JPS5816584Y2 - 温風暖房機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は上部に冷房ユニットを備えた温風暖房機に関す
るもので、上部の冷房ユニットの重量に対する強度を高
めるとともに、下部の温風暖房部と上部の冷房ユニット
との熱的影響を遮断し、かつ組立性、メンテナンス性を
向上することを目的とする。

従来のこのタイプの温風暖房機は外装そのものを構造体
として強度をもたせているため設置工事、メンテナンス
、分解等が困難であった。

しかもこのタイプの温風暖房機では上部の冷房ユニット
により重心が上部になり強度的に不十分であった。

本考案はこのような欠点を解消するものであり、以下本
考案の一実施例を添付図面にもとづいて説明する。

第１図〜第５図に示すように本実施例では右側板１及び
左側板２の内側に右内板３及び左内板４（右、左向板３
，４の代りに支柱でもよい）を取付けている。

また、右側板１と左側板２は天板５゜６に内面より螺着
されている。

天板５，６の間に冷房吹出グリル７及び吹出部フタ８が
取付けられている。

尚、第４図に示すように右側板１、左側板２、天板５、
天板６及び吹出部フタ８は外箱ユニットとして部分組立
し、メンテナンス時着脱自在に架台９の両側に螺着され
る。

この架台９の折り返し部分９ａに右内板３、左内板４及
び左遮熱板１０が取付けられ、また右向板３、左向板４
には冷房ユニット固定金具１１が固着され、この金具１
１に冷房ユニット１２の基板１３に設けられたＬ金具１
４が相対応して螺合される。

□一方、仕切板２９に取付けられた暖房用のバーナ部１
５に固定された熱交換器１６には、温風用ファンモータ
１７で駆動されるプロペラファン１８によって風が吹付
けられ、この温風は温風吹出口１９より吹出される。

プロペラファン１８の吸込口にはラス網等のフィルタ２
０を装備している。

温風吹出口１９の右側には操作部２１があり、下部は前
板２２で覆っである。

また、架台９に取付けられた脚２３は置台２４上で、水
平調節のため高さを可変できる。

一方、冷房ユニット１２に吹付けられる風は冷房用モー
タ２５で駆動されるクロスファン２６により冷房吸込口
２７より吸込まれ、冷風は冷房吹出グリル７より吹き出
される。

暖房用の熱交換器１６から冷房ユニット１２へのふく射
熱は左遮熱板１０及び上達熱板２８により遮熱されるが
、冷房ユニット１２ぺの熱的影響を防止するには不十分
である。

このため本実施例では冷房ユニット固定金具１１及びＬ
金具１４の高さを適当に設定することにより有効断熱距
離りを保有するものである。

特に冷房用ドレンパン３０は一般に発泡した合成樹脂で
作られることが多く。

この熱的遮断が特に必要である。

尚３１は後板である。

本考案は上記のごとく横取されたものであり、次のよう
な効果を奏する。

（１）内板で上部の冷房ユニットの荷重を支えるため強
度的に強い。

（２）冷房ユニットと暖房部分の間に遮熱板を設けるこ
とにより断熱距離を十分に保つことが容易にでき、しか
もその距離も自由に設定できる。

また、この断熱空間を外気と連通ずることにより自然循
環の冷却が行われ、冷房ユニットへの熱的影響もきわめ
て少なくできる。

（３）内板を構造体として強度で冷房ユニットを支えて
いるので、外装は外観の化粧箱としての機能を有するだ
けの薄板を使用することが可能で、しかも螺合箇所も少
なくなるので意匠効果が高くなる。

また、この外装を例えば第４図のごとくユニットとすれ
ばメンテナンス時に容易にとりはずしできるため便利で
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例にかかる温風暖房機の斜視図
、第２図は同機の縦断面図、第３図は第２図のＡ−Ａ′
線断面図、第４図は同機の要部斜視図、第５図は同機の
要部分解斜視図である。 ３．４・・・・・・右、左内板、１２・・・・・・冷房
ユニット、１５・・・・・・バーナ部、１６・・・・・
・熱交換器、２８・・・・・・上達熱板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 外装の内部両側方に宰柱、または内側歩を設けるととも
   に、この支柱、□または内側板に′上って外装内の中部
   に遮熱板を支え、この遮熱板の上方に冷房ユニットを設
   けるとともに、この遮熱板の下方に暖房部を設けたこと
   を特徴とする盆妹暖房機。