JPS58158228A - 射出成形機の樹脂替え方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 射出成形業界では製品の多様化により、多品種小量生産
が余儀なくされており、樹脂替え、色替えの機会が増加
している。通常樹脂替えは、回転、射出を繰り返し、ス
クリュシリンダ内の滞留樹脂をパージする。次いで置き
替えるべき樹脂を供給し、回転、射出を繰り返し、樹脂
替えが完了するまで同一動作を繰り返している０しかし
この間の時間と使用した樹脂は全くのロスとなる。

本発明は前記従来の欠点を解消するために提案されたも
ので、樹脂替え時、温度調節された圧力調整機構を持つ
樹脂替えブロックに射出ユニットのプルバックシリンダ
でノズルを圧着させたまま、スクリュに強制背圧を掛け
てスクリュの回転と射出を繰り返すことにより、高圧、
低圧の繰り返しとなり、迅速に樹脂替えが可能で、省資
源、省エネ、省力化を計ることができる射出成形機の樹
脂替え方法を提供せんとするものである。

以下本発明の実施例を図面について説明すると、第１図
〜第４図は本発明の実施例を示し、射出成形機の樹脂替
えブロック（１）は、ヒンジピン（２）　（３）により
アーム（４１（５）と、限られた範囲で旋回自在に連結
されている。またアーム（５）は、ヒンジピン（６）を
介して、ヒンジブロック（８）と限られた範囲で旋回自
在に連結されている。

ヒンジブロック（８）は、取付ボルト（７）によりダイ
ヘッド（９）に取付けられている。また樹脂替え時には
樹脂替えブロック（１）は一端はヒンジブロック（８）
に支持され、他端はアーム（４）がダイヘッド（９）の
端面に当接した状態となる様回動され、第１図の如くダ
イヘッド（９）の前面にセットされる。

第１図の側面断面図である第２図において、樹脂替えブ
ロック（１）にはヒータＱｌが組込まれており、温調用
熱電対（１Ｂは図示しない温度計に繋がり、ヒータＱＯ
）をオン、オフさせることにより、樹脂替えブロック（
１）を一定温度に制御することができるようになってい
る。

第２図の要部の詳細図を示す第４図において、樹脂替え
ブロック（１）内には樹脂通路α、ｂが設けられており
、その中間に圧力調整手段として圧力調整ボルトαつが
配置されている。そしてスパナ掛りα３）を回し、調整
ボルトＱ３を締め込んだり緩めたりすることにより、調
整ボルトα２の先端のボペツＨ４）と、ブロック（１）
側の座α９の隙間ｄを自在に調整できるようになってい
る。また調整ボルト０りのストレート軸部ａ（１９とブ
ロック（１）側の穴部ａ′７）は、樹脂洩れせず、しか
もスパナ掛りα［有］を回せば滑動可能なように遊嵌し
ている。

一方樹脂通路αの入口は、ノズルＣｔ＋がタッチしたと
き樹脂が洩れない様に、ノズル先端の凸湾曲面に合せた
凹湾曲面α〜が加工されている。また樹脂替えの時には
第１図に示す様に、ダイヘット責９）に固定されたプル
バックシリンダ（ハ）が、一部を図示している射出ユニ
ット（ハ）を前進させ、ノズル先端の凸湾曲面をブロッ
ク（１）の凹湾曲面α槌に抑圧密着させ、樹脂洩れを防
ぐようになっている。

また成形運転時には、第８図に示す様に樹脂替えブロッ
ク（１）は、ヒンジピン（２）　（３）　（６）を中心
に旋回して折り畳まれ、作業を阻害しない反操作側に、
ヒータを切って遊ばせておくことができるようになって
いる。

さて樹脂替え、色替えで最も問題のある個所は、スクリ
ュ（ハ）の先端トーピード（至）の表面ｅ、エンドキャ
ップ−の内壁面ｆである。従来の樹脂替え時は、ノズル
Ｃυより樹脂を単に垂れ流ししながら樹脂替えを行なっ
ていたので、この場合はスクリュ回転時、及び射出時に
前記表面ｅと、内壁面ｆに発生する圧力は低く、この部
分の樹脂替りが遅くて、樹脂替えが完了するまでの長時
間、スクリュ回転と射出を繰り返えす必要があったので
、余分な時間と樹脂を浪費していた。

さらに詳細に説明すると、図示しない制御回路を使用し
、スクリュ背圧を選択してスクリュ回転させると、スク
リュ先端部表面−に高圧を発生し得るが、圧力発生機構
が無いため、ノズルから溶融樹脂が流出してしまい、有
効圧となって表面６と内壁面ｆに作用しない。

本発明では圧力発生機構を有する温調された樹０りで、
ノズルＱυを押圧した状態として、ここで可塑化、射出
を繰り返せば常に安定した高圧を発生させることができ
る。

また樹脂替えブロック（１）の圧力調整ボルトα２によ
り隙間ｄを適度にセットしておくと、スクリュ背圧を掛
けたままスクリュ回転を行なっても、隙間ｄでの圧力バ
ックアップが大きく、図示しない制御回路で設定したス
クリュ背圧は表面Ｃ及び内壁面ｆに極めて有効に作用さ
せ得る。

更にスクリュの回転しない射出時にも、隙間ｄはスクリ
ュ先端圧をスクリュ回転時と同様極めて高い圧力に保持
するため、表面ｅ及び内壁面ｆに高圧下でズリ剪断応力
が作用し、樹脂替えが速かに促進される。

以上詳細に説明した如く本発明は、樹脂替え時、樹脂替
えブロックにノズルを圧着させたままスクリュに強制背
圧を掛け、スクリュ回転と射出を繰り返して樹脂替えを
行なうようにしたので、自動的に（無人で）滞留箇所に
圧力ショックを加えることになり、樹脂替えが短時間で
完了し、省エネ、省資源の効果が大である。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の実施例を示す射出成形機の樹脂替え方
法を実施する装置の斜視図、第２図は同側断面図、第８
図は同樹脂替えブロックを旋回させた成形運転時の平面
断面図、第４図は第２図における樹脂替えブロックの詳
細図である。 図の主要部分の説明 ｌ・・・樹脂替えブロック ９・・・ダイヘッド １０・・・ヒータ １１・・・温調用熱電対 １２・・・圧力調整ボルト ２１・・・ノズル ２２・・・プルバックシリンダ ２８・・・射出ユニット ２５・・・スクリュ 特許　出願人　三菱重工業株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 樹脂替え時、温度調節された圧力調整機構を持つ樹脂替
   えブロックに、射出シリンダのプルバックシリンダでノ
   ズルを圧着させたままスクリュに強制背圧を掛け、スク
   リュの回転と射出を繰り返して樹脂替えを行なうことを
   特徴とする射出成形機の樹脂替え方法。