JPH074198B2 - シラス状擬似食品 - Google Patents
シラス状擬似食品Info
- Publication number
- JPH074198B2 JPH074198B2 JP4251123A JP25112392A JPH074198B2 JP H074198 B2 JPH074198 B2 JP H074198B2 JP 4251123 A JP4251123 A JP 4251123A JP 25112392 A JP25112392 A JP 25112392A JP H074198 B2 JPH074198 B2 JP H074198B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parts
- shirasu
- raw material
- addition
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23D—EDIBLE OILS OR FATS, e.g. MARGARINES, SHORTENINGS, COOKING OILS
- A23D7/00—Edible oil or fat compositions containing an aqueous phase, e.g. margarines
- A23D7/003—Compositions other than spreads
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23L—FOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
- A23L13/00—Meat products; Meat meal; Preparation or treatment thereof
- A23L13/40—Meat products; Meat meal; Preparation or treatment thereof containing additives
- A23L13/42—Additives other than enzymes or microorganisms in meat products or meat meals
- A23L13/43—Addition of vegetable fats or oils; Addition of non-meat animal fats or oils; Addition of fatty acids
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23L—FOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
- A23L17/00—Food-from-the-sea products; Fish products; Fish meal; Fish-egg substitutes; Preparation or treatment thereof
- A23L17/70—Comminuted, e.g. emulsified, fish products; Processed products therefrom such as pastes, reformed or compressed products
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、シラス状擬似食品に関
し、更に詳細には天然シラス（学名アングイラ(Anguill
a)）に模造類似する擬似食品に関する。
し、更に詳細には天然シラス（学名アングイラ(Anguill
a)）に模造類似する擬似食品に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から魚肉、特に魚肉すり身等を用い
た模造食品が広く市場に提供されており、例えば蟹足筋
状の加工食品を挙げることができる。前記魚肉等を用い
た模造食品は、一般には、魚肉すり身、卵白、澱粉、
水、調味料等の原料を擂潰混合した後、コンベアー上に
押し出して得られた食品を着色、切断及び加熱工程等の
後刻みめをつけて繊維感を付与し、他の食品の形状に似
せて加工することにより得られる。天然のシラスに類似
したシラス状擬似食品に関しても同様な方法によって得
られる（特開平３−２４７２６４号公報参照）。該食品
の供食方法は、一般的にはそのまま生で食するか、若干
の熱を加えて食する方法が採られる。
た模造食品が広く市場に提供されており、例えば蟹足筋
状の加工食品を挙げることができる。前記魚肉等を用い
た模造食品は、一般には、魚肉すり身、卵白、澱粉、
水、調味料等の原料を擂潰混合した後、コンベアー上に
押し出して得られた食品を着色、切断及び加熱工程等の
後刻みめをつけて繊維感を付与し、他の食品の形状に似
せて加工することにより得られる。天然のシラスに類似
したシラス状擬似食品に関しても同様な方法によって得
られる（特開平３−２４７２６４号公報参照）。該食品
の供食方法は、一般的にはそのまま生で食するか、若干
の熱を加えて食する方法が採られる。
【０００３】しかしながら、従来の製造工程で製造され
た魚肉を原料とした模造食品は、供食時に強度の加熱を
行わない製品又は強度の加熱を行う場合には表面がパン
粉等で覆われている製品が殆どなので、「火ぶくれ」、
即ち、「加熱により表皮が膨張し硬化する現象（焼ちく
わの表面に見られる様な現象）」が発生しないか、発生
しても衣に隠れるために、特に問題にならなかった。こ
のため火ぶくれに対する防止対策がとられていなかっ
た。
た魚肉を原料とした模造食品は、供食時に強度の加熱を
行わない製品又は強度の加熱を行う場合には表面がパン
粉等で覆われている製品が殆どなので、「火ぶくれ」、
即ち、「加熱により表皮が膨張し硬化する現象（焼ちく
わの表面に見られる様な現象）」が発生しないか、発生
しても衣に隠れるために、特に問題にならなかった。こ
のため火ぶくれに対する防止対策がとられていなかっ
た。
【０００４】これに対して、シラス状擬似食品の場合に
は、パン粉等の衣を付けずに油揚を行って供食する方法
を採るため、製品表面部分に火ぶくれが発生し、外観上
著しく劣った製品しか得られなかった。
は、パン粉等の衣を付けずに油揚を行って供食する方法
を採るため、製品表面部分に火ぶくれが発生し、外観上
著しく劣った製品しか得られなかった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】即ち、本発明の目的
は、火ぶくれを防止した前記シラス状擬似食品を提供す
ることにある。
は、火ぶくれを防止した前記シラス状擬似食品を提供す
ることにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意研究の
結果、本発明により前記目的が達成されることを見出し
た。
結果、本発明により前記目的が達成されることを見出し
た。
【０００７】即ち、魚介肉を主成分とする原料１００重
量部に対して固体脂を１−２０重量部配合することを特
徴とするシラス状擬似食品が提供される。
量部に対して固体脂を１−２０重量部配合することを特
徴とするシラス状擬似食品が提供される。
【０００８】以下、本発明について更に詳細に説明す
る。
る。
【０００９】本発明に係る原料の主成分である魚介肉と
しては、スケトウダラ、ホッケ、カラスガレイ、ワラズ
カ、アジ、グチ、エソ、シャケ、マス、帆立貝、アサ
リ、ハマグリ等の魚介類等が挙げられる。市販のすり身
を用いても良い。
しては、スケトウダラ、ホッケ、カラスガレイ、ワラズ
カ、アジ、グチ、エソ、シャケ、マス、帆立貝、アサ
リ、ハマグリ等の魚介類等が挙げられる。市販のすり身
を用いても良い。
【００１０】前記原料には、更に必要に応じて牛肉、豚
肉、羊肉、鶏肉、馬肉、兎肉等の畜肉類；卵、植物蛋白
等の加熱により固化し得る食物；卵白、ゼラチン、魚介
類エキス、畜肉類エキス、植物蛋白等の蛋白質；小麦澱
粉、大麦澱粉、大豆澱粉、トウモロコシ澱粉、馬鈴薯澱
粉等の澱粉類；食塩、グルタミン酸ソーダ、胡椒、ナツ
メッグ、フレーバー等の調味料等の副成分を適宜加える
ことができる。前述の主成分と副成分との配合割合は重
量％にて５５−７５：４５−２５の範囲が好ましい。
肉、羊肉、鶏肉、馬肉、兎肉等の畜肉類；卵、植物蛋白
等の加熱により固化し得る食物；卵白、ゼラチン、魚介
類エキス、畜肉類エキス、植物蛋白等の蛋白質；小麦澱
粉、大麦澱粉、大豆澱粉、トウモロコシ澱粉、馬鈴薯澱
粉等の澱粉類；食塩、グルタミン酸ソーダ、胡椒、ナツ
メッグ、フレーバー等の調味料等の副成分を適宜加える
ことができる。前述の主成分と副成分との配合割合は重
量％にて５５−７５：４５−２５の範囲が好ましい。
【００１１】また更に、前記原料には着色原料を加え、
色彩をシラスに似せることが好ましい。着色原料として
は、カラメル色素、ポリフェノール色素、イカ墨色素
等、黒色の色素を使用することができる。
色彩をシラスに似せることが好ましい。着色原料として
は、カラメル色素、ポリフェノール色素、イカ墨色素
等、黒色の色素を使用することができる。
【００１２】本発明では固体脂を魚介肉を主成分とする
原料に配合する。
原料に配合する。
【００１３】本発明により、シラス状食品の製造方法の
原料配合において、油脂類を添加することにより火ぶく
れを防止できる。
原料配合において、油脂類を添加することにより火ぶく
れを防止できる。
【００１４】前記固体脂としては、常温にて固体状の硬
化油、マーガリン、バターを挙げることができる。本発
明により魚介肉を主成分とする原料に固体脂を添加する
ことにより火ぶくれを防止できるということは、固体脂
が常温で液状のサラダ油等の液状油より火ぶくれ防止効
果が大きく、更に製品の食感に与える悪影響は液状油よ
り少ないことを勘案すると驚くべきことである。。
化油、マーガリン、バターを挙げることができる。本発
明により魚介肉を主成分とする原料に固体脂を添加する
ことにより火ぶくれを防止できるということは、固体脂
が常温で液状のサラダ油等の液状油より火ぶくれ防止効
果が大きく、更に製品の食感に与える悪影響は液状油よ
り少ないことを勘案すると驚くべきことである。。
【００１５】固体脂の配合量としては、魚介肉を主成分
とする原料１００重量部に対し１−２０重量部とする。
１重量部配合すると火ぶくれ防止効果が表れ、配合量の
増加に伴い火ぶくれ防止効果が増強されるが、２０重量
部を越えると製品の食感が悪くなり、品質的に劣る。魚
介肉を主成分とする原料に含まれる他の成分の配合によ
っても異なるが、好ましくは７−１５重量部、特に好ま
しくは１３重量部程度の配合量の固体脂が火ぶくれ防止
及び製品の食感の点で好ましい。
とする原料１００重量部に対し１−２０重量部とする。
１重量部配合すると火ぶくれ防止効果が表れ、配合量の
増加に伴い火ぶくれ防止効果が増強されるが、２０重量
部を越えると製品の食感が悪くなり、品質的に劣る。魚
介肉を主成分とする原料に含まれる他の成分の配合によ
っても異なるが、好ましくは７−１５重量部、特に好ま
しくは１３重量部程度の配合量の固体脂が火ぶくれ防止
及び製品の食感の点で好ましい。
【００１６】前述の主成分及び必要に応じて副成分を適
宜組み合わせてシラス状擬似食品の原料とし、任意に適
量の水を加えて擂潰混合する。擂潰混合することにより
粘着性を有するペースト状の混合原料を得る。該混合原
料は小孔を有するダイよりベルトコンベアー上にストリ
ング状に押し出して混合原料ストリングを形成すること
ができる。該混合原料ストリングはベルトコンベアー上
を搬送され、カッターにより所定の角度で切断される。
該カッターとしては、通常用いられるカッターが使用で
きるが、シラス状擬似食品を得るには交互に角度を変え
て切断し、シラス状擬似食品の頭部及び尾部を形成さ
せ、シラス形状に成形するのが好ましいため、ロータリ
ーカッターを使用することが望ましい。所定形状に切断
された前記混合原料ストリングは、ヒーター、蒸気、そ
の他通常用いられる加熱手段により加熱する。加熱温度
及び時間は、前記混合原料の保型性が得られる温度であ
れば特に限定されるものではなく、通常３０−２５０℃
程度、好ましくは８０−１００℃で１０−９０秒程度で
ある。前述の切断工程は加熱下又は加熱後に行うことも
できる。
宜組み合わせてシラス状擬似食品の原料とし、任意に適
量の水を加えて擂潰混合する。擂潰混合することにより
粘着性を有するペースト状の混合原料を得る。該混合原
料は小孔を有するダイよりベルトコンベアー上にストリ
ング状に押し出して混合原料ストリングを形成すること
ができる。該混合原料ストリングはベルトコンベアー上
を搬送され、カッターにより所定の角度で切断される。
該カッターとしては、通常用いられるカッターが使用で
きるが、シラス状擬似食品を得るには交互に角度を変え
て切断し、シラス状擬似食品の頭部及び尾部を形成さ
せ、シラス形状に成形するのが好ましいため、ロータリ
ーカッターを使用することが望ましい。所定形状に切断
された前記混合原料ストリングは、ヒーター、蒸気、そ
の他通常用いられる加熱手段により加熱する。加熱温度
及び時間は、前記混合原料の保型性が得られる温度であ
れば特に限定されるものではなく、通常３０−２５０℃
程度、好ましくは８０−１００℃で１０−９０秒程度で
ある。前述の切断工程は加熱下又は加熱後に行うことも
できる。
【００１７】以下、実施例及び比較例にて本発明を更に
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【００１８】
【実施例】実施例１ スケトウダラすり身６０kg、食塩１．８kg、馬鈴薯澱粉
４kg、卵白１０kg、魚肉エキス０．６kg、水３０kgを原
料として用い、該原料に硬化油配合の試験区を以下の如
く１２種類設け、又、以下の製法にしたがってシラス状
擬似食品を製造した。 （１）無添加区、（２）１部添
加区、（３）３部添加区、（４）５部添加区、（５）７
部添加区、（６）９部添加区、（７）１１部添加区、
（８）１３部添加区、（９）１５部添加区、（１０）１
７部添加区、（１１）２０部添加区、（１２）２２部添
加区 （部は原料１００重量部当りに対する添加重量
部）。
４kg、卵白１０kg、魚肉エキス０．６kg、水３０kgを原
料として用い、該原料に硬化油配合の試験区を以下の如
く１２種類設け、又、以下の製法にしたがってシラス状
擬似食品を製造した。 （１）無添加区、（２）１部添
加区、（３）３部添加区、（４）５部添加区、（５）７
部添加区、（６）９部添加区、（７）１１部添加区、
（８）１３部添加区、（９）１５部添加区、（１０）１
７部添加区、（１１）２０部添加区、（１２）２２部添
加区 （部は原料１００重量部当りに対する添加重量
部）。
【００１９】まずサイレントカッターにスケトウダラす
り身を投入し、回転数 １５００r.p.m.にて回転し、３
分間擂潰混合し、次いで食塩を投入して５分間擂潰混合
し、更に残りの原料すべてを投入した後、２０分間擂潰
混合して混合原料を得た。
り身を投入し、回転数 １５００r.p.m.にて回転し、３
分間擂潰混合し、次いで食塩を投入して５分間擂潰混合
し、更に残りの原料すべてを投入した後、２０分間擂潰
混合して混合原料を得た。
【００２０】該混合原料をシラス状に成形着色後、蒸気
によって、加熱雰囲気温度９２℃とし、２０秒間加熱し
た後放冷し製品を得た。結果を表１に示す。得られた製
品の一部を製品と当量の１７０℃に加熱したオリーブ油
で３０秒間加熱し評価に供した。評価方法としては、５
人の専門パネルにより以下の４段階で火ぶくれ防止効果
を評価した。
によって、加熱雰囲気温度９２℃とし、２０秒間加熱し
た後放冷し製品を得た。結果を表１に示す。得られた製
品の一部を製品と当量の１７０℃に加熱したオリーブ油
で３０秒間加熱し評価に供した。評価方法としては、５
人の専門パネルにより以下の４段階で火ぶくれ防止効果
を評価した。
【００２１】４点：火ぶくれが全く認められない； ３点：部分的に若干火ぶくれが認められる。； ２点：多く火ぶくれが認められる。； １点：全体に焼きちくわ状の火ぶくれが認められる。 又、食感については、以下の５段階で評価した。 ５点：好ましい。； ４点：少し好ましい； ３点：普
通；２点：少し好ましくない； １点：好ましくない
通；２点：少し好ましくない； １点：好ましくない
【００２２】
【表１】
【００２３】表１から明らかな様に、硬化油１部添加区
でも火ぶくれ防止効果が認められるが、７部以上の添加
では火ぶくれが全く認められない。これに対して、食感
の点では２０部を越える添加では、好ましくなくなる。
以上の結果により、本発明において、硬化油を１−２０
部、好ましくは７−１５部添加することによって、火ぶ
くれの発生しない食感の好ましいシラス状擬似食品が得
られると判断された。
でも火ぶくれ防止効果が認められるが、７部以上の添加
では火ぶくれが全く認められない。これに対して、食感
の点では２０部を越える添加では、好ましくなくなる。
以上の結果により、本発明において、硬化油を１−２０
部、好ましくは７−１５部添加することによって、火ぶ
くれの発生しない食感の好ましいシラス状擬似食品が得
られると判断された。
【００２４】実施例２ スケトウダラすり身６０kg、食塩１．８kg、馬鈴薯澱粉
４kg、卵白１０kg、魚肉エキス０．６kg、水３０kgを原
料として用い、該原料にバター配合の試験区を以下の如
く１２種類設け、又、実施例１と同様の製法にしたがっ
てシラス状食品を製造した。 （１）無添加区、（２）
１部添加区、（３）３部添加区、（４）５部添加区、
（５）７部添加区、（６）９部添加区、（７）１１部添
加区、（８）１３部添加区、（９）１５部添加区、（１
０）１７部添加区、（１１）２０部添加区、（１２）２
２部添加区 （部は原料１００重量部に対する添加重量
部）。
４kg、卵白１０kg、魚肉エキス０．６kg、水３０kgを原
料として用い、該原料にバター配合の試験区を以下の如
く１２種類設け、又、実施例１と同様の製法にしたがっ
てシラス状食品を製造した。 （１）無添加区、（２）
１部添加区、（３）３部添加区、（４）５部添加区、
（５）７部添加区、（６）９部添加区、（７）１１部添
加区、（８）１３部添加区、（９）１５部添加区、（１
０）１７部添加区、（１１）２０部添加区、（１２）２
２部添加区 （部は原料１００重量部に対する添加重量
部）。
【００２５】実施例１と同様にシラス状食品を評価し
た。結果を表２に示す。
た。結果を表２に示す。
【００２６】
【表２】
【００２７】表２から明らかな様に、バター１部添加区
でも火ぶくれ防止効果が認められるが、９部以上の添加
では火ぶくれが全く認められない。これに対して、食感
の点では２０部を越える添加では、好ましくなくなる。
以上の結果により、本発明において、バターを１−２０
部、好ましくは７−１５部添加することによって、火ぶ
くれの発生しない食感の好ましいシラス状擬似食品が得
られると判断された。
でも火ぶくれ防止効果が認められるが、９部以上の添加
では火ぶくれが全く認められない。これに対して、食感
の点では２０部を越える添加では、好ましくなくなる。
以上の結果により、本発明において、バターを１−２０
部、好ましくは７−１５部添加することによって、火ぶ
くれの発生しない食感の好ましいシラス状擬似食品が得
られると判断された。
【００２８】実施例３ スケトウダラすり身６０kg、食塩１．８kg、馬鈴薯澱粉
４kg、卵白１０kg、魚肉エキス０．６kg、水３０kgを原
料として用い、該原料にマーガリン配合の試験区を以下
の如く１２種類設け、又、実施例１と同様の製法にした
がってシラス状擬似食品を製造した。 （１）無添加
区、（２）１部添加区、（３）３部添加区、（４）５部
添加区、（５）７部添加区、（６）９部添加区、（７）
１１部添加区、（８）１３部添加区、（９）１５部添加
区、（１０）１７部添加区、（１１）２０部添加区、
（１２）２２部添加区 （部は原料１００重量部に対す
る添加重量部）。
４kg、卵白１０kg、魚肉エキス０．６kg、水３０kgを原
料として用い、該原料にマーガリン配合の試験区を以下
の如く１２種類設け、又、実施例１と同様の製法にした
がってシラス状擬似食品を製造した。 （１）無添加
区、（２）１部添加区、（３）３部添加区、（４）５部
添加区、（５）７部添加区、（６）９部添加区、（７）
１１部添加区、（８）１３部添加区、（９）１５部添加
区、（１０）１７部添加区、（１１）２０部添加区、
（１２）２２部添加区 （部は原料１００重量部に対す
る添加重量部）。
【００２９】実施例１と同様にシラス状擬似食品を評価
したところ、実施例２と同様な結果であった。
したところ、実施例２と同様な結果であった。
【００３０】比較例１ スケトウダラすり身６０kg、食塩１．８kg、馬鈴薯澱粉
４kg、卵白１０kg、魚肉エキス０．６kg、水３０kgを原
料として用い、該原料にサラダ油配合の試験区を以下の
如く１２種類設け、又、実施例１と同様の製法にしたが
ってシラス状擬似食品を製造した。 （１）無添加区、
（２）１部添加区、（３）３部添加区、（４）５部添加
区、（５）７部添加区、（６）９部添加区、（７）１１
部添加区、（８）１３部添加区、（９）１５部添加区、
（１０）１７部添加区、（１１）２０部添加区、（１
２）２２部添加区 （部は原料１００重量部に対する添
加重量部）。
４kg、卵白１０kg、魚肉エキス０．６kg、水３０kgを原
料として用い、該原料にサラダ油配合の試験区を以下の
如く１２種類設け、又、実施例１と同様の製法にしたが
ってシラス状擬似食品を製造した。 （１）無添加区、
（２）１部添加区、（３）３部添加区、（４）５部添加
区、（５）７部添加区、（６）９部添加区、（７）１１
部添加区、（８）１３部添加区、（９）１５部添加区、
（１０）１７部添加区、（１１）２０部添加区、（１
２）２２部添加区 （部は原料１００重量部に対する添
加重量部）。
【００３１】実施例１と同様にシラス状擬似食品を評価
した。結果を表３に示す。
した。結果を表３に示す。
【００３２】
【表３】
【００３３】サラダ油２２部添加区でも部分的に若干の
火ぶくれが認められ、食感の点でも実施例１−３のよう
な効果は認められず、実施例１−３に比べて明らかに劣
ることが判明した。
火ぶくれが認められ、食感の点でも実施例１−３のよう
な効果は認められず、実施例１−３に比べて明らかに劣
ることが判明した。
【００３４】
【発明の効果】本発明のシラス状擬似食品には硬化油、
マーガリン、バター等の固体脂が含まれるので、火ぶく
れ発生を防止でき、又、食感の改善効果も得られる。
マーガリン、バター等の固体脂が含まれるので、火ぶく
れ発生を防止でき、又、食感の改善効果も得られる。
Claims (1)
- 【請求項１】 魚介肉を主成分とする原料１００重量部
に対して１−２０重量部の固体脂を配合することを特徴
とするシラス状擬似食品。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4251123A JPH074198B2 (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | シラス状擬似食品 |
| DE69323582T DE69323582T2 (de) | 1992-09-21 | 1993-07-16 | Jungaal ähnliches Artifizielles Nahrungsmittel |
| EP93500107A EP0589819B1 (en) | 1992-09-21 | 1993-07-16 | Elver-like artificial food |
| ES93500107T ES2128407T3 (es) | 1992-09-21 | 1993-07-16 | Alimento artificial parecido a las angulas. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4251123A JPH074198B2 (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | シラス状擬似食品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0698726A JPH0698726A (ja) | 1994-04-12 |
| JPH074198B2 true JPH074198B2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=17218012
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4251123A Expired - Lifetime JPH074198B2 (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | シラス状擬似食品 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0589819B1 (ja) |
| JP (1) | JPH074198B2 (ja) |
| DE (1) | DE69323582T2 (ja) |
| ES (1) | ES2128407T3 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2711895B1 (fr) * | 1993-11-05 | 1996-01-12 | Le Cor Jacques | Préparation alimentaire à tartiner à base de coquilles Saint-Jaques et un procédé de fabrication d'une telle préparation. |
| KR100490695B1 (ko) * | 2002-10-23 | 2005-05-24 | 이청룡 | 가오리 조미 건어포 제조방법 |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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