JPS58159422A - 栄養補給組成物 - Google Patents
栄養補給組成物Info
- Publication number
- JPS58159422A JPS58159422A JP57042449A JP4244982A JPS58159422A JP S58159422 A JPS58159422 A JP S58159422A JP 57042449 A JP57042449 A JP 57042449A JP 4244982 A JP4244982 A JP 4244982A JP S58159422 A JPS58159422 A JP S58159422A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- egg white
- composition
- aqueous solution
- hydrolyzate
- white hydrolyzate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は栄養補給組成物に関し、更に詳細には術前、術
後の患者に対して経管的に与えることができる高カロリ
ーの栄養補給組成物に関する。
後の患者に対して経管的に与えることができる高カロリ
ーの栄養補給組成物に関する。
自刃で食事をとることの出来ない術前、術後の患者等に
は、その必要とする栄養分を人工的に供給する必要があ
り、特に術後侵襲の大きい患者には高カロリーの栄養を
出来るだけ吸収しやすい形で与えて術後の速やかな回復
をはかることが必要である。このため従来から島カロリ
ー輸液を末梢の静脈血管、中心静脈等に点滴静注するこ
とが行なわれている。
は、その必要とする栄養分を人工的に供給する必要があ
り、特に術後侵襲の大きい患者には高カロリーの栄養を
出来るだけ吸収しやすい形で与えて術後の速やかな回復
をはかることが必要である。このため従来から島カロリ
ー輸液を末梢の静脈血管、中心静脈等に点滴静注するこ
とが行なわれている。
しかし々から高カロリー輸液を点滴静注する方法に一種
々の欠点がある。即ち、末梢の静脈血管を利用する方法
においては、必要とするカロリー数の栄養を高銀度で与
えようとすると浸透圧が高くなり過きて血管に面接注入
するには問題があり、才た逆に低濃度で与えて浸透圧の
問題を解決しようとすると水分が多過ぎて体中の水分バ
ランスがくずれると共に必要量を与えるのに長時間を要
するとい 3− う問題が生じる。また中心静脈を利用する方法は技術的
に困難性を伴々うと共に細菌による感染の恐れがあり、
ざらには長時間中心静脈を経て投与される栄養のみに依
存すると冑腸管粘膜の委縮を来たすという重大な欠点を
有する。
々の欠点がある。即ち、末梢の静脈血管を利用する方法
においては、必要とするカロリー数の栄養を高銀度で与
えようとすると浸透圧が高くなり過きて血管に面接注入
するには問題があり、才た逆に低濃度で与えて浸透圧の
問題を解決しようとすると水分が多過ぎて体中の水分バ
ランスがくずれると共に必要量を与えるのに長時間を要
するとい 3− う問題が生じる。また中心静脈を利用する方法は技術的
に困難性を伴々うと共に細菌による感染の恐れがあり、
ざらには長時間中心静脈を経て投与される栄養のみに依
存すると冑腸管粘膜の委縮を来たすという重大な欠点を
有する。
そこで近年、上記の如き欠点を有する点滴静注法に替る
ものとして高カロリーの栄養を経口又は経管により投与
する方法が開発きれテイル。この方法は栄養をチューブ
により経口もしくは経鼻的に、又は胃庫、腸尋がら経管
的に消化器系に注入する方法であり、斯かる方法により
投与された栄養は腸管で消化、吸収され門脈を経て肝臓
に達し正常なエネルギー代謝が行なわれる。したがって
この方法は本来の消化管からの栄養補給が自然な形で行
々われ、技術的にも容易であす、シかも副作用が少なく
且つ体力の回りが早い等の利点ては、半流動体のチュー
ブ栄養用組成物、液状のニレメンタルダイエツト等があ
る。
ものとして高カロリーの栄養を経口又は経管により投与
する方法が開発きれテイル。この方法は栄養をチューブ
により経口もしくは経鼻的に、又は胃庫、腸尋がら経管
的に消化器系に注入する方法であり、斯かる方法により
投与された栄養は腸管で消化、吸収され門脈を経て肝臓
に達し正常なエネルギー代謝が行なわれる。したがって
この方法は本来の消化管からの栄養補給が自然な形で行
々われ、技術的にも容易であす、シかも副作用が少なく
且つ体力の回りが早い等の利点ては、半流動体のチュー
ブ栄養用組成物、液状のニレメンタルダイエツト等があ
る。
しかしながらこわらの経管栄養食にけそねそれ次の如き
欠点がある。即ちチューブ栄養用組成物を用いる場合に
は、該組成物の流動性が不充分である為に、少くとも内
径が3〜5 mm程度の太さのチューブが必要である。
欠点がある。即ちチューブ栄養用組成物を用いる場合に
は、該組成物の流動性が不充分である為に、少くとも内
径が3〜5 mm程度の太さのチューブが必要である。
従って斯かるチューブを用いた場合には、患者に与える
苦痛が太きく、特に長期に亘って使用する場合には好1
しくなく、下痢、嘔吐、 4− 腹部膨満感も多発する。またニレメンタルダイエツトは
各栄養素の基本となる比較的単純々化合物を適正に配合
したものであり、これを使用l−た場合には上記チュー
ブ栄養用組成物を使用した場合に比し細いチューブで栄
養を供給することが可能であるが、多量のアミノ酸をこ
の様な形で投与するとメチオニン等の特有な臭いの為に
患者に不快感を与え、時にけ嘔気、嘔吐の原因と々る。
苦痛が太きく、特に長期に亘って使用する場合には好1
しくなく、下痢、嘔吐、 4− 腹部膨満感も多発する。またニレメンタルダイエツトは
各栄養素の基本となる比較的単純々化合物を適正に配合
したものであり、これを使用l−た場合には上記チュー
ブ栄養用組成物を使用した場合に比し細いチューブで栄
養を供給することが可能であるが、多量のアミノ酸をこ
の様な形で投与するとメチオニン等の特有な臭いの為に
患者に不快感を与え、時にけ嘔気、嘔吐の原因と々る。
また配合時のアミノ酸アンバランス、毒性等の問題があ
り、更にアミノ酸の形で投与する場合には腸管からの吸
収段階においてアミノ酸同志が競合して吸収が阻害され
る場合もある。すなわち、腸管から吸収されやすいアミ
ノ酸の吸収速度は速く、吸収されにくいアミノ酸のそれ
は遅〈なね、アミノ酸の吸収上のアンバランスを生じる
。更にオだ、アミノ酸等のように小分子のものけ直接浸
透圧を上げるので体液の浸透圧より高くなって下痢等の
原因となり好iしいものでは々い。このうち、メチオニ
ン等の特有な臭いについてはヴアニラ、チョコレート婢
の香料を添加することが行なわわでいるが、未だ充分な
効果が得らねていない。
り、更にアミノ酸の形で投与する場合には腸管からの吸
収段階においてアミノ酸同志が競合して吸収が阻害され
る場合もある。すなわち、腸管から吸収されやすいアミ
ノ酸の吸収速度は速く、吸収されにくいアミノ酸のそれ
は遅〈なね、アミノ酸の吸収上のアンバランスを生じる
。更にオだ、アミノ酸等のように小分子のものけ直接浸
透圧を上げるので体液の浸透圧より高くなって下痢等の
原因となり好iしいものでは々い。このうち、メチオニ
ン等の特有な臭いについてはヴアニラ、チョコレート婢
の香料を添加することが行なわわでいるが、未だ充分な
効果が得らねていない。
才た経管栄養食の中には、その蛋白源として乾燥卵白、
ゼラチン等を用いたもの4)あるが、これら蛋白質が経
管栄養組成物として充分な役割を果すためには胃液、膵
液の関与が必要である。しかしながら、経管栄讐食の必
要な患者は、術前、術後のストレスや術後侵襲により斯
かる消化液の分泌が通常に比較して極端に少りく、蛋白
質の完全々消化・吸収は望めず、下痢、嘔吐、腹部膨満
感を生じることが多い。
ゼラチン等を用いたもの4)あるが、これら蛋白質が経
管栄養組成物として充分な役割を果すためには胃液、膵
液の関与が必要である。しかしながら、経管栄讐食の必
要な患者は、術前、術後のストレスや術後侵襲により斯
かる消化液の分泌が通常に比較して極端に少りく、蛋白
質の完全々消化・吸収は望めず、下痢、嘔吐、腹部膨満
感を生じることが多い。
而して、現在経管栄養補給組成物に望捷れていることは
、より自然食に近く、できるだけ本来の消化管経路に従
って消化吸収され、しかも投与後下痢等の副作用をほと
んど惹起し々いととである。
、より自然食に近く、できるだけ本来の消化管経路に従
って消化吸収され、しかも投与後下痢等の副作用をほと
んど惹起し々いととである。
本発明者は斯かる現状に鑑み、上記要望を満足する栄養
補給組成物を得べく鋭意研究を重ねた結果、特定の卵白
加水分解物を主成分とすれば消化吸収の良い栄養補給組
成物が得られること及び、更にこれに栄養源としての脂
肪源及び/又は糖質を配合すればより自然食に近い栄養
補給組成物が得られることを見−’/ − 出し未発明を完成した。
補給組成物を得べく鋭意研究を重ねた結果、特定の卵白
加水分解物を主成分とすれば消化吸収の良い栄養補給組
成物が得られること及び、更にこれに栄養源としての脂
肪源及び/又は糖質を配合すればより自然食に近い栄養
補給組成物が得られることを見−’/ − 出し未発明を完成した。
す々わち、本発明は、約1〜6%の蛋白質濃度の原料卵
白溶液に酸性蛋白質分解酵素を作用σせた後、約80〜
100℃に加熱し、凝固物を除去して得らねる卵白加水
分解物を主成分として含有する栄養補給組成物の第1の
発明と、上記卵白加水分解物と脂肪源及び/又は糖質を
主成分として含有する栄養補給組成物の第2の発明に係
るものである。
白溶液に酸性蛋白質分解酵素を作用σせた後、約80〜
100℃に加熱し、凝固物を除去して得らねる卵白加水
分解物を主成分として含有する栄養補給組成物の第1の
発明と、上記卵白加水分解物と脂肪源及び/又は糖質を
主成分として含有する栄養補給組成物の第2の発明に係
るものである。
本発明で使用される卵白加水分解物は、原料卵白を酸性
条件下加水分解することによりM造される。
条件下加水分解することによりM造される。
原料である卵白は風味良好、栄養豊富な食品で、第1表
に示すように蛋白質として理想的なアミノ酸バランスを
有し、蛋白質食品中 8− 栄養的に最も優れた食品として知られているものである
。
に示すように蛋白質として理想的なアミノ酸バランスを
有し、蛋白質食品中 8− 栄養的に最も優れた食品として知られているものである
。
第1表
プロティンスコア・ケミカルスコア・アミノ酸価の比較
この卵白のうち、卵白加水分解物製造のだめの原料とし
ては、生卵白、冷凍卵白、粉末卵白等が挙げられる。
この卵白のうち、卵白加水分解物製造のだめの原料とし
ては、生卵白、冷凍卵白、粉末卵白等が挙げられる。
原料卵白の加水分解は、次の如くしておこなわれる。す
なわち、捷ず、原料卵白を水で希釈又は水戻しすること
により卵白水溶液を調製する。この水溶液は、蛋白質濃
度で約1〜6%、特に2〜5%とするのが好捷しい。
なわち、捷ず、原料卵白を水で希釈又は水戻しすること
により卵白水溶液を調製する。この水溶液は、蛋白質濃
度で約1〜6%、特に2〜5%とするのが好捷しい。
次いで、この水溶液に有機酸あるいは無機酸を加えて酸
性、好甘しくけpri a、 O〜4.0の酸性に調節
し、酸性蛋白質分解酵素(以下単に「酸性酵素」という
)を加えて加水分解をおこなう。酸性酵素とは至適pH
が酸性にあるものの総称であり、本発明の加水分解に用
いる酸性酵素としては、アスペルギルス(Asperg
lllui )属の生産するプロテアーゼが挙げらね、
たとえはオリエンター上5人(成魚共栄物産)、ニュー
ラーゼ(大野製薬)、プロチンFA(大和化成)、デナ
ブシン2P(ナガセ生化学工業)吟が適当である。酵素
の使用量は反応液に対して0.01〜0.4%が好まし
いが、酵素の力価によってはこの限りではhい。反応温
度は酵素の至適温度よりやや高い50〜60℃が好まし
く、反応時間は2〜24時間、特に3〜5時間が良い。
性、好甘しくけpri a、 O〜4.0の酸性に調節
し、酸性蛋白質分解酵素(以下単に「酸性酵素」という
)を加えて加水分解をおこなう。酸性酵素とは至適pH
が酸性にあるものの総称であり、本発明の加水分解に用
いる酸性酵素としては、アスペルギルス(Asperg
lllui )属の生産するプロテアーゼが挙げらね、
たとえはオリエンター上5人(成魚共栄物産)、ニュー
ラーゼ(大野製薬)、プロチンFA(大和化成)、デナ
ブシン2P(ナガセ生化学工業)吟が適当である。酵素
の使用量は反応液に対して0.01〜0.4%が好まし
いが、酵素の力価によってはこの限りではhい。反応温
度は酵素の至適温度よりやや高い50〜60℃が好まし
く、反応時間は2〜24時間、特に3〜5時間が良い。
水
更に勘くして得られた卵白加水分解n液を、反応終了後
約80〜100 ’Cで5〜30分間、好甘しくけ10
〜20分間加熱し、生じた凝固物を遠心分離又は沖過し
、清澄液として卵白加水分解物の水溶液を得る。本発明
の目的のためには、この状態の水溶液を用いても良いが
、更に該水溶液を通常の方法により@縮してこれを用い
ることも、更に寸だ濃縮物を速結乾燥して粉末の卵白加
水分解物とし、これを用いることも可能でアル。
約80〜100 ’Cで5〜30分間、好甘しくけ10
〜20分間加熱し、生じた凝固物を遠心分離又は沖過し
、清澄液として卵白加水分解物の水溶液を得る。本発明
の目的のためには、この状態の水溶液を用いても良いが
、更に該水溶液を通常の方法により@縮してこれを用い
ることも、更に寸だ濃縮物を速結乾燥して粉末の卵白加
水分解物とし、これを用いることも可能でアル。
11−
ル「〈シて得られた卵白加水分解物の特性の一部を示せ
ば次の通りである。
ば次の通りである。
(1) 平均分子量:
分子量3000以下のものが大部分(酵素、分解条件に
より異なるが、通常3〜6種の平均分子量をもつものが
得られる)であり、遊離アミノ酸は、10%前後である
。
より異なるが、通常3〜6種の平均分子量をもつものが
得られる)であり、遊離アミノ酸は、10%前後である
。
(2) アミノ酸組成:
それぞれの試料を12NHCt、減圧下、16hrm、
106℃で加水分解して測定した(アスパラギン酸(A
=p)を1.00とした比)。
106℃で加水分解して測定した(アスパラギン酸(A
=p)を1.00とした比)。
卵白加水分解物 卵白
Lys O,690,64Hi s
O,220,20kr g
O,400,4312− A5p 1.00 1.0
0Thr O,480,48Set
O,610,70G 1 u
1.20 1.20P
r o O,640,54Gly
O,650,63A1m
1.14 1.21Va 1
0.78 0.78Met
O,420,43I 1 * u
O,500,51L@ u
O,880,84Tyr
O,160,22Phe O,
620,59捷た、本発明の第2発明においては、上記
卵白加水分解物のほか、脂肪源及び/又は糖質を配合す
る。こわらのうち、特に好寸しいものは、脂肪源として
の中鎖脂肪酸トリグリセライド及び糖質としてのマルト
ースで表、る。
O,220,20kr g
O,400,4312− A5p 1.00 1.0
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O,500,51L@ u
O,880,84Tyr
O,160,22Phe O,
620,59捷た、本発明の第2発明においては、上記
卵白加水分解物のほか、脂肪源及び/又は糖質を配合す
る。こわらのうち、特に好寸しいものは、脂肪源として
の中鎖脂肪酸トリグリセライド及び糖質としてのマルト
ースで表、る。
中鎖脂肪酸トリグリセライドは、炭素数6〜10の飽和
脂肪酸のグリセリントリエステルであり、これは、■腸
管吸収が容易であり、膵臓リパーゼの関与がなくても吸
収が起る、■(、に内への吸収、転移が迅速である、■
熱量的価値が高い等の特性を有し、消化液の分泌の極端
に悪い術前、術後の患者であっても有効に吸収・消化し
得るものである。オだ、マルトースは、■三糖類である
ため、デンプンやその分解物等の高分子物をグルコース
単位に寸で分解することができない、膵疾患等の消化酵
素が充分に分泌ざhない患者であっても、栄養分として
腸管吸収することができる、■腸管壁に高いマルターゼ
活性を有することより消化管からの吸収が非常に容易で
゛ある、■従来吸収がよいという理由で用いられていた
グルコースは甘味が強い為にしばしば嘔吐、下痢等の原
因となったのに比し、マルトースは甘味が少なく斯かる
副作用が少ない、■グルコースに比してマルトースの浸
透圧は1/2であるので同じ浸透圧の溶液で2倍量のカ
ロリーを得ることができる等の特性を肩するので、栄養
補給組成物配合用の糖類として好適なものである。
脂肪酸のグリセリントリエステルであり、これは、■腸
管吸収が容易であり、膵臓リパーゼの関与がなくても吸
収が起る、■(、に内への吸収、転移が迅速である、■
熱量的価値が高い等の特性を有し、消化液の分泌の極端
に悪い術前、術後の患者であっても有効に吸収・消化し
得るものである。オだ、マルトースは、■三糖類である
ため、デンプンやその分解物等の高分子物をグルコース
単位に寸で分解することができない、膵疾患等の消化酵
素が充分に分泌ざhない患者であっても、栄養分として
腸管吸収することができる、■腸管壁に高いマルターゼ
活性を有することより消化管からの吸収が非常に容易で
゛ある、■従来吸収がよいという理由で用いられていた
グルコースは甘味が強い為にしばしば嘔吐、下痢等の原
因となったのに比し、マルトースは甘味が少なく斯かる
副作用が少ない、■グルコースに比してマルトースの浸
透圧は1/2であるので同じ浸透圧の溶液で2倍量のカ
ロリーを得ることができる等の特性を肩するので、栄養
補給組成物配合用の糖類として好適なものである。
本発明第1発明の栄養補給組成物は、常法に従い1〜8
0重量%(以下単に%で示す)好渣しくけ5〜50%の
卵白加水分解物を配−10− 合することにより、本発明の第2発明の栄養補給組成分
けざらにこねに加えて1〜60%、好捷しくけ5〜50
%脂肪源及び/又は、1〜60%、好捷しくは5〜50
%の糖質を配合することにより製造される。
0重量%(以下単に%で示す)好渣しくけ5〜50%の
卵白加水分解物を配−10− 合することにより、本発明の第2発明の栄養補給組成分
けざらにこねに加えて1〜60%、好捷しくけ5〜50
%脂肪源及び/又は、1〜60%、好捷しくは5〜50
%の糖質を配合することにより製造される。
本発明の栄養補給組成物には、上u1成分のほか、任意
成分として各種ビタミン類、有機酸類、塩類等を必要に
応じ配合することもできる。
成分として各種ビタミン類、有機酸類、塩類等を必要に
応じ配合することもできる。
如くして得られ六本発明の栄養補給組成物は、その主要
成分である卵白加水分解物のアミノ酸組成も卵白のそわ
と同じであり、甘た、遊離アミノ酪に特有な味、臭いも
ほとんど感じらねないため、その風味も良好である。更
(で、卵白加水分解物は卵白あるいけアミノ酸16− 混合物に比較して溶解性が非常に高いので、瞬時にして
透明な溶液として栄養補給組成物を得ることができる。
成分である卵白加水分解物のアミノ酸組成も卵白のそわ
と同じであり、甘た、遊離アミノ酪に特有な味、臭いも
ほとんど感じらねないため、その風味も良好である。更
(で、卵白加水分解物は卵白あるいけアミノ酸16− 混合物に比較して溶解性が非常に高いので、瞬時にして
透明な溶液として栄養補給組成物を得ることができる。
次に実施例、実験例、参考例を挙げ本発明を説明する。
参考例1
乾燥卵白2 Kyを清水48に2に完全に溶解し、硫酸
を用いpHを30に調整した。次いでゆるやかが攪拌下
で、液温を50°Cに維持しIIがら、酸性蛋白質分解
酵素プロチンFA 2 gを添加し、4時間酵素処理を
行なった。その後100℃で20分間加熱し、遠心分離
して、その上澄液42Ky′!i−得た。こわを減圧下
濃縮し、次いで凍結乾燥して固形物を得た。この乾燥卵
白加水分解物を以下の実施例に用いた。
を用いpHを30に調整した。次いでゆるやかが攪拌下
で、液温を50°Cに維持しIIがら、酸性蛋白質分解
酵素プロチンFA 2 gを添加し、4時間酵素処理を
行なった。その後100℃で20分間加熱し、遠心分離
して、その上澄液42Ky′!i−得た。こわを減圧下
濃縮し、次いで凍結乾燥して固形物を得た。この乾燥卵
白加水分解物を以下の実施例に用いた。
実施例1
配 合: (1005’中の量
)卵白加水分解物(参考例1で得たもの) 48.
32fjマルトース 2
5.0 g乳糖 22.82 P ビタミンA 5■塩
酸チアミン 3グリン酸リ
ボフラビン 1グ塩酸ピリドキシ
ン 27アスコルビン酸
30ノニコチン酸アミド
5ノパントテン酸カルシウム
10g0gシアノコバラミン
10μ2塩化ナトリウム
0.4g倣酪酸マグネシウム 0
.1gリン酸水素ナトリウム 0.
21塩化カリウム 0.3
7乳酸カルシウム 0.99
gクエン酸鉄アンモニウム 0.0
1 g合成ケイ酸アルミニウム 1.
01実施例2 配 合: (1001i’中の量)
卵白加水分解物(参考例1で得たもの) 42.9
1MCT (中鎖脂肪酸トリグリセライド)
11.2oyマルトース
41.421ブドウ糖
3.73 !7ビタミン人
4■ビタミンD
2ノ塩酸チアミン
2ノリン酸リボフラビン 2グ
ーl!j− 塩酸ピリドキシン 11ニコチ
ン酸了ミド 20グアスコルビ
ン酸 70ηパントテン酸カ
ルシウノ、 8y酢酸トコフエロール
27硫酸鉄
101リン酸水素カルシウム
0.4り実施例3 配 合: (1(1(IP中の量
)卵白加水分解物(参考例1で得たもの) 342M
CT (中鎖脂肪酸トリグリセライド) 15y
マルトース 35グデキ
ストリン 16グ実施例4 配 合: (100g中の量)
20− 卵白加水分解物(参考例1で得たもの) 20ノ乾燥
卵白 15gマルトー
ス 50グMCT(中鎖
脂肪酸トリグリセライド) 151実験例1 白色家兎(2,5〜3. OK9 ) K首かせをつけ
1日給食したのち完全に胃内洗滌を折々い、さらに1日
給食したのち胃ゾンデを用い卵白、卵白加水分解物(参
考例1で調製したもの)、卵白と同一のアミノ酸組成を
もつアミノ酸混合物 (以下「卵白アミノ酸混合物」と
いう)を各々3P、30−の蒸留水に溶解して胃内に投
与し、血液中に出現する遊離アミノ酸量を定量した。採
血は大腿静脈に留置したカニユーレより経時的に行ない
、採血をして直ちに血清を分離し、分離血清に等量の】
O%TCA #液を添加して除蛋白後、上清をニンヒド
リン反応にて血中遊離アミノ酸の定量を行なった。
)卵白加水分解物(参考例1で得たもの) 48.
32fjマルトース 2
5.0 g乳糖 22.82 P ビタミンA 5■塩
酸チアミン 3グリン酸リ
ボフラビン 1グ塩酸ピリドキシ
ン 27アスコルビン酸
30ノニコチン酸アミド
5ノパントテン酸カルシウム
10g0gシアノコバラミン
10μ2塩化ナトリウム
0.4g倣酪酸マグネシウム 0
.1gリン酸水素ナトリウム 0.
21塩化カリウム 0.3
7乳酸カルシウム 0.99
gクエン酸鉄アンモニウム 0.0
1 g合成ケイ酸アルミニウム 1.
01実施例2 配 合: (1001i’中の量)
卵白加水分解物(参考例1で得たもの) 42.9
1MCT (中鎖脂肪酸トリグリセライド)
11.2oyマルトース
41.421ブドウ糖
3.73 !7ビタミン人
4■ビタミンD
2ノ塩酸チアミン
2ノリン酸リボフラビン 2グ
ーl!j− 塩酸ピリドキシン 11ニコチ
ン酸了ミド 20グアスコルビ
ン酸 70ηパントテン酸カ
ルシウノ、 8y酢酸トコフエロール
27硫酸鉄
101リン酸水素カルシウム
0.4り実施例3 配 合: (1(1(IP中の量
)卵白加水分解物(参考例1で得たもの) 342M
CT (中鎖脂肪酸トリグリセライド) 15y
マルトース 35グデキ
ストリン 16グ実施例4 配 合: (100g中の量)
20− 卵白加水分解物(参考例1で得たもの) 20ノ乾燥
卵白 15gマルトー
ス 50グMCT(中鎖
脂肪酸トリグリセライド) 151実験例1 白色家兎(2,5〜3. OK9 ) K首かせをつけ
1日給食したのち完全に胃内洗滌を折々い、さらに1日
給食したのち胃ゾンデを用い卵白、卵白加水分解物(参
考例1で調製したもの)、卵白と同一のアミノ酸組成を
もつアミノ酸混合物 (以下「卵白アミノ酸混合物」と
いう)を各々3P、30−の蒸留水に溶解して胃内に投
与し、血液中に出現する遊離アミノ酸量を定量した。採
血は大腿静脈に留置したカニユーレより経時的に行ない
、採血をして直ちに血清を分離し、分離血清に等量の】
O%TCA #液を添加して除蛋白後、上清をニンヒド
リン反応にて血中遊離アミノ酸の定量を行なった。
その結果f第1図に示す。図から明らかなように遊離ア
ミノ酸の血中への出現速度は、卵白加水分解物〉卵白ア
ミノ酸混合物〉卵白であり、卵白加水分解物が最もすみ
やかに吸収σれることが観察σれた。
ミノ酸の血中への出現速度は、卵白加水分解物〉卵白ア
ミノ酸混合物〉卵白であり、卵白加水分解物が最もすみ
やかに吸収σれることが観察σれた。
実験例2
白色家兎の十二指腸にテフロン製カニユーレを挿入固定
し、カニユーレを通じ、卵白加水分解物(参考例1で調
製したもの)及び卵白アミノ酸混合物、各21を20−
の蒸留水に溶解して投与した。投与後2時間に、腸内残
留内容物を同じカニユーレを通じ、採取し、腸内残留内
容物のアミノ酸組成を分析した。
し、カニユーレを通じ、卵白加水分解物(参考例1で調
製したもの)及び卵白アミノ酸混合物、各21を20−
の蒸留水に溶解して投与した。投与後2時間に、腸内残
留内容物を同じカニユーレを通じ、採取し、腸内残留内
容物のアミノ酸組成を分析した。
残留内容物は、濾過後、一定量をとり、6規定塩酸にて
106℃、16時間減圧下で加水分解後、アミノ酸分析
機にて分析を行なった。
106℃、16時間減圧下で加水分解後、アミノ酸分析
機にて分析を行なった。
この結果は第2図及び第3図の通りである。
第2図と第3図の比較から明らかな如く、卵白加水分解
物の場合は、投与物のアミノ酸組成とほとんど同じであ
り、投与物そのままの組成比で吸収さねているのに対し
て、卵白と同一のアミノ酸組成をもつアミノ酸混合物の
場合は、投与物とその組成比が、まったく異なっており
、吸収されやすいアミノ酸から吸収される、いわゆる吸
収のアンバランスが生じている。
物の場合は、投与物のアミノ酸組成とほとんど同じであ
り、投与物そのままの組成比で吸収さねているのに対し
て、卵白と同一のアミノ酸組成をもつアミノ酸混合物の
場合は、投与物とその組成比が、まったく異なっており
、吸収されやすいアミノ酸から吸収される、いわゆる吸
収のアンバランスが生じている。
23一
つまり、卵白加水分解物はアミノ酸バランスもよく、吸
収スピードも速く、吸収されつつある。アミノ酸パター
ンは原組成の卵白パターンを忠実に反映しており、栄養
補給組成物として、最適であることを示している。
収スピードも速く、吸収されつつある。アミノ酸パター
ンは原組成の卵白パターンを忠実に反映しており、栄養
補給組成物として、最適であることを示している。
第1図は、卵白、卵白加水分解物及び卵白アミノ酸混合
物を白色家兎の胃内に投与したときの血中遊離アミノ酸
濃度の経時変化を示した図面である。 第2図は、卵白加水分解物の投与前及び投与2時間後に
おける腸内残留物のアミノ酸組成を、アスパラギン酸(
Aap )を1とするアミノ酸比率で示した図面である
。 第3図は、卵白アミノ酸混合物について、 24− 第2図と同様に腸内残留物のアミノ酸組成をアミノ酸比
率で示しだ図面である。 以上 出願人 花王石鹸株式会社 t7”””−″″″″″′″) 代理人 弁理士有 賀 三 幸 −1・)2.−−二、
) 第2図 卵白加水分解物投与後の腸内容物のアミノ酸組成第3図 十三投与前のアミノ酸組成
物を白色家兎の胃内に投与したときの血中遊離アミノ酸
濃度の経時変化を示した図面である。 第2図は、卵白加水分解物の投与前及び投与2時間後に
おける腸内残留物のアミノ酸組成を、アスパラギン酸(
Aap )を1とするアミノ酸比率で示した図面である
。 第3図は、卵白アミノ酸混合物について、 24− 第2図と同様に腸内残留物のアミノ酸組成をアミノ酸比
率で示しだ図面である。 以上 出願人 花王石鹸株式会社 t7”””−″″″″″′″) 代理人 弁理士有 賀 三 幸 −1・)2.−−二、
) 第2図 卵白加水分解物投与後の腸内容物のアミノ酸組成第3図 十三投与前のアミノ酸組成
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、 約1〜6%の蛋白質濃度の原料卵白溶液に酸性蛋
白細分解酵素を作用はせた後、約80〜100℃に加熱
(7、凝固物1を除去して得られる卵白加水分解物を主
成分として含有することを特徴とする栄養補給組成物。 2、 卵白加水分解物の含有量が1〜80重量%である
特許請求の範囲第1項記載の栄養補給組成物。 3、 約1〜6%の蛋白質濃度の原料卵白溶液に酸性蛋
白質分解酵素を作用させた後、約80〜100℃に加熱
し、凝固物を除去l〜で得らねる卵白加水分解物と脂肪
源及び/又は糖質を主成分として含有することを特徴と
する栄養補給組成物。 4、 脂肪源が中鎖脂肪酸トリグリセライドである特許
請求の範囲棺3項記載の栄養補給組成物。 5、 糖質がマルトースである特許請求の範囲第3項記
載の栄養補給組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57042449A JPS58159422A (ja) | 1982-03-17 | 1982-03-17 | 栄養補給組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57042449A JPS58159422A (ja) | 1982-03-17 | 1982-03-17 | 栄養補給組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58159422A true JPS58159422A (ja) | 1983-09-21 |
Family
ID=12636379
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57042449A Pending JPS58159422A (ja) | 1982-03-17 | 1982-03-17 | 栄養補給組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58159422A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005074703A1 (en) * | 2004-02-10 | 2005-08-18 | Join Co. Ltd | A process for preparing an egg white liquid for prevention of coagulation due to heat treatment |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5718995A (en) * | 1980-07-10 | 1982-01-30 | Terumo Corp | Production of low-molecular-weight peptide composition |
JPS5718623A (en) * | 1980-07-10 | 1982-01-30 | Terumo Corp | Nutrition supplement containing peptide oligomer |
-
1982
- 1982-03-17 JP JP57042449A patent/JPS58159422A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5718995A (en) * | 1980-07-10 | 1982-01-30 | Terumo Corp | Production of low-molecular-weight peptide composition |
JPS5718623A (en) * | 1980-07-10 | 1982-01-30 | Terumo Corp | Nutrition supplement containing peptide oligomer |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005074703A1 (en) * | 2004-02-10 | 2005-08-18 | Join Co. Ltd | A process for preparing an egg white liquid for prevention of coagulation due to heat treatment |
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