JPS58174617A - セルロ−ス系繊維及びその製造法 - Google Patents

セルロ−ス系繊維及びその製造法

Info

Publication number
JPS58174617A
JPS58174617A JP5228282A JP5228282A JPS58174617A JP S58174617 A JPS58174617 A JP S58174617A JP 5228282 A JP5228282 A JP 5228282A JP 5228282 A JP5228282 A JP 5228282A JP S58174617 A JPS58174617 A JP S58174617A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cellulose
dope
fibers
fiber
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5228282A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6115165B2 (ja
Inventor
Toshihiko Matsui
敏彦 松井
Kunihiko Okajima
邦彦 岡島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Corp
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Asahi Kasei Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd, Asahi Kasei Kogyo KK filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP5228282A priority Critical patent/JPS58174617A/ja
Publication of JPS58174617A publication Critical patent/JPS58174617A/ja
Publication of JPS6115165B2 publication Critical patent/JPS6115165B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規なセルロース系繊維及びその製造法に係
り、jl!に評しくは、衣料用素材に適し。
)!には高吸水性能及び高いイオン交換能を持つセルロ
ース系機能繊維舎提供すると共に、水系溶媒に可溶なイ
オン性セルロース誘導体の繊維化に関するものである。
現在までに知られているセルロース系繊維としては、ピ
ースコースレーヨン、キュプラアンモニウムレーヨン、
あるいは最近、各国で盛んに研究されている有機溶剤な
利用して得られる繊維等が挙げられ、全く水酸基が置換
されていないこれらの丹生セルロース繊維カ、今日セル
ロース繊維として玉流を占めている。−力、セルロース
銹導体からなる繊維に関しては、古くはセルロースナイ
トレートがあったか、現在ではセルロースアセテート繊
維が晰−σ)ものであり、その置換度は2.4〜6.0
と惚めて尚〈帖糸用lv!媒も有機溶媒が用いられる。
本発明者らの知る限り、全W換廣がθ〜2.0σ)範囲
のセルロース誘導体ケ用いて繊維’IV造した例は、極
めて少なく確立された方法論はない。
[セルロース アンド セルロースデリパテイプスJパ
ー) 4.768項1957−7に、置換度力0.2〜
0.3の非イオン性シ了ノエチルセルロースから200
〜3001の水を吸水する糸か得られると記載されてい
るが、その製造に係る詳aVcついては明らかKされて
いない。
また、低tlt一度で水不溶、アルカリ可溶で、かつ、
イオン性セルロース訴褥体か工業的あるいは朗業的にオ
リ用されている実例も少ない。例えば、イ万ン父m訃や
^吸水能V持つセルロース誘導体として、ジエチル了ミ
ノエチルセルロース、カルメギンエチルセルロース、リ
ン絃セルロース尋がJ〈知られている。しかしながら、
これらはその形緒が通常粉末状であり、重合度も低く、
水・アルカ13 K不溶か、水のみに!解するかのいず
れかであり、そのものが繊維に成型された例は知られて
いない。このことは、これらの誘導体の繊維成型が極め
て難かしいばかりでなく、成型出来たとしても機械的性
實が看しく損なわれることに起因しているものと思われ
る。又、超吸水能な有するカルボキシメチルセルロース
繊維やオキシセルロースの布帛が、繊維状の製品で市販
されているが。
このものは、従来法にJつて得られた再生セルロース繊
維の布帛を後加工することによって得られた2次製品で
あり1本発明のカテイ゛i)−から本質的に外ねる。
以上の従来技術について云える事は、セルロース誘導体
を用いてIIIIL維秋物を得る場合、置換度2.0以
上の有機溶媒に可溶な練水性置換基を持つ#S導体を用
いて乾式又は湿式で製造する以外、&tv14体をセル
ロースに再生することなく繊維Vm造することは技術的
に困−であるという点である。
物にIN置換度0.10〜0.35で水に不溶、アルカ
リhItg性σ1遺体でしかもイオン性111!Iを持
つものKついての紡糸技術については確固たるものが無
い0こσ?ことはとりもなおさず、これらの紡糸技術か
ら派生するl#!mの存在を否定しうる。
一般に、アルカリにのみ可溶なセルロース誘導体σ′・
場合、他Km当な溶媒がなく、乾式で線維製造するのは
国難であり、酸性メタノ−ル等の非触剤を凝固浴とする
湿式紡糸法が基本的にとらj4るが工業的でないばかり
か、アルカリσ)繊維がらσ〜抜け@率が悪く、乾燥工
程での繊維の変質をもたらす庫内ともなる。
上記の置換度範囲は基本的に型費で、セルロース分子間
σ)水素結合性保持にJる誘導体自体σ)機械的強力維
持可能な範囲を示すと共に、誘導体がll!1iavI
!ぜに俗解できる範囲をも示している。促ってかかる+
It @ Itのイオン性Il#LkAv狩っセルロー
ス縛纒捧V稙維イヒする技術の冗成は、かがる誘導体σ
)使途ケ無限に拡げるのみならず、石油原料の調温化に
伴う、セルロース屑材料の有効麹層に多大な真献をする
と考えられる。
本発明者らは、これらσJ点Kmみ、セルロースV・機
械的性實を支配している水素結合性!充分保持すること
が出来る程度の置1!&を有し、かつ、そσ)置換基が
イオン性基を含み、極めて親水性の尚いセルロース誘導
体を用いて、その繊維化を鋭意研究した結果、wltf
j導体を高濃1に溶解しうる溶剤や可紡性の優れた凝固
剤を見い出すことに成功し1本発明を充放ならしめたの
である。
すなわち、本発明の要旨は次のとおりである。
■ セルロース誘導体からなる繊維であって、繊維重量
に対して40電量係以上の水分を吸収し、カッ、比イオ
ン交換容量が0.6〜2.0 (m@q/11 )σ・
イオン交換能な有することを特徴とするセルロース糸繊
維。
■ イオン性置換基を含有し、全置換度が0.1〜0.
35であるアルカリ可溶性セルロース誘導体と1誘導体
v!J!質的に溶解する溶剤からなるドープV溌式もし
くは乾式紡糸するに際し、特足金属堰な、湿式紡糸に於
ては、咳ドープ中及び/又は、非アルカリ性湿式凝固浴
中に混合し、乾式紡糸に於ては1Mドープ中に混合する
ことV特徴とするセルロース糸稙維の製造法。
本籟明σノ目的とぜんとするところは、実用性の−い汎
用繊維や高吸水性、嶌イオン交換卵な付与せしめた機能
繊維、績びその製造法に際し、水系俗媒に61溶なイオ
ン性セルロース酵導体σ)繊維化に対する具体的方法を
開示する事にある。
本発明によって得られる繊維は、そのままでも衣料用繊
維として充分利用出来るが、史に架橋剤のドープへの添
加や後加工によって耐しわ性や寸法安定+!+を向上さ
せることも可能である。一方機能性σ’j dBに於て
は、従来の粉末成型物に較べその形暢が繊維状であるの
で従来では不可能とさねていた極々の用鑓への展開か可
能である。
以下1本発明の実施態様V込づ、本発明の詳細な説明す
る。
本発明σノ製造法に於ける構成上の#11の!#黴は、
全置換度がLl、10− o、65でイオン性置換基を
含iするアルカリ−1浴性セルロース酵尋体を槙繊嵩材
として用いる点にある。ここで「全置換度」とは、セル
ロース分子@ヲ構成するピラノース環中σノ水酸基(6
個)の水素原子に置き替る少なくとも1柚以上の置換基
の総数(0〜6)を意味する。
V換基が−S類の場合を通常、単Ktil換度と呼ぶ。
本発明明細書では以後、全置換度、rJ11換度共KD
8と略称する。
本発明に於いて、0.10<D・8 < 0.35 k
規定した理由は基本的には誘導体分子中の水素結合の保
持であって、(110,35< D−8の水溶性セルロ
ース誘導体を用いた場合、酸型後そのままでは実用性に
乏しく用途的にも極めて限足される。(2)更K。
実質には、水不溶化のための後加工が必要である。
(31禮維として要求される機械的性質な備えているた
めには、セルロースの特徴である水素結合を最大限に利
用すること、か出来る程度のD・日である拳が望ましい
・(4)繊維、、−料として・合成向から0経済性が測
い事や肌65くD・8の誘導体に比べ城扱いが容易であ
る。(5)D−8<肌10では紡糸に適した1@媒がな
く、かつ均一な一厚ドーデの製造が固鰺である。等が掲
げられる。
本発明に奪゛用なLl、10 < D・8< 0.35
σノアル力リ可溶性セルロース誘導体としては、カル〆
キンエチルセルロース、ンアノエチルカルボキシエチル
セルら一ス、カルボキシエチルカルバモイルエチルセル
ロース、カルギキシメチルセルロース、メチルカルボキ
シエチルセルロース、エチルカルボキシエチルセルロー
ス、ヒF口キシエチルカルポキシエチルセルロース、ヒ
ト0キシプロピルカルボキシエチルセルロース等が掲げ
られる。いすねも置換基にイオン性を示すカルボキシル
基を含有スルセルロースエーテルであり、本質的にはイ
オン交換症、吸水性の機能を具備しており、ある意味で
、本発明の製造法V有利にする。また、本発明に於いて
用いられる誘導体σ)全置換基に対するカルボキシル基
の占める割合は、得られる繊維の吸水率、比イオン交換
容量等の機能面と可紡性σI肉面から置換度換算で1.
0以上ン必要とする。
前記、セルロース誘導体の重合度は、轡に@足されない
。一般的には繊維1Ili造時の放散の容易さ。
得られる繊維の物性等から少なくとも150以上であれ
ばよい。また、カルボキシル基は遊離酸朦であってもア
ルカリ金輌塩型でも何らかまわないが、通常Na塩型で
使用される。
本発明の製造法に於ける構成上の第2の特徴は。
該セルロース誘導体を実質的に溶解する溶剤、即ち2〜
20重量瘍重量用カリ水溶液、又はセルロースσ・溶剤
を用いる点にある。上記、溶媒は溶解すべきセルロース
誘導体の性状(を換基の種類。
重合度、D−8)や所望のF−デ濃度、ドープ粘度等に
よって適宜選択され使用される。
2〜20重量憾重量用カリ水溶液に於て、使用可能なア
ルカリは、水酸化ナトリウム、水酸イビリチウム、水酸
化カリウム、水酸化カルシウム等である。上記アルカリ
の濃度が、2重量係以下であり、また20重量係以上の
場合は、溶解力が著しく劣り、昼濃度ドープが得られな
いばかりか、ドープのゲル化や高粘度化が生起し実用上
好ましくない。洗浄による脱アルカリ操作や取扱い易さ
、史には経隣性をかみすると5貞童参前後のS度が好ま
しい。
一方、本発明に用いる置換度0.10〜o、65σ)セ
ルロース誘導体はある意味でセルロースに極めテ近く、
従来知られているセルロースの膨潤剤や溶媒にも勿論俗
解する。例えば墳化能鉛、鳩化リチウム、チオシアン酸
カルシウム寺の嬢厚水溶液やこれら金Jli塙V含むア
ミドやスルホキシド類−チオシアン酸了ンモン/m体了
ンモニ了、ジメチルスルホキシド/クロラール、ジメチ
ルスルホキシド/パラホルムアルデヒド、ジメチルポル
ム了ミド/ 803、Nメチルモルホリン−N−オキシ
F。
N−エチルビ11ジウムクロライF等は容易に本発明に
用いるセルロース誘導体を高l1li度に溶解できる為
本発明f)製造法の15素として有用である。
%に乾式製造法に於ては、溶媒にアルカリ水溶液を用い
た場合、加熱ゾーン中で糸条物の変IK(分子中の王制
、[−の切断、分tIi651をきたし、紡糸か困難で
あるか、これらのセルロース誘導体V #媒に用いれは
容易に乾式紡糸することができる。
又該開削のはとんとがP4IJ記軸だ金属塩を比軟的憂
く溶解しうるので、可紡性の優れたドープを得る事か出
来る。該ドープは、もちろん湿式製造法にも有用である
事は云うまでもない。
一方、アルカリ水溶液を溶媒に用いても乾式製造法に適
する場合もある。例えば、後述する金属塩が酸性度の高
いものであれば、ドープに添加した際、見掛は上中和反
応を呈しアルカリの塩基度を弱め、紡糸時にポリマーの
変質を経ることなく繊維を得ることができる。
本発明の製造法に於ける構成上の第3の特徴は紡糸の方
法論として最大の特徴で凝固剤又は前記紡糸用ドープの
第3構故要素として特定金属塩を用いる事である。特定
金属塩の使用の効果は乾式及び湿式紡糸法に於けるドー
プのノズル離れ性の改良、凝固性、糸条収束性の改良、
糸条の乾燥な^める共に得られた繊維の水に対する感受
性V適宜変更できる点等枚挙にいとまがない。場合に依
っては、アルカリに対する抗折性を促進する事すらある
。本発明に用いる%足金楓塩とは、ム13+。
)(1m+、  □ql+jl+、  pe34.  
p□g+、  Ti4”、  Mg54+、  Oa”
ZnM + 、 Zr4 +、 p bg+ 、4” 
、 [J 6 + 、 9 n&1 ”、 A g十等
の無機及び有情e11塩であり、紡糸用ドープに用いる
時は通常、個体又は中性又は酸性浴液としてドープに混
入し用いられる。又、凝固浴としては、中性又は酸性水
溶液あるいはアルコール性水溶液として用いられる。本
発明でいう特?金楓壌の具体的な例をあげると、塩化マ
ゲネシウム、塩化カルシウム。
地化曲鉛、硫酸亜鉛、硫酸チタニル、塩化アルiニウム
、銅酸アルミニウム、硫酸アルミニウム、硫酸アルSニ
ウムカリウム、硫酸アルミニウムアンモニウム、酢酸ア
ルミニウム塩化第二鉄、酢酸第二鉄、塩化第二銅、酢酸
第二鋼、塩化コバルト。
酢酸コバルト、塩化鉛、酢酸鉛、塩化ニッケル。
酢酸ニッケル、塩化ジルコニル、酢酸ジルコニル硝酸銀
、堪化第−鋼、塩化スズ、酢酸ウラニル等が好適に用い
られる。これら金属塩を紡糸用ドープに混合する場合は
、セルロース−尋体重IIK対し、金鵬イオン換算で少
なくとも2電量憾以上加えられる。この場合に%に適す
る金網イオンは。
auに+、 HI&+、 Zr4+、A13”、 pb
m+であって、乾式紡糸σ・場合に好んで用いられる。
他方、上記金属塩V凝固剤として非アルカリ性の水、又
は、水/アルコール溶液に溶解し、本発明のセルロース
紡導体vg1式紡糸する場合、上記金属塩類の凝固浴中
に占める一度は、紡巣□条件によって異なるが。
A13”、 Zr”、 Ti’+等の酸性塩では、少な
くとも0.1電量憾であれば、本発明のセルロース誘導
体の凝固性、糸条収束性は極めて良好であり、単に水ヤ
、アルコールを凝固剤とするより4優れり結果を得る。
中性塩の場合は、最低155電量憾上必要である。この
ように塩の最適濃度は、塩の種類によって異なり、更に
は非アルカリ性凝固浴を構成する水溶液あるいはアルコ
ール溶液の水素イオン濃度や化学組成によっても異なる
ので該塩の上限および下限濃度を一般化して規定するこ
とはできない。ただ、本発明者らが系統的な実験を試み
た結果、中性塩の場合15〜40重量係、酸性塩の場合
、0.5〜20重量係の一度範囲の溶液が水、アルコー
ルを問わず凝固浴として好適に有用できる。上記した本
発明でいう特定金属塩の多くは多価の金属塩であり本発
明に用いるセルロース誘導体の縦同性に関し1価金横塩
に優先して作用する為、凝固浴の効率的利用という点に
於て1本発明にいう以外の他の金属塩、例えば硫酸ソー
r等を混合使用してもかまわない。又1本発明に用いる
特定金属塩は本質的に水に溶解した状態では中性ないし
酸性であって、中性塩を用いる場合には故意に凝固浴を
無機酸や有機酸の添加によって酸性化する事も場合に依
っては、可紡性を改良する事もある。
該構成上の特徴に於ける作用効果として、次の諸点があ
げられる。m本質的にアルカリ可溶性セルロース誘導体
′といえども、水に膨潤したり、あるいは、水との強い
親和性によって、水v凝固浴に使用することができない
が1本発明にJれば。
前記した特定金m塙おJび中性La / fitkを甲
いる拳によって水系溶液でも可紡性の凌れた絨固剤とし
て・開用できることを可能ならしめた。(2)従って、
経涜的効釆は他めて−く、工業的見地からも4j利な方
法と云える。(31jI!に、率に非浴剤であるアルコ
ール十ケトン、あるいは他の有機溶剤V#固浴に使用し
た場合、可紡性が劣り繊維化が困難なばかりか、*麹か
得られたとしても水に対する膨潤能か高く1元の繊維形
態を長時間に渡って保持することは出来ない。しかるに
本発明法によれば、高い吸水性を示しながら、形態保持
性の高い繊維を得ることが出来る。(4)単に紡糸用ド
ープに特定金属塩を混入し乾式紡糸するだけで吸水性の
改良された繊維を得ることが出来る。
これらの凝固剤は、単独の系で使用しても又種々の系を
併用して使用してもかまわない。
本発明に於ける最大の特徴は、前記構成要件の帰結とし
て得られた繊維が、繊維重量の40重普鳴以上の水を吸
水することが出来、しかも水に溶解せず、イオン交換能
を有したり、カチオン可染性f)機能的セルロース繊維
である点にある。
′11.1 従来、^い吸水能力を持つ高分子素材としては変性ポリ
ビニルアルコール、変性デンプン、ポリアクリル酸系の
果憤体、ポリスチレンスルホン酸ポリビニルピリジン、
無水マレイン酸クラフト−カルボキシメチルセルロース
等が知られているがそσ)形′W14はいずれも粒状か
粉末状、あるいは、フィルムであり、繊維状に成型され
賃用イヒされているものは本発明者らの知る限り存在し
ない。こJ)中で、カルボキシメチルセルロースは、素
材的に本発明の範ちゅうに入るが、D・日が0.5〜1
.5であり、本質的に水可溶性のセルロース誘導体であ
る。従って、このままでは、吸水材料として使用するこ
とが出来ないので1w性浴溶液カルボキシル基を遊離酸
型にして実質的に水不溶性となし使用する。しかして、
#セルロース誘導体を本発明に通用した場合、繊維を得
ることは出来るが、極めて水膨潤性が大きく、繊維の形
態を保持することが出来ない。又、繊維形wAをかろう
じて保持したとしても湿潤強度上の観点から全く実用性
1dfi麺かなくなる。本発明法により得られる繊維は
、0.10 < D−8< 0.35とセルロースに近
く、強固な水系結合性をたぶんに残しているので、商い
吸水性V有するKもかかわらず、水中でもそσ)形總ケ
保持する◆かできる。製造方法・条件によっても檀々変
化するが、少なくとも401量憾以上の水を吸水する能
力を有する。ここで吸水能とは、試料lIR維冨童に対
する実際に繊維構造内部に入り込んだ水の1量の比(チ
)でもって表わされる。
こσ)吸水能は、従来σ過剰水法な修正することKJり
評価する事ができる。即ち、具体的には、1gの線維試
料を11の水に20分間浸漬した後、グラスフィルター
を用いて減圧口遇し、濾過後単に表面に付着した水を除
去するため10分間放置し、しかる後、吸水した繊維の
重量を測定すればよい。
この方法を本発明法により得られる繊維と市販貴生セル
ロース繊維に適用した結果、市販再生七ルロース繊維で
は高々17〜18%であるのに対し、本発明繊維では全
て40重量4以上の値を示した・ 一方、本発明法により得られる繊維は、化学構造的にイ
オン性のカルボキシル基を持つσ)で、弱酸性−イオン
交換体としての機能を持っている。
時に多価金島イオンとの交換層が強く、イオン化腿向の
逆の順の全島イオン交換体され易い性質を有する。こσ
〕特性を生かせば、菖金属捕捉剤等へ応用分野へσ〕通
用も可能であろう。
また、得られた繊維は4N以上の塩酸溶液で処理すると
カルボキシル基が遊離酸型に容易に叢化させることが出
来る。このことから本発明で得らするセルロース系繊維
をイオン交羨体として用いた場合、書生可能であり繰返
し使用することができる。
こわらの繊維のイオン交換容量は、従来法(バッチ法)
KJり評価定量することができる。パッチ法二カルボキ
シル基を完全に遊離酸型に変換した繊維試料V繊維長約
1備の長さに細断し70℃で8時間真空乾燥する。該試
料u、s gを精秤し、20−の二酸化炭素を含まない
精製水に浸漬する。
これに約1Nの塩化ナトリウム水溶液を10gl1おJ
びメチルオレンジ1〜2胸を力0え、空気にふれない悼
密栓し1昼孜放置する。しかる後、QjN水酸化す) 
IJウム+IA準俗液で変化点まで崗足する。
比父侠谷首は仄式で鼻田される。
本発明にJり得られる繊維の比イオン交換容量は、0.
60〜2.00 (mθq/g)の範囲にあり。
充分イオン交換体として通用する。該MII維は、同時
に高吸水能ケ持つことから、膨飼による繊維表面積の増
加KJつで速度論的により効果的なイオン交換体として
使用できる。
本発明の繊維は、以下の製造条件によって製造すること
かできる。
先ず、r−プとしては前記アルカリ可溶性−導体v2〜
20重1ltlIのアルカリ水溶液か、又はセルロース
溶剤に20重責係以上−解させ調製する。
ドープ調製時には必I!に応じて加温し溶解せしめる。
また、ドープ粘度は25°C’−’Q7000ボイズ以
上であることが後工程C口過・脱泡)上必要粂件となる
。紡糸用ドープとしては、上記で得られたドー−f′を
そσ)まま用いるか、又は物足金属塩を飾加したものを
用いる。特定金栖塩の添加は可紡性の向上のみならず増
粘剤としての作用も庸する。
次に、該紡糸用ドープなエクストルーダー押出し機を用
いて紡口かも吐出せしめる。紡口厘MU Kは濾過材と
して金栖メツシュ・不織布σ)積層物か取り付けらねる
。紡口の穴径、1−数は紡糸条件KJり退官選択され使
甲される。
引続き、糸条物を杉成?しめ繊維を得るために2つQ・
方法か蛾らねる。ひとつは′、15[J℃以上に加熱さ
れた紡糸筒に糸条物を通し、鯖で無謀を除去する乾式製
造法であり、他力は、糸条物を紡口と凝固浴との間隔が
0〜15αの気相に通した後、iII記の凝固剤からな
る浴中で凝固せしめる湿式製造法である。気相には空気
、不活性ガスが用いられ、その間隔は紡速や得られる繊
維の配向性を左右するか特に限定されるものではない。
凝固給の温度は必豐に応じて加温される。
この様にして巻取られた繊維は、#造方法によって異な
るが、洗浄、乾−1熱処理、熱延伸、化学))[1工寺
か必★に応じて施こされる。
本発明法により得られるIIg罐は、衣料用、カーゼ、
吸(L生理用系材、イオン父侵俸、吸膚剤等、aI々の
分野への用途展開が可能である0まだ本発明法の利用に
より、フィルム、膜、三次次構造体製造への応用も可能
であろう。
以下、実施例により本発明を具体的に貌明する。
実施例1 本実施例は、D、8の異なるカルボキシエチルセルロー
スを紡糸素材として本発明に適用した場合の実験例を示
す。
表−1に示したり、8を持つカルざキシエチルセルロー
スv5重量幅の水酸化ナトリウム水溶液にr−デ濃度が
25重量幅となるよう溶解した。このドーデケエクスト
ルーダー押出機に投入し。
200メツシユの金属網5枚とボリアミド不織布2枚を
通してp遇し、0.164隨φの穴V2O個持つ紡口か
ら吐出させた。吐出された糸条物は紡口下1.2 cm
に位置する1重量係σ)硫酸アルミニウム水浴液Jり成
る凝固浴に導かれ、凝固させた。
巻取は28m/分の速度で行なった。巻取られた繊維を
31[重比か1/1の水/メタノール溶液中に6時間以
上浸漬した後、60”Cのオープン中で乾保した。
bJIvi性や糸物性!衣−1にまとめて示す。ここで
、可紡性とは、肋口吐出依から乾蝕工根に至る1ift
 fl糸の曳き易さの総合的なfPldliであり、f
#中00、Δ、X印は各々、良好、やや不良、不良V意
味する。
表−1 一一ノはiP1′1曲不肖ヒVボす〇 比較例/I61は、溶媒に不溶で紡糸不能、/%5゜6
については、本質的に水可溶性であるため、凝−性不良
や乾一時Kk着が生起し、実用的な繊維V得ることが出
来なかった。しかして、本発明のム2〜4は機械的性質
も繊維としての要求を満たし、しかも高吸水能、イオン
交換性を示すことから新しいIH,#1といえよう。ま
た本発明の繊維は置換基にイオン性のカルボキシル基な
有してイルノで、カチオン系染料Kl<染り、従来の再
生セルロース繊維では不可能であった鮮明染色が可能に
なった。
実施例2 本笑施例は、全置換度0.61のカル?牟ジエチルカル
バモイルエチルセルローズ27重11Sとs重量鴫の水
酸化リチウム水浴液73重量部とから成るドープな表−
2に示す凝固剤を用いて繊維の製造1試みた結果を示す
。繊維の製造条件は、実施例−1に準じて爽施した。得
られた結果を表−2に示す。
表−2 この、侍果から明らかなように、凝固浴にポリマーσ)
非浴剤を巣に使用すればよいわけではなく。
本発明の如き、特定化合物を含む#fI1.v用いる事
によって初めて浴に使用でき紡糸を可能ならしめるので
ある。
実施例3 本実m 例は、 D、Sか0.27のシ了ノエチルカル
ポキンエチルセルロース60重量都と表−6に記載した
浴剤70電m部とからなるドープを用い、凝固浴には2
b電重傷の濾除ナトリウムと0・5貞量憾の塩化ジルコ
ニルを含む水浴液な用いて、実施例1の紡糸条件・方法
に基いて繊維を製造した例を示す。
但し、紡口と凝固浴の間隔を0.5側として1巻取速度
38m/分で巻き上げた。
比較例412に示した様に水酸化ナトリウムの一度が低
い場合、溶解力が劣りrル状のドープと・・なり、適正
溶媒とは云えない。塩化亜鉛でも同じ事がいえる。
表−3 実施例4 本実施例は、実施例−6のA614のドープに表=4に
示した金M塙V逼入せしめ、該紡糸「−デを用いて乾式
紡糸した結果を示す。
紡糸条件としては、紡口から糸条物か吐出されるまでは
実施例−1に準じ、しかる後、電熱ヒーターで加熱保温
された筒内温度280℃、m長15[]cmσ)紡糸筒
に糸条物V通して、22m/分の巻取速度で巻き取った
。得られた繊維は、そのままでも使用できるか、メタノ
ールに3時間浸漬さ・Vた後、150℃で3分間乾熱処
理した。
表−4に結果ケまとめて示す。
9−4 添加量は、ドープのポリマー重量に対する金属イオン重
量比(憾)を意味する。
416は比較例としたが本発明の範ちゅうに入る。比較
例としたのは、添加剤の有無によって明らかに効果のあ
る(ブランクに比して)添加剤と区別するためである。
実施例−6の、%14と比較して判かる様に乾式製造繊
維は湿式に較べ刺子吸水能が系るが、イオン交換能は逆
に優れる。(腐17−19) 実施例5 本実施例は、可紡性や諸物性その他と関係する適正F−
デ濃度について示す。
溶剤に8重量係の水酸化す) lラム水浴液を用い、D
、8が0.26のカルざキシエチルセルロースV表−5
に示したP−デ濃度の紡糸用ドープな調製した。これら
のドーーfvg!用して、実施例−1に記載した紡糸条
件で湿式紡糸した。その結果な:h−5にまとめて示し
た。
表−5 ドープ一度が20車14以下の場合、ドープ粘度の低さ
から脱泡が不完全であり、又、誓固時に矢透し、傅らね
る繊維は実用性に乏しい。
実施例6 本実施例は、実施例−5によって得られたドープ(/I
624 ) V本発明製造法とヤアボンデを用いる従来
法とKjつて紡糸した場合の比較結果Vボす。
紡糸条件としては、Q、IQinφ、50ホールσ)紡
口を用い、峡固浴には511tlilσ・カリミョウバ
ン水浴液V使用した。気相間隔は01で紡口を自接鍛固
浴に凍けて吐出させ、巻取は60m/分の速度で行なっ
た。
その結果1本発明製造法では極めて良好に紡糸すること
か出来たが、従来法ではドープの吐出が困峻であるばか
りか、脱泡が全くされておらず紡糸時に糸切れが多発し
た。本発明法では、高一度なドープを用いるσ)でドー
プ粘度が極めて高く、従来法の如き、減圧、加温、静置
等で脱泡しJうと己た場合、極めて長時間を要す。しか
るに1本発明製造法では、エクストル−l−1用いて押
し出すため、テ過はもとより脱泡も連続的に行なうこと
が出来た。
斐出願人 旭化成工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 セルロース誘導体からなる繊維であって、繊維重
    書に対して40i11参以上の水分′?吸収し。 かつ、比イオン交換容量が0.6〜2.0 meq/、
    9のイオン交換qQを有することを特徴とするセルロー
    ス系繊維 2、セルロース誘導体がイオン性置書基を含有し。 かつ、該置換基に金属カチオンが結合してなり史に、全
    置換度が0.1〜0.65である時軒情求の範囲第1項
    記載のセルロース系繊維 6、イオン性置換基を含有し、全置換凌が0.1〜0.
    65であるアルカ11可溶性セルロース誘導体と該誘導
    体V実實的に溶解する開削からなるドープな湿式もしく
    は乾式紡糸するに際し、特定金鵬堪を、湿式紡糸に於て
    は、該ドープ中及び/又は、非アルカリ性湿式凝固給中
    に混合し。 乾式紡糸に於ては、Vドープ中に混合することV%黴と
    するセルロース系繊維の製造法4、特犀金属塩が、hI
    J+、Mlに+ Ou 1+ 、に+、 Fe3”。 ao”、  τ14+、  Mg22 0fLl+、 
    Zn”、  Zr4”、  pb&+、44゜U”、 
    8n”、 kg+等のカチオン檀Jり遺ばれてなること
    V特徴とする特許請求の範囲M3項記載のセルロース系
    繊維の製造法
JP5228282A 1982-04-01 1982-04-01 セルロ−ス系繊維及びその製造法 Granted JPS58174617A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5228282A JPS58174617A (ja) 1982-04-01 1982-04-01 セルロ−ス系繊維及びその製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5228282A JPS58174617A (ja) 1982-04-01 1982-04-01 セルロ−ス系繊維及びその製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58174617A true JPS58174617A (ja) 1983-10-13
JPS6115165B2 JPS6115165B2 (ja) 1986-04-23

Family

ID=12910434

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5228282A Granted JPS58174617A (ja) 1982-04-01 1982-04-01 セルロ−ス系繊維及びその製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58174617A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007021350A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Seiichi Manabe 安定型産業廃棄物最終処分場からの滲出水中の毒性物質除去方法
JP2007504369A (ja) * 2003-09-05 2007-03-01 レンツィング・アクチエンゲゼルシャフト セルロース成形体の製造方法
JP2011105844A (ja) * 2009-11-17 2011-06-02 Asahi Kasei Fibers Corp カルボキシルエチルセルロース及びその製造方法並びに該カルボキシルエチルセルロースを含有する物品

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007504369A (ja) * 2003-09-05 2007-03-01 レンツィング・アクチエンゲゼルシャフト セルロース成形体の製造方法
JP2007021350A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Seiichi Manabe 安定型産業廃棄物最終処分場からの滲出水中の毒性物質除去方法
JP2011105844A (ja) * 2009-11-17 2011-06-02 Asahi Kasei Fibers Corp カルボキシルエチルセルロース及びその製造方法並びに該カルボキシルエチルセルロースを含有する物品

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6115165B2 (ja) 1986-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101429682A (zh) 一种双凝固浴制备再生纤维素纤维的方法
CN111518305B (zh) 一种壳聚糖凝胶材料的制备方法
CN112210846B (zh) 一种植物性抗菌抗病毒、护肤保健纤维素纤维的制备方法
WO2007121609A1 (fr) Utilisation d'une solution aqueuse d'hydroxyde de sodium et de sulfo-urée dans la production de produits cellulosiques à l'échelle pilote
CN103831021A (zh) 以n-甲基吗啉氧化物为溶剂制备再生纤维素纳滤膜的方法
CN113355769B (zh) 一种羟基化海藻酸纤维及其制备方法
CN111607106A (zh) 一种纤维素的溶解及其再生纤维素的制备方法
CN109402774A (zh) 一种抗原纤化纤维素纤维及其制备方法
US2420949A (en) Carboxyalkyl cellulose ether fibers and films of good wet strength
CN113699786B (zh) 一种基于棉纤维的持久抗菌纤维面料及其制备方法
CN103820874B (zh) 一种羧甲基纤维素-金属复合纤维的制备方法
CN1081686C (zh) 聚乙烯醇湿法交联纺丝工艺
JPS58174617A (ja) セルロ−ス系繊維及びその製造法
CN101503834B (zh) 胶原蛋白-钠基蒙脱土复合纤维及其纺制工艺方法
CN111719310A (zh) 一种含中草药有效成分的纤维的制备方法
KR100910989B1 (ko) 셀룰로오스계 성형체의 처리 방법
CN114181425B (zh) 一种阻燃、抗菌防霉纤维素基泡沫材料及其制备方法和应用
CN1173902A (zh) 纤维素纤维
CN113481619A (zh) 一种高强度再生纤维素纤维的制备方法
CN112813527A (zh) 甲壳素纤维混纺防霉织物
US2283809A (en) Method of coagulating cellulosic solutions
US2973243A (en) Process for producing threads, foils, tubes and the like from amylose and/or starch carbohydrates containing amylose
KR100224474B1 (ko) 고흡수성 및 고강도 폴리비닐알콜 섬유의 제조방법
KR100496242B1 (ko) 가교 키토산섬유 및 제조방법.
JPS58136351A (ja) アニオン性ポリマーを含有するセルロース系組成物およびその製造法