JPS5816679B2 - スピ−カコ−ンノ セイゾウホウ - Google Patents

スピ−カコ−ンノ セイゾウホウ

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JPS5816679B2
JPS5816679B2 JP13101675A JP13101675A JPS5816679B2 JP S5816679 B2 JPS5816679 B2 JP S5816679B2 JP 13101675 A JP13101675 A JP 13101675A JP 13101675 A JP13101675 A JP 13101675A JP S5816679 B2 JPS5816679 B2 JP S5816679B2
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JP
Japan
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pulp
modulus
cone
young
synthetic pulp
Prior art date
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Expired
Application number
JP13101675A
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English (en)
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JPS5255518A (en
Inventor
玉川重久
春日井庸夫
前川征一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication of JPS5816679B2 publication Critical patent/JPS5816679B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R7/00Diaphragms for electromechanical transducers; Cones
    • H04R7/02Diaphragms for electromechanical transducers; Cones characterised by the construction

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ラジオ、テレビ、ステレオなどの音響機器に
用いられるスピーカコーンの製造法に関するものであり
、特に木材パルプを主成分とするスピーカコーンの製造
法に関するものである。
スピーカコーンには、(1)密度が小さい事(2)ヤン
グ率が大きい事(3)内部損失が適度に大きいことなど
の特性が要求され、これらの特性のバランスの良いこと
が必要である。
従来、スピーカコーン特に低音用スピーカコーンの材料
としては、木材パルプその他のセルロース繊維を主体と
する紙が使。
われできたが、これは紙が前記の特性のバランスが良い
という点で他の素材よシ優れているためであり、セルロ
ース繊維のなかでも物理的特性、音質に優れた特殊なも
のが厳選されて使用されてきた。
最近、紙の特性、特にヤング率を更に向上させるために
、炭素繊維、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、ガラ
ス繊維、アルミナ繊維などのヤング率の高い素材を木材
パルプなどに混合する方法が行われるようになった。
しかし、これらの高ヤング率繊維は一般に木材パルプな
どのセルロース繊維と繊維間結合を生成せ六単に木材パ
ルプなどと混合して、スピーカコーンに成型しても、ス
ピーカコーンのヤング率は向上せず、多量にいれれば、
かえって内部損失が増大し、木材パルプなどのセルロー
ス繊維が本来、持っている優れた特性バランスをくずし
てしまう結果となる。
高ヤング率の繊維の特性を、スピーカコーンのヤング率
向上に結びつけるために、木材パルプと高ヤング率繊維
の繊維間結合を生成せしめるようなバインダーを使用す
る方法がとられている。
すなわち内添法により、木材パルプと高ヤング率繊維の
分散液にバインダーを添加して、流酸アルミニウムなど
の定着剤によ多繊維表面にバインダーを沈着させること
ができる。
しかし、バインダーの種類によっては、木材パルプ同志
の繊維間結合だけが強化されてしまったり、逆に木材パ
ルプ同志の本来の繊維間結合が阻害されたりしてしまっ
て、ヤング率が向上し、しかもヤング率と内部損失のバ
ランスがうまくとれるように、バインダーを使用するこ
とが非常に困難であった。
また含浸法により、成型したスピーカコーンにバインダ
ーを含浸することもできるが、一般には、密度が大きく
なってしまう欠点がある。
したがって、以上述べたような従来の方法では、ヤング
率を向上させ、しかも内部損失とのバランスを良くする
ということは、非常に困難が伴う問題であった。
本発明の目的は、第一に、ヤング率が高り、シカモヤン
グ率と内部損失のバランスの良いスピーカコ・−ンを容
易に製造する方法を提供することである。
第二に密度の低いスピーカコーンを製造する方法を提供
することである。
第三にヒートシールすることにより、接着剤を使わずに
貼合せスピーカコーンを製造する方法を提供することで
ある。
第四に、耐湿、耐水性の優れたスピーカコーンを製造す
る方法を提供することである。
本発明者等は、木材パルプと混合する種々の素材及びス
ピーカコーン成型法について検討を行った結果、ポリオ
レフィン系合成パルプを木材パルプと併用することによ
り、ヤング率が優れ、しかもヤング率と内部損失のバラ
ンスのとれた、密度の小さいスピーカコーンが容易に製
造できることを発見した。
すなわち本発明は少なくとも木材パルプ及びポリオレフ
ィン系合成パルプからなる混合物を該ポリオレフィン系
合成パルプの融点以上で加熱して成型することを特徴と
するスピーカコーンの製造法である。
ポリオレフィン系合成パルプは木材パルプと類似した形
態をもち、繊維表面に多数のフィブリルを有しているた
め嵩高くまた、材質がポリオレフィンであるため、木材
パルプとの間に繊維間結合も生成しないために、シート
またはコーン状にマットを形成させると嵩高いシートま
たはコーンとなり、密度の小さいスピーカコーンを製造
することができる。
しかし、単に、合成パルプを混合するだけでは、密度が
小さくなシ、内部損失が増加するだけであシ、ヤング率
は向上しないが、成型時にポリオレフィン系合成パルプ
の融点以上に加熱すると、飛躍的に音質が向上し、ヤン
グ率と内部損失のバランスのとれたスピーカコーンとな
ることがわかった。
ポリオレフィン系合成パルプとしては、ポリエチレン、
ポリプロピレンなどのポリオレフィンを原料として、重
合法、延伸法、フラッシュ法などによりつくられた木材
パルプと類似のフィブリル構造を有するものが使われる
繊維長は0.5〜5Xのものが使われるが、1〜3Xの
ものが特に好ましい。
合成パルプの添加量は全体の5〜50重量%、好ましく
は、10〜30重量%である。
貼合せコーンで特にヒートシール性が要求される場合に
は、30%以上の添加がなされてもよい。
木材パルプとしては、NBKP、NBSP。
NUKP、NUSP、LBKPlLBSPなど各種のも
のが使用できるが、N材パルプが好ましい。
木材パルプと合成パルプは混合して分散するか、別々に
分散して混合して紙料分散液をつくる。
木材パルプは未叩解または必要に応じて叩解しても良い
が、合成パルプは一般に、繊維塊ができるなどの悪影響
しかないので、叩解、特に単独叩解は行わない方が良い
木材パルプは、合成パルプと混合して叩解しても良いし
、別々に分散、叩解したものを混合しても良い。
本発明に於ては、製紙において通常使用される合成繊維
、無機繊維などの非セルロース繊維、マニラ麻、カポッ
クなどの木材パルプ以外のセルロース繊維、サイズ剤、
染料、紙力増強剤、定着剤などの内添薬品、水容性ポリ
マー、エマルションなどの塗布剤などを必要に応じて、
ヤング率と内部損失のバランスをくずさない範囲で使用
しても良い。
スピーカコーンの成型法としては、コーン状のワイヤ上
にマットを形成し、加圧、加熱によシ、乾燥成型する方
法。
抄紙機によシ、シートを形成してから型を打抜き、コー
ンに加圧加熱することにより貼合せ成型する方法等をと
ることができる。
また、要求特性に応じて合成パルプ含有量その他の添加
薬品の異なる紙料を多層抄合せすることもできる。
ポリオレフィン合成、パルプの融点以上の加熱は、コー
ン状にマット形成後、抄紙機でのシート形成時または打
抜きシートをコーン状に貼合せ時のいずれかに行えば良
い。
ポリオレフィン合成パルプを熔融させるだめの加熱温度
は、一般に100〜300℃が適当であり、ポリエチレ
ン合成パルプの場合は、120℃以上、ポリプロピレン
合成パルプの場合は、180℃以上の加熱が必要である
加熱は、加熱板、赤外線ヒーター、誘電加熱などによる
方法をとることができる。
本発明によれば木材パルプの種類、叩解度、ポリオレフ
ィン系合成パルプの種類、添加量、成型時の加熱温度、
時間、加圧の圧力などの条件をうまく組合せることによ
り、ヤング率と内部損失のバランスを容易にとることが
でき、従来のようにバインダーを使用する必要がない。
その理由は未だ顕らかではないが恐らく、木材パルプと
ポリオレフィン系合成パルプよりなるマットをポリオレ
フィン系合成パルプの融点以上で加熱すると、木材パル
プと合成パルプが融着し、繊維間結合ができるが、合成
パルプのフィブリル構造が加熱により消失し、その占有
していた体積がそのまま空間となるため、密度を増加さ
せずに繊維間結合をつくることができ、ヤング率が向上
し、しかも内部損失とのバランスを保つことができるも
のと思われる。
本発明によれば、ポリオレフィン系合成パルプは、比較
的低い融点をもっているので、特別の加熱設備を必要と
せず、通常の設備により加熱処理を行い、繊維間を融着
できる利点がある。
また、貼合せコーンの場合には、接着剤を使わずに、貼
合せ部をヒートシールすることができるので工程を簡略
化することができる。
更に、ポリオレフィン系合成パルプを使用することによ
る利点は、スピーカーコーンの耐水性、耐湿性が向上す
ることであり、一般に音質に悪影響を与えるサイズ剤の
使用量も少なくすることができる。
以下、実施例について説明する。
なお、以下に於て部はすべて重量部をあられす。
実施例 1 30 に叩解したNBKP70部と重合法によりつく
られたポリエチレン合成パルプ(平均繊維長1it)3
0部を混合し、ダイレクトブラック。
38を2部、ロジンサイズ1部、硫酸バンド2部を添加
した紙料を抄紙機で、坪量300g/m”に抄紙した。
乾燥温度は110℃以下とした。このシートを弧を一部
切り取った円形に打抜き、=+−y状に貼合せ、ホット
7レスで5 kg/criY 120 。
0部3分間加熱加圧して成型した。
このスピーカコーンは、ヤング率と内部損失のバランス
のとれた低音用スピーカコーンとして優れた音質を有し
ていた。
ポリエチレン合成パルプを使用しないで、同様に製造し
たスピーカコーン及び繊維長3%のポリエステル繊維1
0部を添加して、同様に製造したスピーカコーンは、低
音での音質が良くなかった。
実施例 2 25 に叩解したNBSP75部、延伸法によりつく
られたポリプロピレン合成パルプ(平均繊維長3mm)
15部、ポリプロピレン繊維(平均繊維長5mm)10
部を混合し、ダイレクトブラック382部、アルキルケ
テンダイマー0.2部、ホリアミドーポリアミンーエビ
クロルヒドリン樹脂0.4部を添加した紙料を、直径2
0crrLのコーンに成型した。
マット形成後、170℃の加熱板で3分間乾燥した。
このスピーカコーンは低音用スピーカコーンに使用して
優れた言質を有していた。
実施例 3 25 に叩解したNBSP100部に、カチオン性合
成ポリマーよりなるサイズ剤0.5部を加えた紙料を、
中層とし、20 に叩解したNBSP50部、重合法
によりつくられたポリエチレン合成パルプ50部に、ダ
イレクトブラック38を2部、カチオン性合成ポリマー
よりなるサイズ剤0.5部を添加した紙料を上層、下層
とし、上層50g/rr?、中層150 g/ 771
.下層50g/77+1に円網抄紙機で3層抄合せた。
このスピーカコーン用紙をコーンを形成するように打抜
き、コーン型の上下の加熱板の間にはさみ、120℃2
分間、加圧、加熱し貼合せスピーカコーンをつくった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 少なくとも木材パルプ及びポリオレフィン系合成パ
    ルプからなる混合物を該ポリオレフィン系合成パルプの
    融点以上で加熱して成型することを特徴とするスピーカ
    コーンの製造法。
JP13101675A 1975-10-31 1975-10-31 スピ−カコ−ンノ セイゾウホウ Expired JPS5816679B2 (ja)

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JPS535616A (en) * 1976-07-05 1978-01-19 Pioneer Electronic Corp Speaker vibrator plate
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