JPS5815668A - ホ−ニングツ−ルの砥石修正方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ホーニングツールの砥石修正方法、さらに詳
しくは、ツールボデーに遊嵌したコーンロッドを進退さ
せることによりツールボデーの半径方向孔に嵌合した砥
石を拡張、収縮するようにしたホーニングツールの砥石
外周面の修正方法に関するものである。

従来、前記ホーニングツールにおいて、コーンロッドは
０．１〜０．２ｍと大きな間隙をもってツールボデーに
遊嵌されている。これは、前記間隙をコーンロッドがツ
ールポデー内を移動するのに最小限の間隙であると、小
−ユングツールの動作中に、コーンロッドがツールボデ
ーと衝突し振動を発生するからである。

このように、コーンロッドはツールボデーに比較的大な
る間隙で遊嵌しているため、砥石外周面を修正するには
、コーンロッドをツールボデーにセンターリングし友状
態において行なう必要がある。

したがって、従来、治具ポデーに正規のコーンロッドよ
り大径の別個のロッドを嵌合した治具を用意し、この治
具に砥石を装着し、修正工具によ、り砥石を修正してい
る。

ところで、この方法では、別個の治具が必要でそれだけ
高価につく。しかも、修正した砥石を修正時に使用しな
かった正規のコーンロッドに圧接させて装着するため、
取換え時にどうしても修正時に比べて誤差が生じるとい
う欠点を有する。

本発明は、前記従来のホーニングツールの砥石修正方法
の欠点を除去するためになされたもので、砥石に代えて
所定寸法に仕上げられた測定プレートをコーンロッドの
円柱部に接触させるように半径方向孔に装着して保持し
、ついで、コーンロッドの両端を固定部に支持した状態
においてツールポデーの半径方向に螺合した調整ねじを
測定プレートの外周面の位置を測定しながら調整するこ
とによりツールポデーとコーンロッドとの軸心を合致さ
せ、その後、測定プレートに代えて砥石をツールポデー
に装着して砥石の　　−外 周面を修正工具により修正することを特徴とするホーニ
ングツールの砥石修正方法で、一旦砥石を修正すれば、
調整ねじを緩めるか取外【−てそのま−ホーニング加工
を行えるようにし、特別の治具が不要で安価であるとと
もに、修正作業が容易で、かつ、修正時と同一状態で正
確にホーニング加工を行なえるようにしたホーニングツ
ールの砥石修正方法を提供しようとするものである。

つぎに、本発明を一実施例である図面にしたがって説明
する。

円筒状をなすツールポデー２には複数個の半径方向の砥
石装着孔３が設けられ、このツールポデー２内にはコー
ンロッド４が進退可能に比較的大なる間隙αを介して遊
嵌している。

そして、このコーンロッド４には円錐面部５と、該円錐
面部５のはソウ間に第１円柱部６が、また、前記円錐面
部５の小径部に接続して第２円柱部７が形成されており
、この第２円柱部７には、２つ割り構成の芯出［７用割
リング８がバンド１２により装着されている。前記割リ
ング８は前記第２円柱部７に嵌合するボス部９と、前記
第１円柱部６に接するとともに、下記する測定プレート
２５（あるいは砥石３３）を位置させる切溝１１を備え
た突出片部１０とからなる。そ１−で、常態において、
前記割リング８の外径はツールポデー２の内径より若干
小径となっている。

一方、前記ツールポデー２の前記半径方向の砥石装着孔
３部分には、４個の測定プレート２５（あるいは砥石３
３）装着孔１４を有するホルダー１８が装着され、この
ホルダー１３は、ツールポデー２にねじ止めされたねじ
リング１６に螺合して、ねじ１８によりツールポデー２
に固定することができる第１調整リング１７と、同様に
ツールポデー２にねじ止めされ、ねじリング１９に螺合
した第２調整リング２０により位置決めされている。

また、ホルダー１３には、下記する砥石を取付けるゴム
バンド装着溝１５を有する。

なお、２１．２２はストッパーで、２つ割り構造となっ
ており、ゴムリング２３によりツールポデー２の凹所２
４に嵌合されている。

前記測定フル−ト２５は、第２図に詳述するように、前
記ホルダー１３の装着孔１４に嵌合し、下端に前記コー
ンロッド４の第１円柱部６に圧接する突片部２６を有す
るもので、外方中央に設けた凹溝２７内にゴムリング２
８を嵌合してホーニングツールｌに装着されるものであ
る。

なお、２９はツールポデー２の同一円周上に４個所にわ
たって設けられ、前記割リング８の突片部１（ｌ抑圧す
る芯出し用調整ねじ、３０は前記調整ねじ２９の回転工
具を挿入するホルダー１８に設けた挿入孔である。

ツキに、前記ホーニングツールｌにおける砥石外周面の
修正方法について説明する。

まず、第１図に示すように、ホルダー１３の装着孔１４
に測定プレート２５を、その突片部２６がコーンロッド
４の第１円柱部６に、ゴムリング２８で圧接させて装着
し、コーンロッド４の両端を固定部のセンター８１．８
１で支持し、ホーニングツールｌを回転自在に支承する
。

ついで、ホーニングツール１を回転しながら測定器８２
で、同一円周上の各測定プレート２５の突出量を測定す
る。

この場合、各測定プレート２５の突出量が相違すれハ、
コーンロッド４がツールボデー２のセンターに位置して
いないことを意味する。したがって、調整ねじ２９を進
退させ、割リング８の突出片部ＩＯを半径方向に変位さ
せることにより測定プレート２５の突出量を調整する。

かくして、一つの同一円周上の各測定プレート２５の突
出量が同一となれば、順次、他の測定プレート２５の突
出量を調整して、コーンロッド４をツールボデー２のセ
ンターに位置させる。

前記のようにして、コーンロッド４をツールボデー２の
センターに位置させると、前記測定プレー）２５を取外
し、測定プレート２５の代わりに砥石３３を第３図に示
すように、ゴムリング８５により、砥石底面３４を前記
コーンロッド４０円錐面部５に圧接させて装着し二図示
しないＧＣ砥石などの修正工具により砥石３３の外周面
を修正する。

この場合、前述のように、コーンロッド４はツールボデ
ー２内に正確にセンターリングされているため、砥石３
３の外周面は正確に修正されることになる。

このようにして、砥石３３の修正が終了すれば、ホーニ
ングツール１を、図示しないホーニング盤の本体にチャ
ック手段を介して取付け、砥石３３の拡張・収縮が可能
なように、調整ねじ２９を取外したうえで従来同様のホ
ーニング加工を行なう。

第８図において、３６はたとえば、内燃機関シリンダロ
ックのクランクシャフトの軸受部であり、この部分をホ
ーニング加工する。また、ツールボデー２には、従来同
様クーラント装置を備えてもよい。

なお、砥石３３が摩耗して、その張出し量が不足すれば
、調整リング１７．２０によりホルダー１３を移動して
調整する。

また、前記実施例においては、コーンロッド４のセンタ
ーリングを、割リング８を介して調整ねじ２９により行
なったが、割リング８を介することなく、直接調整ねじ
２９により行なってもよいことは勿論である。

以上の説明で明らかなように、本発明によれば、従来の
コーンロッドに代わる特別な治具を用いることなく、正
規のコーンロッドを使用して砥石の修正を行ない。修正
後、そのまｋの状態でホーニング加工を行なうものであ
るから、安価にして砥石の修正精度ヲ高めるとともに、
砥石修正作業を能率よく行なうことができる。

【図面の簡単な説明】 第１図はホーニングツールに測定プレートを装着した状
態の概略断面図、第２図は第１図の部分拡大断面図、第
３図は第１図のホーニングツールに砥石を装着した状態
の部分断面図で、第４図は第３図の断面図である。 １・・・ホーニングツール、　２・・・ツールボデー、
４・・・コーンロッド、　　５・・・円錐面部、　６・
・・円柱部、　１３・・・ホルダー、　１４・・・装着
孔、　２５・・・測定プレート、　２９・・・調整ねじ
、　３１・・・センター、　３２・・・測定器、　３３
・・・砥石。 第３図 ３６ 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　ツールポデーに遊嵌したコーンロッドを進退
   させることによりツールボデーの半径方向孔に嵌合した
   砥石を拡張、収縮するようにしたホーニングツールの砥
   石外周面の修正方法において、前記砥石に代えて所定寸
   法に仕上げられた測定プレートをコーンロッドの円錐面
   部に形成した円柱部に接触させるように前記半径方向孔
   に装着して保持Ｌ、ついで、コーンロッドの両端を固定
   部に支持した状態においてツールボデーの半径方向に螺
   合した調整ねじを測定プレートの外周面の位置を測定し
   ながら調整することによりツールボデーとコーンロッド
   との軸心を合致させ、その後、測定プレートに代えて砥
   石をツールボデーに装着して砥石の外周面を修正工具に
   より修正することを特徴とするホーニングツールの砥石
   修正方法。