JPS58167683A - 抽出蒸留方法 - Google Patents
抽出蒸留方法Info
- Publication number
- JPS58167683A JPS58167683A JP57050688A JP5068882A JPS58167683A JP S58167683 A JPS58167683 A JP S58167683A JP 57050688 A JP57050688 A JP 57050688A JP 5068882 A JP5068882 A JP 5068882A JP S58167683 A JPS58167683 A JP S58167683A
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- JP
- Japan
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- extractive distillation
- column
- mixture
- hydrocarbon
- distillation column
- Prior art date
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10G—CRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
- C10G7/00—Distillation of hydrocarbon oils
- C10G7/08—Azeotropic or extractive distillation
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
- Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は炭化水素混合物、特にC4あるいはC6炭化水
素混合物からオレフィンおよび/またはジオレフィンを
分離するに際し、該炭化水素混合物を極性溶剤中で蒸留
し比較的難溶性炭化水素の・くラフインおよび/または
オレフィンを塔頂より取り出し、同時に塔底より比較的
易溶性のオレフィンおよび/またはジオレフィンを含む
溶剤溶液を取り出す抽出蒸留工程における改良方法に関
するものである。
素混合物からオレフィンおよび/またはジオレフィンを
分離するに際し、該炭化水素混合物を極性溶剤中で蒸留
し比較的難溶性炭化水素の・くラフインおよび/または
オレフィンを塔頂より取り出し、同時に塔底より比較的
易溶性のオレフィンおよび/またはジオレフィンを含む
溶剤溶液を取り出す抽出蒸留工程における改良方法に関
するものである。
本発明でいう比較的難溶性炭化水素および比較的易溶性
炭化水素とは極性溶剤に対する溶解性を比較的に表現し
たもので、例えばオレフィン−ジオレフィン混合物では
オレフィンが比較的難溶性炭化水素、ジオレフィンが比
較的易溶性炭化水素であり、またパラフィン−オレフィ
ン混合物ではパラフィンが比較的難溶性炭化水素、オレ
フィンが比較的易溶性炭化水素である。参考として第1
表に代表的極性溶剤であるジメチルホルムアミド及びN
−メチルピロリドンに対するC4炭化水素の溶解度を示
す。
炭化水素とは極性溶剤に対する溶解性を比較的に表現し
たもので、例えばオレフィン−ジオレフィン混合物では
オレフィンが比較的難溶性炭化水素、ジオレフィンが比
較的易溶性炭化水素であり、またパラフィン−オレフィ
ン混合物ではパラフィンが比較的難溶性炭化水素、オレ
フィンが比較的易溶性炭化水素である。参考として第1
表に代表的極性溶剤であるジメチルホルムアミド及びN
−メチルピロリドンに対するC4炭化水素の溶解度を示
す。
第1表
C4およびC1炭化水素混合物中にはそれぞれブタジェ
ン、イソプレンが含まれており、これらは合成ゴム、合
成樹脂等の原料として重要である。また、オレフィン類
ではイソブチンがメチルメタクリレートの原料として、
n−ブテンが無水マレイン酸および脱水素ブタジェンの
原料として注目されている。
ン、イソプレンが含まれており、これらは合成ゴム、合
成樹脂等の原料として重要である。また、オレフィン類
ではイソブチンがメチルメタクリレートの原料として、
n−ブテンが無水マレイン酸および脱水素ブタジェンの
原料として注目されている。
これらの有効成分をC4およびC,炭化水素混合物から
極性溶剤を使用した抽出蒸留法により分離する方法とし
ては特公昭45−17405号、特公昭45−1741
1号、特公昭47−41323号、特開昭56−834
21号等により開示されている。
極性溶剤を使用した抽出蒸留法により分離する方法とし
ては特公昭45−17405号、特公昭45−1741
1号、特公昭47−41323号、特開昭56−834
21号等により開示されている。
通常、抽出蒸留は抽出蒸留塔と放散塔よりなる装置を用
いて行なわれる。へまたはC1炭化水素混合物中の易溶
性炭化水素であるオレフィンおよび/またはジオレフィ
ンは抽出蒸留塔塔底から溶剤との混合物で取出され、放
散塔に送られて炭化水素と溶剤とに分離される。一般に
、放散塔は0.5〜5気圧の圧力で操作され、塔底から
は炭化水素を実質的に含まない極性溶剤がその圧力下に
おける沸点で取り出される。通常、この溶剤の温度は1
00〜200℃と高温なので抽出蒸留塔リボイラーおよ
び/または原料蒸発器の熱源として、その熱エネルギー
を回収した後に抽出蒸留塔に返送している( U、 W
AGNER他、1. E、 CV−ol、 62猶4
APRIL1970.43〜4B頁)。
いて行なわれる。へまたはC1炭化水素混合物中の易溶
性炭化水素であるオレフィンおよび/またはジオレフィ
ンは抽出蒸留塔塔底から溶剤との混合物で取出され、放
散塔に送られて炭化水素と溶剤とに分離される。一般に
、放散塔は0.5〜5気圧の圧力で操作され、塔底から
は炭化水素を実質的に含まない極性溶剤がその圧力下に
おける沸点で取り出される。通常、この溶剤の温度は1
00〜200℃と高温なので抽出蒸留塔リボイラーおよ
び/または原料蒸発器の熱源として、その熱エネルギー
を回収した後に抽出蒸留塔に返送している( U、 W
AGNER他、1. E、 CV−ol、 62猶4
APRIL1970.43〜4B頁)。
5 一
本発明者らは抽出蒸留における放散塔塔底からの高温で
排出される溶剤の熱を効率的に回収する方法につき種々
検討を重ねた結果、溶剤の熱量を徹底的に回収、利用す
る方法を見い出し本発明を完成させた。
排出される溶剤の熱を効率的に回収する方法につき種々
検討を重ねた結果、溶剤の熱量を徹底的に回収、利用す
る方法を見い出し本発明を完成させた。
すなわち、本発明の抽出蒸留は極性溶剤を用い、2基以
上の原料炭化水素混合物の蒸発器、抽出蒸留塔、放散塔
及び精留塔を備えた抽出蒸留装置により、炭化水素混合
物から比較的難溶性炭化水素のパラフィンおよび/また
はオレフィンと比較的易溶性炭化水素のオレフィンおよ
び/またはジオレフィンとを分離する方法において、放
散塔塔底からの高温で排出される極性溶剤が抽出蒸留塔
のりボイラーに熱を付与する工程、精留塔のりボイラー
に熱を付与する工程、続いて2基以上の原料蒸発器に順
次熱を付与する工程を経て適温に冷却されて抽出蒸留塔
へ再循環されるプロセス並びに原料炭化水素混合物が2
基以上の原料蒸発器で加熱され第1の蒸発器では送入に
必要な圧力まで蒸発され第2以降の蒸発器では蒸発後必
要に応じ圧 6− 縮機にて送入に必要な圧力まで昇圧して抽出蒸留塔へ供
給されるプロセスの両者を含むことにより達成される。
上の原料炭化水素混合物の蒸発器、抽出蒸留塔、放散塔
及び精留塔を備えた抽出蒸留装置により、炭化水素混合
物から比較的難溶性炭化水素のパラフィンおよび/また
はオレフィンと比較的易溶性炭化水素のオレフィンおよ
び/またはジオレフィンとを分離する方法において、放
散塔塔底からの高温で排出される極性溶剤が抽出蒸留塔
のりボイラーに熱を付与する工程、精留塔のりボイラー
に熱を付与する工程、続いて2基以上の原料蒸発器に順
次熱を付与する工程を経て適温に冷却されて抽出蒸留塔
へ再循環されるプロセス並びに原料炭化水素混合物が2
基以上の原料蒸発器で加熱され第1の蒸発器では送入に
必要な圧力まで蒸発され第2以降の蒸発器では蒸発後必
要に応じ圧 6− 縮機にて送入に必要な圧力まで昇圧して抽出蒸留塔へ供
給されるプロセスの両者を含むことにより達成される。
本発明において使用される極性溶剤はジメチルホルムア
ミド、ジエチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等
のN−アルキル置換低級脂肪酸アミド、フルフラール、
N−メチルピロリドン、ホルミルモルホリン、ベータメ
トキシプロピオニトリル等の炭化水素留分からジオレフ
ィン抽出蒸留用溶剤として用いられている極性溶剤が使
用できる。これら極性溶剤は単独で使用できるのみなら
ず2種以上混合して使用してもよい17、また沸点を調
整するため水、メタノール等を適当量混合してもよい。
ミド、ジエチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等
のN−アルキル置換低級脂肪酸アミド、フルフラール、
N−メチルピロリドン、ホルミルモルホリン、ベータメ
トキシプロピオニトリル等の炭化水素留分からジオレフ
ィン抽出蒸留用溶剤として用いられている極性溶剤が使
用できる。これら極性溶剤は単独で使用できるのみなら
ず2種以上混合して使用してもよい17、また沸点を調
整するため水、メタノール等を適当量混合してもよい。
さらには、ジオレフィン類、アセチレン類の重合を防止
する重合防止剤、酸化防止剤、消泡剤等を併用すること
もできる。重合防止剤としては重合防止および/または
連鎖移動作用を有するものであれば各種のものを使用で
き、特にt−ブチルカテコール、硫黄、亜硝酸ソーダ、
ベンツアルデヒド、芳香族ニトロ化合物等を単独あるい
は2種以上組合せて使用することができる。
する重合防止剤、酸化防止剤、消泡剤等を併用すること
もできる。重合防止剤としては重合防止および/または
連鎖移動作用を有するものであれば各種のものを使用で
き、特にt−ブチルカテコール、硫黄、亜硝酸ソーダ、
ベンツアルデヒド、芳香族ニトロ化合物等を単独あるい
は2種以上組合せて使用することができる。
次に、本発明の好ましい実施態様を第1図により説明す
る。
る。
100段から成る抽出蒸留塔(A)の塔底がらの比較的
易溶性炭化水素を含む極性溶剤は管lを経て放散塔(B
)の塔頂より数段下に供給され、ここで炭化水素と極性
溶剤とに分離される。塔内は通常0.5〜5気圧、塔底
温度はその圧力における極性溶剤の沸点で操作すること
ができる。放散塔塔頂からはジオレフィンおよび/また
はオレフィンが管2を経て取り出され、さらに精留塔(
E)で精製操作を受けて目的の炭化水素成分とされる。
易溶性炭化水素を含む極性溶剤は管lを経て放散塔(B
)の塔頂より数段下に供給され、ここで炭化水素と極性
溶剤とに分離される。塔内は通常0.5〜5気圧、塔底
温度はその圧力における極性溶剤の沸点で操作すること
ができる。放散塔塔頂からはジオレフィンおよび/また
はオレフィンが管2を経て取り出され、さらに精留塔(
E)で精製操作を受けて目的の炭化水素成分とされる。
放散塔(B)の塔底からは高温(通常100℃〜200
”C)の溶剤のみが取り出されポンプ(C)により所
定圧力に昇圧されて管3を経て抽出蒸留塔塔底のりボイ
ラーD−1、D−2に送られて熱が回収される。該リボ
イラーは1個または2個以上の直列または並列に接続さ
れた熱交換器よりなるが、これに限定されない。リボイ
ラー(D−2)より排出された溶剤は管4を経て精留塔
(E)のりボイラー(F)に送られ再び熱が回収される
。リボイラー(F)より排出された極性溶剤は管5を経
て第1の原料蒸発器(G−1)に送入され、つづいて第
2の原料蒸発器(G−2)に送入され、それぞれにおい
て熱が回収され適温に冷却されて管7を経て抽出蒸留塔
(A)の塔頂より数段下に再び抽出蒸留用溶剤として循
環供給される。
”C)の溶剤のみが取り出されポンプ(C)により所
定圧力に昇圧されて管3を経て抽出蒸留塔塔底のりボイ
ラーD−1、D−2に送られて熱が回収される。該リボ
イラーは1個または2個以上の直列または並列に接続さ
れた熱交換器よりなるが、これに限定されない。リボイ
ラー(D−2)より排出された溶剤は管4を経て精留塔
(E)のりボイラー(F)に送られ再び熱が回収される
。リボイラー(F)より排出された極性溶剤は管5を経
て第1の原料蒸発器(G−1)に送入され、つづいて第
2の原料蒸発器(G−2)に送入され、それぞれにおい
て熱が回収され適温に冷却されて管7を経て抽出蒸留塔
(A)の塔頂より数段下に再び抽出蒸留用溶剤として循
環供給される。
一方、原料炭化水素混合物は管8を経て原料蒸発器G−
1、G−2に分割して供給される。原料蒸発器(C−1
)の熱源としての極性溶剤は充分に高い温度を保有して
いるので原料炭化水素混合物を抽出蒸留塔に供給される
に必要かつ充分な圧力に蒸発させ、蒸発したガスは管1
0を経て抽出蒸留塔(A)に供給される。しかし、第2
以降の原料蒸発器(G−2)では、すでに極性溶剤の温
度が低下しており、このG−2で蒸発するガスに充分な
圧力を与えることができないので圧縮機()I)で昇圧
してから、G−1からのガスと合せて抽出蒸留塔(A)
に供給される。抽出蒸留塔(A)は通常1〜20気圧で
操作され、極性溶剤に比較的難溶性のパラ 9− フィンおよび/またはオレフィンはラフィネートとして
塔頂より管11を経て排出される。また、比較的易溶性
のオレフィンおよび/またはジオレフィンは塔底から管
1を経て取り出される。
1、G−2に分割して供給される。原料蒸発器(C−1
)の熱源としての極性溶剤は充分に高い温度を保有して
いるので原料炭化水素混合物を抽出蒸留塔に供給される
に必要かつ充分な圧力に蒸発させ、蒸発したガスは管1
0を経て抽出蒸留塔(A)に供給される。しかし、第2
以降の原料蒸発器(G−2)では、すでに極性溶剤の温
度が低下しており、このG−2で蒸発するガスに充分な
圧力を与えることができないので圧縮機()I)で昇圧
してから、G−1からのガスと合せて抽出蒸留塔(A)
に供給される。抽出蒸留塔(A)は通常1〜20気圧で
操作され、極性溶剤に比較的難溶性のパラ 9− フィンおよび/またはオレフィンはラフィネートとして
塔頂より管11を経て排出される。また、比較的易溶性
のオレフィンおよび/またはジオレフィンは塔底から管
1を経て取り出される。
第2図は比較例を示したものである。抽出蒸留塔体)お
よび放散塔(B)に関しては第1図と同様である。抽出
蒸留塔塔底のりボイラー(D−2)からの極性溶剤は直
接原料蒸発器(G)に送られる。原料蒸発器は一基で蒸
発したガスは抽出蒸留塔(A)に供給されるに充分な圧
力を保有するっ原料蒸発器(G)から排出された極性溶
剤は抽出蒸留塔(A)に供給するには未だ温度が高く、
冷却器(I)で冷却水により冷却されて供給される必要
がある。この第2図の場合では極性溶剤の熱を第1図に
示される如く精留塔(E)のりボイラー(F)で回収す
ることは不可縫である。
よび放散塔(B)に関しては第1図と同様である。抽出
蒸留塔塔底のりボイラー(D−2)からの極性溶剤は直
接原料蒸発器(G)に送られる。原料蒸発器は一基で蒸
発したガスは抽出蒸留塔(A)に供給されるに充分な圧
力を保有するっ原料蒸発器(G)から排出された極性溶
剤は抽出蒸留塔(A)に供給するには未だ温度が高く、
冷却器(I)で冷却水により冷却されて供給される必要
がある。この第2図の場合では極性溶剤の熱を第1図に
示される如く精留塔(E)のりボイラー(F)で回収す
ることは不可縫である。
以下、実施例により本発明の方法を具体的に説明する。
実施例 −゛
第1図に示される装置を用いた。100段よ□リ 10
− なる抽出蒸留塔(A)の中段に管10を経て第2表に示
される炭化水素混合物1sokg/Hなガス状で供給し
、極性溶剤を管7を経て抽出蒸留塔塔頂より数段下に流
量1000kl?/H1温度40℃で供給した。
− なる抽出蒸留塔(A)の中段に管10を経て第2表に示
される炭化水素混合物1sokg/Hなガス状で供給し
、極性溶剤を管7を経て抽出蒸留塔塔頂より数段下に流
量1000kl?/H1温度40℃で供給した。
塔頂圧3.oky/iゲージ、塔頂温度35℃、還流液
xookg/H1塔底温度145℃の条件で操作した結
果、抽出蒸留塔の塔頂から比較的難溶性炭化水素混合物
88.2kg/Hを得た。
xookg/H1塔底温度145℃の条件で操作した結
果、抽出蒸留塔の塔頂から比較的難溶性炭化水素混合物
88.2kg/Hを得た。
放散塔(B)は圧力0.1kg/crIゲージ、塔底温
度163℃の条件で操作した。放散塔塔頂からは比較的
易溶性炭化水素混合物61.skg/Hが得られ、これ
は次の精留工程に送入され、さらに精製された。放散塔
塔底からの高温(163℃)の極性溶剤はポンプfc)
、管3を経て抽出蒸留塔(A)塔底のリボイラー1)−
1、D−2に送られてその熱量が回収された。リボイラ
ー(D−2)出口の管4における温度は82°Cであっ
た。
度163℃の条件で操作した。放散塔塔頂からは比較的
易溶性炭化水素混合物61.skg/Hが得られ、これ
は次の精留工程に送入され、さらに精製された。放散塔
塔底からの高温(163℃)の極性溶剤はポンプfc)
、管3を経て抽出蒸留塔(A)塔底のリボイラー1)−
1、D−2に送られてその熱量が回収された。リボイラ
ー(D−2)出口の管4における温度は82°Cであっ
た。
次に、極性溶剤は精留塔(Ej塔底のリボイラー(F)
に送られ、該リボイラーに7,500 Kcal /
Hの熱量を与え、リボイラー出口の管5における温度は
67°Cであった。この67°Cの極性溶剤は原料蒸発
器G−1、G−2に順次に送られ、40℃まで熱量を回
収された後、管7を経て再び抽出蒸留塔(A)に循環供
給された。
に送られ、該リボイラーに7,500 Kcal /
Hの熱量を与え、リボイラー出口の管5における温度は
67°Cであった。この67°Cの極性溶剤は原料蒸発
器G−1、G−2に順次に送られ、40℃まで熱量を回
収された後、管7を経て再び抽出蒸留塔(A)に循環供
給された。
第1の原料蒸発器(G−1)よりの炭化水素ガスは圧力
4.0 kg/crIゲージであったので、そのまま抽
出蒸留基因に供給できたが、第2の原料蒸発器(G−2
)よりの炭化水素ガスは圧力3.0 ’q /dゲージ
であったので圧縮機(旬にて4.Ok#/crIゲージ
まで昇圧して抽出蒸留塔(A)に供給した。
4.0 kg/crIゲージであったので、そのまま抽
出蒸留基因に供給できたが、第2の原料蒸発器(G−2
)よりの炭化水素ガスは圧力3.0 ’q /dゲージ
であったので圧縮機(旬にて4.Ok#/crIゲージ
まで昇圧して抽出蒸留塔(A)に供給した。
スチーム所要量は抽出蒸留塔体)、放散塔(B)を合計
して51kg/Hであった。原料炭化水素混合物、分離
された比較的難溶性炭化水素および比較的易溶性炭化水
素の組成を第2表に示す。
して51kg/Hであった。原料炭化水素混合物、分離
された比較的難溶性炭化水素および比較的易溶性炭化水
素の組成を第2表に示す。
なお、極性溶剤は無水のジメチルホルムアミドニニトロ
ベンゼン0.1重量%、亜硝酸ソータ0.05重成分を
混合したものを使用した。
ベンゼン0.1重量%、亜硝酸ソータ0.05重成分を
混合したものを使用した。
第2表
比較例
第2図に示す装置を用いた。抽出蒸留塔(A)及び放散
塔(B)は実施例と同じものを用い、供給する炭13− 化水素混合物の組成、供給段その他操作条件は実施例の
場合と同様にして抽出蒸留を行った。放散塔からは高温
(163℃)の極性溶剤が排出され、ポンプ(C)、管
3を経て抽出蒸留塔塔底のりボイラーD−1、D−2に
送られてその高温の熱量が回収された。リボイラー(n
−2)出口の管4における温度は82℃であった。該極
性溶剤は直接原料蒸発器(G)に送られ55℃まで熱量
が回収された。
塔(B)は実施例と同じものを用い、供給する炭13− 化水素混合物の組成、供給段その他操作条件は実施例の
場合と同様にして抽出蒸留を行った。放散塔からは高温
(163℃)の極性溶剤が排出され、ポンプ(C)、管
3を経て抽出蒸留塔塔底のりボイラーD−1、D−2に
送られてその高温の熱量が回収された。リボイラー(n
−2)出口の管4における温度は82℃であった。該極
性溶剤は直接原料蒸発器(G)に送られ55℃まで熱量
が回収された。
該蒸発器よりのガスは圧力4.0に#/cdゲージであ
ったので、そのまま抽出蒸留塔(A)に供給された。
ったので、そのまま抽出蒸留塔(A)に供給された。
一方、該蒸発器よりの極性溶剤は冷却器(I)で40℃
まで冷却された後抽出蒸留塔(A)に再循環された。
まで冷却された後抽出蒸留塔(A)に再循環された。
本比較例では、実施例の如く精留塔(E)のりボイラー
(F)で溶剤の熱量を回収すると原料蒸発器(G)への
熱量が不足し蒸発器よりのガスを圧縮機なしで抽出蒸留
塔に供給することができない。
(F)で溶剤の熱量を回収すると原料蒸発器(G)への
熱量が不足し蒸発器よりのガスを圧縮機なしで抽出蒸留
塔に供給することができない。
比較例におけるスチーム所要量は抽出蒸留塔(A)、放
散塔(B)および精留塔(E)を合計して65kg/H
であり、実施例と比較して28チ増加していた。
散塔(B)および精留塔(E)を合計して65kg/H
であり、実施例と比較して28チ増加していた。
なお、極性溶剤は実施例と同じものを使用した。
14−
また、分離された比較的難溶性炭化水素と比較的易溶性
炭化水素の量および組成は実施例の場合とほぼ同様であ
った。
炭化水素の量および組成は実施例の場合とほぼ同様であ
った。
第1図は本発明の好ましい実施の態様を示すフローを、
第2図は比較例のフローを示す。ここで、Aは抽出蒸留
塔、Bは放散塔、D−1、D−2、Fはリボイラー、E
は精留塔、G−1、G−2、Gは原料蒸発器、Hは圧縮
機をそれぞれ表わしている。 特許出願人 日本ゼオン株式会社 15−
第2図は比較例のフローを示す。ここで、Aは抽出蒸留
塔、Bは放散塔、D−1、D−2、Fはリボイラー、E
は精留塔、G−1、G−2、Gは原料蒸発器、Hは圧縮
機をそれぞれ表わしている。 特許出願人 日本ゼオン株式会社 15−
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 極性溶剤を用い、2基以上の原料蒸発器、抽出蒸留
塔、放散塔及び精留塔を備えた抽出蒸留装置により、炭
化水素混合物から比較的難溶性炭化水素のパラフィンお
よび/またはオレフィンと比較的易溶性炭化水素のオレ
フィンおよび/またはジオレフィンとを分離する方法に
おいて、放散塔からの高温で排出される極性溶剤が抽出
蒸留塔のりボイラーに熱を付与する工程、精留塔のリボ
イラーに熱を付与する工程、及び2基以上の原料蒸発器
に順次熱を付与する工程を経て適温に冷却されて抽出蒸
留塔へ再循環されること、そして一方、原料炭化水素混
合物が2基以上の原料蒸発器で加熱され第1の蒸発器で
は送入に必要な圧力まで蒸発され第2以降の蒸発器では
蒸発後必要に応じ圧縮機にて送入に必要な圧力まで昇圧
して抽出蒸留塔へ供給されることを特徴とする抽出蒸留
方法。 2 炭化水素混合物としてC1炭化水素混合物を用い、
該混合物からジオレフィンであるL3−ブタジェンを分
離する特許請求の範囲第1項に記載の抽出蒸留方法。 3 炭化水素混合物としてC4パラフィン−オレフィン
混合物を用い、該混合物をパラフィンとオレフィンとに
分離する特許請求の範囲第1項に記載の抽出蒸留方法。 4 炭化水素混合物としてC1炭化水素混合物を用い、
該混合物からジオレフィンであるイソプレンを分離する
特許請求の範囲第1項に記載の抽出蒸留方法。 5 極性溶剤としてN−アルキル置換低級脂肪酸アミド
、フルフラール、N−メチルピロリドン、ホルミルモル
ホリン、ベータメトキシプロピオニトリルおよびアセト
ニトリルから選ばれる少くとも1種を用いる特許請求の
範囲第1項乃至第4項に記載のいずれかの抽出蒸留方法
。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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