JPS5816912Y2 - 車輛におけるライセンスプレ−ト照明装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、車輛におけるライセンスプレート照明装置に
関する。

車輌に取付けられたライセンスプレートの番号を、夜間
においても容易に確認できるようにするため、このフレ
ートの近傍に、ランプを含む照明装置を設けることは従
来より周知である。

この場合、この種の照明装置においては、ライセンスプ
レートを所定の照度以上の明るさで照明できろようにす
るため、ランプをライセンスプレートに対しかなり高い
位置（突出した位置）に配置する必要があった。

従って照明装置は車輛がらかなり大きく突出し、この突
出した照明装置が車輌の美観を害し、車輛設計上の自由
度を制限せしめる恐れがあった。

のみならず、照明装置を車輌から大きく突出させれば、
それだけ照明装置の重量が増大し、ひいては車輛全体の
重量が増大する欠点を免れない。

本考案は上記認識に基きなされたものであり照明装置の
突出程度を従来よりも軽減し、もって車輌設計の自由度
を増大させ、車輛重量を軽減させることのできる照明装
置を提供しようとするものである。

以下に、本考案に係る照明装置の具体例を、従来の照明
装置と対比させながら図面に従って説明する。

第１図は、車輛１の後部に取付けられたランセンスプレ
ート２と、このプレート２を照明する照明装置３，４と
を示す。

第１図に示した照明装置は、ライセンスプレート２の左
と右の側に１つづつ設けられているが、この照明装置の
配設個所は適宜選択でき、例えばライセンスプレート２
の上側ないしは下側に照明装置を設けることもできるし
、或いは照明装置を１つ設けるだけであってもよい。

第２図は、第１図のＩ−Ｉ線に沿って切断した本考案に
係る照明装置３の断面図であり、第３図は従来の照明装
置の一例を示す第２図と同様な断面図である。

第３図から判るように、従来の照明装置においては、車
輛１に取付けられたランプ５ａがランプケース６ａに収
容され、該ケース６ａに装着されたレンズ７を通して、
ランプ５ａがらの光がライセンスプレート２を照明する
ようになっている。

この場合、先にも照明したように、ライセンスプレート
２を所定の照度以上の明るさで照明できるように、ライ
センスプレート２の面に対するランプ５ａの高さｈａ
（正確には車輌からの突出程度）をかなり高くする必要
がある。

即ち、ライセンスプレート２の明るさを高める目的で、
ランプ５ａがプレート２を照明する光束のうち、フレー
トの最遠方を照明する光線８ａとプレート２との成す角
度αａがほぼ８°以上となるように、ランプ５ａの高さ
を設定するのが普通であり、このようにするにはランプ
５ａからの光かレンズ７へ、図における斜め上方から入
射するようにする必要があり、このためランプ５ａの高
さｈａが高くならざるを得ない。

このようにランプ５ａの高さｈａを高くすれば、これに
伴ってそのランプケース６ａの高さＨａも高くしなげれ
ばならず、従って照明装置全体が車輛より大きく突出し
、これによって既述の欠点を免れることはできない。

これに対し、第２図に示す本考案に係る照明装置３にお
いては、車輛１に取付げられたランプ５を収容するラン
プケース６に、プリズム９が付設され、ランプ５からの
光がこのプリズムで全反射、ないしは屈折してライセン
スプレート２を照明するようになっている。

この構成によれば、ランプからの光を従来よりも低い位
置（正確にはより車輌側に近Ｘ、’装置）からプリズム
９に入射させることができる。

即ち図示した実施例においては、ライセンスプレート２
に対するランプ５の突出高さが、ライセンスプレート２
に対するプリズム９の突出高さ以下に設定され、これに
よって、ランフ５からの光が、プリズム９よりも第２図
における下方から、ないしはプリズムとほぼ同一高さか
ら該７” ’） スム９に入射する。

このため、ライセンスフレート２に対するランプ５の高
さり、従ってランプケース６の高さＨを、従来のそれよ
りも著しく低くすることができる。

にもかかわらず、プリズム９で反射し、ないしは屈折し
た光がライセンスプレート２の図における斜め上方より
該プレート２を照射するので、プレート２を照明する光
束のうち、プレートの最遠方を照明する光線８とプレー
ト２との成す角度αを所定の大きさ、例えば８°以上の
大きさに支障なく設定することができる。

以上の如く、第２図に示すプレートにおいては、ライセ
ンスプレートの照度を殆んど低下させることなく、該プ
レートに対するランプの高さ、ひいてはランプケースの
高さを低くでき、照明装置３が車輛１から突出する程度
を小さく留めることができ、従来の欠点を支障なく軽減
することができる、尚、第１図に示すもう一方のぼ明装
置４も第２図と全く同様に構成することができるので、
その詳細な説明は省略する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、車輛に取付けられたライセンスプレートとそ
の照明装置との配置状態を説明する斜視図、第２図は第
１図におけるａ−■線に沿って切断した、本考案に係る
照明装置の一例を示す断面図、第３図は従来の照明装置
を示し、第２図に対応する断面図である。 １・・・・・・車輛、２・・・・・ライセンスプレート
、５・・−・・・ランプ、９・・・・・・プリズム ｈ
・・曲ランプの高さ。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 車輛に取付けられたライセンスプレートを照明するラン
   プと、該ランプからの光を前記ライセンスプレートへと
   案内する案内手段とを具備して成る、車輛におけるライ
   センスグレート照明装置において 前記案内手段がプリズムから放り、前記ライセンスプレ
   ートに対するランプの突出高さを、ライセンスプレート
   に対するプリズムの突出高さ以下に設定したことを特徴
   とする前記照明装置。