JPS58167699A - 石けん組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、石けん組成物に関するものである◇更に詳し
くは、石けんの使用後におけるしっとり感・なめらかさ
等の使用性を著しく改良した石けん組成物に関するもの
である。

石けんは、従来、牛脂、ヤシ油等の混合油脂或は、牛脂
、ヤシ油等を分解して得られる混合脂肪酸を苛性ソーダ
水溶液と反応（けん化）して得られる石けん素地に香料
、色剤等を配合して得られる０ これ等の原料油脂、または混合脂肪酸組成は、石けんに
適当な可塑性、稠度、溶解性、起泡性及び洗浄性などの
性質を付与するように調節される。

このため、市販石けんの油脂組成は牛脂８５〜６０重量
％（以下、％は重量％を示す。）、ヤシ油１５〜４０％
で構成されている。

石けんは、従来、身体或は衣服に付着する汚垢を洗浄す
るために用いられてきた。しかしながら洗顔用或は身体
に使用する場合、汚垢以外に皮膚表面に形成されている
皮脂成分までも脱脂し、そのため、つっばり感を生じた
り、或は敏感な肌の場合には、がさついたり、刺激性を
伴う場合がある。

そのため近年、グリセリン、ポリエチレングリコール等
の湿潤剤を多量に配合したり、皮脂成分の補給のため、
液状油分或は炭化水素、脂肪酸等の油分を配合している
が、使用時において顕著な亀裂を生じたり、或は石けん
の使命である起泡、洗浄性が著しく阻害される等の問題
点がみられた。

本発明者等は鋭意研究を行った結果、下記一般式（Ａ）
及び又は（Ｂ）で示される陽イオン性高分子化合物を石
けん素地に配合した場合には、前掲の如き欠点が　認め
られず、しかも、使用後のしっとり感、なめらかさ等の
使用−性が著しく改良され得ること見出した。

（以下余白） Ｒ９牛脂脂肪酸　ｎ　：　１．０−２０　　ｍ　：　２
−６Ｘ゛２〜４　分子量：ろ５００−へ０００で示され
るポリエチレングリコール／エピクロルヒドリン／プロ
ピレンアミン／タロイルアミンの共重合体（商品名　ポ
リコートＨ（Ｐｏ１ｙｑｕａｒｔ　Ｈ）西ドイツヘンケ
ル社（Ｈｅｎｋｅｌ　ＩｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌＧＭ
ＢＨ）製造等がある。）。

一般式（Ｂ） Ｒ−Ｃｅ１１はアンヒドログルコース単位の残基。

Ｙは５０〜２０．０００の整数。

ＣＲ２ ｍ　Ｏ〜１０の整数 ｎｅｏ　　〜　３　　　　〃 Ｐｒｏ　　〜　］０　　　　〃 で示されるヒドロキシエチルセルロースカチオン化物（
商品名　ポリマーＪ　Ｒ−１２５，−４００，米国ユニ
オンカーバイド社（Ｕｎｉｏｎ　Ｃａｒｂｉｄｅ　Ｃａ
ｒｐ、　　）製造）、商品名：レオガードＧ、ライオン
株式会社製造等がある・）・ 以下、本発明について詳細に説明する。

本発明に於て必須の配合成分として用いる上掲の一般式
（Ａ）または（Ｂ）で表わされる物質は、それぞれ、単
独または混合して配合することができるが・その適正な
配合量は、石けん組成物に占める重量比で０１〜６０％
の範囲、好ましくは０３〜４０％の範囲に存する。

０１％未満の配合量では石余の使用性向上の効果が十分
に発揮されず、６．０％を越える配合量では・ヌルヌル
したぬめり感を伴う使用性となり、好ましくない。

本発明の石けん組成物は、基本的に上述した一般式（Ａ
）または（Ｂ）で示される特定の陽イオン性高分子化合
物を石けん素地に配合したものであり、その石けん素地
の製造は公知の方法に従う。

すなわち、牛脂、羊脂などに代表される動物油脂、ヤシ
油、パーム油、パーム核油、大豆油、オＩＪ−ブ油、綿
実油などに代表される植物油脂の各単独ないし混合物を
アルカリ等でけん化するか、あるいは・種々の脂肪酸や
樹脂酸を中和することによって石けん素地を製造する。

本発明の石けん組成物には、上掛（Ａ）　（Ｂ）の配合
成分以外に、必要に応じて種々の配合剤を添加すること
ができる。

たとえば使用性を更に向上させる保湿剤としてプロピレ
ングリコール、グリセリン、ポリエチレングリコール、
ソルビトール、マルチトール、グリセリンのプロピレン
オキシド（以下ＰＯと表わす）付加物、ジグリセリンの
ＰＯ付加物などの単独ないし混合物をＯ〜７．０％の範
囲で配合することが出きるＯ また、皮膚への残油効果を目的として以下に述べるよう
な過脂肪酸を配合したり・種々の皮膚保護剤を配合する
ことが出来る。すなわち、スクワランーオレフィンオリ
ゴマー１ワセリン、流動ハラフィンナどノ炭化水素為ス
テアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、バルミチ
ン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸などの脂肪酸、シュガ
ーエステル、ラノリン、イソプロピルミリステートなど
の脂肪酸エステル、セチルアルコール、ステアリルアル
コール、オレイルアルコールなどの脂肪族アルコール、
脂肪族アルコールや脂肪酸のエトキシレート、シリコン
油類・ビタミン類、消炎剤Ｆｌ’４　ｅを挙げることが
できる。

また、起泡性、洗浄性の向上や硬水での使用時における
スカムの生成の防止等を目的々して以下のような界面活
性剤を配合することも出来る。

すなわち、α−スルホ脂肪酸エステル、イセチメン酸エ
ステル、アルキルアリールスルホン酸、アルコール硫酸
エステル、アルコールエトキシレートの硫酸エステル、
オレフィンスルホン酸、ハラフィンスルホン酸、Ｎ−ア
シルグルタミン酸、上述のエステルや酸の塩類、更には
アルキルベタイン、アルキルスルホベタインなどを配合
することが出来る。

同様に本発明においても、使用目的に応じて・色剤、安
定化剤、香料、殺菌剤、粉末類（ボＩＪ　エチレン・ナ
イロン、タルク、澱粉など）などを配合することが出来
る。

（以下余白） 次に実施例をもって本発明を詳述し、併せて、本〜発明
の効果を記載する。

なお、効果の測定は、以下の試験法、評価法によった。

使用性試験法 各試料につき、男女各５名、合計１ｏ名のパネルを用い
左右どちらが一方の顔を試料で、他方の顔をコントロー
ル（表−１中の扁９）で洗浄し、すすぎ、タオルで水を
拭き取った後、左右の使用性（なめらかさ、しっとりさ
）を判定した。

◎・・・・・・・・使用性非常に良好〜：ｌｏ人中８〜
１０名がコントロールに比し試料側の使用性がよいと答
えた場合。

○・・・・・使用性良好〜・１０人中６〜７名がフント
ロールに比し試料側の使用性がよいと答えた場合。

△・・・使用性普通〜：１０人中４〜５名がコントロー
ルに比し試料側の使用性がよいと答えた場合。

×・・・・使用性不良〜：１０人中０〜３名がコントロ
ールに比し試料側の使用性がよいと答えた場合・実施例
１ 表−１に記載の配合組成よりなる石けんを常法により調
整し、その使用性（なめらかさ、しっとりさ）を調べた
。

これら等の結果を表−１に示す。

（以下余白） 表　　　−１ 表−１のつづき 注１一般式（Ａ）の陽イオン性高分子化合物。

分子量は約２．５００〜４０００で、純分的５０％の水
溶液となっており、淡黄色の粘稠な液体である。数値は
純分の値に換算したものを示す。

注２一般式（Ｂ）の陽イオン性高分子化合物。有効分９
２％以上で、２％水溶液の粘度は７５〜１７５ｃｐｓで
ある。

注３一般式（Ｂ）の陽イオン性高分子化合物。有効分９
２％以上で、２％水溶液の粘度は３００〜５００ｃｐｓ
である。

注４一般式（Ｂ）の陽イオン性高分子化合物。有効分４
７±５％で、平均重合度（一般式（Ｅ）中のＹ）は約５
００である。

注５　牛脂／ヤシ油−８５／　１５の比率からなるナト
リウム境石けん素地。

表−１より明らかなように、本発明例は使用性（なめら
かさ、しっとりさ）において、極めて優れた性能を示し
ている。

特許出願人　　株式会社　資　生　堂 手続補正書（方式〕 特許庁長官　若　杉　和　夫　殿 〕　事件の表示 昭和５７年特許願第４９６８３号 ２　発明の名称 五番づん組成物 ３　補正をする者 事件との関係　　特許出願人 ４、補正命令の日刊 昭和５７年６月１１日（発送日　昭和５７年６月２９日
）表−１ 表−１のつづき

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 下記一般式（Ａ）及びまたは（Ｅ）で表わされる陽イオ
   ン性高分子化合物の中から選ばれる・１種又は２種以上
   を、０．１〜６０重量％配合することを特徴とする石け
   ん組成物。 一般式（Ａ） ｘ：２〜４　　分子量：　２，５００〜４ρ００で示さ
   れるポリエチレングリフール／エピクロルヒドリン／プ
   ロピレンアミン／タロイルアミンの共重合体。 一般式（Ｂ） Ｒ−Ｃｅ１ｌはアンヒドログルコース単位の残基。 Ｙは５０−２０．０００７７）整数。　　Ｒは−（０２
   Ｈ４０）ｍ　（０Ｈ２０ＨＯ）ｎ　　（０２Ｈ４０）　
   ｐ　　ＨＨ３ ｍ：Ｏ〜１０の整数 ｎ　　：　　０〜３　　　　〃 Ｐ　：　０〜１０〃 で示すしるヒドロキシエチルセルロースヵチ□オン化物
   。