JPS58159547A - 電子写真現像剤用キヤリア - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電子写真現像剤用キャリ１に関し、特には該キ
ャリアの被覆材料の改良に関するものである。

電子写真法において、従来よりトナーとキャリアとより
なる二成分系現像剤が用いられている。キャリアとして
は、種々のものが知られており、例えば塩化す１ヘリウ
ム、ＪＭ化アルミニウム、硝酸ナトリウム、塩素ｌｉ　
塩７Ｊリウム、粒状シリコーン、メチルメタクリレート
、）５ラス、二酸化ケイ素、鉄、鋼、フェライト、ニッ
ケル、コバル１〜、およびそれらの混合物等が知られで
いる。

しかしながら、このようなキャリアを長時間使用づ゛る
と、粒子間同士の衝突又は粒子と複′ｑ機現像部壁との
衝突等によって：１ニヤリア表面にトナーが融着づる、
所謂トナーフィルミング川縁を起し、現像剤の帯電特性
を劣化させ、ついにはトナーを適正な？４＋電量に帯電
できなくさせる。

このようなトナーフィルミングを低減化し、その使用寿
命を良くする為、キトす１表面を１〜ナー樹脂に対して
非粘着性の樹脂て・被覆する方法が提案されている。例
えば低表面」ネルギーの飽和フルオロカーボン樹脂で被
覆されたキャリア（特開昭４８−９０２３８号）を始め
これに類似した低表面エネルギー樹脂を被覆材として用
いたキャリアが知られている。しかしながら従来のキャ
リア被覆樹脂は引張り強さ、圧縮強さにおいて充分でな
く摩耗、破損しやすい。その上キャリアコアに対して接
着性が充分でない。その為、長時間使用中の粒子間の衝
突及び複写機との衝突によってキャリア表面から被覆材
がチップ状、フレーク状又は、全層の形で脱離、剥離し
て現像剤の特性を劣化し、欠陥コピーやコピー画質の低
下をきたす。また耐熱性においても充分でなく使用時間
と共に特性劣化を来た１゜その為、頻繁に取り換えねば
ならず手間がかかり、且つ経費がかかる。更にキャリア
コアへの被覆樹脂の接着性を増大する為に樹脂をコーテ
ィングするに先立って！！！雑な処理を施すことも試み
られているがいまだ満足の行く結果が得られていないの
が現状である。

本発明の目的は上記の如き従来の欠点を解決することに
あり、特にはキャリアコアを該コアに対して強い接着力
有し、引張り力、圧縮強さ並びに耐熱性に優れた被覆材
で被Ｎすることによって長時間使用においてもチッピン
グやフレーキング等によって現像剤の特性劣化をきたす
ことのなく常に安定した摩擦帯電性を有する耐久性に優
れたキャリアを提供することにある。

即ち本発明は、下記一般式を有づるポリフェニレンサル
ファイド樹脂中にシリカ、カルシウムシリケート、マグ
ネシウムシリケート、アルミノシリケート、ゼオライ１
〜及びクレー微粉末のうちの一種または混合物を分散し
た被覆材でキＶす７表面を被覆することによって前記従
来の欠点を解決した電子写真現像剤用キャリアを提供す
るものである。

一般式 本発明について詳細に述べると、キャリアのコアとして
は、下記従来より公知のキャリアコアがすべて使用され
、その代表的な物としては、塩化す１〜リウム、塩化ア
ンモニウム、塩化アルミニウム、硝酸ナトリウム、塩素
酸塩カリウム、粒状シリコーン、メチルメタクリレート
、ガラス、二酸化ケイ素、鉄、鋼、フェライト、ニッケ
ル、コバルト及びこれらの混合物、更にはこれらのコア
を樹脂で被覆したもの等が挙げられる。キャリアコアの
粒子サイズとしては、直径約１０〜１０００μ程度が好
ましい。

本発明で用いられる前記一般式で表わされるボリフェニ
レンサルフフイド樹脂中に分散されるシリカ、カルシウ
ムシリケート、マグネシウムシリケート、アルミノシリ
ケート、ゼオライト、クレーの微粉末またはこれらの混
合物の平均粒径は５μ以下が好ましく、特に好ましくは
２μ以下のものがより優れた効果を秦することができる
。これらの微粉末を前記樹脂に添加することによって被
覆樹脂膜の強度並びに耐熱性を一層向上することができ
る。

以上の如き本発明のキトリア被覆材は他の被覆剤に比較
して高い引張り強さ並びに耐熱性を有し、５− その上、キャリアコアに対して高い接着力を有する。そ
の為現像剤粒子同志の衝突、粒子と現像装置あるいは感
光体との衝突等の機械的ｌｔｈ撃に対して高度の耐久力
を有し長時間使用においても被覆樹脂がデツピング、フ
レーキング等によりコア表面より脱離、剥離して現像剤
の特性を損うことなく常に安定した＝１ピー画像を提供
Ｊることができる。

前記被覆材の膜厚は用途に応じて任意の適当な厚さに調
整されるが、好ましくは、キャリアコア表面にピンホー
ルのない均一の連続被覆薄膜を形成しうるようにするこ
とが好ましい。具体的には、約０．１〜約２０μ、より
好ましくは、０．３へ・８μであり、このときに最適の
耐久性、Ｉ！Ｊｌｌ！帯電特性、トナーの耐圧着性及び
コピー画質が得られる。

本発明の被覆材料をキャリアに被覆するには、キャリア
表面に直接被覆でるか、又は従来の被覆材料で被覆され
たキャリアのオーバーコーディング材として、或いは、
該従来の被覆材料を被覆する前のブライマーコーディン
グ材として用いても６− よい。このようにして得られた本発明のキャリアは耐摩
耗性に富み使用中の機械的衝撃に対しても強い抵抗力を
有し極めて耐久性に富む。

Ａｒｔ記本元本発明ャリアと共に使用される１ヘナーは
、従来より公知の（１意の物でよく、例えばりンロンー
インデン樹脂、）［ノールボルムアルデヒド樹脂、［＋
ジン変性フェノールホルムアルデヒド樹脂、メウクリル
酸樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエチレン樹脂等の樹脂
成分とカーボンブラックの如き着色剤とより栖成される
トナーが適宜使用される。

キャリアと１〜ナーの使用割合は、従来通りでよく、例
えばカスケード及び磁気ブラシ瑣像方式での典型的なト
ナー帯電間は、トナー１重量部につきキャリア１０〜４
００重邑部程度である。

以下本発明の詳細な説明する。

実施例１ ボリフ■ニレンサルファイド（商品名：ライ１〜ン　フ
ィリップス・べ］・ローリアム社製）の水性分散液（固
形分　３０％を重量比で５〜１０倍になるように蒸溜水
で希釈し、該液に対して　１．５重量％の平均粒径０．
０２μのシリカ微粉末（Ｒ９７２日本アエロジル）を添
加し被ＩＩ液を調製した。

該液を平均粒径７０−８０μｍのフェライトビーズ１０
０ｇ当り２５０の割合で、９０〜１００　’Ｃの条件下
でヴルスタ−（Ｗｕｒｓｔｅｒ）型の循環流動化ベッド
においてフェライトビーズ表面ヘスプレーし、次いで３
５０〜３６０°Ｃの炉内において３０分間硬化し、炉か
ら取り出して周囲の空気にＪ、って室温まで冷却し、８
０メツシユの篩に通して凝集体を除去し、本発明の被覆
キャリアを得ノご。

以−Ｌの様にして得た本発明キャリ７７９Ｑｆｆｉｆｆ
ｉ部と、約８μの平均粒径を有するトナー［Ｆ　Ｔ　　
６４００（株）す］−製コ１重量部とをボールミルで１
０分間混合したところトナー帯電＠−１９μＣ／ｇが得
られた。更にこのｆｌｉ！像剤を直径約１０ｃｍ、表面
速度約１０ｍ／分の劣化試験機で撹拌した。試験間始後
約２００時間攪拌したがキャリア被覆層のチップ、フレ
ークは認められずトナー帯電間も一１８μＣ１０を維持
していた。この劣化試験機の１時間の攪拌は、実際の複
写機で５０００枚コピーしたものに相当するものである
。

更に上記２００時間の攪拌に続いて５０時間攪拌したと
ころ、帯Ｎｍは一１１μＣで、キャリア被覆層のチップ
、フレークは前記同様全く認められなかった。

実施例２ 実施例１において、フェライトビーズの代りに粒径８０
〜１２０μのガラスピーズを用いる他は同様にして本発
明の被覆４ニヤリアを得、実施例１と同様の劣化試験を
行なったところ同様な結果が得られ　ｌこ　。

」−記実施例により本発明を具体的に説明したが本発明
キャリアｔま前記以外にもキャリアコア材、被覆）４を
変えることによって種々の物が得られ、これらの本発明
被覆キャリアを前記、またはこれ以外のトナーと共に用
いても同様の優れた効果を奏することができる。

−〇−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 下記一般式を有するポリフェニレンサルファイド樹脂中
   にシリカ、カルシウムシリケート、マグネシウムシリケ
   ート、アルミノシリケート、ゼオライト及びクレー微粉
   末のうちの一種または混合物を分散した被覆材で被覆さ
   れたことを特徴とする電子写真現像剤用キャリア、。 一般式