JP2532069B2 - 透明ゲル状洗浄剤組成物 - Google Patents
透明ゲル状洗浄剤組成物Info
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Description
【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は透明ゲル状洗浄剤組成物に関し、さらに詳し
くは、起泡力および使用感に優れ、皮膚および毛髪に対
して低刺激性の安定かつ透明なゲル状洗浄剤組成物に関
する。
くは、起泡力および使用感に優れ、皮膚および毛髪に対
して低刺激性の安定かつ透明なゲル状洗浄剤組成物に関
する。
発明の背景 従来の皮膚および毛髪洗浄剤は、外観により、固状、
液状およびクリーム状洗浄剤に分類される。
液状およびクリーム状洗浄剤に分類される。
これらの洗浄剤の主成分としては、通常、高級脂肪酸
塩が用いられている。しかし高級脂肪酸塩を主成分とす
る洗浄剤は、アルカリ性であるために皮膚に刺激し、肌
荒れの原因となっていた。また、外観的にも、不透明な
クリーム状のものや半透明のものは製造されているが、
透明ゲル状のものが製造された例はない。
塩が用いられている。しかし高級脂肪酸塩を主成分とす
る洗浄剤は、アルカリ性であるために皮膚に刺激し、肌
荒れの原因となっていた。また、外観的にも、不透明な
クリーム状のものや半透明のものは製造されているが、
透明ゲル状のものが製造された例はない。
一方、弱酸性ないし中性の洗浄剤には透明ゲル状のも
のも存在するが、ゲル化するために水溶性高分子増粘剤
が添加されており、使用時の曵糸性ならびに使用時およ
び使用後のぬめり感などの欠点を有し、満足できるもの
は得られていない。
のも存在するが、ゲル化するために水溶性高分子増粘剤
が添加されており、使用時の曵糸性ならびに使用時およ
び使用後のぬめり感などの欠点を有し、満足できるもの
は得られていない。
特公昭58−27319号には、リン酸エステル系界面活性
剤を基剤とした弱酸性ないし中性の洗浄剤が開示されて
いるがクリーム状の外観を呈しており、透明ゲル状の洗
浄剤は記載されていない。
剤を基剤とした弱酸性ないし中性の洗浄剤が開示されて
いるがクリーム状の外観を呈しており、透明ゲル状の洗
浄剤は記載されていない。
本発明者らは、前記の問題点を克服すべく種々研究を
重ねる間に、意外にも、リン酸エステル系界面活性剤、
Ｎ−アシル−Ｎ−メチル−β−アラニン塩および１価ア
ルコール類もしくは多価アルコール類を基剤とすること
により、弱酸ないし中性付近で透明、美麗なゲルを形成
し、かつ、起泡力および使用感に優れ、皮膚および毛髪
に対して低刺激性であり、広い温度範囲にて長期間安定
な透明ゲル状洗浄剤組成物が得られることを見出し、本
発明を完成するに至った。
重ねる間に、意外にも、リン酸エステル系界面活性剤、
Ｎ−アシル−Ｎ−メチル−β−アラニン塩および１価ア
ルコール類もしくは多価アルコール類を基剤とすること
により、弱酸ないし中性付近で透明、美麗なゲルを形成
し、かつ、起泡力および使用感に優れ、皮膚および毛髪
に対して低刺激性であり、広い温度範囲にて長期間安定
な透明ゲル状洗浄剤組成物が得られることを見出し、本
発明を完成するに至った。
発明の開示 本発明は、 （ａ）一般式： ［式中、R1は炭素数８〜18の飽和または不飽和炭化水素
基、ＸおよびＹは、それぞれ、水素、アルカリ金属、ア
ンモニウムまたはアルカノールアミン（アルキレンの炭
素数２〜３）およびｌは１〜３の整数を意味する］ で示されるリン酸エステル系界面活性剤または一般式： ［式中、R2およびR3は炭素数８〜18の飽和または不飽和
炭化水素基、Ｙは水素、アルカリ金属、アンモニウムま
たはアルカノールアミン（アルキレンの炭素数２〜３）
ならびにｍ＋ｎは１〜３の整数を意味する］ で示されるリン酸エステル系界面活性剤の１種または２
種以上25〜55重量％ （ｂ）一般式： ［式中、R4は炭素数８〜18の飽和または不飽和炭化水素
基およびＭはアルカリ金属、アンモニウムまたはアルカ
ノールアミン（アルキレンの炭素数２〜３）を意味す
る］ で示されるＮ−アシル−Ｎ−メチル−β−アラニン塩３
〜20重量％ （ｃ）１価アルコール類または多価アルコール類の１種
または２種以上１〜20重量％、および （ｄ）スクラブ剤１〜20重量％ を配合してなることを特徴とする透明ゲル状洗浄剤組成
物を提供する。
基、ＸおよびＹは、それぞれ、水素、アルカリ金属、ア
ンモニウムまたはアルカノールアミン（アルキレンの炭
素数２〜３）およびｌは１〜３の整数を意味する］ で示されるリン酸エステル系界面活性剤または一般式： ［式中、R2およびR3は炭素数８〜18の飽和または不飽和
炭化水素基、Ｙは水素、アルカリ金属、アンモニウムま
たはアルカノールアミン（アルキレンの炭素数２〜３）
ならびにｍ＋ｎは１〜３の整数を意味する］ で示されるリン酸エステル系界面活性剤の１種または２
種以上25〜55重量％ （ｂ）一般式： ［式中、R4は炭素数８〜18の飽和または不飽和炭化水素
基およびＭはアルカリ金属、アンモニウムまたはアルカ
ノールアミン（アルキレンの炭素数２〜３）を意味す
る］ で示されるＮ−アシル−Ｎ−メチル−β−アラニン塩３
〜20重量％ （ｃ）１価アルコール類または多価アルコール類の１種
または２種以上１〜20重量％、および （ｄ）スクラブ剤１〜20重量％ を配合してなることを特徴とする透明ゲル状洗浄剤組成
物を提供する。
本発明によれば、皮膚および毛髪に対して低刺激性の
広い温度範囲にて安定な透明ゲル状洗浄剤組成物が得ら
れ、洗顔料、シャンプー、ボディーシャンプー等として
幅広く使用することができる。
広い温度範囲にて安定な透明ゲル状洗浄剤組成物が得ら
れ、洗顔料、シャンプー、ボディーシャンプー等として
幅広く使用することができる。
本発明の透明ゲル状洗浄剤組成物に用いる式（Ｉ）ま
たは式（II）のリン酸エステル系界面活性剤は単独で
も、また、２種以上を適宜の割合で混合して使用しても
よいが、好ましくは、式（Ｉ）の化合物および式（II）
の化合物の重量比が100:0〜50:50となるように混合して
用い、一般に、組成物全量に対して25〜55重量％の範囲
で配合する。混合割合が50:50以下になると、不透明と
なり、また、配合量が25重量％より少ないとゲルを形成
せず、一方、55重量％より多いと不透明となる。式
（Ｉ）または式（II）のリン酸エステル系界面活性剤と
しては、ｌまたはｍ＋ｎが１〜３のものが好ましく、特
に好ましい具体例としてはポリオキシエチレン（２）モ
ノラウリルリン酸カリウム塩およびポリオキシエチレン
（２）ジラウリルリン酸カリウム塩が挙げられる。
たは式（II）のリン酸エステル系界面活性剤は単独で
も、また、２種以上を適宜の割合で混合して使用しても
よいが、好ましくは、式（Ｉ）の化合物および式（II）
の化合物の重量比が100:0〜50:50となるように混合して
用い、一般に、組成物全量に対して25〜55重量％の範囲
で配合する。混合割合が50:50以下になると、不透明と
なり、また、配合量が25重量％より少ないとゲルを形成
せず、一方、55重量％より多いと不透明となる。式
（Ｉ）または式（II）のリン酸エステル系界面活性剤と
しては、ｌまたはｍ＋ｎが１〜３のものが好ましく、特
に好ましい具体例としてはポリオキシエチレン（２）モ
ノラウリルリン酸カリウム塩およびポリオキシエチレン
（２）ジラウリルリン酸カリウム塩が挙げられる。
用いるＮ−アシル−Ｎ−メチル−β−アラニン塩とし
ては、好ましくは、Ｎ−ラウロイル−Ｎ−メチル−β−
アラニンのカリウム塩、Ｎ−ミリストイル−Ｎ−メチル
−β−アラリンのナトリウム塩またはカリウム塩および
Ｎ−ステアロイル−Ｎ−メチル−β−アラリンのナトリ
ウム塩またはカリウム塩等、特に好ましくは、Ｎ−ラウ
ロイル−Ｎ−メチル−β−アラリンのナトリウム塩が挙
げられ、一般に、組成物全量に対して３〜20重量％の範
囲で配合する。配合量が３重量％より少ないと不透明な
ゲルとなるかまたは温度安定性の悪い透明ゲルとなり、
一方、20重量％より多いとゲルを形成しなくなる。
ては、好ましくは、Ｎ−ラウロイル−Ｎ−メチル−β−
アラニンのカリウム塩、Ｎ−ミリストイル−Ｎ−メチル
−β−アラリンのナトリウム塩またはカリウム塩および
Ｎ−ステアロイル−Ｎ−メチル−β−アラリンのナトリ
ウム塩またはカリウム塩等、特に好ましくは、Ｎ−ラウ
ロイル−Ｎ−メチル−β−アラリンのナトリウム塩が挙
げられ、一般に、組成物全量に対して３〜20重量％の範
囲で配合する。配合量が３重量％より少ないと不透明な
ゲルとなるかまたは温度安定性の悪い透明ゲルとなり、
一方、20重量％より多いとゲルを形成しなくなる。
用いる１価アルコール類としては、エタノール、イソ
プロパノール、特に好ましくは、エタノールが挙げら
れ、多価アルコール類としては、グリセリン、ポリグリ
セリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコ
ール、ポリエチレングリコールシュークロース、マルト
ール、ソルビトール、マルチトール等、特に好ましく
は、プロピレングリコール等が挙げられ、これらの１種
または２種以上を組成物全量に対して１〜20重量％、好
ましくは、３〜９重量％の範囲で配合する。配合量が１
重量％より少ないと低温時における該洗浄剤組成物の透
明度が低下し、一方、20重量％より多いと粘性が低下
し、ゲル形成が困難になり保存安定性が低下する。ま
た、配合したスクラブ剤の沈降の原因ともなる。一方、
所定量のアルコール類を配合することにより、洗浄時に
該洗浄剤組成物は掌中で溶け易くなる。
プロパノール、特に好ましくは、エタノールが挙げら
れ、多価アルコール類としては、グリセリン、ポリグリ
セリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコ
ール、ポリエチレングリコールシュークロース、マルト
ール、ソルビトール、マルチトール等、特に好ましく
は、プロピレングリコール等が挙げられ、これらの１種
または２種以上を組成物全量に対して１〜20重量％、好
ましくは、３〜９重量％の範囲で配合する。配合量が１
重量％より少ないと低温時における該洗浄剤組成物の透
明度が低下し、一方、20重量％より多いと粘性が低下
し、ゲル形成が困難になり保存安定性が低下する。ま
た、配合したスクラブ剤の沈降の原因ともなる。一方、
所定量のアルコール類を配合することにより、洗浄時に
該洗浄剤組成物は掌中で溶け易くなる。
さらに本発明の洗浄剤組成物にはゲルの溶解性、泡立
ちおよび肌質に応じて洗浄力をよくするためにスクラブ
剤を配合する。用いるスクラブ剤には特に制限はなく、
アンズの内果皮、アーモンドの種子、クルミの内果皮、
カバノキの幹、モモの内果皮、トウモロコシの穂軸、ヨ
クイニン、スイカの種子、綿実の殻、テンピ、ショウブ
の根、極度水添ホホバ油、極度水添牛脂などの天然系ス
クラブ剤およびナイロン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレ
ン、セルロース、ポリアクリル、ポリプロピレン、ポリ
エチレンなどの合成系スクラブ剤の１種または２種以上
が配合できるが、特に粒径が100〜1000μｍのものが好
ましい。配合量は組成物全量に対して１〜20重量％とす
る。配合量が１重量％より少ないと本発明の洗浄剤組成
物の溶解性、泡立ちが改善されず、一方、20重量％より
多いとゲルが硬くなり過ぎ使用に適さない。
ちおよび肌質に応じて洗浄力をよくするためにスクラブ
剤を配合する。用いるスクラブ剤には特に制限はなく、
アンズの内果皮、アーモンドの種子、クルミの内果皮、
カバノキの幹、モモの内果皮、トウモロコシの穂軸、ヨ
クイニン、スイカの種子、綿実の殻、テンピ、ショウブ
の根、極度水添ホホバ油、極度水添牛脂などの天然系ス
クラブ剤およびナイロン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレ
ン、セルロース、ポリアクリル、ポリプロピレン、ポリ
エチレンなどの合成系スクラブ剤の１種または２種以上
が配合できるが、特に粒径が100〜1000μｍのものが好
ましい。配合量は組成物全量に対して１〜20重量％とす
る。配合量が１重量％より少ないと本発明の洗浄剤組成
物の溶解性、泡立ちが改善されず、一方、20重量％より
多いとゲルが硬くなり過ぎ使用に適さない。
さらに、本発明の洗浄剤組成物には、必要に応じて適
当な香料、着色剤、防腐剤等を本発明の効果を損なわな
い範囲で添加することができる。
当な香料、着色剤、防腐剤等を本発明の効果を損なわな
い範囲で添加することができる。
本発明の透明ゲル状洗浄剤組成物は、常法に従って洗
顔料、シャンプー、ボディーシャンプー等の通常の剤形
とすることができ、特に限定されるものではないが、好
ましくは以下の方法により製造できる。
顔料、シャンプー、ボディーシャンプー等の通常の剤形
とすることができ、特に限定されるものではないが、好
ましくは以下の方法により製造できる。
リン酸エステル系界面活性剤および水を攪拌混合し、
60〜80℃に加熱し、均一にし、同温度にてさらにしばら
く攪拌を続行する。これに１価アルコール類または多価
アルコール類の１種または２種以上およびＮ−アシル−
Ｎ−メチル−β−アラニン塩の混合液を加え、攪拌した
後、徐冷攪拌を行なう。ついで、40〜50℃にてスクラブ
剤を加え、攪拌しながら室温まで冷却することにより透
明ゲル状洗浄剤組成物が得られる。
60〜80℃に加熱し、均一にし、同温度にてさらにしばら
く攪拌を続行する。これに１価アルコール類または多価
アルコール類の１種または２種以上およびＮ−アシル−
Ｎ−メチル−β−アラニン塩の混合液を加え、攪拌した
後、徐冷攪拌を行なう。ついで、40〜50℃にてスクラブ
剤を加え、攪拌しながら室温まで冷却することにより透
明ゲル状洗浄剤組成物が得られる。
製造工程は、泡の混入を防止するため減圧下にて操作
するのが好ましい。
するのが好ましい。
さらに本発明の透明ゲル状洗浄剤組成物のpHは、気泡
力および刺激性の観点から６ないし８の範囲にするのが
最も好ましい。
力および刺激性の観点から６ないし８の範囲にするのが
最も好ましい。
このようにして得られた透明ゲル状洗浄剤組成物は起
泡力および使用感に優れ、皮膚および毛髪に対する刺激
が少なく、広い温度範囲にて安定である。
泡力および使用感に優れ、皮膚および毛髪に対する刺激
が少なく、広い温度範囲にて安定である。
実施例 つぎに実施例、参考例および比較例を挙げて本発明を
さらに詳しく説明する。
さらに詳しく説明する。
実施例１、参考例１〜４および比較例１〜６ つぎの第１表の処方により、常法に従って洗浄剤組成
物を製造し、外観、保存安定性、使用感（泡立ち、使い
易さ、洗い上がり、つっぱり感）および総合評価につい
て調べた結果を第２表に示す。第１表中の数値は全て重
量％を意味する。
物を製造し、外観、保存安定性、使用感（泡立ち、使い
易さ、洗い上がり、つっぱり感）および総合評価につい
て調べた結果を第２表に示す。第１表中の数値は全て重
量％を意味する。
各試験項目はつぎのようにして評価した。
（１）外観：製造した洗浄剤を目視により評価した。
（２）保存安定性：製造後０℃、室温および40℃にて90
日間放置し、つぎの基準で評価した。
日間放置し、つぎの基準で評価した。
○…外観に変化がなく、均一な状態を保っている。
×…ゲルの分離が生じるか、透明度が低下する。
（３）使用感（泡立ち、使い易さ、洗い上がり、つっぱ
り感）:18〜30才の女性パネラー20名に製造した洗浄剤
で顔および手を洗浄させ、官能試験にてつぎの基準によ
り５段階で評価させた。
り感）:18〜30才の女性パネラー20名に製造した洗浄剤
で顔および手を洗浄させ、官能試験にてつぎの基準によ
り５段階で評価させた。
５…良い ４…やや良い ３…普通 ２…やや悪い １…悪い それぞれの結果は平均した数字で示す。
（４）pH:製造した洗浄剤をガラス電極pHメーター（東
亜電波工業社製）を用いて測定した。
亜電波工業社製）を用いて測定した。
（５）総合評価：外観、保存安定性、使用感を考慮して
透明ゲル状洗浄剤組成物としての総合的な評価をつぎの
基準で示した。
透明ゲル状洗浄剤組成物としての総合的な評価をつぎの
基準で示した。
◎…非常に優れている ○…優れている △…普通 ×…不適当 第２表から明らかなように、成分（ａ）、（ｂ）およ
び（ｃ）を、かつ、所定量配合した場合にのみ、透明ゲ
ル状の保存安定性および使用感に優れた洗浄剤組成物が
得られる。また、さらにスクラブ剤を配合することによ
り、溶解性、泡立ちがよくなり、また、肌質に応じて洗
浄力をよくすることができる。
び（ｃ）を、かつ、所定量配合した場合にのみ、透明ゲ
ル状の保存安定性および使用感に優れた洗浄剤組成物が
得られる。また、さらにスクラブ剤を配合することによ
り、溶解性、泡立ちがよくなり、また、肌質に応じて洗
浄力をよくすることができる。
参考例５ 成分（ａ）としてポリオキシエチレン（２）モノラウ
リルリン酸カリウムまたはポリオキシエチレン（２）ジ
ラウリルリン酸カリウム、成分（ｂ）としてＮ−ラウロ
イル−Ｎ−メチル−β−アラニンナトリウムおよび水の
３成分を合わせて95重量％ならびに成分（ｃ）としてエ
タノール５重量％を前記製造法に準じて配合した場合の
成分（ａ）、（ｂ）および水の重量比と透明ゲル形成の
関係を第１図に示し、参考として、同様な方法にて成分
（ａ）としてポリオキシエチレン（２）モノラウリルリ
ン酸カリウムまたはポリオキシエチレン（２）ジラウリ
ルリン酸カリウム、成分（ｂ）としてＮ−ラウロイル−
Ｎ−メチル−β−アラニンナトリウムおよび水の３成分
を合わせて100重量％配合した場合の成分（ａ）、
（ｂ）および水の重量比と透明ゲル形成の関係を第２図
に示す。０〜40℃にて保存安定性に優れた透明ゲル状洗
浄剤組成物を得るためには前記３成分が第１図および第
２図の斜線の範囲内になければならない。なお、アルコ
ール類の配合されていない第２図の組成では０℃にて濁
りが生じ、透明ゲル状洗浄剤組成物が得られない。
リルリン酸カリウムまたはポリオキシエチレン（２）ジ
ラウリルリン酸カリウム、成分（ｂ）としてＮ−ラウロ
イル−Ｎ−メチル−β−アラニンナトリウムおよび水の
３成分を合わせて95重量％ならびに成分（ｃ）としてエ
タノール５重量％を前記製造法に準じて配合した場合の
成分（ａ）、（ｂ）および水の重量比と透明ゲル形成の
関係を第１図に示し、参考として、同様な方法にて成分
（ａ）としてポリオキシエチレン（２）モノラウリルリ
ン酸カリウムまたはポリオキシエチレン（２）ジラウリ
ルリン酸カリウム、成分（ｂ）としてＮ−ラウロイル−
Ｎ−メチル−β−アラニンナトリウムおよび水の３成分
を合わせて100重量％配合した場合の成分（ａ）、
（ｂ）および水の重量比と透明ゲル形成の関係を第２図
に示す。０〜40℃にて保存安定性に優れた透明ゲル状洗
浄剤組成物を得るためには前記３成分が第１図および第
２図の斜線の範囲内になければならない。なお、アルコ
ール類の配合されていない第２図の組成では０℃にて濁
りが生じ、透明ゲル状洗浄剤組成物が得られない。
実施例２ つぎの処方により、常法に従って洗顔料を製造した。
成分 重量％ ポリオキシエチレン（２）モノラウリル リン酸カリウム 24.0 ポリオキシエチレン（２）ジラウリル リン酸カリウム 10.0 Ｎ−ラウロイル−Ｎ−メチル−β− アラニンナトリウム 12.0 エタノール 5.0 プロピレングリコール 3.0 アンズの内果皮 2.0 香料 適量 色素 適量 防腐剤 適量 水 100に調整 参考例６ つぎの処方により、常法に従ってシャンプーを製造し
た。
た。
成分 重量％ ポリオキシエチレン（２）モノラウリル リン酸カリウム 19.0 ポリオキシエチレン（２）ジラウリル リン酸カリウム 8.0 Ｎ−ラウロイル−Ｎ−メチル−β− アラニンナトリウム 18.0 エタノール 5.0 香料 適量 色素 適量 防腐剤 適量 水 100に調整 参考例７ つぎの処方により、常法に従ってボディーシャンプー
を製造した。
を製造した。
成分 重量％ ポリオキシエチレン（１）モノラウリル リン酸カリウム 3.5 ポリオキシエチレン（１）ジラウリル リン酸カリウム 1.5 ポリオキシエチレン（２）モノラウリル リン酸カリウム 21.0 ポリオキシエチレン（２）ジラウリル リン酸カリウム 9.0 Ｎ−ラウロイル−Ｎ−メチル−β− アラニンナトリウム 12.0 1,3−ブチレングリコール 3.0 エタノール 5.0 香料 適量 色素 適量 防腐剤 適量 水 100に調整
第１図は、成分（ａ）としてポリオキシエチレン（２）
モノラウリルリン酸カリウムまたはポリオキシエチレン
（２）ジラウリルリン酸カリウム、成分（ｂ）としてＮ
−ラウロイル−Ｎ−メチル−β−アラニンナトリウムお
よび水の３成分を合わせて95重量％ならびに成分（ｃ）
としてエタノール５重量％を前記製造法に準じて配合し
た場合の成分（ａ）、（ｂ）および水の重量比と透明ゲ
ル形成の関係を示す図面、第２図は、同様な方法にて成
分（ａ）としてポリオキシエチレン（２）モノラウリル
リン酸カリウムまたはポリオキシエチレン（２）ジラウ
リルリン酸カリウム、成分（ｂ）としてＮ−ラウロイル
−Ｎ−メチル−β−アラニンナトリウムおよび水の３成
分を合わせて100重量％配合した場合の成分（ａ）、
（ｂ）および水の重量比と透明ゲル形成の関係を示す図
面である。図面中、斜線部は透明ゲルが形成しているこ
とを示す。また、図面中の数値は全て重量％を意味す
る。
モノラウリルリン酸カリウムまたはポリオキシエチレン
（２）ジラウリルリン酸カリウム、成分（ｂ）としてＮ
−ラウロイル−Ｎ−メチル−β−アラニンナトリウムお
よび水の３成分を合わせて95重量％ならびに成分（ｃ）
としてエタノール５重量％を前記製造法に準じて配合し
た場合の成分（ａ）、（ｂ）および水の重量比と透明ゲ
ル形成の関係を示す図面、第２図は、同様な方法にて成
分（ａ）としてポリオキシエチレン（２）モノラウリル
リン酸カリウムまたはポリオキシエチレン（２）ジラウ
リルリン酸カリウム、成分（ｂ）としてＮ−ラウロイル
−Ｎ−メチル−β−アラニンナトリウムおよび水の３成
分を合わせて100重量％配合した場合の成分（ａ）、
（ｂ）および水の重量比と透明ゲル形成の関係を示す図
面である。図面中、斜線部は透明ゲルが形成しているこ
とを示す。また、図面中の数値は全て重量％を意味す
る。
Claims (5)
- 【請求項１】（ａ）一般式： ［式中、R1は炭素数８〜18の飽和または不飽和炭化水素
基、ＸおよびＹは、それぞれ、水素、アルカリ金属、ア
ンモニウムまたはアルカノールアミン（アルキレンの炭
素数２〜３）およびｌは１〜３の整数を意味する］ で示されるリン酸エステル系界面活性剤または一般式： ［式中、R2およびR3は炭素数８〜18の飽和または不飽和
炭化水素基、Ｙは水素、アルカリ金属、アンモニウムま
たはアルカノールアミン（アルキレンの炭素数２〜３）
ならびにｍ＋ｎは１〜３の整数を意味する］ で示されるリン酸エステル系界面活性剤の１種または２
種以上25〜55重量％ （ｂ）一般式： ［式中、R4は炭素数８〜18の飽和または不飽和炭化水素
基およびＭはアルカリ金属、アンモニウムまたはアルカ
ノールアミン（アルキレンの炭素数２〜３）を意味す
る］ で示されるＮ−アシル−Ｎ−メチル−β−アラニン塩３
〜20重量％ （ｃ）１価アルコール類または多価アルコール類の１種
または２種以上１〜20重量％、および （ｄ）スクラブ剤１〜20重量％ を配合してなることを特徴とする透明ゲル状洗浄剤組成
物。 - 【請求項２】R1、R2およびR3が炭素数12〜14の飽和また
は不飽和炭化水素基である前記第（１）項の透明ゲル状
洗浄剤組成物。 - 【請求項３】一般式（Ｉ）で示される化合物および一般
式（II）で示される化合物の重量比が100:0〜50:50であ
る前記第（１）項〜第（２）項のいずれか１つの透明ゲ
ル水洗浄剤組成物。 - 【請求項４】R4が炭素数12〜14の飽和または不飽和炭化
水素基である前記第（１）項〜第（３）項のいずれか１
つの透明ゲル状洗浄剤組成物。 - 【請求項５】１価アルコール類がエタノールまたはイソ
プロパノール、多価アルコール類がプロピレングリコー
ルである前記第（１）項〜第（４）項のいずれか１つの
透明ゲル状洗浄剤組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61206588A JP2532069B2 (ja) | 1986-09-01 | 1986-09-01 | 透明ゲル状洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61206588A JP2532069B2 (ja) | 1986-09-01 | 1986-09-01 | 透明ゲル状洗浄剤組成物 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6361096A JPS6361096A (ja) | 1988-03-17 |
| JP2532069B2 true JP2532069B2 (ja) | 1996-09-11 |
Family
ID=16525889
Family Applications (1)
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Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JP2532069B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58113298A (ja) * | 1981-12-26 | 1983-07-06 | 川研ファインケミカル株式会社 | 透明ゲル状洗浄剤 |
| JPS5974196A (ja) * | 1982-10-20 | 1984-04-26 | 花王株式会社 | 洗浄剤組成物 |
| JPS62240390A (ja) * | 1986-04-09 | 1987-10-21 | 日本サ−フアクタント工業株式会社 | 洗浄剤組成物 |
-
1986
- 1986-09-01 JP JP61206588A patent/JP2532069B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
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| JPS6361096A (ja) | 1988-03-17 |
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