JPS58175408A - 根菜植物の掘取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はニンジン、大根等の根菜植物の掘取装置に関
するものであって、地表に現われた葉茎部の裁断と根部
の掘取作業とを同時に行なうことにより、掘取作業工程
の簡略化を図るとともに、後の収穫物の回収作業を容易
に行なわせんとするものである。

従来、根菜類の掘取り作業には、１巾に近い板状の掘取
刃とこの掘取刃を支持するために機枠から垂下された縦
刃とからなる掘取装置をトラクター等の動力農機に連結
せしめ、この動力農機を前方へ進行させなから掘取刃で
作物の根部を榎い取って畦の上面に掘取搬送していた。

しかし、地表に突出している菜茎部分を必要としない作
物の掘取り作業においては、掘取り後さらに葉茎部の截
断を行なわねばならず、このことは殊更作業工程が複雑
となるだけでなく面倒であり、作業者に掛かる労力の負
担は増々大きくなるばかりである。

そこで、この発明は上述の欠点に鑑み作業効率を向上さ
せて作業工程の簡略化を図らんとするものであって、以
下の如き技術的手段を講じた。

即ち、動力農機の後部に連結牽引される作業機（１）の
機枠（２）に土中を進行して掘取刃（３）を下部に有す
る縦材（４）を垂下して設け、該掘取刃（３）の前位に
は、動力農機イ１１の駆動力を得て駆動される刈取刃（
５）を地表部に接近させて地表に現われた根菜植物の葉
茎部を截断すべく構成したことを特徴とする根菜植物の
掘取装置の構成とする。

以下、図面に基づいてこの発明の詳細な説明する。

掘取装置（１）は平面視において中央部から左右両側部
へかけて後退した刃縁（３ａ）を有する掘取刃（３）と
、この掘取刃（３）の中央部に固着された縦材（４）と
、この縦を丁（４）の上部において略前後方向に沿わせ
て固着されたアーム（６）と、この縦杆（４）を前後方
向へ揺動する揺動機構（７）等からなり、この揺動機構
（７）は、偏芯カム（９）とローラ（８）とを２枚の板
状部材０υ０１）で前後から挾込んで固定したカム伝゛
動部（２）と、左右の機枠（２）　（２）間にあって、
入出力軸Ｑ３　ｕ４を軸りする軸受部ａυ（ｌとで構成
されており、図示外のトラクターのＰＴＯ軸とこの入力
軸α１とをジヨイントで連結して動力を伝達することに
より、偏芯カム（９）の回転作用を受けて上記の板状部
材０υが上下動をし、ローラ（８）に固着されたアーム
（６）の先端が上下動をしてアーム（６）が支点ＯＯ廻
わりに回動され、縦材（４）が前後方向へ一定周期で小
刻みに揺動するように構成している。

また、出力軸α尋後端には歯車（１７）が取付けられ、
その左右にはこれと噛み合う別の歯車（至）０呻が、機
枠（２）　（２）間に掛は渡した前後の横板（イ）翰間
に回転可能に取付けられている。そして、前記機枠（２
）　（２）の前後方向中間部には、上下方向へ向けて固
定板しｐＱｐが左右対称に取付けられ、この固定板ａ１
ａ］）の機枠（２）　（２）から上方へ突出する部分に
は上部横軸（イ）が、また機枠（２）　（２）から下方
へ突出する部分には下部横軸（至）が略平行に架設され
ている。

鱒は第１図に示す如く側面から見てＬ字型に屈曲形成さ
れた支持棒で、この支持棒（ハ）の下部の水平部（２４
ａ）には、回転刃（５）を取付けるための軸支部（ハ）
が形成されており、さらにこの回転刃（５）の下方には
、前縁が立上り、かつ平面から見て前開き状に拡開して
いて前後方向に長い滑走面を有する左右一対の板状の高
さセンサー（ホ）が左右適宜間隔をあけた状態で上記支
持棒（財）に一体的に取付けられている。前記支持棒■
、回転刃（５）および高さセンサー（ホ）からなる根菜
類の地表部突出高さ検出装置を機枠（２）に取付けるに
は、前記固定板ａ］）ａＤから左右横方向へ大きく突出
支持された上下の横軸（イ）（至）に、第１図に示すよ
うに長さの異なるロッド＠（ホ）をこの横軸（イ）■に
対して回動自在に、枢支せしめるとともに、その前端部
を支持棒■の垂直部（２４ｂ）に枢支せしめ、また上方
に位置する長いロッド＠の後部にはバランスウェイト（
２）を取付けている。

このバランスウェイト四は、支持棒−下部に取付けた高
さセンサー（ホ）が所定高さに設置されるように前後移
動調節するこｔかできる。

なお符号（１）は長い上方のロッド（イ）を下方へ付勢
するためのスプリングで、このスプリング（至）は、上
部横軸（イ）と長さが等しくかつその真下において左右
の固定板ａ］）ａｎに支゛持された中間横枠材ＧηＩイ
記ロッド（イ）との間に介装されている。長短ロッド＠
（ハ）の枢支部から支持棒（財）取付部に至るまでの長
さく第１図中し）＠で示す。）は略等しく、しかも略平
行状に支持されているから、支持棒（ハ）は略垂直方向
に移動することができ、上記バランスウェイト四を前後
へずらして調節することによりスプリング（至）の張力
とバランスした所定の高さに高さ検出装置を保つことが
できる。

なお、この実施例では２基の検出装置を横方向に所定間
隔をあけて設けている。この検出装置を構成する支持棒
（ハ）の水平部（２４ａ）に取りつけられた回転刃（５
）への動力伝達は、フレキシブルシャフト（２）にて行
われ、このシャフト（イ）は前記歯車＠（旧ＣＩ（Ｊを
支持しているシャフト→に）弼と、各支持棒ｖ４鱒の軸
支部＠（ホ）における縦軸（至）（至）との間に連結さ
れる。図中符号（至）はツース、（至）はトップリンク
、−はロワーリンクである。

次に上側の作用について説明する。

この掘取装置（１）をトラクター等の動力農機に連結せ
しめ、動力農機側のＰＴＯ軸の回転を掘取装置（１）の
入力軸α葎に伝達すると、その回転力は偏芯カム（９）
を有するカム伝動部（イ）に伝、見られてアーム（６）
を支点叫廻わりに揺動し、土中に垂下されて進行する縦
ネ↑（４）、縦ネ〒（４）の下部に固着された掘取刃（
３）をともに前後方向へ揺動する。このとき縦材（４）
の前方においては、支持棒−一一の下部に取りつけられ
た高さセンサー（至）の立上り部が地表に現われている
根菜植物の根部０１）をとらえ、その上部の葉茎部（６
）のみ捕捉案内しながら、その後方で回転している回転
刃（５）側へ導き、根部０１から所定高さのところを截
断する。この場合、根菜植物の地表部に現われている長
さに若干の相異が生じても、上述の高さ検出装置はスプ
リング（１）により常時下方へ付勢されているため、楕
状の高さセンサー（至）は、截断の際の基準面となる根
部（２）上部に当接し、このため、葉茎部に）の裁断箇
所が根菜植物の地表突出高さの違いによって変わるよう
なことはない。

また、この実施例では、掘取刃（３）を揺動するたかＳ めのカム伝動部＠における出力軸α←−前記歯車歓 ０７）　Ｑ枠Ｈを介して回置駆動されるシャフトＣ（Ｉ
（ロ）にフレキシブルシャフト（２）（至）を連結して
回転刃（５）　（５）に動力を伝えているため、この回
転刃（５）　（５）を駆動するだめの特別な動力装置を
必要とせず、構成を簡潔にすることができたものであっ
て、さらに截断を必要としない掘取作業のみを行なう場
合には、上記のフレキシブルシャフトｇ４（至）のみを
取り外せば良いため、通常の掘取作業装置としても使用
で゛き、掘取収穫物の種類、土壌条件等に応じて適宜使
い分けが可能となるものである。

なお、この実施例では、刈取刃として回転刃を用いたが
、横方向へスライドするいわゆるバリカン方式の刈刃を
用いてもよい。

この発明は前記の如く構成したので次の技術的効果を奏
する。

即ち、掘取刃の前方で駆動している刈取刃により根菜植
物の地表に突出している葉茎部分の裁断を行なった後、
引続き地中を前進してくる掘取刃にて地中部分にある根
部が地表へ掘取り搬送されるので、従来のように掘取ら
れた根菜植物を一社回収してから截断するという２重の
手間を省くことができ、作業効率を一段と向上させるこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の実施例を示し、第１図は側面図、第２図
は要部の平面図である。 符号の説明 （１）　　掘取装置　　　　　　（５）回転刃（３）　
　掘取刃　　　　　　　（７）揺動機構（４）縦軒

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 動力農機の後部に連結牽引される作業機の機枠に、掘取
   刃を下部に有し土中を進行する縦杆を垂下して設け、該
   掘取刃の前位には、動力農機側の駆動力を得て駆動され
   る刈取刃を地表部に接近させて地表に現われた根菜植物
   の葉茎部を截断すべく構成したことを特徴とする根菜植
   物の掘取装置。