JPS58172381A - テトラゾ−ル酢酸チオエステルの製造方法 - Google Patents

テトラゾ−ル酢酸チオエステルの製造方法

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JPS58172381A
JPS58172381A JP57055496A JP5549682A JPS58172381A JP S58172381 A JPS58172381 A JP S58172381A JP 57055496 A JP57055496 A JP 57055496A JP 5549682 A JP5549682 A JP 5549682A JP S58172381 A JPS58172381 A JP S58172381A
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JP
Japan
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thioester
methyl
thiadiazole
thio
formula
Prior art date
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Pending
Application number
JP57055496A
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English (en)
Inventor
Masahiro Murakami
雅弘 村上
Tadayuki Ibuki
伊吹 忠之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Corp
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Asahi Kasei Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、テトラゾール酢酸チオエステル類の新規な
合成法に関するものである。
テトラゾール酢酸チオエステル類はアミン類またはヒド
ラジン類のフシル化剤、なかでもセファロスポリン化合
物の合成における活性エステルとして開発した化合物で
ある。このうち、1H−テトラゾール酢酸のIH−1,
2,3−)リアゾール−5−イルチオエステルと1H−
テトラゾール酢酸の1−メチル−1,2,3,4−テト
ラゾール−5−イルチオエステルは、文献上米記載の新
規化合物である。
テトラゾール酢酸チオエステル類の合成方法としては、
特開昭55−20711に開示されるように、テトラゾ
ール酢酸またはその反応活性誘導体と、チオール類また
はそのアルカリ金属塩を反応させるか、マタは脱水縮合
剤を用いて合成する方法が知られている。この方法で用
いるテトラゾール酢酸は、残存するアジ化水素塩を系外
に除去するため、水溶液から酸性条件下で抽出により取
得することになるが、抽出効率が低いために、抽出溶媒
を多量に使用しなければいけないこと、多量に使用して
さえも未だ母液に残存し、回収を重ねなければ高コスト
になるため、製造上に大きな問題点を残していた。この
ため、問題点の大きなテトラゾール酢酸を経由しないで
有用なテトラゾール酢酸チオエステルを合成する目的で
鋭意検討を重ねた結果、化学式(11 %式%(11 (式中、R,は2−メチル−1,3,4−チアジアゾー
ル−5−チオ基、1,3.4−チアジアゾール−5−チ
オ基、IH−1,2,S−)リアゾール−5−チオ基、
ま九は1−メチル−1’;)2,5.4−テトラゾール
−5−チオ基を表わす)で示されるチオエステルまたは
その塩に、化学式〇 )1c(ORt)s       (II)(式中、R
2はアルキル基を表わす)で示されるオルトギ酸エステ
ル類およびアジ化水素酸塩を作用させて、化学式(m) (式中、R1は前記と同じ)で示されるテトラゾール酢
酸チオエステルの製造方法を完成するに至った。
この反応で得られる化学式(IID (式中、R,Fi前記と同じ)で示されるテトラゾール
酢酸チオエステルは、モファロスボリン化合物の重要中
間体である7−アミツセフアロスボラン酸の7位アミノ
基へのアシル化反応と、3位アセトキシメチル基の童た
はベンズイミダゾールチオ基の置換反応を単一化合物で
行なうことのできる極めて有用な化合物であり、本発明
の方法にょって、この化学式(IIDで示されるテトラ
ゾール酢酸チオエステルを、効率良く安全に得ることが
てきる。本発明の方法で得られたテトラゾール酢酸チオ
エステルは、特開昭54−119494.4!開昭55
−122788等に示される反応により、医療上極めて
有用な化合物として知られるセファロスポリン系抗生物
質(例えば、セファゾリン等)を合成することか可能で
ある。
化学式(1) %式%() (式中、R1は前記と同じ)で示されるチオエステルま
九はその塩は、化学式■〕 R,−N −CH,C0OH(IV) (式中、R6は水素、ホルミル基、またはカルボベンジ
ルオキシ基を表わす)で示されるグリシン類本しくけそ
の塩類またはそれらの反応性誘導体と、化学式(V) HR1(■) (式中、RIは前記と同じ)で示されるチオール化合物
を公知の方法で反応することKより得られるか、または
同様に公知の方法で反応させた後、チオエステル結合を
解裂しない条件で、ホルミル基またはカルボベンジルオ
キシ基を脱保膜して得られる。
このよう力有用性に富む化学式(囲 (式中、R1は前記と同じ)で示されるテトラゾール酢
酸チオエステルは、化学式(il HtN  CHICOR+      (II(式中、
R1は前記と同じ)で示されるチオエステルまたはその
塩K、化学式(II) HC(OFh)s     ([p (式中、R1はアルキル基を表わす)で示されるオルト
ギ酸エステル類およびアジ化水素塩を作用させることに
より得ることができる。
チオエステルの塩としては、たとえば、塩酸塩、臭化水
素塩等の無機酸塩、酢酸塩、マレイン酸塩、乳酸塩等の
有機酸塩等が挙げられる。
オルトギ酸エステル類としては、たとえば、オルトギ酸
メチルエステル、オルトギ酸エチルエステル、オルトギ
酸プロピルエステル、オルトギ酸イングロビルエステル
等が挙げられる。
アジ化水素酸塩のうち、特に繁用されるものとしては、
たとえば、アジ化水素酸ナトリウム、アジ化水素酸カリ
ウム等が挙げられるが、この他に本アジ化水素酸リチウ
ム、アジ化水素酸銀、アジ化水素酸水銀、アジ化水素酸
銅も使用することは可能であるが、価格の点、安定性、
安全性の点からアジ化水素酸ナトリウム、アジ化水素酸
カリウム等が竹に好ましい。
本発明の反応は酢酸、プロピオン酸等の有機酸中で行な
われることが多いが、反応に不活性な溶媒、たとえば、
アセトン、メチクロ、ジメチルホルムアミド等も使用で
きる。反応温度は通常、室温から130℃以下で行なわ
れる。100℃を越える温度では、そのアジ化水素酸の
性質から爆発する可能性があるので、100℃以下が好
ましい。
反応終了後は、反応物より目的化合物を適宜常法により
精製することができる。たとえば、クロロホルム抽出彼
、素早く水洗して夾雑物を除去し、クロロホルムを濃縮
し、高濃度溶解液とした後、晶析することにより目的化
合物を得ることができる。
次K、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、
本発明は、これらの実施例によって限定されるものでは
ない〇 実施例1 100−のナス型フラスコに、5.69のグリシンの2
−メチル−1,3,4−チアジアゾール−5−チオエス
テルの塩酸塩(純度62チ)と酢酸1511I/を入れ
た。さらに、ナトリウムアジド650〜とオルトギ酸メ
チルエステル1.o b f f 加L 、”℃で1時
間攪拌した。反応終了後、反応液をクロロホルムに溶解
し、水洗後、溶媒を濃縮した。高濃度に生成物が溶解し
たクロロホルム溶液を1晩放置後、析出した結晶を分別
することにより、1H−テトラゾール酢酸の2−メチル
−1,3,4−チアジアゾール−5−チオエステルを褐
色結晶として1.6v得た。収率は66チであった。
元素分析 (I    N    S 理論値 29,75  2.48 3j71 24.4
5実測値 29.82  2.55 34.63 26
.40マススペクトル   242 NMR(重アセトン) 91S1)1cH 61S  2H−CH,− 2,6s5H−CH,− 参考例1 50−のナス型フラスコに、2.12のN−カルボベン
ジルオキシ−クリシンの2−メチル−1,5,4−チア
ジアゾール−5−チオエステルを入れ、25噂臭化水素
酸、酢酸溶液を水冷下に投入した。15℃で1時間攪拌
した後、アルカリ)ラップ付の凍結乾燥を行なって、グ
リシンの2−メチル−1,!S、4−チアジアゾールー
5−チオエステルの臭化水素塩とベンジルアルコールの
混合物を得た。この混合物ヲクロロホルムヘキサンから
晶析させて、グリシンの2−メチル−1,3,4−チア
ジアゾール−5−チオエステルの臭化水素塩0.76 
fを取得した。収率45−であった。
NMR(重DMSO) 阿I 4、S 、 4.6   d  2H−CH,−2,5
83HCl。
実施例2 50−のナス型フラスコに、2.1fのN−カルポベン
ンルオキシーグリシンの2−メチル−1,5,4−チア
ジアゾール−5−チオエステルを入れ、25チ臭化水素
酸・酢酸溶液を水冷下に投入した。15℃にて1時間攪
拌した後、酢酸を1011d追加した。
カリウムアンド527〜とオルトギ酸エチルエステル1
097〜を加え、70℃で2時間攪拌した。
反応終了後、反応液をクロロホルムに溶解し、水洗浄後
、溶媒を濃縮した。高濃度クロロホルム溶液に1H−テ
トラゾール酢酸の2−メチル−1、S、4−チアジアゾ
ール−5−チオエステルの結晶績をごくわずか入れ放置
する。1晩放tIt後、析出した結晶を分別することに
より、1H−デトラゾール酢酸の2−メチル−1,3,
4−チアジアゾール−5チオエステルを褐色結晶として
441〜取侍した。
収率Fi28%であった。
実施例6 グリシンの2−メチル−1,5,4−チアジアノ−ルー
5−チオエステルの塩酸塩の代りに、表1の化合吻合使
用する以外會ま実施例1と同様VCした。結果を表1お
よび表2に示す。
表  2

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、化学式(I) H,N−CH,−CO−R,(I) (式中、R1は2−メチル−1j、4−チアジアゾール
    −5−チオ基、1,3.4−チアジアゾール−5−チオ
    基、I H−1,2,3−)リアゾール−5−チオ基、
    または1−メチル−1,2,S、4−テトラゾール−5
    −チオ基を表わす)で示されるチオエステル、またはそ
    の塩に、化学式(2) %式%[ (式中、鳥はアルキル基を表わす)で示されるオルトギ
    酸エステル類およびアジ化水素酸塩を作用させて、化学
    式(2) (式中、Rtii前記と同じ)で示されるテトラゾール
    酢酸チオエステルの製造方法。 2、化学式(2)で示されるオルトギ酸エステル類のR
    7がC3〜C3までの低級アルキルである特許請求の範
    囲第1項記載の方法。 3、反応を低級カルボン酸存在下に行なう特許請求の範
    囲第2項記載の方法。
JP57055496A 1982-04-05 1982-04-05 テトラゾ−ル酢酸チオエステルの製造方法 Pending JPS58172381A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103724288A (zh) * 2013-12-16 2014-04-16 山东艾孚特科技有限公司 原甲酸三乙酯法制备1h-四氮唑乙酸的后处理方法
CN106831628A (zh) * 2017-03-07 2017-06-13 山东省化工研究院 一种四氮唑乙酸的合成新工艺

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