JPS58171054A - 感光体 - Google Patents

感光体

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JPS58171054A
JPS58171054A JP57054566A JP5456682A JPS58171054A JP S58171054 A JPS58171054 A JP S58171054A JP 57054566 A JP57054566 A JP 57054566A JP 5456682 A JP5456682 A JP 5456682A JP S58171054 A JPS58171054 A JP S58171054A
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thickness
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photoconductive layer
semiconductor layer
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Takao Kawamura
河村 孝夫
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吉田 昌純
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/02Charge-receiving layers
    • G03G5/04Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
    • G03G5/08Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being inorganic
    • G03G5/082Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being inorganic and not being incorporated in a bonding material, e.g. vacuum deposited

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は特に近赤外波長領域に優れた光感度特性を示す
感光体に関する。
従来技術 ここ数年、グロー放電分解法やスパッタリング法によっ
て生成されるアモルファスシリコン(以下、a−8iと
略す)、 アモルファスゲルマニウム(以下、a−Ge
と略す) 乃至はアモルファスシリコン−ゲルマニウム
(以下、a −Si :ceト略す)の電子写真感光体
への応用が注目されてきている。これはこれらa −S
i 、  a−Ge 1a −8i:Geが従来のセレ
ンやCdS感光体等と比して環境汚染性、耐熱性、摩耗
性等において一段と優れているためである。
そして特にa −Si :Geの場合、Geのバンドギ
ャップがa−8iと比して小さいため、a−8iにGo
を適量加えることにより光感度特性を長波長側に延ばす
という効果が期待でき近年その開発がめざましい半導体
レーザービームプリンターへの応用が考えられる。
例えばa−8i:Ge光導電層の厚さを数10ミクロン
として基板上に形成してなる所謂単層構造の感光体が提
案されているが、Geはa−8iと比して光吸収により
発生するチャージャキャリアの移動度(mobilit
y )が小さいため、チャージキャリアの多くが光導電
層中にトラップされ、残留電位の上昇と光感度の低下を
招くという欠点があった。従ってGoの含有量が制限を
受は長波長領域で高感度な感光体を得ることが困難であ
った。
#嚇毒命; 発明の目的 本発明は以上の事実に鑑みて成されたもので、その目的
とするところは、近赤外領域で高感度で且つ電荷保持に
優れ良好な画像を得ることのできる感光体を提供するこ
とにある。
発明の要旨 本発明の要旨は、導電性基板上に厚さ約5乃至100t
クロンで暗抵抗が高いアモルファスシリコン半導体層と
、その上に厚さが約01乃至2ミクロンで少なくとも水
素と周期律表第■A族不ベシ 純物を、更に好ましくは最大で約5 X 10 ” a
tomicへの微量の酸素を含有し且つシリコンとゲル
マニウムのモル比が約1:1乃至19:1のアモルファ
スシリコン−ゲルマニウム光導電層を積層してなる感光
体にある。
:Ge光導電層(8)を順次積層してなるものである。
基板(1)上に形成されるa −Si半導体層(2)は
グロー放電分解法やスパッタリング法によって厚さ約5
乃至100ミクロン、好ましくは約10乃至60ミクロ
ンに生成される。このa −S i半導体層(2)は後
述するa−8i:Ge光導電層(8)の厚さに依存する
が、その厚さが1ミクロン以下、特に0.5ミクロン以
下のときには可視光領域の光感度をある程度保証する光
導電層として機能する。それとともにa −S i半導
体層(2)は主たる電荷保持層・とじて機能する。a 
−S i半導体層が光導電層としての機能をも兼ね備え
るときには上述の厚さを有すること% に加え、それ自体に約10乃至4 Q atomicへ
の水素、約5×10−2乃至10 ’ aLomic%
の酸素並びに約lO乃至20000 PPmの周期律表
第■A族不純物(好ましくは硼素)を含有する。つまり
a −Si半導体層(2)は本願と同一発明者による特
開昭56−156884号公報で詳述されている通り、
水素のみでは暗抵抗が10100・αに満たず電荷保持
層として必要な10 Ω・備の暗抵抗は実現できない。
しかし水素に加え上述の範囲の酸素と不純物を含有すれ
ば約100・1以上の暗抵抗が保証され電荷保持層とし
ての働きが可能となる。酸素を0.05 atomic
%以下とするのは良好な光感度を保証するためで10 
 atomic%以上とするのは10 ppm以上の第
1[[A族不純物との併用で10′30・1オーダの暗
抵抗を保証するためである。尚、不純物を最大2000
0ppmとするのはそれ以上の添加で暗抵抗が急激に低
下するためである。一方、光感度は酸素の含有量を増大
することに伴って低下するが、上述の通り酸素含有量は
最大でもO,Q 5 atomic%と微量であるので
高感度が維持され、特に400乃至700nmの波長で
はSeやPVK −TNF (モル比1:1)等と比べ
て数倍以上高感度で光導電層としても優れている。
このようにa −Siの暗抵抗が酸素の添加により著し
く向上するのは不明な点も多いがダングリングボンドを
有効に解消するためと考えられる。即ち、a −S i
はその出発原料としてS iH4、S i 2 H6等
が用いられるとともにグロー放電分解法にあってはキャ
リアーガスとして水素が用いられることにより、更には
硼素を含有するときにはB2H6が使用される関係上本
妻、一般には10乃至4Qatomic%のオーダの水
素が含まれる。しかし水素のみではダングリングボンド
を不充分にしか解消できず暗抵抗は余り向上しない。と
ころが酸素は含有によってダングリングボンドをほとん
ど解消して暗抵抗を10180・α以上に向上する。ま
たa −S iはその固有の性質としてバンドギャップ
が広くチャージキャリアの移動度が大きいので電荷運搬
層として有効に作用する。尚、光感度特性を余り損うこ
となく所望の暗抵抗が達成されるのであればa−8i光
導電層(2)への含有物は上記に限らず任意である。
a −S i半導体層(2)に光導電層として機能を持
たせず電荷保持保証層としてだけの機能を持たせるので
あれば、酸素を更に多量に入れてもよい。また酸素に代
って、窒素や炭素を入れてもよい。
a−8i:Ge光導電層(8)はやはりグロー放電分解
法やスパッタリング法によってa −S i半導体層(
2)上に約0.1乃至2ミクロンの厚さに形成され、少
と なくとも水素を約10乃至40 atomic%舎適量
の硼素全適量する。水素の含有は出発原料としてSiH
4、Ge H4等が用いられ、 また後述するがグも水
素のみを含有するa−8i:Ge光導電層(3)にあっ
ては暗抵抗が低く表面電荷の横方向の流れが生じ画像乱
れが起こる。つまりa −S i、半導体層(2)はそ
の暗抵抗が高いことからある程度の電荷保持を保証する
が、表面層であるa−8i:Ge光導電層(8)の抵抗
が低すぎると横方向への電荷の逃げまで防止できない。
このため、a−8i:Ge光導電層に適量の硼素を含有
する。硼素の含有は暗抵抗をある程度向上させる働きを
し上述の不都合を解消する上で有効である。
更に好ましくは10−8乃至5 X 10 ” ato
mic%の酸素を水素、硼素に加えて含有することであ
る。
酸素はa−8i:Ge光導電層の暗抵抗を著しく向上さ
せ、横方向への電荷流れを確実に防止するとともに帯電
電位を向上する。酸素の含有量を最大的” ”  at
omie%とするのはそれ以上ではa−8i:Ge本来
の光感度が損われるためで、また10−8は硼素の添加
効率も高め約20000 ppm  までの硼素含有を
可能ならしめる。つまり5×10−2 乃至10−10
−8aLo%の酸素の含有は光感度を差程低下させるこ
とな(a−8i:Ge光導電層のダングリングボンドを
殆んど解消して暗抵抗を向上せしめるとともに、mob
ility gap中の局在準位を極めて少ないものと
して硼素の添加効率を大幅に向上している。
上記a −8i :Ge光導電層(8)はGeのバンド
ギャップがa−8iと比して小さいことより近赤外領域
、特に700乃至900 nmの長波長側領域の優れた
光感度を保証する。lち、Geはa −S iのみでは
低感度である長波長領域の光感度を向上させ、800n
m前後の波長を露光源とする半導体レーザビームプリン
ターへの応用を可能ならしめる。長波長側感度向上のた
めにa−8iに対しGeはモル比で最大で1:1、最低
で19:1の範囲で含有することができる。つまりa−
8i′r:、Gs l−Kを光導電層として工は0.5
乃至0゜95である。モル比で最低でも19:1とする
のはそれ以下のGe含有では長波長領域での感度向上が
期待できないこと、逆に1:1以上とすれば感度が逆に
低下するためである。これはGeのバンドギャップがa
 −S iと比してかなり狭いため、多量のGeを入れ
た場合にはa−3i:Ge光導電層(8)で発生するチ
ャージキャリアがa−8i半導体層(2)との界面でト
ラップされるためと考えられる。更に加えて、a−8i
:Ge光導電層のみが可視光から近赤外領域に至る感度
を保証する場合にはGoを含有すればする程、全体の感
度が低下するので、この意味でもSiとGeのモル比は
1:1が限度である。
a−8i:Ge光導電層(8)は前述の通り約0.1乃
至2ミクロンの厚さにするのが好ましいが、a −Si
半導体層(2)に可視光領域の感度をある程度保証する
機能を持たせるときは厚さを約0.1乃至0.5Eクロ
ンとする。この点につき第2図を参照して詳述すると、
同図はa−8iO,75Ge025光導電層(水素約2
5 aLomic%、酸素約0.01 aむomic%
、硼素約40ppm含有)の400から1000 nm
に至る波長における膜厚1ミクロン当りの光透過率(%
/μ)を示し、これから明らかな様に同層は膜厚1ミク
ロンにつき約600 nmまでの短波長で完全に光吸収
する。このことはa−8i:Ge光導電層(8)の膜厚
が少なくとも1ミクロン以上であるときには600nm
以下の短波光はa−8i半導体層(2)に届かないこと
を意味し600 nm以下の波長の感度保証はa−8i
:Ge光導電層に依存することとなる。光透過率は60
0 nmで立ち上がり700 nmで約40%、800
nmで約60%、900 nmで約70%となる。従っ
てa−8i:Ge光導電層(8)は短波長での光吸収が
高く長波長で低い。しかしそれでも長波長光を吸収する
ので短波、長波に渡って感度保証できる。上記は1ミク
ロン当りの光吸収率なので膜厚を1ミクロンより薄くす
ればa−8i:Ge光導電層は600nm以下のi波光
でも少なからずとも光透過−−Si半導体層(2)に可
視光領域の感度保証の役割を持たせる意味がある。その
効果は05ミクロン以下で特に顕著となり、この場合に
はa −S i半導体層に前述の通りの光導電層機能を
持たせるのが望ましい。
a−8i:Ge光導電層(8)の厚さを約0.1ミクロ
ン以上とするのは特に長波長領域の光感度を保証するた
めでそれ以下では充分な光吸収ができない。
厚さを約2ミクロン以下とするのはGoはノくンドギャ
ンプが狭くチャージキャリア、の移動度が小さいためで
ある。つまり同層で発生するチャージキャリアはa −
S i半導体層(2)を介して基板(1)側へ運搬され
なければならないが、その膜厚が2ミクロン以上だとa
 −S i半導体層(2)との界面でトラップされ感度
低下を生じるためである。
次に本発明に係る感光体を製造するための誘導結合型グ
ロー放電分解法について説明する。
第8図において、第1、第2、第3、第4タンク(4)
、(5)、(6)、(7)には夫々SiH4、B2H6
、Ge H4,02ガスが密封されている。SiH4、
B2H6、GeH4ガスのキャリアーガスは何れも水素
であるが、Ar1Heであっても差し支えはない。これ
らガスは対応する第1、第2、第8、第4調整弁(8)
、(9)、(10)、(11)を開放することにより放
出され、その流量はマスフローコントローラー(12)
、(18)、(14)、(15)により規制され、第1
及び第2タンク(4)、(5)のガスは第1主管(16
)へと、第3タンク(6)からのGe H4ガスは第2
主管(17)へと、更に第4タンク(7)からの02ガ
スは第8主管(18)へと送られる。尚、(19)、(
20)、(21)、(22)は流量計、(28)、(2
4)、(25)、はチェック弁である。第1、第2、第
8主管(16)、(17)、(18)を通じて流れるガ
スは反応管(26)へと送り込まれるが、この反応管の
周囲には共振振動コイル(27)が巻回されておりそれ
自体の高周波電力は約0.1乃至3 kilowatl
sであることが好ましく、また周波数は1乃至50MH
zが適当である。
反応管(26)内部にはその上にa−8i:Ge光導電
層(2)が形成されるアルミニウム、ステンレス、 N
ESAガラス等のような基板(28)がモータ(29)
 iこより回転可能であるターンテーブル(80)上に
載置されており、該基板(29)自体は適当な加熱手段
により約100乃至4006C1好ましくは約150乃
至300℃の温度に均一加熱されている。また反応管(
26)の内部は層形成時に高度の真空状態(放電圧:0
.5乃至2 Torr )を必要とすることにより回転
ポンプ(81)と拡散ポンプ(82)に連結されている
以上のグロー放電分解装置において、まず水素を含有す
るa −S i半導体層(2)を基板上に形成するには
第1調整弁(8)を開放して第1タンク(4)よりSi
H4ガスを、硼素を含有するときは第2調整弁(9)を
も開放して第2タンク(5)よりB2H6ガスを、更に
酸素を含有するときには第4調整弁(11)をも開放し
て02ガスを放出する。各ガスの放出量はマスフローコ
ントロラー(12)、(13)、(15)により規制さ
れ、SiH4ガスあるいはそれにB2 Hsガスが混合
されたガスが第1主管(16)を介して、SiH4に対
し一定のモル比にある酸素ガスが第8主管(18)を介
して反応管(26)へと送り込まれる。そして反応管(
26)内部が0.5乃至2. OTorr程度の真空状
態、基板温度が100乃至400°C1共振振動コイル
(27)の高周波電力が0.1乃至3 kilowat
ts 、  また周波数が1乃至50MHzに設定され
ていることに相俟ってグロー放電が起こり、ガスが分解
して基板上に水素、硼素、酸素を含有するa −S i
半導体層(2)が約05乃至6ミクロン/60分の早さ
で形成される。
厚さ5乃至100ミクロンのa −S i半導体層が形
成されると、一旦、グロー放電を中断する。その後、第
1、第2、第3、更に必要に応じて第4タンク(4)、
(5)、(6)、(7)よりSiH+、B2H6、Ge
 H4,02ガスを放出させ上記と同様の条件の下でa
 −S i半導体層(2)上に厚さ0.1乃至2ミクロ
ンの少なくとも水素及び硼素を含有するa−8i:Ge
光導電層(8)を形成する。
本発明の感光体は第4図に示す容量結合型グロー放電分
解装置によっても作成することができる。
尚、第8図と同一部分については同一符番を付してその
説明に替える。第4図において、(88)、(84)は
夫々SiH4、Ge H4ガスのキャリアーガスである
水素が密封された第5、第6タンク、(85)、(86
)は第5、第6調整弁、(87)、(88)はマスフロ
ーコントロラー、(89)、(40)は流量計である。
反応室(41)内部には基板(28)に近接して高周波
電源(42)に接続された第1、第2電極板(48)、
(44)が平行゛配設されており、夫々は第4及び第5
主管(45)、(46)に接続されている。尚、第1、
第2電極板間は導線(47)で電気接続されている。
上記第1電極板(43)は直方体形状の第1、第2導体
(48)、(49)を2個重ね合わせた構成で、基板(
28)に対面する表面壁には多数のガス放出孔が、重ね
合わせ部の中間壁には少数のガス放出孔が、そして裏面
壁には第4主管(45)と接続されるガス導入孔が形成
されており、まず第4主管(45)からのガスを一旦第
1導体(48)内で貯め、中間壁の孔から徐々に放出し
第2導体(49)の放出孔から均一に放出されるように
なっている。そしてガスの放出と同時に高周波電源(4
2)より約0.05乃至1.5kilowatts (
周波数1乃至50 MHz )の電力を第1、第2電極
板(48)、(44)に印加してグロー放電を起こし基
板(28)上に光導電層を形成する。この際、基板(2
8)は電気的に接地に保たれるかそれ自体に直流バイア
ス電圧が印加される。この装置にあっては電極板の放電
が均一、層の形成分布が均一、ガス分解効率に優れ成膜
速度が早いこと、更にガス導入が容易で構成も簡単であ
るという利点を有する。
以下、実験例について説明する。
実験例1 第3図に示すグロー放電分解装置、但し反応管(26)
として直径100mm1高さ600mmのパイレックス
管を用いるとともにその周囲に直径180mm。
高さ90mg110ターンの共振振動コイルを巻回させ
て構成されるもので本発明に係る感光体を作成した。
直径80期のアルミニウムドラムを基板(28)として
ターンテーブル上に載置し約200℃に昇温する。
反応管(26)内を10−6Torrまで回転ポンプ(
81)と拡散ポンプ(82)で排気しその後は回転ポン
プのみに切り換える。続いて第1タンク(4)より水素
をキャリアーガスとするSiH4ガス(水素に対し5i
H410%)を70 secmの流量の下で、第2タン
ク(5)をB2H6ガス(水素中80 ppm )をl
 8acem 、  第4タエ ンク(7)より02ガスを0.8 sccmを放電し反
応管(26)内:こ導入してコイル(27)に16 Q
 waLkg (周波数4MHz )の高周波電力を印
加して1ミクロン/60分の早さで厚さ20ミクロンで
水素的25 atomic%に加え酸素0.01 aも
omic%と硼素40 ppmを含有するa −S i
半導体層(2)を形成した。尚、このときの放電圧はl
 ’i’orrとした。
続いて第1タンク(4)よりSiH4ガスを79 se
cm 。
第2タンク(5)よりB2H6ガスを18sccm、第
8タンク(6)よりGeH4ガス(水素中10%)を1
4 secm放出し、上記と同一条件の下でa −S 
i半導体層(2)上に厚さ0.1ミクロンで約25 a
tomic%の水素及び40 ppmの硼素を含有する
a−8io75Geo、2s光導電層(8)を形成した
。こうして得られた感光体を試料Aとする。
同様の条件の下に同一構成の感光体、但し試料Bとして
a−8i0.75 Ge0.25光導電層(8)に更に
酸素を約0.01 atomic%゛含有した感光体、
試料Cとして試験Bと同じでa−8i0.75 Ge0
.25光導電層(8)の膜厚を2ミクロンとした感光体
を作成した。
これら各感光体を400vに帯電し、光照射はモノクロ
メータを使用して波長域500乃至850 nm間を順
次5 Q nm毎に可変していき表面電位が半減するに
必要な光エネルギーとの関係を測定して分 。
光感度を調べた。
その結果は第5図に示す通りで、カーブ(A)、03)
、C)は夫々試料A、B、Cに対応する。尚、カーブの
)は基板上にa −S i半導体層のみを有する感光体
の分光感度である。同図から明らかなように本発明の感
光体は特に波長7001m以上の長波長領域で光感度が
著しく改善している。特にカーブ(ロ)で示されるa 
−S i半導体層のみを有する感光体と比べ水素及び硼
素を含有する感光体(試料A、カーブA)は長波長領域
では高感度で、前者が波長700 nmでは0.22 
cJ/ergであるのに対し後者は0、42afl/e
rg 、 750 nmでは0.12に対しo、29、
s o o nmでは0.07に対し0.28.850
nmでは0.06に対し0.2と約2倍から8倍程度光
感度が向上し示されるように幾分感度が低くなっている
がそれでもかなり高感度である。逆にa −siα76
 Geo25光導電層の膜厚を2ミクロンと大きくした
試料Cではカーブ(C)で示されるように長波長感度が
試料Aより高くなっており高速半導体レーザービームプ
リンターへの応用を可能ならしめている。
一方、可視光領域の光感度はカーブ(D)と比べて低く
なっているが、それでも600 nmでは何れもo1c
J/erg以上あり充分高感度である。試料A1Bの場
合は、a −Si半導体層が光導電層として機能してい
る関係もあって試料Cよりは高感度である。これに対し
a−8i:Ge光導電層の膜厚が大さい試料Cは最も低
く、このことからしても2ミクロン位が限度である。
次に試料Bと同じ感光体、但しa −S i O,75
GeO,25光導電層に酸素を0.05 atomic
%含有させた感光体を作成し、その分光感度を測定した
ところ、カーブ(B)よりは可視光、長波長とも低い感
度が測定された。しかしカーブ(D)より高感度である
ことが確認された。もつともそれ以上の酸素を含有すれ
ばカーブの)と大差がなくなると予想され、この意味で
酸素含有量は最大でもOO5atomic%程度とする
のが望ましい。
更にa−8io、7s G110.25光導電層に水素
、酸素に加え硼素を夫々200.2000.20000
 ppm含有させた以外は試料Bと同じ感光体を作成し
、夫々の分光感度を測定したところ、特に長波長領域で
カーブ(B)より硼素含有量の増大に応じて順次わずか
ながらも低い感度が測定された。しかし何れもカーブ(
ロ)よりはかなり高感度であった。
最後に試料Bと同じ感光体、但しa −S i :Ge
光導電層のSiとGeのモル比を夫々19:1.1o:
1.2:1.1:1とした感光体を作成してやはり分光
感度を測定したところ、19:lの微量のGeでも長波
長側感度は向上し、Goの増大により高感度となってい
く。現にGeの量が2:lのものではカーブ中)と比し
て約1.4〜1.9倍程高感度である。しかしSiとG
eのモル比がl:1のものでは逆に2:1のものより低
感度となっている。この原因は不明なところもあるが、
Geのバンドギャップがa −S iと比してかなり狭
いため、多量のGeを入れた場合にはa−8i:Ge光
導電層で発生するキャリアーがa −Si半導体層との
界面でトラップされ移動できないためと考えられる。こ
の意味でSiとGeのモル比は最大でも1:lが限度で
ある。
作像実験では試料Bの感光体をレーザービームプリンタ
ーにセットした。そしてコロナチャージャで正極性に帯
電し、発振波長780 nm 12mWの転磁気ブラシ
現像、転写、クリーニング、除電を10ドツト/順の非
常に鮮明な文字を再現するプリントが得られた。プリン
ト画質はlO万枚プリント後も鮮明であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る感光体の積層構成図、第2図はア
モルファスシリコン−ゲルマニウム光導電層の光透過率
を示す図、第8図及び第4図は本発明に係る感光体を製
造するためのグロー放電分解装置、第5図は本発明に係
る感光体分光感度を示す図である。 (1)・・・導電性基板、(2)・・・a−8i半導体
層、(3)・・・a−8i:Ge光導電層、(4) ・
・・第1タンク(SiH4ガス)、15)・・・第2タ
ンク(B2H6ガス)、(6)・・・第8タンク(Ge
H4ガス)、(7) =−第4タンク(02ガス)、(
27)・・・共振振動コイル。 第1図 第2図 液+(久町 第3図 第4図 7 第5図 襄+(m町

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、導電性基板上に、厚さ約5乃至100ミクロンのア
    モルファスシリコン半導体層と、その上に厚さ約0.1
    乃至2ミクロンで近赤外領域の光感度を保証しシリコン
    とゲルマニウムのモル比が1:1乃至19:1であるア
    モルファスシリコン−ゲルマニウム光導電層を形成した
    ことを特徴とする感光体。 2、前記アモルファスシリコン−ゲルマニウム光導電層
    は少なくとも水素と周期律表第■A族不純物を含有する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の感光体。 &前記アモルファスシリコンーゲルマニウム光導電層は
    更に最大的5 X 10−10−2aLo%の酸素を含
    有することを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の感
    光体。
JP57054566A 1982-03-31 1982-03-31 感光体 Granted JPS58171054A (ja)

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JP57054566A JPS58171054A (ja) 1982-03-31 1982-03-31 感光体
US06/473,005 US4491626A (en) 1982-03-31 1983-03-07 Photosensitive member
DE19833311463 DE3311463A1 (de) 1982-03-31 1983-03-29 Photoempfindliches element

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57115552A (en) * 1981-01-08 1982-07-19 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Electrophotographic receptor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57115552A (en) * 1981-01-08 1982-07-19 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Electrophotographic receptor

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