JPS58167337A - 搬送兼除電ロ−ラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、シート状の複写紙、ＩＩＡＩＩ等の被搬送物
を搬送すると共にこの被搬送物から残留電荷を除去する
ための搬送兼除電ローンに関する。

従来、例えば静電複写−において、シート状複写紙はロ
ーラ、ベルト等によって戴送されてお９、その丸め、静
電複写機の高速化と共に複写紙の搬送中に上述したロー
ラ、ベルト等によって静電気が発生し、この静電気が帯
電され九複写紙はアースに落ちているガイド板等と互い
に吸引し合ってスムーズな排出ができなかったり、ｔｆ
ｃこの複写紙が排出さｎｆｃ後にお１女、各々の複写紙
同士が吸引し曾って複写紙（複写物となっている）の整
理に時間がかかつていた。そして、特に静電複写機が転
写型静電複写機（トナー像転写型又は静電潜像転写型）
であって、感光体上に形成され九トナー像又は静電潜像
を転写用コロナ放電器を利用して複写紙に転写する転写
型静電複写機である場合には、転写時に複写紙に電荷が
旬与されて複写紙が帯電さ扛、この転写時に付与される
電荷と複写紙搬送中に発生する静電気による電荷の作用
によって、上述した不都合が更に起夛易いという問題が
あった。

そこで、従来よシ、複写紙上の電荷（残留電荷という）
を除去するために、複写紙機送径路の排出部に除電用の
ブラシを配設し九静電複写機が提供されている。しかし
、この場合には、複写紙の搬送用ローラとは別個に除電
用ブラシを設けなければならず、複写機目体の構造が複
雑になると共に、更に、徊々の被写紙（その厚さが異な
る被写紙）を使用し九ときに生じる排出時の複写紙のた
わみの差に起因して複写紙と除電用ブラシの接触状態が
変化し、複写紙の残留電荷を良好に除去することができ
ないという間亀があった。

まえ、上述した除電用ブラシに代えて複４紙搬送径路の
排出部の複写紙飯送用ローラを金属性のローラより構成
した静電複写機も提案さｎている。

しかし、この場合には、複写紙から金属性ローラへの静
電荷の移動が行なわ扛に＜〈（発明省の実験によると、
平坦な表面を壱する金属性ローラよシブラシ尋その表面
に鋭利な先鴫を１するものの方がその除電効果が高いと
いう結果が得らｎた従って、この結果から考察すると、
複写紙上の静電荷は放電作用によって除去さ扛ると考え
ら扛、そのため、平坦な吹回を有する金属性ローラとの
間に放電が行なわ扛にくいことに起因して静電荷の移動
が行なわ扛にくいと考えらｎる。）、そのため、複写紙
の残ｌ１ｌｒ−荷を良好に除去することができないと共
に、更にまたこの金属性ｃＩ−５の表面によって複写紙
に傷がついて良好な複写物を得ることができ表いという
問題があった。

また、静電複写機に装着される原稿自動搬送装置（オー
トフィーダともいう）においても、シート状の原稿の搬
送中にローラ、ベルト尋によって静電気が発生し、この
静電気による電荷の作用によって、上述した静電複写機
と同様の問題が発生していた。

そこで、上記問題を解決するために、例えば特開昭５２
−７４３４５号に、原稿搬送径路の排出部の原稿排出ロ
ー２を導電性のブラシが植毛されたブラシローラから構
成した原稿自動搬送装置が開示さ【ている。しかし、上
記ブラシローラを使用した場合には、植毛の弾性（バネ
性）によって原稿を排出（搬送）するために、搬送中に
原稿がたわんたシするとｍｓと植毛の当接状態が変化し
、とれに起因して原稿の搬送を確実に行うことができな
いという問題が発生し、更にこのブラシローラを製造す
るのにコストが高くなる欠点がある。

本発明は上記事実に饋みてなされたものであって、その
目的は、シート状の複写紙、亦稿勢の被搬送物を確実に
搬送することができると共にこの被搬送物から残留電荷
を完全に除去することができる改良された搬送兼除電ロ
ー２を提供することである。

本発明によれば、シート状被搬送物の片面に接触して該
被搬送物を搬送すると共に＃被搬送物から残留電荷を除
去するための搬送１除電ローラにして、少なくとも表向
層は導電性で且つ柔軟な材料から形成され接地さ【てい
ることを％歓とする搬送兼除電ローラが提供さｎる。

以下、本発明に従って構成された搬送１除電ロ−ラの具
体例を添灼図面を参照して詳細に説明する。

尚、添付図面においては、本発明に従って構成された搬
送兼除電ローラを転写製静電複写機に適用しているが、
転写製静電複写機のみならず直接式（その表面に感光体
が塗布されている複写紙を使用する）静電複写機、静電
複写装置にＷ＆着される原稿自動重送装置にも適用する
ことができ、更に、複写機以外のシート状の＊＊送物（
紙、テープ等）を搬送する一般の搬送装置にも適用する
ことができる。

転写型（トナー像を転写する）静電複写機の一部を図示
する第１図において、参照番号２で示す複写機ハウジン
グ内には回転ドラム４が矢印５で示ず方向に回動自在に
装着されている。−転ドラム４は導電性の基板６の表面
に感光体８が装着されたそれ自体公知の回転ドラムであ
る。この励転ドラム４の感光体８表面には、図示してい
ないがそれ自体公知の手段によってトナー像が形成され
る。

回転ドラム４の下方、従って複写機ハウジング２の下部
内には、参照番号ｌＯで示す複写紙搬送径路が設けらｎ
ている。図示のｌａ′４紙麹送径路ｌＯには、複写紙カ
七ツ）（ｖＡ示せず）から一対の案内板１２間を通して
搬送さｎる複写紙を一対の案内板１４間を通して転写用
コロナ放電器１６が配設されている転写域に搬入する丸
めの複写紙搬送ローラ対に８、剥離域にて分離用コＵす
放電器２０によって回転ドラム４上の感光体から剥離せ
しめられ九Ｉ［４紙を搬込する無端状の搬送ベルト２２
、搬送ベルト２２から案内板２４上を通って送ら扛る複
写紙を加熱すると共に加圧して複写紙上に転写されたト
ナー像を加熱定着する定着機構２６を構成する加熱ロー
２対２８、定着機構２６〃島ら排出される複写紙を案内
板対３０閣を通して複写紙ハウジング２に装着された受
皿３２に排出する複写紙排出ローラ対３４が配設されて
いる。

上述した静電複写機においては、回転ドラム４が矢印５
で示す方向に回転せしめられると、それ自体公知の手段
（図示せず）によって回転ドラム４の感光体８表面にト
ナー像が形成される。一方、複写紙搬送径路ｌＯからは
、回転ドラム４の回転と同期して複写紙が転写域に搬入
せしめられ、かくして、転写用コロナ放電器１６の作用
下にて感光体８上のトナー像が複写紙に転写される。ト
ナー像が転写された複写紙は、分離用コロナ放電器２０
０作用によって回転ドラム４表面から剥離せしめられ、
搬送ベルト２２によって更に搬送せしめらｎ１定着機構
２６の作用によってトナー像が複写紙に定着せしめられ
た後に受皿３２に排出せしめられる。

添付図面に図示する具体例においては、複写紙搬送径路
ｌＯの下流端部に配設され九豪写紙排出ローツ対３４の
上側に位置する複写紙排出ロー２３４１に、本発明に従
って構成された搬送兼除電ローラが適用されている。

複１紙排出ローラ対３４を図示する魅２図及び第３図に
おいて、複写紙排出ローラ対３４の下側に位置する複写
紙排出ロー２３４には、軸体３６とこの軸体３６に固定
された複数個の搬送用ローラ３８から構成されている。

軸体３６は、その両端部が複写機ハウジング２に固定さ
れた一対の側板４０ｍ及び４０１ｅ間に軸受４２＆及び
４２ｋを介して回動自在に叉持さｎている。この軸体３
６の一端部には、更にスプロケット４４がｍ定ｉｎ、こ
のスプロケット４４に電動モータの如き駆−源（図示せ
ず）に連結されている例えばチェ７の如き動力伝達手段
（図示せず）が巻Ｉ！掛けられている。従って、駆動源
が（９）動することによシ、動力伝達手段を介して下側
複写紙排出ローラ３４ｂが回動せしめられる。

他方、複写紙排出ローラ対３４の上側に位置する複写紙
排出ローラ、即ち、本発明に従って構成された搬送兼除
電ローラ３４ａｄ、金属性の軸体４０とこの軸体４０を
蕾覆する導電性で且つ柔軟な材料から形成された表面被
覆層４２から構成されている。搬送兼除４０−２３４１
の軸体４０は、上記一対の側板４０＆及び４０ｂに形成
された長孔４５ａ及び４５ｂ内に上下方向（ｆｉ［方向
）に移動自在に配設された軸受４６ｍ及び４６１１１に
回動自在に装着されている。本具体例においては、複写
紙上の電荷が表面被覆層４２から軸体４０を経て一対の
側板４０ａ及び４０ｂに逃げるように構成されているた
め、この軸受４６＆及び４６ｋを導電性の材料から構部
することがｘ豐であるが、適宜のアース（接地）手段を
表面被覆層４２又は軸体４０に設けた場合には、この軸
受を樹脂勢の絶縁材料から構成することもできる。

尚、発明者の実験において、表面被覆層４２の表面に鋭
利な先端が多く存在するほど複写紙の残留電荷の除電効
果が高くなるという結果が祷りｎた。そのため、この表
面１１４１１層４２を構成する導電性で且つ柔軟な材料
は、多数の小孔が形成されている発泡体が好ましく、特
に、ポリウレタンを主成分とし且つ上記小孔の大部分が
相互に連結されているそれ自体公知の連続発泡体である
のが好ましい。

ま九、この導電性で且つ柔軟な材料は、複写紙上の残留
電荷を軸体４０を介して側板４０ａ及び４０ｂに逃す作
用をするため、その体＆１有抵抗がｌＸｌ０　　Ω−訓
以下であるのが好ましい。

上述し文構成を１する搬送兼除電−ラー２３４ｍを具備
する静電複写機においては、複写紙が複写紙排出ローラ
対３４に搬送されると、この複写紙によって上側搬送兼
除電ローラ（上側複写紙排出ローラ）３４＆が上方に移
動せしめられ、下側複写紙排出ローラ３４ｂと搬送兼除
電ローラ３４＆の協働作用によって複写紙が受皿３２に
排出せしめられる。また、このとき、複写紙の片側、即
ち上面（トナー像が形成されている面）が敏送兼除電ロ
ーラ３４ａＶＣ均一に接触せしめら牡るために、複写紙
の残留電荷は、導電性で且つ柔軟な材料から形成された
表面被覆層４２、金属性の軸体４０、導電性の材料で形
成された軸受４６ｍ及び４６ｂを経て側板４０ａ及び４
０ｂに逃げ、従って、複写紙搬送中に複写紙の残留電荷
が除去される。

本具体例における敏送兼除電ローラ３４ｍにおいては、
搬送中に複写紙と表面被覆層４２との接触を均一にせし
めるため表面被覆層４２に柔軟性を持たせておシ、その
ため、この導電性で且つ柔軟な材料は、ＪＩＳＫ６４０
１に規定された硬度測定法による硬度が５乃至２０〜／
３１４−　であるのが好ましく、また、搬渚兼除電ロー
ラが本異体例のように軸体４０とこの軸体４０を機種す
る導電性で且つ柔軟な材料から形成された表面普後層４
２から成る場合には、この表面被覆層４２に弾性作用を
持たせて複写紙と均一に接触せしめるために、この表ｊ
Ｉｌ徴覆層４２の厚さを２−以上に設定するのが好まし
い。

以上、一本発明に従って栴成さｎた搬送兼除電ローラを
転写型静電複写機の複写紙排出口−ラに適用して説明し
たけれども、かかる搬送兼除電ローラは、複写紙搬送径
路の転与域の下ｆｉｌｌｌ（複写紙の搬送方向に対して
）であｎば任意の場所に配設置１１１１１１１ することができるが、特に加圧定着（加熱ローラによる
加熱加圧定着、加圧ローラによる圧力定着）の場合には
、加圧の除に静電気が発生することがあるので、添付図
面に図示するように、加圧定着装置よシも下流側に配設
するのが好ましい。

以上は、転写型静電複写機について説明したけれども、
本発明に従って構成さｎた搬送兼除電ローラは、前述し
次ように、静電複写機に装着される原稿自動搬送装置に
も適用することができ、この場合には、その搬送中に発
生する静電気を完全に除去するために、原稿搬送径路の
下流端部に配設することが好ましく、従って原稿搬送径
路の下流端部に配設された原稿排出ローラを構成するの
が好ましい。

以上、本発明に従って構成された搬送兼除電ローラの具
体例を添付図面に基づいて説明したけれども、本発明は
かかる具体例に限定されるものではなく、本発明の範囲
を逸脱することなくｓ々の変形乃至修正が可能である。

例えば、上述した具体例においては、搬送ロー２対の上
側に位置する搬送ローラに本発明に従って構成された搬
送兼除電ローラを適用しているが、必要に応じて、搬送
ローラ対の下側に位置する搬送ローラ又は搬送ローラ対
の上肯に位置する搬送ローラ及び下側に位置する搬送ロ
ーラにも適用することができ、更にまた、案内板とこの
案内板に対向して配設された搬送ローラから構成される
装置 て構成された搬送兼除電ローラを適用することもできる
。。

また、上述し九具体例においては、搬送兼除電ローラが
軸体とこの軸体を機種する導電性で且つ柔軟な材料で形
成された表面被覆層から構成さ扛ているが、場合によシ
、この搬送兼除電ローラ全体を導電性で且つ柔軟な材料
のみで構成し、このローラの両端部に軸体を固定するよ
うにしてもよく、少なくとも搬送兼除電ローフの表面層
を導電性で且つ柔軟な材料で形成するのみで本発明の効
果を十分に達成することができる。

また、上述し九具体例においては、少なくとも搬送兼除
電ローフの表面層が導電性で且つ柔軟な材料で形成さｎ
ているが、必要に応じてζの導電性の材料中にカーボン
粒子を分散せしめてその導電性を高めるようにしてもよ
い。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に従って構成され九搬送兼除電ロー２
を具備する転写型静電複写機の一部を図示する断面１。 第２図は、第１図に図示する転写型静電複写機の複写紙
排出部を図示する一部切欠い九拡大断面図。 第３図は、第１図に図示する転写型静電複写機の複写紙
排出口−ラ対の側面を図示する一部切欠いた断面図。 ２・・・豪写機ハウジング ３４・・・複写紙排出ローラ対 ３４ｍ・・・搬送兼除電ローラ ４０・・・軸体 ４２・・・表面機種層 特許出願人　　三田工業株式会社 匠モＪジ、１ 第１頁の続き ０発　明　者　福岡界 大阪市東区玉造１丁目２番２８号 三田工業株式会社内

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　シート状被駕送物の片面に接触して該被搬送物を
   搬送すると共に販被搬送物から残雪電荷を除去するため
   の搬送兼除′ｗＬΩ−ラにして、少なくとも表面層は導
   ｔＬ性で且つ柔軟な材料から形成され接地さＣているこ
   とを特徴とする搬送兼除電ローラ。 ２、該導電性で且つ柔軟な材料は発泡体である特許請求
   の範囲第１項記載の搬送兼除電ローラ。 ３、該発泡体はポリウレタンを主成分とする遵枕発泡体
   である特許ａｔ４求の範ｉｉ！ｉｉａｇ２項記載の搬送
   兼除電ローラ。 ４、骸導電性で且つ柔軟な材料はｌＸｌ０　　Ω−釧以
   下の体積固有抵抗を１する特許請求の範囲第１項乃至第
   ３項のいずれかに記載の搬送兼除電ローラ。 ５、該導電性で且つ柔軟な材料はＪＩ８に６４０１　Ｉ
   Ｃ規定さｎた硬度測定法による仮置が５乃至２０Ｋｇ／
   ３１４−である特許請求の範１ｆＩ籐１項乃至第４項の
   いずれかに記載の搬送兼除電ローラ。 ６、金属製軸体と該軸体を被覆する咳導電性で且つ柔軟
   な材料から形成された表ｍｓ徳層とから構成されている
   特許請求の範囲第１項乃至第５項のいずｎかに記載の搬
   送兼除電ローラ。 ７、該表面被積層は２■以上の廖さを肩する特許請求の
   範囲第６項記載の搬送兼除電ローラ。 ８、静電複写機における複写紙搬送径路の下ｔＩＬｉｌ
   １１部に配設され、複写紙排出ローラを構成する特許請
   求の範囲第１項乃至第７項のいずれかに記載の搬送兼除
   電ローラ。 ９、静電複写！における原稿兼送径路の下流熾部に配設
   され原稿排出ローラを構成する特許請求の範囲第１項乃
   至第７項のいずれかに記載の搬送兼除電ローラ。