JP2897849B2 - 皮膚洗浄剤組成物 - Google Patents

皮膚洗浄剤組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な皮膚洗浄剤組成
物、さらに詳しくは、泡立ち性や泡のクリーミィ性に優
れ、かつすすぎ時のぬるつき感が少ない上、仕上り後の
肌のつっぱり感の少ない皮膚洗浄剤組成物に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、皮膚洗浄剤に用いられる洗浄活性
成分としては、高級脂肪酸セッケンや、アルキルベンゼ
ン硫酸ナトリウム、アルキルエーテルサルフェートなど
の合成アニオン性界面活性剤が知られている。しかしな
がら、これらの洗浄活性成分は必ずしも十分に満足しう
るものではなく、例えば前者の高級脂肪酸セッケンで
は、一般にアルカリ金属塩、ジエタノールアミン塩、ト
リエタノールアミン塩が用いられるが、アルカリ金属塩
は低温時に結晶が析出しやすいし、トリエタノールアミ
ン塩は高温保存下で変色しやすいなど、それぞれ安定性
に問題があり、また安定化も難しい上、組成的な制約も
多い。一方ジエタノールアミン塩については、広い温度
域や系中で安定に存在し、製品としての有用性が極めて
高いことが知られている。
【0003】しかしながら、このジエタノールアミンセ
ッケンも、他のセッケンと同様に、すすぎ時のぬめり感
のなさ及び使用後のさっぱり感は良好であるものの、泡
立ち性に劣り、かつ洗浄後の仕上り時に肌がつっぱるな
どの欠点を有している。
【0004】また、アルキルエーテルサルフェートなど
の合成アニオン性界面活性剤は泡立ち性は良好である
が、泡のクリーミィ性、すすぎ性、使用後のさっぱり感
に劣るという欠点がある。したがって、皮膚洗浄剤に
は、前記の高級脂肪酸セッケンや合成アニオン性界面活
性剤をそれぞれ単独で用いることはほとんどなく、通常
各種添加剤などを組み合わせて用いている。
【0005】例えば、豊かな泡立ちをもたせる目的で、
陽イオン性ポリマーを添加することが試みられている
(特開昭61−7399号公報など)。しかしながら、
この場合においても、泡のクリーミィ性を十分に高める
のは困難である。また、第三級アミンオキシドと多価ア
ルコールとを併用することで、すすぎ性を向上させるこ
とが試みられているが(特開昭62−107000号公
報)、この方法においては、すすぎ後のさっぱり感を十
分に満足させることができないという欠点がある。
【0006】このように、使用時の泡立ち性や泡のクリ
ーミィ性に優れ、かつすすぎ後のさっぱり感が良好であ
る上、仕上り後の肌のつっぱり感が少ないなど、皮膚洗
浄剤に要求される特性を十分に満足させうるものは、こ
れまで得られていないのが現状である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の皮膚洗浄剤が有する欠点を克服し、使用時の泡立
ち性及び泡のクリーミィ性に優れ、かつすすぎ時のぬめ
り感がない上、仕上り後の肌のつっぱり感の少ない皮膚
洗浄剤組成物を提供することを目的としてなされたもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の好
ましい性質を有する皮膚洗浄剤組成物を開発すべく鋭意
研究を重ねた結果、特定の高級脂肪酸セッケン、第三級
アミンオキシド及び高分子量ポリエチレングリコールを
それぞれ所定の割合で含有する組成物により、その目的
を達成しうることを見い出し、この知見に基づいて本発
明を完成するに至った。
【0009】すなわち、本発明は、(A)炭素数8〜2
2の高級脂肪酸のジエタノールアミン塩10〜40重量
%、(B)一般式
【化2】 (式中のRは炭素数8〜22の直鎖状若しくは分枝を
有するアルキル基又はアルケニル基、R及びRはそ
れぞれメチル基又はエチル基である)で表わされる第三
級アミンオキシド0.5〜10重量%及び(C)平均分
子量100,000〜5,000,000の高分子量ポ
リエチレングリコール0.01〜5重量%を含有するこ
とを特徴とする皮膚洗浄剤組成物を提供するものであ
る。
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。本発明組
成物においては、(A)成分として炭素数8〜22の高
級脂肪酸のジエタノールアミン塩が用いられる。該高級
脂肪酸としては飽和のものでも不飽和のものでもよく、
また直鎖状のものであってもよいし、分枝を有するもの
であってもよいが、直鎖状の飽和脂肪酸で炭素数10〜
18のものが好適である。
【0011】この(A)成分の高級脂肪酸のジエタノー
ルアミン塩の具体例としては、ラウリン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ヤシ油脂肪酸、牛脂
脂肪酸及びこれらの混合脂肪酸などのジエタノールアミ
ン塩が挙げられる。本発明組成物においては、前記
(A)成分の含有量は10〜40重量%、好ましくは1
5〜35重量%の範囲で選ばれる。
【0012】本発明組成物においては、(B)成分とし
て化2の第三級アミンオキシドが用いられる。この第三
級アミンオキシドとしては、例えばヤシ油脂肪酸ジメチ
ルアミンオキシド、ラウリン酸ジメチルアミンオキシ
ド、テトラデシルジメチルアミンオキシド、ドデシルジ
メチルアミンオキシドなどが挙げられる。
【0013】これらの第三級アミンオキシドは1種用い
てもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよく、ま
たその含有量は、組成物全重量に基づき0.5〜10重
量%、好ましくは1.0〜5.0重量%の範囲で選ばれ
る。
【0014】本発明組成物においては、(C)成分とし
て平均分子量が100,000〜5,000,000、
好ましくは250,000〜2,500,000の範囲
にある高分子量ポリエチレングリコールが用いられる。
該平均分子量が100,000未満のものでは泡立ち性
が向上しないし、5,000,000を超えると泡が重
くなるなど、使用感が悪くなる傾向がみられる。
【0015】この高分子量のポリエチレングリコール
は、酸化エチレンの開環重合により得られた水溶性高分
子化合物であり、このようなものとしては、例えばPo
lyox WSR・N−3000(平均分子量320,
000〜480,000)、Polyox WSR−2
05(平均分子量550,000〜650,000)、
Polyox WSR・N−12K(平均分子量1,0
00,000〜1,200,000)(いずれもユニオ
ンカーバイド社製、商品名)などが市販されている。こ
の(C)成分の高分子量ポリエチレングリコールは1種
用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよ
く、また、その含有量は組成物全重量に基づき0.01
〜5重量%、好ましくは0.1〜2重量%の範囲で選ば
れる。
【0016】本発明の皮膚洗浄剤組成物には、前記の必
須成分以外に、本発明の目的をそこなわない範囲で、従
来皮膚洗浄剤に慣用されている種々の添加成分を必要に
応じ配合することができる。この必要に応じて用いられ
る添加成分としては、例えば炭素数8〜22の高級脂肪
酸、高級アルコール及びこれらのエステル類や炭化水素
類、ラノリン誘導体、レシチン及びその誘導体、シリコ
ーン類、グリセリン、ソルビトール、マルチトール、プ
ロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ピ
ロリドンカルボン酸ナトリウムなどの保湿剤、種々の界
面活性剤、グリチルリチン、アラントイン、アロエ末、
ビタミン類などの薬剤、動物又は植物の抽出エキス、未
中和ジエタノールアミンなどのアルカリ剤、キレート
剤、抗菌剤、精製水などが挙げられ、これらは組成物調
整の適当な段階で添加することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明の皮膚洗浄剤組成物は、高級脂肪
酸のジエタノールアミン塩を主成分とし、かつ第三級ア
ミンオキシド及び高分子量ポリエチレングリコールを含
有するものであって、優れた泡性能を有するとともに、
すすぎ時のぬるつき感が少なく、かつ使用後の肌のつっ
ぱり感が少ないなどの特徴を有し、極めて商品価値の高
いものである。
【0018】
【実施例】次に、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定され
るものではない。なお、組成物の特性は次のようにして
評価した。
【0019】(1)泡立ち性 CaClを用い、ドイツ硬度3°DHに調整した人工
硬水を使用して、試料濃度3重量%溶液20mlを作成
し、100ml栓付き試験管を用い、温度25℃の条件
で10秒間に20回振とうさせその1分後の泡量を測定
して、次の判定基準に従って泡立ち性を評価した。 3:泡立ち非常に良好、泡量70ml以上 2:泡立ち良好、泡量50ml以上 70ml未満 1:泡立ち普通、泡量30ml以上 50ml未満 0:泡立ち不良、泡量30ml未満
【0020】(2)使用性 各試料につき、7名のパネラーによって官能で使用性、
すなわち泡のクリーミィ性、すすぎ時のぬるつき感のな
さ、使用後の肌のつっぱり感のなさを次の判定基準に従
って評価した。 3点:非常に良好、7名中6名以上が良いと答えた場合 2点:良好、7名中4〜5名が良いと答えた場合 1点:普通、7名中2〜3名が良いと答えた場合 0点:不良、7名中0〜1名が良いと答えた場合
【0021】実施例1〜4、比較例1〜3 表1に示す種類と量の成分を含有し、かつプロピレング
リコール5.0重量%、EDTA−4Na0.1重量
%、香料1.0重量%及び精製水残部を含有する皮膚洗
浄剤組成物を常法に従い調製して性能を評価した。その
結果を表1に示す。表1から明らかなように、本発明の
皮膚洗浄剤組成物は泡立ち性、泡のクリーミィ性、すす
ぎ時のぬるつき感のなさ、使用後の肌のつっぱり感のな
さなどのすべてにおいて優れている。
【表1】
【0022】実施例5〜10 表2に示す種類と量の成分を含有し、かつグリセリン
5.0重量%、EDTA−4Na0.1重量%、香料
0.5重量%及び精製水残部を含有する皮膚洗浄剤組成
物を調製し、性能を評価した。その結果を表2に示す。
表2から明らかなように、本発明の皮膚洗浄剤組成物は
いずれも優れた性能を有している。
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C11D 3:37) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C11D 1/83 C11D 1/04 C11D 1/75 C11D 3/37 C11D 3/20 WPI/L(QUESTEL)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)炭素数8〜22の高級脂肪酸のジ
    エタノールアミン塩10〜40重量%、(B)一般式 【化1】 (式中のRは炭素数8〜22の直鎖状若しくは分枝を
    有するアルキル基又はアルケニル基、R及びRはそ
    れぞれメチル基又はエチル基である)で表わされる第三
    級アミンオキシド0.5〜10重量%及び(C)平均分
    子量100,000〜5,000,000の高分子量ポ
    リエチレングリコール0.01〜5重量%を含有するこ
    とを特徴とする皮膚洗浄剤組成物。
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