JPS5817012Y2 - 給紙張力制御装置 - Google Patents

給紙張力制御装置

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JPS5817012Y2
JPS5817012Y2 JP11047079U JP11047079U JPS5817012Y2 JP S5817012 Y2 JPS5817012 Y2 JP S5817012Y2 JP 11047079 U JP11047079 U JP 11047079U JP 11047079 U JP11047079 U JP 11047079U JP S5817012 Y2 JPS5817012 Y2 JP S5817012Y2
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JP
Japan
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tension
roll
paper
bias
booster
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Expired
Application number
JP11047079U
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English (en)
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JPS5629052U (ja
Inventor
飯田夏来
Original Assignee
日本レギュレ−タ−株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はロータリーカッターマシン等のような複数給紙
部を有する機械に釦いて、給紙張力を一定値に保持する
ための給紙張力制御装置に関する。
複数の給紙ロールより、それぞれ所定長さの紙を給紙す
る給紙装置において、給紙される紙の長さは給紙の張力
に依存する。
そこで従来の給紙装置においては、各給紙ロールにブレ
ーキを設け、ブレーキによって給紙ロールの回転を制動
して給紙ロールの紙に張力を与えると共に、この張力を
一定にするような工夫がなされている。
張力を一定に保持するためには、従来下記に述べる如き
方法が行われている。
第1図に示す第1の従来例において、3組の給紙コイル
1が設けられており、各コイル1には手動操作の電源2
によって作動する電磁ブレーキ3が設けられ、ブレーキ
3により給紙コイル1の回転を制動しつつ紙4を給送す
るようになっている。
紙4はロール5によって次の機械まで案内される。
この装置では、作業者が給紙されている紙の張力を監視
しながら、必要に応じて適時電源2によりブレーキ3の
トルクを一定に保持するようになっている。
この装置で張力を知るためには、張っている紙をたたい
て、撓みや反発力から張力を推定している。
従って、手動電源を適時調整し張力を一定に保持するた
めには経験豊富な人材を必要とし、それにもかかわらず
張力の変動の修正には手間もかかり、調整員すなわち作
業者にかかる負担は極めて大きい。
ただし、設備費用は最も安師である。第2図に示す第2
の従来例においては、それぞれのコイルに、複数のロー
ルから成る張力検出器10および張力コントローラー1
1が設けられており、張力検出器10の信号を張力コン
トローラー11に送り、電磁ブレーキ3を制御して紙4
の張力を一定にするようになっている。
この装置は張力精度が最も良く、自動的操作であり、作
業者による個人差はない。
しかし、張力検出器10および張力コントローラー11
が各給紙コイルすなわち給紙ロール1に対し必要であり
、また張力検出器10のロール、電気配線等の設備を要
し、装置が大型、高師となる。
第3図に示す第3の従来例は、上記2例の欠点を解消し
ようとするものである。
この装置は各電磁ブレーキ3にバイアス調整付ブースタ
20を設けると共に、給紙コイル1の1つを基準コイル
15とし、このコイル15についてのみ張力検出器10
および張力コントローラ11を設けたものである。
この装置では基準コイル150制御信号に適当なバイア
スを加え他の給紙コイル1のブレーキトルクを調整し張
力を一定に保持するようになっている。
この時基準コイル15用のバイアス調整付ブースターに
おいてバイアス量は零とする。
この方式は自動的に張力を精度よく保持でき、費用も第
2の従来例より安くなる。
ただしこの場合、給紙ロールの径が違ってくると、張力
も変り、張力変動が生じるという欠点がある。
給紙ロール径が同じでなければならないのは下記の如き
理由による。
第4図に示すように、給紙ロール1が2つの場合を考え
る。
右側のロール1を基準ロール21とし、初期ロール径を
Dl、時間を後のコイル径をDlt、左側のロール1を
従属コイル22とし、初期ロール径をD2、時間を後の
コイル径をDztとすると次式が成り立つ。
Dlt=v’1丁「死石 D 2 f、 = v’75丁2−It βは紙厚、ライン速度で決まる定数。
さて基準ロール21が張力T1に閉ループ制御されてい
るものとすれば、ロール21の出力y1tは TI Tt 、71t” Dlを−v’i片Tコ汗 2 となり、第5図に示すような曲線となる。
ロール2に釦いても張力をTlとするためには、T1
T1 y2t −−D2t =−f可7−7t 2 なるトルクがブレーキで発生すればよい。
ここでDi>D2であるとすれば、給紙ロール22に必
要なトルクy2..H第5図に示すようになる。
さてバイアス調整付ブースタ20は、7 i、 (を第
5図の破線に示すように平行移動するように変化させト
ルクyt’tをロール21に与える。
従って給紙ロールの径が小さくなるにつれ必要以上のト
ルク、7 l’(がロール22に加えられ張力を高める
Di<D2の場合には、給紙ロール22に必要なトルク
、、72tは第9図のようになる。
さてバイアス調整付ブースタ20はfltを第9図の破
線に示すように平行移動するように変化させトルク、7
’ltを与える。
従って給紙ロールの径が小さくなるにつれ今度は必要以
上のトルクy’itがロール22に加えられ張力が低く
なってゆく。
そしてバイアス量以下のトルクの発生することはできず
、7ttが零になって以降はバイアス分のトルクがロー
ル22に与えられることとなる。
このことにより、第3の従来例においては給紙ロールの
径が同じであることが要求される。
本考案は前述せる従来技術の欠点を解消した、給紙ロー
ル径が異っても張力変動が少ない給紙張力制御装置を提
供することにある。
第6図を参照すれば、本考案の給紙張力制御装置は、基
準ロール31と、その他の給紙ロール32.33とを含
む。
基準ロール31は張力検出器10、張力コントローラ1
1.電気式バイアス調整付ブースタ34、および電磁ブ
レーキ3を有する。
給紙ロール32.33はそれぞれ電気式バイアス調整付
ブースタ34と、ブレーキ3とのみを有する。
給紙ロール32.33のブースタ34モ基準ロール31
のブースタ34に連結されている。
基準ロール31から給紙される紙4は第6図に示すよう
に、張力検出器10により張力を検出し、その電気信号
をコントローラ11に送る。
コントローラ11は張力値を表示すると共に、所望の設
定張力に対し偏差を求め、PI演算、指数演算を行い制
御電圧出力Uoを出力するようになっている。
各給紙ロール31,32,33に取付けられた電気式バ
イアス調整付ブースタ34において、前記制御電圧出力
Uoに対し後述する如き原理に従いそれぞれ適当なバイ
アス量を加えると共に、同時にゲインを変化させて、電
力増幅し各給紙ロールに応じた電磁ブレーキ3用出力を
発生する。
本願においては、基準ロール31のバイアス調整付ブー
スタ34はバイアス量を零、ゲインを1に設定され、単
純な電力増幅装置として使用されると共に、他のバイア
ス調整付ブースタ34の基準トなる。
第7図において、適当な増巾器Al、A2と、可変抵抗
VRI、VR2とから成る電気式パイアス調整付フース
タ340基本構成が示される。
このブースタ34の作動において、張力コントローラ1
1から制御信号UoばvRlによりA1に釦けるゲイン
が給紙ロールの巻径比の逆数になるように調整されてA
lの入力となる。
同時に上記A1の入力信号に対し、VB2を調整してロ
ールの巻径比を補正する如き値が設定され、AIにより
上記A1への入力信号に加算される。
さらにA1の出力信号はA2により電磁ブレーキ用に電
力増巾されて出力される。
さらに詳しく上記作動すなわちバイアス量およびゲイン
の調整原理を説明すれば下記の如くになる。
第5図において、7.1 j’が、、72tより大きい
ことが巻径比の違いによって張力変動が生じる原因であ
った。
このブースタは簡単には、前記、71t′を、72tに
より近似させるものである。
先づ巻径比D 2 /D 1の逆比となる割合で、71
tをゲイン倍する。
DI>D2ならばD 1 /小2〉1 となりその曲線
は、第8図に示すyrtのようになる。
ついでスタート時トルク、ニア1″をバイアス調整によ
って、72と一致するようにすれば、その曲線ば1tの
ようになりf2tとほぼ一致する。
Di<D2の場合にはD t /I)2 < 1となり
、その曲線は第10に示す、71tのようになる。
ついでスタート時トルクy1をバイアス調整によって、
ニア2と一致するようにすればその曲線は、、71′り
のようになり1、.72tとほぼ一致する。
バイアス以下のトルクの制御はできないが基準ロールに
紙がなくなれば運転は停止し新しい紙巻ロールに変えら
れ、上記設定は再度行なわれることになるので支障はな
い。
従って単にバイアス変化だけで、、71′tとした場合
よりも張力変動が小さくなることがわかる。
な釦ゲインを巻径比の逆数としたのは、巻径比を知るこ
とは容易であり、よって設定がし易くなることと、この
ようにした時希望トルク特性によりよく近似させること
ができる為である。
本考案によれば、自動的に複数のロールの張力を一定に
保持することができ、その精度は手動よりも格段に良く
、熟練の必要もない。
捷た各給紙ロールごとに張力コントローラを配置する場
合に比べ安師に製作できる。
オた巻径比が大きく異なる場合でも、スタート時からロ
ール終了時筐での張力変動を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の従来例の概略図。 第2図は第2の従来例の概略図。 第3図は第3の従来例の概略図。 第4図は第3図の原理を説明するための概略図。 第5図は第4図を説明するためのトルク一時間曲線。 第6図は本考案の給紙張力制御装置。第7図は本考案の
電気式バイアス調整付ブースタの構成図。 第8図は第7図のブースタの原理を説明するトルク一時
間曲線。 第9図および第10図は初期ロール径D 1 <D 2
の場合のトルク一時間曲線。 3・・・・・・電磁ブレーキ、4・・・・・・紙、5・
・・・・・ロール10・・・・・・張力検出器、11・
・張力コントローラ、32.33・・・・・・給紙ロー
ル、34・・・・・・電気式バイアス調整付ブースタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1組の張力検出器と、1つの張力コントローラと、前記
    張力コントローラからの信号を受けてこの信号の大きさ
    を紙巻ロールの径比の逆正に対応して調整するゲイン回
    路およびこの信号に適当なバイアスを加えるよう調整す
    るバイアス回路を有し、これらの回路で調整された信号
    により電磁ブレーキに制動力を生じさせるための電力を
    発生する1つの電気式バイアス調整付ブースタと、1つ
    の電磁ブレーキと、1つの紙巻ロールとで構成された閉
    ループの張力制御部分、および前記閉ループ内の紙巻ロ
    ールを除く複数の紙巻ロールにそれぞれ電磁ブレーキと
    電気式バイアス調整付ブースタとを設置してそれぞれの
    紙巻ロールにおいて張力コントローラからの信号を受け
    て士れぞれ開ループの張力制御を行なうようにした部分
    を有し七構成したことを特徴とする給紙張力制御装置。
JP11047079U 1979-08-13 1979-08-13 給紙張力制御装置 Expired JPS5817012Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11047079U JPS5817012Y2 (ja) 1979-08-13 1979-08-13 給紙張力制御装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP11047079U JPS5817012Y2 (ja) 1979-08-13 1979-08-13 給紙張力制御装置

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Publication Number Publication Date
JPS5629052U JPS5629052U (ja) 1981-03-19
JPS5817012Y2 true JPS5817012Y2 (ja) 1983-04-06

Family

ID=29343010

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JP11047079U Expired JPS5817012Y2 (ja) 1979-08-13 1979-08-13 給紙張力制御装置

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