JPS5816643A - 脂身様食品素材およびその製造方法 - Google Patents

脂身様食品素材およびその製造方法

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JPS5816643A
JPS5816643A JP11439781A JP11439781A JPS5816643A JP S5816643 A JPS5816643 A JP S5816643A JP 11439781 A JP11439781 A JP 11439781A JP 11439781 A JP11439781 A JP 11439781A JP S5816643 A JPS5816643 A JP S5816643A
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Shigeru Toba
茂 鳥羽
Masao Toshima
戸嶋 正雄
Mariko Kawabe
河邊 麻里子
Takahiko Soeda
添田 孝彦
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Ajinomoto General Foods Protein Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は脂身様食品素材およびその製造方法に関する。
詳しくはたん白質、油脂および水を主成分トシたO /
 W型エマルジョンから成り、食品に加えた場合に該食
品のジューシー感を著しく向上せしめる効果のある新規
な脂身様食品素材とその製造方法に関するものである。
近年、畜肉たん白質資源の不足や健康栄養食品に対する
期待から、大豆たん白等の植物性たん白質を原料とする
肉様たん白食品の開発が盛んに行なわれている。しかし
、これら肉様たん白食品は天然のものに比べると食感お
よび風味の点で大きく見劣りするため、一般の消費者に
未だ十分には受は入れられていないのが現状である。
天然の畜肉製品においては、これらが持つ脂身の部分が
肉様たん白食品にはない食感および風味、特にジューシ
ー感を付与する大きな要因になっていると考えられる。
したがって、天然の脂身と同等の素材を開発することは
肉様たん白食品の消費拡大に結びつくものであり、その
意翰は大きい。
従来の方法は、脂身代替として固型側をそのまま用いる
ものであり、製造工程で加熱によって該固型側を一旦融
解するため、製品中に脂身としてかたまって存在せず、
組織が崩れて天然肉様の外観を呈し得ない。そこで、こ
のような欠点を改良する技術として、固型脂、熱凝固性
たん白、冷却凝固性たん白および水または調味賦香着色
液を乳化剤の存在下にo7’w型に乳化せしめ、次いで
食用たん向繊維を加え、これを急速に加熱して凝固せし
める脂身代替物の製造法(特公昭47−20577号)
、さらに油脂、熱凝固性たん白および水よりなるO7V
型第1エマルジョンと油脂、冷却凝固性加熱溶解性たん
白および水よりなるO / W型第2エマルジョンを混
合する脂身様物質の製造法(特公昭54−24458号
)が提案されている。これらの脂身様物質は製品中に脂
身として任意に配合することが可能であり、外観的にす
ぐれているけれども、食感的にはトラフ様で口に入れた
とき天然の脂身のように油を遊離することがなく、その
ため風味に乏しくジューシー感に欠けるという欠点があ
った。
本発明の目的は、たん白質、油脂および水を主成分とす
るO/W型エマルジョンから成る食品素材であって、該
食品素材を加えた食品のジューシー感を著しく向上せし
める効果のある新規な脂身様食品素材とその製造法を提
供することである。
本発明者らは、かかる目的を達成すべく鋭意研究を重ね
た結果、たん白質、油脂および水を主成分とする0/W
型エマルジ曹ンの油脂含社を高め、圧縮離油率を15%
以上とした食品素材を用いれば、該食品素材を加えた食
品のジューシー感が着しく向上することを見出し、本発
明を完成したのである。ここで圧縮離油率とはO/ W
型エマルジョンを100℃で30分加熱後、冷却し、5
7℃で15kg/−の圧力下1分間圧縮したときに遊離
した油脂の重量の、圧縮前のエマルジョンの重置に対す
る割合をいい、実際に該食品素材を口に入れそしゃくし
たとき口に広がるジューシー感を表わす尺度と見做せる
ものである。
本発明の第1は、圧縮離油率15%以上を有し、たん白
質、油脂および水を主成分とし、その組成比が1ニア〜
40:1〜2oであるO / W型エマルジョンから成
る脂身様食品素材である。
また本発明の第2は、たん白質、油脂および水を含む混
合物をSOO〜1o、OOOfpmの回転数で攪拌して
O/V型エマルジョンを形成した後、前記回転数より少
なくとも200r−の回転数差を有し、か′つ1,00
OrpI以下の低速回転で攪拌しながら油脂および必要
に応じて調味料、フレーバー、たん白質等を加えること
を特徴とする圧縮離油率15%以上を有し、たん白質、
油脂および水を主成分とし、その組成比が1ニア〜4o
:1〜2oであるO/V型エマルジ日ンから成る脂身様
食品素材の製造方法である。
本発明において用いられるたん白質は、その起源に制約
されることはなく、植物性たん白質、動物性たん白質等
いかなるものでも使用できる。植物性たん白質としては
油糧種子(大豆等)の脱脂物並びにそれより分離したた
ん白質、flI物たん白質(小麦グルテン、コーングル
テン、米たん白質等)などを挙げることができ、動物性
たん白質としては卵たん白質、乳たん白質、ゼラチン、
コラーゲン等を例示することができる。
次に、本発明に用いることができる油脂についても特に
制限はなく、植物性油脂、動物性油脂等のいずれでもよ
く、例えば大豆、コーン、綿実。
なたね、米、落花生、パーム等の植物性油脂や豚脂、牛
脂、鶏脂等の動物性油脂がある。また、油脂の形態とし
ては液体脂でも固型側でも等しく使用することができる
。さらに、必要なら、ばレシチン、シュガーエステル、
ガム等の食用乳化剤、乳化安定剤、増粘剤等を適宜使用
することができる。
本発明の脂身様食品素材はO/V型エマルジョンであり
、前記のようにたん白質、fFh脂および水を主成分と
し、その組成比(重量)はたん白質1に対し油脂7〜4
0.水1〜20とすべきである。
油脂が7未満では目的とする好ましい脂身様物質が得ら
れず、また40を超えるとO/V型エマルジョンを形成
しない。また、水が1未満ではO/W型エマルジョンを
形成せず、20を超えると油脂含量が下がり、性状も液
状となって脂身様物質としては不適当である。
本発明におけるO / W型エマルジョンの調製は、一
般的には以下の方法により行なう。すなわち、たん白質
、油脂、水および必要に応じて加える添加剤ヨりなる混
合物をサイレントカッター、ホモミキサー、ホモジナイ
ザー等の攪拌機器を用いて500〜10,0OOrps
 %通常は1,000〜5.00 Orpmの回転数で
所定時間、通常は5〜30分間高速攪拌し、安定なO7
W型エマルジョンとする。次に、該エマルジョンをホバ
ートミキサー、ケンウッドミキサー、ニーダ−等の低速
回転の攪拌機器を用いて前記回転数より少なくとも20
0rpmの回転数差を有し、かつ1.00Orpm以下
の低速回転で攪拌しながら油脂および必要に応じて調味
料、フレーツク−9たん白質等を加える。この低速回転
の攪拌は通常50〜1.000rpm、好ましくは10
0〜500rpmの回−転数で行なわれる。また、油脂
等の添加はゆっくり加えながら混合することが必要であ
り、これにより高油脂含量のエマルジョンが得られる。
後段の低速回転の攪拌を行ないながら加える油脂の量は
前の段階で加える油脂の量に対して0/′W型エマルジ
ヨンを形成する範囲内で出来る限り多い方が好ましい脂
身様物質が得られる。この後段の油脂量(B)と前段の
油脂量体)との比は、油脂の種類、総量などによって異
なるがA:B−5:1乃至1:10の範囲で変えること
ができ、通常は2:1乃至1:5とすることが適当であ
る。
このようにして得られた高油脂含量エマルジョンは原料
のたん白質や油脂の種類によって異なるけれども、性状
は柔らかいペーストから固型までの広範凹の物性を示す
゛。一般的には油脂含量が低く水分含量が高い場合には
柔らかいペーストになり、油脂含量が高く水分含量が低
い場合には固型となり、いずれにしても天然の脂身と非
常に類似した外観を呈している。
本発明のolvr型エマルジョンから成る脂身様食品素
材とその製造法は多くの特色を有しており、その中の主
要なものについて要約すれば以下のとおりである。第1
に該食品素材の製造過程において低速回転の攪拌機器を
用いた乳化工程を含むことである。この乳化工程におい
て攪拌機器の周速は僅か5 m/sea以下であり、エ
マルジョン中の油粒子の分散状態をコントロールして所
望のO/ W型エマルジョンが得られるのである。第2
の特徴は、エマルジョン中の油脂含量が極めて高いこと
である。従来の脂身様食品素材はたん白質1に対して油
脂1〜5、あるいは多くても5までであり、油脂含量が
低いために口に入れて噛んだとき油が日中に広がらず、
いわゆるジューを一感が不足していた。ところが、本発
明の食品素材の組成は、たん白質や油脂の種類あるいは
乳化剤等の使用の有無などによっても異なるが、前記し
た如くたん白質二油脂:水は重量比で1ニア〜40:1
〜20、好ましくは1:10 N50:2〜10であり
、油脂含量が高く、天然の脂身により近づいた組成であ
る。
第3の特徴は、食品素材が圧縮離油率15%以上を有し
ていることである。食品素材がこのような性質を有して
いるため、口に入れて噛んだとき油が避電して日中に広
がりジューシー感を与えるのである。従来の食品素材に
は冷却凝固性加熱融解性のたん白質を使用して口に入れ
たとき体温により溶はジューシー感を引き出すようにし
たものがあるけれども、満足しうる結果が得られていな
い。
第4の特徴は、本発明の脂身様食品素材を用いて肉様た
ん白食品を製造する場合、加熱工程を受けても固型脂を
単独で使用したときのように製品中に固型脂が一様に分
散してしまうことがない。
そのため、製品に天然の脂身と類似した外観を与えるこ
とができる。
以上に指摘したように、本発明の脂身様食品素材は、外
観的に天然の脂身と極めて酷似しているばかりでなく、
口に入れて噛んだとき油を遊離してジューシー感を呈す
るため、該食品素材を使用した製品の食感、風味等を著
しく向上させる効果がある。したがって、ハム、ソーセ
ージ、ベーコン、コーンビーフ得のアナログとしての肉
様たん白食品に使用すれば著しい効果が期待でき、食品
業界に与える1勧は極めて大きいものと信する。
次に、本発明を実施例により詳しく説明する。
実施例1 分離大豆たん白(味の素■、晶品名:[アジプロン S
2J )26部、豚皮コラーゲン120部。
水140部およびコーン油460部を7−ドカツターに
入れ、5QOOrpmで20分間カッティングして乳化
させ0/W型エマルジヨンを作る。得られたエマルジョ
ンをホバートミキサーに入れ1さらにコーン油460g
を27or−で攪拌下ゆっくりと加えたところ、目的の
脂身様食品素材がペーストとして得られた。     
□゛・ このものを−Sowのケーシングチューブに入れ、10
0℃で50分間加熱後、水冷した。そして厚さ5mに切
断し、遊離油分測定機を用いて37℃で15kg/sj
の圧力を1分間かけたところ51.0%の油が遊離した
実施例2 卵白粉末4oVM、豚皮フラーゲン70部、グアーガム
10部、水100部および大豆油200部をホモジナイ
ザーに入れ、5000rr4で10分間乳化させた。得
られたO / W型エマルジョンを小型のニーダ−に入
れ150rpmで攪拌しながら大豆油をさらに550部
ゆっくり加えたところ、天然の脂身ときわめて類似した
透明感のある脂身様食品素材が得られた。実施例1と同
様の方法で圧縮離油率を測定したところ45.2%であ
った。
実施例5 卵白粉末5M、ゼラチン8部、グアーガム2部。
水100部および溶融した牛脂500部をホモジナイザ
ーに入れ、5000rpaで10分間乳化させた。得ら
れたエマルジョンをホバートミキサーに入れ、420r
pmで攪拌しながら牛脂をさらに200部ゆっくり加え
たところ、天然の脂身ときわめて類似した透明感のある
脂身様食品素材が得られた。
実施例1と同様の方法で圧縮離油率を測定したところ1
7.0%であった。
参考例 実施例1および実施例2で得られた脂身様食品素材を1
00℃で50分加熱したサンプルAお上びBを、従来の
脂身様食品素材、すなわち特公昭47−20577号に
記載の方法によるサンプル0および特公昭54−244
58号に記載の方法によるものを100°C,SO分加
熱したサンプルpと比較した結果を下表に示す。
なお、官能計測は専門パネル10名により5点法で評価
した。
表から明らかなように、本発明による脂身様食品素材は
従来品よりも著しくすぐれた性質を有している。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 圧縮離油率15%以上を有し、たん白質、油脂
    および水を主成分とし、その組成比(重量)が1=7〜
    40:1〜20であるo/v型エマルジョンから成る脂
    身様食品素材0
  2. (2)  たん白質、油脂および水の組成比が1:10
    〜50:2〜10である特許請求の範囲第1項記載の食
    品素材。
  3. (3)  たん白質、油脂および水を含む混合物を50
    0〜1G、OOOrpmの回転数で攪拌してO/ W型
    エマルジョンを形成した後、前記回転数より少なくとも
    200rpmの回転数差を有し、かつ1.OOOrpm
    以下の低速回転で攪拌しながら油脂および必要に応じて
    調味料。 フレーバー、たん白質等を加えることを特徴とする圧縮
    離油率15%以上を有し、たん白質、油脂および水を主
    成分とし、その組成比(重量)が1ニア〜40:1〜2
    0であるo/v型エマルジョンから成る脂身様食品素材
    の製造方法。
  4. (4)  低速回転で攪拌しながら加える油脂の11 
    (B)が、前段階における油脂の量(4)と比較してA
    :B−5:1乃至1:10の範囲である特許請求の範囲
    第3項記載の食品素材の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6020610A (ja) * 1983-07-15 1985-02-01 Iwatsu Electric Co Ltd 電圧利得可変増幅器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5424458A (en) * 1977-07-26 1979-02-23 Nippon Solid Co Ltd Method of treating waste water

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