JPS5816219Y2 - 可変低抗器等の調整機能を備えた印刷配線基板ユニット - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は個々の電子部品を印刷及び外付けに依り装着し
、導電配線パターンを備え、可変抵抗器スイッチ等の電
気的調整機能を備えた印刷配線基板ユニットにセットの
プリント板に挿入固定する取付金具を固着したユニット
基板の構造に関するものである。

印刷配線基板ユニットは機能ブロックとして、現在症種
々開発されてきて、ＤＩＰパッケージ等の型式でＩＣ化
されたものも多い。

ここで可変抵抗器、スイッチ等の調整機能を有するテレ
ビやステレオ等のオーディオ回路、チュニナー回路等の
印刷配線基板ユニットでは調整手段としてのつまみが必
要となる。

そうして可変抵抗器等の調整可能・な部品を含む機能ブ
ロックは調整の便利のためには小型化に限度があり、そ
の外、操作性及びセットのプリント回路ぺの取付の容易
さ、確実さが問題である。

そうして通常水平のセットのプリント基板に対して取付
の便利のため垂直に取付けた調整手段を備えた基板ユニ
ットにお・いては、゛取付金具は、（イ）該基板ユニッ
トヲ調整時に゛も倒九寿いように垂直に固着しているこ
と、（ロ）つまみの操作に支障がない程度に剛性を有し
、ガタッキが少ないこと、（ハ）基板ユニットの基板に
対して取付容易であり、かつ取付金具全固着した基板ユ
ニットはセットのプリント基板の取付係合孔に対して容
易に、確実に固着可能であることが必要である。

可変抵抗器を含む調整可能な基板ユニット電子部品の従
来の例として Ａ）米国特許明細書第２８７１３２４号 Ｂ） 第３０３２７３４号 Ｃ） 第３４２１１３３号 に記載された発明等がある。

ここで従来の印刷配線基板ユニットとしての代表的な例
として積層プリント基板ユニットの例を上記Ａ）に準じ
て第４図に、セラミック基板ユニットの側音上記Ｂ）に
準じて第５図に、積層プリント基板ユニットの簡易形の
例金上記Ｃ）に準じて第６図に示す。

ここで基板ユニット２′の調整手段は可変抵抗器であり
、調整つ１み５０／ｃ調整する。

又、印刷配線基板ユニット２リユニット基板２０嗅固着
した取付金具である金属板フレームの延長部の１対のス
ナップイン取付部１０′がスナップイン等でセットのプ
リント板３０′のこれと係合する取付孔に固着されてい
る。

上記の例を含む現在法の調整手段付基板ユニットに釦け
る取付金具は上記第４図。

第５図に示すように大型で複雑となり、工数もかかり、
コスト的にも高くなっていた。

又標準化も困難であった。

又、第６図に示す、標準化した簡単なものでは、取付け
にガタッキがあり、不確実及び強度不足が問題となって
いた。

又、従来の例として必ずしも可変抵抗器等の調整手段を
備えた印刷配線基板ユニットではないが実公昭４３−１
８７０２号公報の考案では、第７図に示すように電気部
品を取り付けた印刷回路板７０の両端に設けた角孔７１
を設け、金属板よりなる保持具８１は印刷回路板７０を
挟持するためにコ字状に形成し、前記角孔７１に垂直方
向の爪８３を係合させている。

ここで印刷回路板７０の角孔７１（７）巾と保持具８１
の爪８３の巾を横方向にガタッキを少なく嵌合させるよ
うに形成することは比較的容易であるが、垂直方向はガ
タッキ金少く嵌合させることは困難であり、又印刷回路
板７０の角孔７１に保持具８１の爪８３を係合させても
、印刷回路板７０を更に上から押下げると係合は容易に
外れる欠点がある。

又操作時に後方向に倒れ易く、挿入固着も不便である。

又前後方向にも多少ガタッキが残る。

本考案はこの欠点を改善している。本考案では調整機能
を有する基板ユニットの取付金具部は調整の容易さ、小
型化の外ユニット基板の保護、取付の確実さ及び組立の
容易さを改善したものである。

以下図面にもとづいて本考案実施例を説明する。

第１図は本考案実施例に釦ける印刷配線ユニット板及び
取付金具、第２図イ及び第２図口は取付金具の他の実施
例、第３図は取付状態を示す。

ここで取付金具１０は基本的には機構的保持固定を目的
としているが、電気的接続も可能である。

可変抵抗器を備えた基板ユニット２からセットのプリン
ト板３０への電気的接続は第３図で示すように金属より
なる接続端子２３がセラミック又はベークライト積層板
等でできた基板ユニット２の印刷配線基板２０の電極２
２に高温ハンダのハンダ付は等に依り電気的機構的に接
続され、その端子２３のハンダ付された自由端がプリン
ト板３０に設けられた係合端子穴３１に挿入後・・ンダ
付は接続されることにより行われる。

第１図口に示す基板ユニット２の取付金具１０は翼部１
１の断面がコの字形状をしてかり、その翼部で印刷配線
基板２００表裏両面に接触する。

又翼部に弾性電気接触片１３ 、１３’に設ければ接続
端子２３の役目を威し、接続端子２３を２個省くことも
できる。

取付金具１０にやいて１図口等に示すように、相対する
左右の翼を有する翼部１１の自由端の開口部１４はユニ
ット基板２０の両端等から挿入し易くするように外側に
多少広げられている。

翼部１１にはコの字状部の底辺１７に向けて弾性爪１２
が翼部の内側に曲げられて切欠きパンチング加工されて
いる。

該弾性爪１２はユニット基板２０の端部に設けた係合角
孔、又は角形の凹み等の保合部２１にその先端１２イが
係止される。

そうして取付金具１０ばそのコの字状翼部１１の自由端
に近い最少間隙ｄを基板ユニット２０の厚さより僅かに
狭くして、ユニット基板２０の両端の保合位置に、外側
から内側横方向にスナップインで押込むことで容易に弾
性固着される。

このとき、水平方向のガタッキを少くするため取付金具
１０の底辺１７はユニット基板２０の側面にできるだけ
ギャップを少なくして固着される必要がある。

コの字状部の翼部１１の下部への延要部１５は弾性を有
し曲げ部１５イ、１５０等により外側に開いて、プリン
ト板へ固着したときに調整シャフト５０方向の傾きに対
する剛性を高めている。

又その下端の肩部１５ハのほぼ中央先端にセットのプリ
ント板３０の係合孔３１へ挿入する脚部１６を突出させ
ている。

脚部１６の中央部にはスナップイン用の曲げ１６０を設
けることが車重しい。

そうして翼部１１の下部延長部１５は弾性を有するため
セットのプリント板３０の係合孔３１への挿入が容易で
、かつ挿入後の遊びも少ない。

な釦、取付脚部１６は第４図、第５図の取付構造に準じ
て翼部底辺１７の延長部に設けてもよい。

さらに、第２図イに示すように翼部１１の延長部の外側
に翼部開口部１４の延長としてのハンダ付接続端子とし
て舌片１５二を設けて取付の確実化及びユニット基板２
０の電極部に対する・・ンダ接続端子として利用するこ
とができる。

取付けるユニット基板２０がハンダディップできる基板
のときは、接続端子２３は例えば高融点ハンダ付端子し
たハンダディップで基板２０に固定するが、この際取付
金具１０のノ・ンダ付ｍ舌片１５を同時に、ハンダディ
ップでユニット基板２０の所定電極にハンダ接続固定す
れば作業工程は増えずに取付金具１０をスナップインで
固定した除虫じたガタッキも防ぐことができる。

第２図口に示す後述の弾性舌片１フイ、１フイ／′ｆ：
設けてガタッキをなくせばこの方法をとる必要は軽減さ
れる場合もあり、接続端子としての役割を果すことも可
能である。

ハンダ付端子ではなく、附勢押圧接続端子としては弾性
接触片１３ 、１３’に設けてもよい。

通常はノ・ンダデイツプの方が確実性がある。

第２図口に示すように端子金具１０のコの字状部の底辺
１７部の内側に弾性舌片１フイ、１フイ′等を切起して
設け、その舌片の弾性変形により挿入後端子金具１０と
ユニット基板２０間の側面ガタッキを少くすることがで
きる。

又底辺部１７の下部を延長してユニット基板２０の下部
端面に係合するストッパ用突出曲げ部１７０を設けて端
子金具１０の挿込時等に最も力がかかる縦方向の強度を
増し、さらに曲げ部１７ハの先端１７二を内側に多少鋭
角に曲げることで端子金具１０、ユニット基板２０間の
ガタッキを少くすることもてきる。

ここでは組立後突出曲げ部１７ハを更に内側に曲げても
よい。

ここで印刷配線板ユニット基板２０は第１図、第３図に
示すように、セラミック又は積層板に導電パターン２２
及びその端面電極部に外部接続端子２３ｆ：固着し、導
電パターン間に可変抵抗用抵抗体皮膜２５、固定抵抗皮
膜２４等を設けて機能ユニット基板２０を構成し、可変
抵抗シャフト取付孔２５イに摺動子を固着したシャフト
つ１み５０を回転できるように固着している。

□鮫、可変抵抗器の代りにスイッチ等も利用できる。

そうしてセットの部品を取付けたプリント板の高さを低
くするためにユニット基板２０の高さは低いことが望１
れ、このため第３図に示すように横巾は長く複数の調整
部品は横並びとなる。

このためつ１み調整での基板２０の横方向の曲り及び曲
り強度の改善が望１れるが、本考案ではこの改善を実現
している。

本考案は以上のように構成しであるので、（１）印刷配
線基板２０に対する取付金具１０の取付作業がスナップ
インで簡単に行なうことができるとともに、取付金具１
０が小型化され、かつ標準化され、最も簡単な場合では
１種類２個の取付金具ですむ。

（２）取付金具１０のハンダ付端子舌片１５二は・・ン
ダ接続端子２３の役割をもたせることができるから、相
当する接続端子２３を省くこともできる。

（３）又印刷配線基板２０の表裏の電気的接続の役目を
威すことにより、接続用鋲等も省くことが可能となる。

（４）特にセラミック基板では通常カシメると割れを生
じ易いのでこの取付金具は端子として有効であり、さら
にセラミック基板２０及びその端部の保護を兼ねている
。

（５）取付金具と基板とは前述のように垂直ガタッキが
少くかつ、 （６）取付金具１０のコの字状翼部１１の相対する自由
端に近い最少間隙ｄｋ基板ユニット２０の厚さより僅か
に狭ぐしているため基板を取付金具に挿入したとき前後
方向にガタッキがない。

又調整機能を備えた印刷基板のつ１み５０を押しながら
調整するとき、基板２０に負荷される曲げ力を取付金具
１０の内側先端１５ハで支えるため、基板の曲げ応力は
少さくなり基板２０を保護している。

（７）又取付金具１０の翼部１１の下部延長部１５は弾
性を有しているためセットのプリント板３０の係合孔３
１への挿入が容易であり、かつ挿入後の遊びも少なく、
かつ基板ユニット２０の後方への押圧力に対する強度も
強い。

等の特長を有し実用的効果は太きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案実施例にあ・ける印刷配線ユニット板及
び取付金具、第２図イ及び第２図口は取付金具の他の実
施例、第３図は取付状態、第４図、第５図、第６図及び
第７図イ２口は従来の印刷配線基板ユニット取付例をそ
れぞれ示す。 ２・・・印刷配線基板ユニット、１０・・・取付金、目
、１１・・・翼部、１２・・・弾性爪、１３・・・電気
接触片、１４・・・開口部、１５・・・延長部、１５二
・・・ハンダ付舌片、１６・・・脚部、１７・・・底辺
、２０・・・印刷配線ユニット基板、２１・・・角形凹
み、２２・・・導電パターン、２３・・・接触端子、２
４・・・固定抵抗皮膜、２５・・・可変抵抗皮膜、３０
・・・セットのプリント板、３１・・・穴、４０・・・
ハンダ、５０・・・つ１み。

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）個別電子部品を印刷及び外付は等で装着し、導電
   配線パターン金儲え、可変抵抗器等の電気的調整機能を
   備えた印刷配線基板ユニット２において、 絶縁板よりなる基板２０の両端部に固着用の孔又は凹部
   全なす係合部２１を設けて、取付金具１０を固着し、該
   取付金具１０にはほぼ平行な左右の翼と底辺部材１７よ
   り成る断面コの字状の真”部１１を設け、該翼部１１の
   自由端に近い縁部の最小間隙ｄｔ−基板２０の厚さより
   僅かに狭くし、翼部１１の片側又は両側の翼には内面か
   つ底辺部１７方向に切起し前記基板２０の係合部２１に
   横方向からスナップイン係止する弾性爪１２を設け、取
   付金具１０の左右の両翼の下部には該両翼の巾よりも拡
   げた弾性余有する延長部１５下端の肩部１５ハの下部に
   セットプリント板３０の係合孔に対して基板ユニットを
   係止する取付脚部１６を設けた可変抵抗器等の調整機能
   を備えた印刷配線基板ユニット。
2. （２）取付金具１０のコの字状部の翼部１１の自由端部
   を下側に延長して基板ユニットの導電端子２２に電気的
   に接続する弾性接触片１５二を設けた実用新案登録請求
   の範囲第１項記載の可変抵抗器等の調整機能を備えた印
   刷配線基板ユニット。
3. （３）コの字状翼部１１の底面１７の内側にガタッキ防
   止用の弾性爪１フイ、１フイ′を切起した実用新案登録
   請求の範囲第１項記載の可変抵抗器等の調整機能を備え
   た印刷配線基板ユニット。