JP3408739B2 - カルシウム吸収促進剤及びカルシウム補給剤 - Google Patents
カルシウム吸収促進剤及びカルシウム補給剤Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ローヤルゼリーのプロ
テアーゼによる分解物を有効成分とするカルシウム吸収
促進剤及びそれを含有するカルシウム補給剤に関する。
テアーゼによる分解物を有効成分とするカルシウム吸収
促進剤及びそれを含有するカルシウム補給剤に関する。
【0002】
【従来の技術】ローヤルゼリーは、若い働き蜂の分泌線
(下咽頭線、大腮腺)から分泌される乳白色を帯びた強
い酸味のある物質で、女王蜂を育てるための特別な餌と
なるものである。ローヤルゼリーの成分については、ま
だ不明の点もあるが、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、
アセチルコリン、10−ヒドロキシデセン酸、ステロー
ル、ホルモンなどの栄養成分をバランスよく含み、人体
に対して好ましい生理活性を持つことが知られている。
そのため古くから、生タイプ、カプセルタイプ、飲料タ
イプなどの健康食品、医薬品、化粧品等として利用され
ている。
(下咽頭線、大腮腺)から分泌される乳白色を帯びた強
い酸味のある物質で、女王蜂を育てるための特別な餌と
なるものである。ローヤルゼリーの成分については、ま
だ不明の点もあるが、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、
アセチルコリン、10−ヒドロキシデセン酸、ステロー
ル、ホルモンなどの栄養成分をバランスよく含み、人体
に対して好ましい生理活性を持つことが知られている。
そのため古くから、生タイプ、カプセルタイプ、飲料タ
イプなどの健康食品、医薬品、化粧品等として利用され
ている。
【0003】ローヤルゼリーの生理的機能については、
これまでにも種々の報告がなされている。例えば、村上
らによりin vitroの系におけるローヤルゼリーのIgG 、
IgMの産生促進作用(Agric. Biol. Chem., 54(4), 1087
-1089, 1990)、並びにIFN-γの産生促進作用('90 、'
91 農芸化学学会講演要旨集)が報告されている。ま
た、米倉らによりヒト単球培養細胞の増殖促進効果(9
2' 生化学会講演要旨集、No.2035 )が報告されてい
る。
これまでにも種々の報告がなされている。例えば、村上
らによりin vitroの系におけるローヤルゼリーのIgG 、
IgMの産生促進作用(Agric. Biol. Chem., 54(4), 1087
-1089, 1990)、並びにIFN-γの産生促進作用('90 、'
91 農芸化学学会講演要旨集)が報告されている。ま
た、米倉らによりヒト単球培養細胞の増殖促進効果(9
2' 生化学会講演要旨集、No.2035 )が報告されてい
る。
【0004】また、本出願人による特開平4−2165
0号には、生ローヤルゼリーを基質に対する作用部位の
異なる二種類以上のプロテアーゼで処理することによ
り、生ローヤルゼリーと同様な成分を含有し、しかも透
明で、安定性に優れ、飲料等にも添加しやすく、したが
って経口摂取しやすい透明なローヤルゼリー分解物が得
られることが開示されている。
0号には、生ローヤルゼリーを基質に対する作用部位の
異なる二種類以上のプロテアーゼで処理することによ
り、生ローヤルゼリーと同様な成分を含有し、しかも透
明で、安定性に優れ、飲料等にも添加しやすく、したが
って経口摂取しやすい透明なローヤルゼリー分解物が得
られることが開示されている。
【0005】更に、本出願人による特開平8−1046
45号には、ローヤルゼリーのプロテアーゼによる分解
物であって、分子量3000以下のペプチドを有効成分
として含有する経口摂取用育毛剤が開示されている。更
にまた、本出願人による特開平8−59499号には、
分子量3000以下のペプチドを有効成分として含有す
る感染防御機能増強剤が開示されている。
45号には、ローヤルゼリーのプロテアーゼによる分解
物であって、分子量3000以下のペプチドを有効成分
として含有する経口摂取用育毛剤が開示されている。更
にまた、本出願人による特開平8−59499号には、
分子量3000以下のペプチドを有効成分として含有す
る感染防御機能増強剤が開示されている。
【0006】一方、カルシウム吸収促進剤としては、カ
ゼインホスホペプタイド(以下「CPP」と略称する)
がよく知られている。しかしながら、CPPは、カルシ
ウム吸収促進効果を有するものの、ローヤルゼリーのよ
うな様々な生理活性効果を有するものではない。なお、
ローヤルゼリーに関するカルシウム吸収促進効果につい
ては、本発明者が知る限り未だ報告された事例はない。
ゼインホスホペプタイド(以下「CPP」と略称する)
がよく知られている。しかしながら、CPPは、カルシ
ウム吸収促進効果を有するものの、ローヤルゼリーのよ
うな様々な生理活性効果を有するものではない。なお、
ローヤルゼリーに関するカルシウム吸収促進効果につい
ては、本発明者が知る限り未だ報告された事例はない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、カルシウム吸収促進効果と共に、他の様々な生
理活性機能をも期待できるカルシウム吸収促進剤及びカ
ルシウム補給剤を提供することにある。
目的は、カルシウム吸収促進効果と共に、他の様々な生
理活性機能をも期待できるカルシウム吸収促進剤及びカ
ルシウム補給剤を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、ローヤルゼ
リーあるいはその酵素分解物にカルシウム吸収促進効果
があるかもしれないという発想をいだき、後述するマウ
スの腸管を利用した動物実験を行ったところ、ローヤル
ゼリーそのものには、カルシウム吸収促進効果はない
が、ローヤルゼリーの酵素分解物には、CPPに匹敵す
るカルシウム吸収促進効果があることを見出し、本発明
を完成するに至った。
リーあるいはその酵素分解物にカルシウム吸収促進効果
があるかもしれないという発想をいだき、後述するマウ
スの腸管を利用した動物実験を行ったところ、ローヤル
ゼリーそのものには、カルシウム吸収促進効果はない
が、ローヤルゼリーの酵素分解物には、CPPに匹敵す
るカルシウム吸収促進効果があることを見出し、本発明
を完成するに至った。
【0009】すなわち、本発明のカルシウム吸収促進剤
は、ローヤルゼリーのプロテアーゼによる分解物からな
る分子量500 〜3000のペプチドを有効成分とすることを
特徴とする。
は、ローヤルゼリーのプロテアーゼによる分解物からな
る分子量500 〜3000のペプチドを有効成分とすることを
特徴とする。
【0010】また、本発明のカルシウム補給剤は、ロー
ヤルゼリーのプロテアーゼによる分解物からなる分子量
500 〜3000のペプチドと、カルシウム原料とを含有する
ことを特徴とする。
ヤルゼリーのプロテアーゼによる分解物からなる分子量
500 〜3000のペプチドと、カルシウム原料とを含有する
ことを特徴とする。
【0011】本発明によれば、ローヤルゼリーのプロテ
アーゼによる分解物により、後述する実施例に示される
ように優れたカルシウムの吸収促進効果がもたらされ
る。また、ローヤルゼリーのプロテアーゼによる分解物
は、前記特開平8−104645号に示されるように、
育毛効果を有しており、前記特開平8−59499号に
示されるように、病原性の細菌やウイルスに対する感染
防御機能増強効果も有している。このように、カルシウ
ムの吸収促進効果だけでなく、前述したような各種の生
理活性機能が期待できる。
アーゼによる分解物により、後述する実施例に示される
ように優れたカルシウムの吸収促進効果がもたらされ
る。また、ローヤルゼリーのプロテアーゼによる分解物
は、前記特開平8−104645号に示されるように、
育毛効果を有しており、前記特開平8−59499号に
示されるように、病原性の細菌やウイルスに対する感染
防御機能増強効果も有している。このように、カルシウ
ムの吸収促進効果だけでなく、前述したような各種の生
理活性機能が期待できる。
【0012】本発明において、前記分解物は、分子量50
0 〜3000のペプチドを主成分とするものであることが必
要である。すなわち、ローヤルゼリーそのものには、カ
ルシウム吸収促進効果は認められず、分解してペプチド
にしたときに初めてカルシウム吸収促進効果が認められ
るからである。
0 〜3000のペプチドを主成分とするものであることが必
要である。すなわち、ローヤルゼリーそのものには、カ
ルシウム吸収促進効果は認められず、分解してペプチド
にしたときに初めてカルシウム吸収促進効果が認められ
るからである。
【0013】また、本発明のカルシウム補給剤は、前記
原料に加えて、ビタミンD3 、カゼインホスホペプタイ
ド、ビタミンK、イソフラボンから選ばれた少なくとも
一種を含有することが好ましい。これらは、いずれもカ
ルシウム吸収促進に関与することが知られており、本発
明のカルシウム吸収促進剤と併用することによって、そ
の効果をより一層高めることができる。
原料に加えて、ビタミンD3 、カゼインホスホペプタイ
ド、ビタミンK、イソフラボンから選ばれた少なくとも
一種を含有することが好ましい。これらは、いずれもカ
ルシウム吸収促進に関与することが知られており、本発
明のカルシウム吸収促進剤と併用することによって、そ
の効果をより一層高めることができる。
【0014】更に、本発明のカルシウム補給剤は、特に
飲料に好適である。すなわち、ローヤルゼリーのプロテ
アーゼによる分解物は、生ローヤルゼリーに比べて水に
溶解したときに溶解しやすく、にごり等を生じることも
ないため、飲料に添加したときの品質安定性が優れてい
るからである。
飲料に好適である。すなわち、ローヤルゼリーのプロテ
アーゼによる分解物は、生ローヤルゼリーに比べて水に
溶解したときに溶解しやすく、にごり等を生じることも
ないため、飲料に添加したときの品質安定性が優れてい
るからである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明について好ましい態
様を挙げて、更に詳細に説明する。本発明のカルシウム
吸収促進剤の有効成分であるローヤルゼリーのプロテア
ーゼによる分解物(以下「ローヤルゼリー分解物」と略
称する)は、ローヤルゼリーの懸濁液に、プロテアー
ゼ、好ましくは基質に対する作用部位の異なる二種類以
上のプロテアーゼを、同時又は逐次添加して室温以上の
温度に保持し、酵素反応させることにより得られる。
様を挙げて、更に詳細に説明する。本発明のカルシウム
吸収促進剤の有効成分であるローヤルゼリーのプロテア
ーゼによる分解物(以下「ローヤルゼリー分解物」と略
称する)は、ローヤルゼリーの懸濁液に、プロテアー
ゼ、好ましくは基質に対する作用部位の異なる二種類以
上のプロテアーゼを、同時又は逐次添加して室温以上の
温度に保持し、酵素反応させることにより得られる。
【0016】この場合、プロテアーゼとしては、微生物
や植物起源の酸性プロテアーゼ、中性プロテアーゼ、ア
ルカリプロテアーゼや、ペプシン、パンクレアチン等の
哺乳動物由来の消化酵素など、通常、食品加工に用いら
れているものを使用することができ、これらの中から基
質に対する作用部位の異なる二種類以上を選択して用い
ることが好ましい。
や植物起源の酸性プロテアーゼ、中性プロテアーゼ、ア
ルカリプロテアーゼや、ペプシン、パンクレアチン等の
哺乳動物由来の消化酵素など、通常、食品加工に用いら
れているものを使用することができ、これらの中から基
質に対する作用部位の異なる二種類以上を選択して用い
ることが好ましい。
【0017】プロテアーゼによる処理は、蛋白質の分解
率を経時的に測定し、最終分解率は使用するプロテアー
ゼにより異なるが、分解率が好ましくは75%以上、より
好ましくは85%以上となるまで行うのがよい。なお、上
記製造法の詳細は、前記特開平4−21650号に記載
されている。
率を経時的に測定し、最終分解率は使用するプロテアー
ゼにより異なるが、分解率が好ましくは75%以上、より
好ましくは85%以上となるまで行うのがよい。なお、上
記製造法の詳細は、前記特開平4−21650号に記載
されている。
【0018】こうして得られたローヤルゼリー分解物
は、分子量500 〜3000のペプチドを含有している。ま
た、蛋白質が分解されてペプチド化している以外は、生
ローヤルゼリーと同様な成分を含有している。このロー
ヤルゼリーの分解物は、水溶液にしたときに透明で、安
定性に優れており、したがって飲料等にも添加しやす
く、経口摂取しやすいものである。なお、このローヤル
ゼリーの分解物は、そのまま溶液状で用いてもよく、凍
結乾燥などの手段によって粉末化して用いてもよい。ま
た、上記ローヤルゼリー分解物としては、例えば「バイ
オサンローヤル」(商品名、株式会社バイオックス製)
などの市販品を用いることもできる。
は、分子量500 〜3000のペプチドを含有している。ま
た、蛋白質が分解されてペプチド化している以外は、生
ローヤルゼリーと同様な成分を含有している。このロー
ヤルゼリーの分解物は、水溶液にしたときに透明で、安
定性に優れており、したがって飲料等にも添加しやす
く、経口摂取しやすいものである。なお、このローヤル
ゼリーの分解物は、そのまま溶液状で用いてもよく、凍
結乾燥などの手段によって粉末化して用いてもよい。ま
た、上記ローヤルゼリー分解物としては、例えば「バイ
オサンローヤル」(商品名、株式会社バイオックス製)
などの市販品を用いることもできる。
【0019】本発明のカルシウム補給剤は、上記ローヤ
ルゼリー分解物と、カルシウム原料とを含有するもので
ある。カルシウム原料としては、例えば乳精カルシウ
ム、炭酸カルシウム等の各種カルシウム化合物の他、牛
骨粉、卵殻粉、貝殻粉等のカルシウム高含有食品素材が
用いられる。
ルゼリー分解物と、カルシウム原料とを含有するもので
ある。カルシウム原料としては、例えば乳精カルシウ
ム、炭酸カルシウム等の各種カルシウム化合物の他、牛
骨粉、卵殻粉、貝殻粉等のカルシウム高含有食品素材が
用いられる。
【0020】乾燥物換算のローヤルゼリー分解物(デセ
ン酸換算で生ローヤルゼリーと同濃度の乾燥ローヤルゼ
リー分解物)と、カルシウム原料との配合比率は、特に
限定されないが、カルシウム吸収量を効果的に高めるた
め、重量比で1:1〜20であることが好ましい。
ン酸換算で生ローヤルゼリーと同濃度の乾燥ローヤルゼ
リー分解物)と、カルシウム原料との配合比率は、特に
限定されないが、カルシウム吸収量を効果的に高めるた
め、重量比で1:1〜20であることが好ましい。
【0021】本発明のカルシウム補給剤には、上記原料
の他、ビタミンD3 、カゼインホスホペプタイド、ビタ
ミンK、イソフラボンから選ばれた少なくとも一種を含
有させることが好ましい。これらの物質も、カルシウム
吸収促進に関与することが知られており、ローヤルゼリ
ー分解物と併用することにより、カルシウム吸収促進効
果をより一層高めることが期待される。
の他、ビタミンD3 、カゼインホスホペプタイド、ビタ
ミンK、イソフラボンから選ばれた少なくとも一種を含
有させることが好ましい。これらの物質も、カルシウム
吸収促進に関与することが知られており、ローヤルゼリ
ー分解物と併用することにより、カルシウム吸収促進効
果をより一層高めることが期待される。
【0022】また、本発明のカルシウム補給食品には、
セルロース、パインファイバー等の難消化性多糖類や、
乳糖などの賦形剤や、香料、甘味料、着色料等を適宜添
加することができる。
セルロース、パインファイバー等の難消化性多糖類や、
乳糖などの賦形剤や、香料、甘味料、着色料等を適宜添
加することができる。
【0023】本発明のカルシウム補給食品は、例えば錠
剤、カプセル剤等の固形状の食品とすることもでき、ハ
チミツ、栄養ドリンク、清涼飲料等に溶解させて、飲料
等の流動性食品にすることもできる。また、本発明のカ
ルシウム吸収促進剤の有効成分であるローヤルゼリー分
解物の好ましい摂取量は、生ローヤルゼリー換算で、1
日当たり0.3〜6gである。
剤、カプセル剤等の固形状の食品とすることもでき、ハ
チミツ、栄養ドリンク、清涼飲料等に溶解させて、飲料
等の流動性食品にすることもできる。また、本発明のカ
ルシウム吸収促進剤の有効成分であるローヤルゼリー分
解物の好ましい摂取量は、生ローヤルゼリー換算で、1
日当たり0.3〜6gである。
【0024】
【実施例】製造例
生ローヤルゼリー100 gに温水を加えて、ローヤルゼリ
ーの懸濁液1 kgを調製し、20%水酸化ナトリウム溶液を
用いて、pHを4 にした。この懸濁液に、哺乳動物の消
化酵素であるペプシン(1:10,000、シグマ社製)0.1 g
を添加し、45℃で、6 時間酵素処理を行って、ペプシン
処理液を得た。
ーの懸濁液1 kgを調製し、20%水酸化ナトリウム溶液を
用いて、pHを4 にした。この懸濁液に、哺乳動物の消
化酵素であるペプシン(1:10,000、シグマ社製)0.1 g
を添加し、45℃で、6 時間酵素処理を行って、ペプシン
処理液を得た。
【0025】次に、このペプシン処理液を、20%水酸化
ナトリウム溶液を用いて、pHを8に調整した後、哺乳
動物の消化酵素であるパンクレアチン(2,000,000 単位
/g、シグマ社製)0.1 gを添加し、45℃で、6 時間酵
素処理を行った。
ナトリウム溶液を用いて、pHを8に調整した後、哺乳
動物の消化酵素であるパンクレアチン(2,000,000 単位
/g、シグマ社製)0.1 gを添加し、45℃で、6 時間酵
素処理を行った。
【0026】酵素処理を終了した後、80℃で、10分間加
熱して酵素を失活させ、次いで、濾過して異物や不溶性
残渣を除去して、透明な溶液を得た。
熱して酵素を失活させ、次いで、濾過して異物や不溶性
残渣を除去して、透明な溶液を得た。
【0027】次いで、得られた溶液を、初めに用いた生
ローヤルゼリーと同じ重さである100 gまで減圧濃縮し
て、透明な溶液状のローヤルゼリー分解物を得た。な
お、このローヤルゼリー分解物は、「バイオサンローヤ
ル」(商品名、株式会社バイオックス製)として市販さ
れているものと同様のものである。
ローヤルゼリーと同じ重さである100 gまで減圧濃縮し
て、透明な溶液状のローヤルゼリー分解物を得た。な
お、このローヤルゼリー分解物は、「バイオサンローヤ
ル」(商品名、株式会社バイオックス製)として市販さ
れているものと同様のものである。
【0028】また、酵素処理時間は、以下に示す方法
で、酵素反応開始後0、2、4、6時間後にそれぞれ蛋
白質の分解率を測定し、分解率が最高に達した時点とし
た。
で、酵素反応開始後0、2、4、6時間後にそれぞれ蛋
白質の分解率を測定し、分解率が最高に達した時点とし
た。
【0029】蛋白質の分解率は、サンプル2.0 mlに、等
量の10%トリクロル酢酸(TCA)を加えて遠心分離を
行い、この上清を希釈した後、ローリー法で比色定量
し、TCA可溶性成分の量の推移を調べた。なお、ロー
ヤルゼリー中の粗蛋白質は、TCA溶液のかわりに等量
の水を加えた溶液を用い、同様に比色定量して求めた。
そして、下記数1に示す式により、蛋白質の分解率を求
めた。
量の10%トリクロル酢酸(TCA)を加えて遠心分離を
行い、この上清を希釈した後、ローリー法で比色定量
し、TCA可溶性成分の量の推移を調べた。なお、ロー
ヤルゼリー中の粗蛋白質は、TCA溶液のかわりに等量
の水を加えた溶液を用い、同様に比色定量して求めた。
そして、下記数1に示す式により、蛋白質の分解率を求
めた。
【0030】
【数1】
分解率={(c−b)/(a−b)}×100%
a:ローヤルゼリー分解物の粗蛋白質含有量
b:ローヤルゼリー分解物のTCA可溶性成分の含有量
c:酵素処理サンプルのTCA可溶性成分の含有量
【0031】上記の方法により求めた6 時間酵素処理後
の蛋白質の分解率は、91.6%であった。
の蛋白質の分解率は、91.6%であった。
【0032】また、得られたローヤルゼリー分解物と、
生ローヤルゼリーとに含まれる粗蛋白質について分子量
分布を測定し、比較した。なお、測定方法は高速液体ク
ロマトグラフィーにより行った。その結果を図1に示
す。図において、Aは製造例で得られたローヤルゼリー
分解物の結果、Bは生ローヤルゼリーの結果を示す。
生ローヤルゼリーとに含まれる粗蛋白質について分子量
分布を測定し、比較した。なお、測定方法は高速液体ク
ロマトグラフィーにより行った。その結果を図1に示
す。図において、Aは製造例で得られたローヤルゼリー
分解物の結果、Bは生ローヤルゼリーの結果を示す。
【0033】図1の結果から、製造例で得られた透明な
ローヤルゼリー分解物中の粗蛋白質の分子量分布を、生
ローヤルゼリー中の粗蛋白質の分子量分布と比較する
と、製造例で得られたローヤルゼリー分解物中には、分
子量1万以上のものがほとんどなくなって、分子量500
〜3000のペプチドが主成分となっている。このことは、
電気泳動等の結果からも確認した。
ローヤルゼリー分解物中の粗蛋白質の分子量分布を、生
ローヤルゼリー中の粗蛋白質の分子量分布と比較する
と、製造例で得られたローヤルゼリー分解物中には、分
子量1万以上のものがほとんどなくなって、分子量500
〜3000のペプチドが主成分となっている。このことは、
電気泳動等の結果からも確認した。
【0034】すなわち、製造例で得られたローヤルゼリ
ー分解物は、蛋白質が分解されてペプチド化している以
外は、生ローヤルゼリーと同様な成分を含有し、ペプチ
ドとしては、特に生理機能を有するといわれている分子
量数百〜数千のペプチドを多く含有していることがわか
る。
ー分解物は、蛋白質が分解されてペプチド化している以
外は、生ローヤルゼリーと同様な成分を含有し、ペプチ
ドとしては、特に生理機能を有するといわれている分子
量数百〜数千のペプチドを多く含有していることがわか
る。
【0035】なお、製造例で得られたローヤルゼリー分
解物は、弱酸性の飲料に添加しても、生ローヤルゼリー
のように凝集沈殿することなく容易に溶解し、また、そ
のまま食しても、喉を刺すような刺激もなく、むしろ若
干の旨味と甘さがあるものであった。
解物は、弱酸性の飲料に添加しても、生ローヤルゼリー
のように凝集沈殿することなく容易に溶解し、また、そ
のまま食しても、喉を刺すような刺激もなく、むしろ若
干の旨味と甘さがあるものであった。
【0036】実施例1
マウスの体内から摘出した小腸を用いて、カルシウム吸
収に対するCPP、生ローヤルゼリー(以下「生RJ」
と略称する)、ローヤルゼリー分解物(以下「RJ分解
物」と略称する)の影響を調べた。すなわち、上記の各
種サンプル及びカルシウムを含む液を、摘出した小腸内
に入れ、吸収されて溶出するカルシウム濃度を測定する
ことにより、各種サンプルのカルシウム吸収に対する影
響を比較した。
収に対するCPP、生ローヤルゼリー(以下「生RJ」
と略称する)、ローヤルゼリー分解物(以下「RJ分解
物」と略称する)の影響を調べた。すなわち、上記の各
種サンプル及びカルシウムを含む液を、摘出した小腸内
に入れ、吸収されて溶出するカルシウム濃度を測定する
ことにより、各種サンプルのカルシウム吸収に対する影
響を比較した。
【0037】実験に供した生RJ及びRJ分解物は、下
記表1に示す性状を有するものである。なお、ローヤル
ゼリー分解物は、前記製造例と同様な方法で製造したも
のを2倍に薄めたものである。
記表1に示す性状を有するものである。なお、ローヤル
ゼリー分解物は、前記製造例と同様な方法で製造したも
のを2倍に薄めたものである。
【0038】
【表1】
【0039】以下、実験方法及び結果について説明す
る。 (1)小腸の調製方法 DDY系7週齢雄マウスを、24時間絶食させた後、屠
殺し、直ちに小腸を摘出して、冷生理食塩水で洗浄し
た。小腸の両端から16cmずつ切り取り、腸管内を洗
浄後、胃に近い上部の空腸部と、下部の回腸部とを採取
した。CPPを用いた予備試験において、空腸部よりも
回腸部の方がカルシウム吸収促進作用を受けやすい傾向
があったので、以下の試験は回腸部を用いて行った。
る。 (1)小腸の調製方法 DDY系7週齢雄マウスを、24時間絶食させた後、屠
殺し、直ちに小腸を摘出して、冷生理食塩水で洗浄し
た。小腸の両端から16cmずつ切り取り、腸管内を洗
浄後、胃に近い上部の空腸部と、下部の回腸部とを採取
した。CPPを用いた予備試験において、空腸部よりも
回腸部の方がカルシウム吸収促進作用を受けやすい傾向
があったので、以下の試験は回腸部を用いて行った。
【0040】(2)試料の調製方法
以下の試料を作成し、小腸及びその内部に残留するカル
シウムの影響を除くため、生理食塩水のみを使用したブ
ランク区で得られたカルシウム濃度をブランク値とし
て、他のテスト区のカルシウム濃度から差し引いて、各
テスト区間のCa吸収量の比較を行った。
シウムの影響を除くため、生理食塩水のみを使用したブ
ランク区で得られたカルシウム濃度をブランク値とし
て、他のテスト区のカルシウム濃度から差し引いて、各
テスト区間のCa吸収量の比較を行った。
【0041】ブランク区:生理食塩水のみ。
コントロール区:生理食塩水に、カルシウムとして6
7.5mg/dl 、リン(P)として18.0mg/dl になるよう
に、塩化カルシウム及びリン酸カリウムを用いて調製し
たもの(以下「コントロール液」とする)。 CPP区:コントロール液に、CPP(明治乳業製、
商品名「CPPIII 」、Ca free のもの)0.4mg/mlを
添加したもの。 生RJ区:コントロール液に、蛋白質量でCPPと同
濃度(0.298mg/ml)になるように、生RJを添加したも
の(生RJとして2.219mg/ml添加)。 RJ分解物1区:コントロール液に、固形分量で生R
J区と同濃度になるように、RJ分解物を添加したもの
(RJ分解物として5.034mg/ml添加)。 RJ分解物2区:コントロール液に、蛋白質量でCP
P区と同濃度(0.298mg/ml)になるように、RJ分解物
を添加したもの(RJ分解物として8.230mg/ml添加)。 RJ分解物3区:コントロール液に、蛋白質量でCP
P区の1.63倍の濃度(0.486mg/ml)になるように、RJ
分解物を添加したもの(RJ分解物として13.455mg/ml
添加)。
7.5mg/dl 、リン(P)として18.0mg/dl になるよう
に、塩化カルシウム及びリン酸カリウムを用いて調製し
たもの(以下「コントロール液」とする)。 CPP区:コントロール液に、CPP(明治乳業製、
商品名「CPPIII 」、Ca free のもの)0.4mg/mlを
添加したもの。 生RJ区:コントロール液に、蛋白質量でCPPと同
濃度(0.298mg/ml)になるように、生RJを添加したも
の(生RJとして2.219mg/ml添加)。 RJ分解物1区:コントロール液に、固形分量で生R
J区と同濃度になるように、RJ分解物を添加したもの
(RJ分解物として5.034mg/ml添加)。 RJ分解物2区:コントロール液に、蛋白質量でCP
P区と同濃度(0.298mg/ml)になるように、RJ分解物
を添加したもの(RJ分解物として8.230mg/ml添加)。 RJ分解物3区:コントロール液に、蛋白質量でCP
P区の1.63倍の濃度(0.486mg/ml)になるように、RJ
分解物を添加したもの(RJ分解物として13.455mg/ml
添加)。
【0042】(3)実験工程
前記方法で調製した小腸(回腸部)の片方の腸端から1
cmのところを糸で結び、ゾンデ針をつけた注射器で各
種試料(内液)を1.0mlずつ注入し、5%炭酸ガス
含有酸素で飽和した生理食塩水40ml(外液)の中に
結び目が浸らないように入れ、37℃、30分間、5%
炭酸ガス含有酸素を通じながらインキュベーションし
た。
cmのところを糸で結び、ゾンデ針をつけた注射器で各
種試料(内液)を1.0mlずつ注入し、5%炭酸ガス
含有酸素で飽和した生理食塩水40ml(外液)の中に
結び目が浸らないように入れ、37℃、30分間、5%
炭酸ガス含有酸素を通じながらインキュベーションし
た。
【0043】インキュベーション後、外液を15,000rpm
で15分間遠心分離を行い、その上清について、422.7n
m におけるCaの発光強度をICP発光分析装置で分析
を行い、各種の試料の小腸におけるCa吸収に対する影
響を確認した。
で15分間遠心分離を行い、その上清について、422.7n
m におけるCaの発光強度をICP発光分析装置で分析
を行い、各種の試料の小腸におけるCa吸収に対する影
響を確認した。
【0044】(4)結果
各テスト区で得られた数値(生データ)をブランク区に
おける外液カルシウム濃度を用いて補正した結果を表2
及び図2に示す。
おける外液カルシウム濃度を用いて補正した結果を表2
及び図2に示す。
【0045】
【表2】
【0046】コントロール区の外液カルシウム濃度は20
7.9ppbを示すのに対し、CPP区では231.0ppbと、カル
シウム吸収が促進される傾向が認められたが、今回の実
験系では、有意な差は認められなかった。
7.9ppbを示すのに対し、CPP区では231.0ppbと、カル
シウム吸収が促進される傾向が認められたが、今回の実
験系では、有意な差は認められなかった。
【0047】生RJ区(185.7ppb )については、コン
トロール区、CPP区よりも低い数値を示し、特にCP
P区よりも有意に低い数値(P<0.05)を示した。
トロール区、CPP区よりも低い数値を示し、特にCP
P区よりも有意に低い数値(P<0.05)を示した。
【0048】また、CPP区、RJ分解物1区、RJ分
解物2区、RJ分解物3区においては、コントロール区
及び生RJ区より高い数値を示し、カルシウムの吸収が
促進される傾向が認められた。
解物2区、RJ分解物3区においては、コントロール区
及び生RJ区より高い数値を示し、カルシウムの吸収が
促進される傾向が認められた。
【0049】特に、RJ分解物3区については、CPP
区に対してP<0.05、生RJ区、RJ分解物1区、RJ
分解物2区に対してP<0.01の危険率で有意な差が認め
られた。このように、RJ分解物を添加することによ
り、明らかなカルシウム吸収促進効果が認められた。
区に対してP<0.05、生RJ区、RJ分解物1区、RJ
分解物2区に対してP<0.01の危険率で有意な差が認め
られた。このように、RJ分解物を添加することによ
り、明らかなカルシウム吸収促進効果が認められた。
【0050】実施例2(RJ分解物を含有する錠剤の製
造) 下記表3に示す配合組成の原料を用い、常法に従って打
錠成形を行い、1粒250mg の錠剤を製造した。この錠剤
は、1日6〜12粒摂取することにより、カルシウム補
給効果が期待される。
造) 下記表3に示す配合組成の原料を用い、常法に従って打
錠成形を行い、1粒250mg の錠剤を製造した。この錠剤
は、1日6〜12粒摂取することにより、カルシウム補
給効果が期待される。
【0051】
【表3】
【0052】実施例3(RJ分解物を含有する栄養飲料
の製造) 下記表4に示す配合組成の原料を用い、表中の各栄養成
分を水に溶解させることにより、1本100gのカルシ
ウム補給飲料を製造した。
の製造) 下記表4に示す配合組成の原料を用い、表中の各栄養成
分を水に溶解させることにより、1本100gのカルシ
ウム補給飲料を製造した。
【0053】
【表4】
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカルシウ
ム吸収促進剤は、ローヤルゼリーのプロテアーゼによる
分解物からなる分子量500 〜3000のペプチドを含有する
ことにより、前記実施例に示したような顕著なカルシウ
ムの吸収促進効果をもたらすことができる。また、本発
明のカルシウム補給剤は、ローヤルゼリーのプロテアー
ゼによる分解物とカルシウム原料とを含有することによ
り、カルシウム補給効果に優れている。また、ローヤル
ゼリーのプロテアーゼによる分解物は、カルシウムの吸
収促進効果だけでなく、前述した育毛効果や、感染防御
機能増強効果などの各種生理活性機能も期待できる。
ム吸収促進剤は、ローヤルゼリーのプロテアーゼによる
分解物からなる分子量500 〜3000のペプチドを含有する
ことにより、前記実施例に示したような顕著なカルシウ
ムの吸収促進効果をもたらすことができる。また、本発
明のカルシウム補給剤は、ローヤルゼリーのプロテアー
ゼによる分解物とカルシウム原料とを含有することによ
り、カルシウム補給効果に優れている。また、ローヤル
ゼリーのプロテアーゼによる分解物は、カルシウムの吸
収促進効果だけでなく、前述した育毛効果や、感染防御
機能増強効果などの各種生理活性機能も期待できる。
【図1】製造例で得られたローヤルゼリー分解物中の粗
蛋白質と、生ローヤルゼリー中の粗蛋白質の分子量分布
を示す図表である。
蛋白質と、生ローヤルゼリー中の粗蛋白質の分子量分布
を示す図表である。
【図2】カルシウムの腸管吸収に対する各種試料の影響
を調べた実験結果を示す図表である。
を調べた実験結果を示す図表である。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI
A61K 38/00 A23L 2/00 F
A61P 3/00 A61K 37/02
37/18
(56)参考文献 特開 平7−184596(JP,A)
特開 平3−151838(JP,A)
特開 平4−279597(JP,A)
特開 平8−59499(JP,A)
特開 平8−70798(JP,A)
特開 平2−174642(JP,A)
特開 平10−56959(JP,A)
特開 昭59−62528(JP,A)
特開 平8−256684(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A61K 35/64
A23L 1/30
A23L 1/305
A23L 2/38
A23L 2/52
A61K 38/00
A61P 3/00
JICSTファイル(JOIS)
BIOSIS/WPI(DIALOG)
PubMed
Claims (5)
- 【請求項1】 ローヤルゼリーのプロテアーゼによる分
解物からなる分子量500 〜3000のペプチドを有効成分と
することを特徴とするカルシウム吸収促進剤。 - 【請求項2】 ローヤルゼリーのプロテアーゼによる分
解物からなる分子量500 〜3000のペプチドと、カルシウ
ム原料とを含有することを特徴とするカルシウム補給
剤。 - 【請求項3】 前記原料に加えて、ビタミンD3、カゼ
インホスホペプタイド、ビタミンK、イソフラボンから
選ばれた少なくとも一種を含有する請求項2記載のカル
シウム補給剤。 - 【請求項4】 飲料である請求項2又は3記載のカルシ
ウム補給剤。 - 【請求項5】 前記ローヤルゼリーのプロテアーゼによ
る分解物と、前記カルシウム原料とを、重量比で1:1
〜20の配合比率で含有する請求項2〜4のいずれか1
つに記載のカルシウム補給剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09080898A JP3408739B2 (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | カルシウム吸収促進剤及びカルシウム補給剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09080898A JP3408739B2 (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | カルシウム吸収促進剤及びカルシウム補給剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11269078A JPH11269078A (ja) | 1999-10-05 |
JP3408739B2 true JP3408739B2 (ja) | 2003-05-19 |
Family
ID=14008909
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09080898A Expired - Fee Related JP3408739B2 (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | カルシウム吸収促進剤及びカルシウム補給剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3408739B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001302539A (ja) * | 2000-04-26 | 2001-10-31 | Meiji Seika Kaisha Ltd | 骨強化剤、骨強化用食品及び骨強化用飼料組成物 |
ES2390965T3 (es) * | 2003-09-19 | 2012-11-20 | Sunstar Inc. | Procedimiento para inhibir la resorción ósea alveolar y la pérdida de membrana periodontal y composición para la utilización interna destinada a su utilización en el mismo |
JP2005179235A (ja) * | 2003-12-18 | 2005-07-07 | Yamada Bee Farm | ローヤルゼリー又はその処理物の水溶性画分から得られる特定の分子量画分を有効成分とする気分の障害の予防、治療又は改善用組成物 |
JP2006225356A (ja) * | 2005-02-21 | 2006-08-31 | Natural Group Honsha:Kk | マグネシウム吸収促進剤及びマグネシウム補給剤 |
JP5027001B2 (ja) * | 2007-07-05 | 2012-09-19 | アピ株式会社 | 酵素処理ローヤルゼリー及びそれを含有する皮膚繊維芽細胞の増殖促進剤 |
JP2012240947A (ja) * | 2011-05-18 | 2012-12-10 | Fujimi Yohoen:Kk | カルシウム補給剤及びその製造方法 |
CN110200286A (zh) * | 2019-06-06 | 2019-09-06 | 广州市美澳健生物科技有限公司 | 一种复合型补钙保健品及其制备方法 |
-
1998
- 1998-03-19 JP JP09080898A patent/JP3408739B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH11269078A (ja) | 1999-10-05 |
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