JPS5817275B2 - 改良された半田付け性能を有するリ−ドフレ−ム材料 - Google Patents
改良された半田付け性能を有するリ−ドフレ−ム材料Info
- Publication number
- JPS5817275B2 JPS5817275B2 JP54045985A JP4598579A JPS5817275B2 JP S5817275 B2 JPS5817275 B2 JP S5817275B2 JP 54045985 A JP54045985 A JP 54045985A JP 4598579 A JP4598579 A JP 4598579A JP S5817275 B2 JPS5817275 B2 JP S5817275B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solderability
- alloy plating
- soldering performance
- improved soldering
- plating
- Prior art date
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- Expired
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- Electroplating And Plating Baths Therefor (AREA)
- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
- Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
集積回路あるいは大規模集積回路用のリードフレーム材
料には普通Kovar(Ni : 28〜29 % 。
料には普通Kovar(Ni : 28〜29 % 。
Co :17〜18% 、 Mn :0.2% 、残部
:Fe)または42Alloy(Ni :42% 、残
部:Fe)等の商品名で市販されている鉄族金属合金が
用いられている。
:Fe)または42Alloy(Ni :42% 、残
部:Fe)等の商品名で市販されている鉄族金属合金が
用いられている。
リードフレームと集積回路素子とを電気配線する過程で
は通常400°C程度に加熱されるため、Kovarや
42AIloy等の材料表面に強固な酸化被膜が形成さ
れ、素材そのままでは半田付けが困難となる場合が多い
。
は通常400°C程度に加熱されるため、Kovarや
42AIloy等の材料表面に強固な酸化被膜が形成さ
れ、素材そのままでは半田付けが困難となる場合が多い
。
そこで、従来はあらかじめKo−var 、 42AI
Ioy等の材料上にAuめっき、通常はAgめつきを
施こす方法が採用されている。
Ioy等の材料上にAuめっき、通常はAgめつきを
施こす方法が採用されている。
このようなAuあるいはAgめつき層の表面には400
℃程度の加熱では酸化被膜は殆んど出来ないので半田付
作業は容易である。
℃程度の加熱では酸化被膜は殆んど出来ないので半田付
作業は容易である。
近時、主として低コスト化の要請からこのような高価の
めつき層に代る低価格めっき層が要求され、いくつかの
試みがなされている。
めつき層に代る低価格めっき層が要求され、いくつかの
試みがなされている。
例えば、Snめっき、Pb−8n合金めつき(半田めっ
き)等がある。
き)等がある。
しかし、Snめっきはホイスカー(俗称ネコのヒゲ)の
発生を伴ない、回路の短絡事故を起すおそれがあり、加
熱後の半田付性がAgめつきに比して非常に劣る。
発生を伴ない、回路の短絡事故を起すおそれがあり、加
熱後の半田付性がAgめつきに比して非常に劣る。
Pb−8n合金めつきもこの半田付性の点で好ましい材
料ではない。
料ではない。
また、この問題を困難にしているものに、フラックスの
問題がある。
問題がある。
酸化被膜を溶解するような強力な腐蝕性のフラックスを
使用すると、多少表面が酸化していても半田付けは可能
であるが、例えば電子機器用にこのような強力フラック
スを使用すると、その残留物が絶縁部分の電気絶縁性を
低下させ、また必要部分以外の部位をも腐蝕して機器全
体の信頼度を損なうという問題を生じさせる。
使用すると、多少表面が酸化していても半田付けは可能
であるが、例えば電子機器用にこのような強力フラック
スを使用すると、その残留物が絶縁部分の電気絶縁性を
低下させ、また必要部分以外の部位をも腐蝕して機器全
体の信頼度を損なうという問題を生じさせる。
そのため、電子機器用には電導性や腐蝕性の殆んどない
ロジンフラックスの使用を余儀なくされている。
ロジンフラックスの使用を余儀なくされている。
本発明者等は、上記問題の解決を目的として、400℃
程度に加熱された後でも、酸化被膜がロジンフラックス
で容易に除去でき、かつ半田付性のよい合金めっき層に
ついて探索した。
程度に加熱された後でも、酸化被膜がロジンフラックス
で容易に除去でき、かつ半田付性のよい合金めっき層に
ついて探索した。
主とじてSn 、Pb系合金めっきを各種試験した結果
、5n−Cu合金めつきが特にすぐれていることが見出
された。
、5n−Cu合金めつきが特にすぐれていることが見出
された。
そして合金中のCu含有率は10重量係以下がよく、特
に8重量φ以下、さらに好ましくは3重量係以下の5n
−Cu合金めつき層はAgめつき層に遜色のない優秀な
加熱後半田付性を示すことが判明した。
に8重量φ以下、さらに好ましくは3重量係以下の5n
−Cu合金めつき層はAgめつき層に遜色のない優秀な
加熱後半田付性を示すことが判明した。
このような安価にして効果の大きいS n −Cu合金
めつきの出現は電子機器材料の低コスト化に寄与すると
ころ極めて犬である。
めつきの出現は電子機器材料の低コスト化に寄与すると
ころ極めて犬である。
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
実施例 I
Kovar板上に各種の単独および合金めっき10μの
厚さに施してから大気中で1分間所定の温度で加熱した
。
厚さに施してから大気中で1分間所定の温度で加熱した
。
その後、MIL−8TD−202(7メリ力軍用規格)
の方法に準拠し、試片にロジンフラックスを塗布後23
5°Cの溶融半田槽(半田組成Sn :Pb=6 :
4 )中に25.4mm/秒の速度で浸漬し、5秒間静
置してから再び25.4mm/秒の速度で引揚げて冷却
した。
の方法に準拠し、試片にロジンフラックスを塗布後23
5°Cの溶融半田槽(半田組成Sn :Pb=6 :
4 )中に25.4mm/秒の速度で浸漬し、5秒間静
置してから再び25.4mm/秒の速度で引揚げて冷却
した。
冷却後の試片の半田付性を調べた結果は次表の通りであ
る。
る。
表中、○印は全表面が良好に半田付けされたもの、△印
は約80係以上の表面積が半田付けされ、しかも微細に
均一であって、実用上差支えないと判断されたもの、X
印はそれ以外のもので、半田の乗らない部分が多く、実
用性がないと判断された試料である。
は約80係以上の表面積が半田付けされ、しかも微細に
均一であって、実用上差支えないと判断されたもの、X
印はそれ以外のもので、半田の乗らない部分が多く、実
用性がないと判断された試料である。
表に示す通り、Cuを8重量係以下、とくに3重量係以
下含有した5n−Cu合金めつき層は、Agめつき層に
劣らない良好な加熱後半田付性を示した。
下含有した5n−Cu合金めつき層は、Agめつき層に
劣らない良好な加熱後半田付性を示した。
尚、5n−Cu合金めつきは酒石酸錫−青化銅浴、錫酸
−青化銅浴その他の合金めっき浴から電着させることが
出来るが、浴組成によってその性能が左右されることは
なかった。
−青化銅浴その他の合金めっき浴から電着させることが
出来るが、浴組成によってその性能が左右されることは
なかった。
実施例 2
電着面積0.4dm2(5CrrLX 4CrrLX両
面)で、厚さ0.3mmのKovar板をカソードとし
、アノードに同寸法の黒鉛板にアノードバッグを被せた
ものを用い、次の浴組成と条件で5n−Cu合金めっき
を行なった。
面)で、厚さ0.3mmのKovar板をカソードとし
、アノードに同寸法の黒鉛板にアノードバッグを被せた
ものを用い、次の浴組成と条件で5n−Cu合金めっき
を行なった。
約25分間通電し、試片に10μの厚さに電着させた合
金めっき層をX線マイクロアナライザーで分析した結果
、Cu含有率は1.1重量係であった。
金めっき層をX線マイクロアナライザーで分析した結果
、Cu含有率は1.1重量係であった。
この試片を実施例1と同方法によって400°Cにおけ
る加熱後半田付性を調べたところ、試片全面に平滑に半
田が乗っており、極めて優れた半田付性を示した。
る加熱後半田付性を調べたところ、試片全面に平滑に半
田が乗っており、極めて優れた半田付性を示した。
上記浴組成で、CuCNを3 g/l、にしたところ、
S n −Cu合金めっき層のCu含有率は2.6重量
係であった。
S n −Cu合金めっき層のCu含有率は2.6重量
係であった。
この試片の加熱後半田付性を同様にして調べ、はぼ同様
の結果を得た。
の結果を得た。
さらに上記浴組成でCuCNを6 g/lとしたところ
、5n−Cu合金めつき層のCu含有率は10.8重量
係であった。
、5n−Cu合金めつき層のCu含有率は10.8重量
係であった。
この試片は350°Cでの加熱後半田付性は良好であっ
たが、400℃での加熱後半田付性では、半田がやや斑
点模様に乗っており、400℃加熱後では半田付性が充
分でないことを示した。
たが、400℃での加熱後半田付性では、半田がやや斑
点模様に乗っており、400℃加熱後では半田付性が充
分でないことを示した。
Claims (1)
- 1 加熱処理に供される金属表面上に、Sn中に8重量
係以下のCuを含む5n−Cu合金めっき層を施こして
なる改良された半田付は性能を有するリードフレーム材
料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54045985A JPS5817275B2 (ja) | 1979-04-17 | 1979-04-17 | 改良された半田付け性能を有するリ−ドフレ−ム材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54045985A JPS5817275B2 (ja) | 1979-04-17 | 1979-04-17 | 改良された半田付け性能を有するリ−ドフレ−ム材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55138093A JPS55138093A (en) | 1980-10-28 |
JPS5817275B2 true JPS5817275B2 (ja) | 1983-04-06 |
Family
ID=12734450
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54045985A Expired JPS5817275B2 (ja) | 1979-04-17 | 1979-04-17 | 改良された半田付け性能を有するリ−ドフレ−ム材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5817275B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4605533A (en) * | 1985-04-19 | 1986-08-12 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Lead frame coated with aluminum as a packaging material in integrated circuits |
-
1979
- 1979-04-17 JP JP54045985A patent/JPS5817275B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55138093A (en) | 1980-10-28 |
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