる。
合わせた形態で用いられる。
Ni系基材は、AIなどのいずれかとの間で、均質な粗
面層を有する合金を形成させる点および必要な熱的、機
械的強度を維持させる点から、ニッケルを40%以上含
有するものが好ましい。
面層を有する合金を形成させる点および必要な熱的、機
械的強度を維持させる点から、ニッケルを40%以上含
有するものが好ましい。
ニッケル銅合金としてモネル■が例示され、Ni分が4
0%以上のものが、耐食性良くしかも触媒担体としての
粗なる合金層形成上好ましい。
0%以上のものが、耐食性良くしかも触媒担体としての
粗なる合金層形成上好ましい。
また、ニッケル鉄合金として、インコネノー火登録商標
)、ハステロイ咳登録商標)、パーマロイ■が使用され
る。
)、ハステロイ咳登録商標)、パーマロイ■が使用され
る。
これらは腐食環境で用いられる触媒の担体用基材として
、特に好適である。
、特に好適である。
上記基材表面に合金粗面層を形成させるには、上記基材
の表面を公知の手法で脱脂処理し、必要に応じ脱スケー
ル処理しついで基材表面にAl。
の表面を公知の手法で脱脂処理し、必要に応じ脱スケー
ル処理しついで基材表面にAl。
Ti、Zr、Hfの少くとも1つの金属もしくはこれら
を主体とする合金を公知の手段たとえば溶射法、圧着法
、爆着法、蒸着法、電着塗装法、メッキ法、塗付法を用
いて、ニッケルとの化合物を形成に必要な量を付着させ
、これを約600°C〜1450℃の温度で加熱処理す
ることによって行われる。
を主体とする合金を公知の手段たとえば溶射法、圧着法
、爆着法、蒸着法、電着塗装法、メッキ法、塗付法を用
いて、ニッケルとの化合物を形成に必要な量を付着させ
、これを約600°C〜1450℃の温度で加熱処理す
ることによって行われる。
600℃以下の温度では基材の表面に付着させた1’な
どが該基材に拡散するのに長時間を要し、また、合金層
の生成が不十分となり、所望の粗面層が形成されず、一
方1450℃を越える温度では基材を構成しているニッ
ケル分が熔融して基材としての機能を喪失するに至る。
どが該基材に拡散するのに長時間を要し、また、合金層
の生成が不十分となり、所望の粗面層が形成されず、一
方1450℃を越える温度では基材を構成しているニッ
ケル分が熔融して基材としての機能を喪失するに至る。
上記加熱温度範囲にすることにより、合金層の迅速なる
形成およびニッケルの溶融防止がはかれる。
形成およびニッケルの溶融防止がはかれる。
このように形成された合金層は、粗面を有しており、非
常に微細な気孔を有する束子地面状を呈しており保水性
となり、触媒金属の担持を容易にする。
常に微細な気孔を有する束子地面状を呈しており保水性
となり、触媒金属の担持を容易にする。
該粗面層の厚さは、基材の表面に付着させた付着金属の
量に影響される。
量に影響される。
一般には約0.001〜0.5 mm程度が好ましい。
上記の操作によって得られるTiなどとニッケルの合金
層を有する基材は担体としての機能を有する。
層を有する基材は担体としての機能を有する。
該担体の表面即ち粗面を有する合金層に触媒金属を担持
し、触媒とする。
し、触媒とする。
担持する触媒金属としては、周期律表の白金属に属する
金属が好ましい。
金属が好ましい。
本発明の排気ガス触媒の物理的形状は、それが使用され
る用途に応じた形状に加工・成型されて用いられる。
る用途に応じた形状に加工・成型されて用いられる。
一般的にいって排気ガス中の可燃性成分即ち、一酸化炭
素および炭化水素の濃度は、低く、かつガス量は大きい
ため触媒に接するガスの空間速度は著るしく大きい。
素および炭化水素の濃度は、低く、かつガス量は大きい
ため触媒に接するガスの空間速度は著るしく大きい。
このため触媒の形状は圧力損失の低減と、一方では、ガ
スとの接触面積の向上、さらには耐振動性、触媒全体に
おける均一なガス流通性、極所的な過熱防止等を考慮し
て決められるべきである。
スとの接触面積の向上、さらには耐振動性、触媒全体に
おける均一なガス流通性、極所的な過熱防止等を考慮し
て決められるべきである。
担体の表面の粗面層に触媒金属を担持させるには、スプ
レー法、塗付法、浸漬法などの公知手段が用いられる。
レー法、塗付法、浸漬法などの公知手段が用いられる。
たとえばパラジウム金属を担持させるには一定の濃度の
パラジウム化合物含有溶液を、上記方法によって付着さ
せ、500〜1500°Cの温度範囲で加熱焼成するこ
とによって為される。
パラジウム化合物含有溶液を、上記方法によって付着さ
せ、500〜1500°Cの温度範囲で加熱焼成するこ
とによって為される。
繰り返し回数により担持金属量が制御できる。
触媒金属の均一な担持および活性点の増大は、前記の担
体表面に形成された粗なる合金層と関連するため本発明
の触媒の性能は、基材、合金層形成に用いる金属および
条件ならびに、触媒金属との組合せにおいて効果的にな
される。
体表面に形成された粗なる合金層と関連するため本発明
の触媒の性能は、基材、合金層形成に用いる金属および
条件ならびに、触媒金属との組合せにおいて効果的にな
される。
以上述べた如く、本発明の触媒は、その基材の特性であ
る良好な強度、展性および延性を有しており、加工性容
易のため任意の形状に成型できる。
る良好な強度、展性および延性を有しており、加工性容
易のため任意の形状に成型できる。
一般的な使用においては、ハニカム状であるが、板条型
、網状、円筒状もしくはこれらを組合せた形状が用途に
応じて選ばれる。
、網状、円筒状もしくはこれらを組合せた形状が用途に
応じて選ばれる。
接触反応に必要な反応成分と触媒活性点との接触頻度の
増大は、粗面層形成による表面積の増大において発揮さ
れ、これには合金層が効果的な作用を行う。
増大は、粗面層形成による表面積の増大において発揮さ
れ、これには合金層が効果的な作用を行う。
しかも発生される熱を有効に分散させる基材であるため
局部的な過熱の防止がはかれ、耐久性に優れまた機械的
振動、熱衡撃、加工性にもすぐれる。
局部的な過熱の防止がはかれ、耐久性に優れまた機械的
振動、熱衡撃、加工性にもすぐれる。
さらには、熱慣性が小さいため、低温活性にすぐれ活性
発揮が短時間におこなえ、また運転停止等でガス流が無
くなった場合に速やかに冷却するという利点を有する。
発揮が短時間におこなえ、また運転停止等でガス流が無
くなった場合に速やかに冷却するという利点を有する。
本発明の触媒は、自動車火燃機関からの排気ガス、工場
からの排ガス中の一酸化炭素もしくは炭化水素の酸化除
去、さらには灯油、軽油、へ重油等を用いる家庭用、農
業用等の暖防機、または乾燥機等からの排気ガス中の可
燃性成分の除去に好ましく用いられる。
からの排ガス中の一酸化炭素もしくは炭化水素の酸化除
去、さらには灯油、軽油、へ重油等を用いる家庭用、農
業用等の暖防機、または乾燥機等からの排気ガス中の可
燃性成分の除去に好ましく用いられる。
次に本発明の実症例を例示して本発明をさらに具体的に
説明する。
説明する。
実施例 1
厚さ0.05mm1 巾75mmのニッケル条コイルを
トリクレン脱脂したのち、グリッドプラスチングしてそ
の両面を粗化し、次に直径3mrnの純アルミニウム線
を金属溶射機を用いて条の両面に厚さ0.02〜0.0
3mmのアルミニウム被膜を作り、ついでこれを予め6
50℃に保持した電熱炉に導き、1分間に0.5 mの
線速度で加熱処理したところ、ニッケル条の表面層はニ
ッケル、アルミニウムの化合物から成る気孔に富んだ粗
面層を形成し、保水性があり、白金触媒をIn当り0.
5乃至3g担持させることができた。
トリクレン脱脂したのち、グリッドプラスチングしてそ
の両面を粗化し、次に直径3mrnの純アルミニウム線
を金属溶射機を用いて条の両面に厚さ0.02〜0.0
3mmのアルミニウム被膜を作り、ついでこれを予め6
50℃に保持した電熱炉に導き、1分間に0.5 mの
線速度で加熱処理したところ、ニッケル条の表面層はニ
ッケル、アルミニウムの化合物から成る気孔に富んだ粗
面層を形成し、保水性があり、白金触媒をIn当り0.
5乃至3g担持させることができた。
このようにして得られた担体を用いて触媒を調製する方
法とその排気ガス浄化性能を以下に具体的に示す。
法とその排気ガス浄化性能を以下に具体的に示す。
上記の加熱処理で得られたニッケル・アルミニウムの合
金からなる表面層を有する平板条の担体と、これとは別
に用意した同一の平板条を山の高さ4朋、山のピッチ4
mmの波付ローラーを通過せしめて得られる波板条担体
を、白金15g、#の濃度に調製した亜硝酸アンミン白
金のアンモニア性溶液中に浸漬し、担体1m当り約0.
5 gの白金を付着させた。
金からなる表面層を有する平板条の担体と、これとは別
に用意した同一の平板条を山の高さ4朋、山のピッチ4
mmの波付ローラーを通過せしめて得られる波板条担体
を、白金15g、#の濃度に調製した亜硝酸アンミン白
金のアンモニア性溶液中に浸漬し、担体1m当り約0.
5 gの白金を付着させた。
ついで白金塩が付着したこの両相体を、予め500℃に
保持した電熱炉に導き、1分間に0.5mの線速度で通
過せしめて焼成した。
保持した電熱炉に導き、1分間に0.5mの線速度で通
過せしめて焼成した。
このようにして白金を担持した両相体即ち触媒を重ね合
せて捲込み、断面がハニカム状構造を有する直径100
mm、高さ75mmの円柱状に成形して触媒Aとした。
せて捲込み、断面がハニカム状構造を有する直径100
mm、高さ75mmの円柱状に成形して触媒Aとした。
この触媒は1個当り白金1.2gが担持されていた。
この触媒2個を直列に並べてステンレススチール製の容
器に装着し、自動車の排気系に取付けて、炭化水素と一
酸化炭素の浄化性能を測定した。
器に装着し、自動車の排気系に取付けて、炭化水素と一
酸化炭素の浄化性能を測定した。
試験はシャーシダイナモメータ−使用により、1975
年Federa l試験法(LA−4モード)によるC
VSバッグサンプリングで行ない、試験条件はエンジン
に排気量1,600CC。
年Federa l試験法(LA−4モード)によるC
VSバッグサンプリングで行ない、試験条件はエンジン
に排気量1,600CC。
トルクコンバーター付、二次空気送入ポンプ付エンジン
を、燃料には不飽和分10.9%、飽和分55.8%、
芳香族分33.3%、オクタン価(p−1)92.0の
無鉛ガソリンを、排気ガス分析計にハ東芝ペックマン製
CAREX320製分析計をそれぞれ使用した。
を、燃料には不飽和分10.9%、飽和分55.8%、
芳香族分33.3%、オクタン価(p−1)92.0の
無鉛ガソリンを、排気ガス分析計にハ東芝ペックマン製
CAREX320製分析計をそれぞれ使用した。
測定結果を表1に示す。実施例 2
厚さ0.1mrn、巾75mmのニッケルー銅合金(モ
ネル■)条コイルの両面をグリッドプラスチングして清
浄粗面化し、次に直径3龍の工業用純チタニウム線を金
属溶射機を用いて、条の両面に厚さ約0.03mvtの
チタニウム被膜を作り、ついでこれを予め950℃に保
持した電熱炉に装入し、1分間に1mの線速度で加熱処
理した。
ネル■)条コイルの両面をグリッドプラスチングして清
浄粗面化し、次に直径3龍の工業用純チタニウム線を金
属溶射機を用いて、条の両面に厚さ約0.03mvtの
チタニウム被膜を作り、ついでこれを予め950℃に保
持した電熱炉に装入し、1分間に1mの線速度で加熱処
理した。
このようにして得られたニッケル・銅合金条の表面層は
主としてニッケル・チタニウムおよび銅・チタニウムの
化合物から成る、気孔に富んだ粗面層を形成し、保水性
があり、白金触媒を1m当り0.3乃至3g担持させる
ことができた。
主としてニッケル・チタニウムおよび銅・チタニウムの
化合物から成る、気孔に富んだ粗面層を形成し、保水性
があり、白金触媒を1m当り0.3乃至3g担持させる
ことができた。
このようにして得られた担体を用いた触媒の成型とその
排気ガス浄化性能を以下に具体的に示す。
排気ガス浄化性能を以下に具体的に示す。
上記の加熱処理で得られた主としてニッケル・チタニウ
ムおよび銅・チタニウム化合物からなる表面層を有する
平板条担体と、これとは別に用意した同一の平板条担体
を実施例1と同様にして得た波板条の両相体を、実施例
1に示した方法で白金り、2gを担持し、直径100m
m、高さ75龍の断面がハニカム状構造を有する円柱状
に成形して触媒Bとした。
ムおよび銅・チタニウム化合物からなる表面層を有する
平板条担体と、これとは別に用意した同一の平板条担体
を実施例1と同様にして得た波板条の両相体を、実施例
1に示した方法で白金り、2gを担持し、直径100m
m、高さ75龍の断面がハニカム状構造を有する円柱状
に成形して触媒Bとした。
この触媒2個を直列に並べてステンレススチール製容器
に装着し、実施例1と全く同様の試験法でその性能を測
定した。
に装着し、実施例1と全く同様の試験法でその性能を測
定した。
測定結果を表1に示す。
実施例 3
厚す0.05 mrn、巾75mmの純ニツケル条コイ
ルをトリクレン脱脂したのち、グリッドプラスチングし
てその両面を粗化し、次に直径3mの原子炉級ジルコニ
ウム線を金属溶射機を用いて、条の両面に厚さ約0.0
2mmのジルコニウム被膜を作り、ついでこの条を予め
1,100℃に保持した電熱炉に装入し、1分間に1.
5mの線速度で加熱処理した。
ルをトリクレン脱脂したのち、グリッドプラスチングし
てその両面を粗化し、次に直径3mの原子炉級ジルコニ
ウム線を金属溶射機を用いて、条の両面に厚さ約0.0
2mmのジルコニウム被膜を作り、ついでこの条を予め
1,100℃に保持した電熱炉に装入し、1分間に1.
5mの線速度で加熱処理した。
このようにして得られた純ニッケル条の表面層はニッケ
ル・ジルコニウムの化合物から成る気孔に富んだ粗面層
を形成し、保水性があり、白金触媒を1m′当り0.5
乃至3I担持させることができた。
ル・ジルコニウムの化合物から成る気孔に富んだ粗面層
を形成し、保水性があり、白金触媒を1m′当り0.5
乃至3I担持させることができた。
このようにして得られた担体を用いた触媒の成型法とそ
の排気ガス浄化性能を以下に具体的に示す。
の排気ガス浄化性能を以下に具体的に示す。
上記の加熱処理で得られたニッケル・ジルコニウムの化
合物からなる表面層を有する平板条担体と、これとは別
に用意した同一の平板条担体を実施例1に示した方法で
波板条としたものとの両相体を、実施例1と同様にして
白金1.2gを担持した直径1007n7n%高さ75
mmの断面がハニカム状構造を有する円柱状の触媒Cを
得た。
合物からなる表面層を有する平板条担体と、これとは別
に用意した同一の平板条担体を実施例1に示した方法で
波板条としたものとの両相体を、実施例1と同様にして
白金1.2gを担持した直径1007n7n%高さ75
mmの断面がハニカム状構造を有する円柱状の触媒Cを
得た。
この触媒2個を直列に並べてステンレススチール製容器
に装着し、実施例1と全く同様の試験法でその性能を測
定した。
に装着し、実施例1と全く同様の試験法でその性能を測
定した。
測定結果を表1に示す。実施例 4
厚さ0.1 mm、巾75龍のニッケルー鉄合金(45
パーマロイ)条コイルの両面をグリッドプラスチングし
て清浄粗化し、次に直径3mmのハフニウム−1%ジル
コニウム合金線を金属溶射機を用いて、条の両面に厚さ
0.03〜0.04mmのハフニウム、ジルコニウム被
膜を作り、ついで予め940℃に保持した電熱炉に装入
し、1分間に1mの線速度で加熱処理した。
パーマロイ)条コイルの両面をグリッドプラスチングし
て清浄粗化し、次に直径3mmのハフニウム−1%ジル
コニウム合金線を金属溶射機を用いて、条の両面に厚さ
0.03〜0.04mmのハフニウム、ジルコニウム被
膜を作り、ついで予め940℃に保持した電熱炉に装入
し、1分間に1mの線速度で加熱処理した。
このようにして得られたニッケル・鉄合金条の表面層は
主としてニッケル・ハフニウム、ニッケル、ジルコニウ
ムおよび鉄・ハフニウムなどの化合物から成る、気孔に
富んだ粗面層を形成し、保水性があり、白金触媒をli
当り0.5乃至4g担持させることができた。
主としてニッケル・ハフニウム、ニッケル、ジルコニウ
ムおよび鉄・ハフニウムなどの化合物から成る、気孔に
富んだ粗面層を形成し、保水性があり、白金触媒をli
当り0.5乃至4g担持させることができた。
このようにして得られた担体を用いた触媒の成型法とそ
の排気ガス浄化性能を以下に具体的に示す。
の排気ガス浄化性能を以下に具体的に示す。
上記の加熱処理で得られた、主としてニッケル・ハフニ
ウム、ニッケルeジルコニウム、鉄、ハフニウムなどの
化合物から成る表面層を有する平板条担体と、これとは
別に用意した同一の平板条を実施例1に示した方法で波
板条としたものとの両条材を、実施例1と同様にして白
金1.2gを担持した直径1007It7IL%高さ7
5mmの断面がハニカム状構造を有する円柱状の触媒り
を得た。
ウム、ニッケルeジルコニウム、鉄、ハフニウムなどの
化合物から成る表面層を有する平板条担体と、これとは
別に用意した同一の平板条を実施例1に示した方法で波
板条としたものとの両条材を、実施例1と同様にして白
金1.2gを担持した直径1007It7IL%高さ7
5mmの断面がハニカム状構造を有する円柱状の触媒り
を得た。
この触媒2個を直列に並べてステンレススチール製容器
に装着し、実施例1に示した試験法でその性能を測定し
た。
に装着し、実施例1に示した試験法でその性能を測定し
た。
測定結果を表1に示す。上記例のほかに、ニッケルー鋼
合金条にジルコニウムあるいはハフニウムをそれぞれ単
独に溶射・加熱処理して金属間化合物を形成させた担体
に白金を担持させた触媒、アルミニウム、ジルコニウム
、チタニウム、クロム、ハフニウムのうちから2種ある
いはそれ以上組み合わせた合金をニッケルー鋼合金に溶
射・加熱処理し、形成した金属間化合物担体に白金を担
持させた触媒についても、実施例に示したと同様の性能
試験を実推した。
合金条にジルコニウムあるいはハフニウムをそれぞれ単
独に溶射・加熱処理して金属間化合物を形成させた担体
に白金を担持させた触媒、アルミニウム、ジルコニウム
、チタニウム、クロム、ハフニウムのうちから2種ある
いはそれ以上組み合わせた合金をニッケルー鋼合金に溶
射・加熱処理し、形成した金属間化合物担体に白金を担
持させた触媒についても、実施例に示したと同様の性能
試験を実推した。
これらはいずれも表1に示したと同等の排気ガス浄化性
能を示した。
能を示した。
Claims (1)
- 1 ニッケルもしくはニッケルを40%以上含有する基
材の表面部にアルミニウム、チタニウム、ジルコニウム
、もしくはハフニウムの中から選択された少くとも1つ
とニッケルとからなる合金の粗面層を形成させ、これに
白金族金属の1種もしくは1種以上を担持させたことを
特徴とする排気ガス中の炭化水素及び/又は一酸化炭素
を酸化除去する排気ガス浄化に用いる触媒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55138796A JPS5817657B2 (ja) | 1980-10-06 | 1980-10-06 | 排気ガスの浄化に用いる触媒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55138796A JPS5817657B2 (ja) | 1980-10-06 | 1980-10-06 | 排気ガスの浄化に用いる触媒 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13032372A Division JPS5611500B2 (ja) | 1972-12-28 | 1972-12-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56108535A JPS56108535A (en) | 1981-08-28 |
JPS5817657B2 true JPS5817657B2 (ja) | 1983-04-08 |
Family
ID=15230418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55138796A Expired JPS5817657B2 (ja) | 1980-10-06 | 1980-10-06 | 排気ガスの浄化に用いる触媒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5817657B2 (ja) |
-
1980
- 1980-10-06 JP JP55138796A patent/JPS5817657B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56108535A (en) | 1981-08-28 |
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