JPS58155822A - 金属薄板から成形された中空の差しはめ式グリツプのためのグリツプ固定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、金属薄板から成形された中空の差しはめ式グ
リップを容器に固定するためのグリップ固定装置であっ
て、容器に固定されかつ係止切欠きを備えた保持ウェブ
から成っており、係止切欠きに、グリップに固定された
ばねが係合し、グリップをばね応力だけで溶器壁に向か
って圧着して保持するようになっている形式のものに関
する。

ピイソ連邦共和国特許出願公告第２５０１４０４号明細
書に基づいて公知のグリップ固定装置は、グリップに固
着されたばねを有する中空のグリップを、容器に固定さ
れた保持ウェブに固定するために役立つ。２つのグリッ
プ脚を有するこの公知のサイドグリップは確かにばねに
よって容器に押付けられて保持されるが、しかしながら
このばねは同時に横方向案内力をも受容しなくてはなら
ない。けれどもこの公知の場合にはいかなる案内面も設
けられていないので、横方向案内力をばねが受容するこ
とは極めて不十分にしか達成され得ない。さらにまた、
容器に固定されている保持ウェブを、該保持ウェブがグ
リップのための横方向案内として働くように、ｉＥ確に
間隔をおいて容器に配置することも不可能である。これ
は、差しはめ式グリップの製作時及び容器における保持
ウェブの固定時において生じる比較的大きな誤差に起因
する。

この固定時における諸問題を避けるために、このような
形式のメタルグリップはほうろう引きの前に容器と堅く
結合される。しかしこれにも、はうろう引きの後で容器
の所定の箇所がさらに電気めっきされるような場合には
、それ自体問題がある。この場合に生じる危険は、酸が
中空のグリップ内に侵入して、電気めっき工程後におい
てもグリップから流出せず、この酸残留物がその長い作
用時間に基づいて損傷を惹起するということである。

プラスチック製のグリップにおいては相応な案内面がグ
リップに一体成形され得るから、保持ウェブに沿ったグ
リップの横方向案内の問題は生じ々い。しかしながらと
のような形式のグリップには、耐熱性に乏しくオーブン
で使用できないという欠点及び持続的な強度の点でネト
分で洗浄機での使用において傷つきやすいという欠点が
ある。

ゆえに本発明の課題は、冒頭に述べた形式のグリップ固
定装置を改良して、サイドグリップを後から固定する場
合でも同グリップが容器に持続的に遊びなしに固定され
かつ、構造が簡単で製作費が安くしかもサイドグリップ
及び容器における取付けが簡単なグリップ固定装置を提
供することである。本発明の別の課題は、このグリップ
固定装置のための保持ウェブを、右側のグリップ固定装
置にも左側のグリップ固定装置にも使用できるように形
成することである。

上記課題を解決するために本発明の構成では、中空のメ
タルグリップ内に、保持ウェブを受容するための一体に
形成された案内兼ばね部材が挿入されており、該案内兼
ばね部材が保持ウェブのだめの案内面と、保持ウェブの
係止切欠きと協働する単数又は複数のばね舌片とを形成
しているようにした。

本発明の有利な実施態様によれば、案内兼ばね部材が、
背部でメタルグリップの内壁に固定されているＵ字形成
形体から成っており、該Ｕ字形成形体の一方又は両方の
ばね脚がその長さの一部にわたってスリットを有してお
り、はね脚の自由端部が７字形に変形されている。

冒頭に述べた形式の中空のメタルグリップは有利には金
属薄板から成形され、この場合この金属薄板はグリップ
の片側において突合せ箇所を形成している。この突合せ
箇所にＵ字形成形体の背部が、該背部が突合せ箇所にか
ぶさるようにかつ溶接の際に金属薄板の両端部が互いに
固定されるように溶接されると、有利である。

このように溶接されると、本発明による案内兼ばね部材
の取付けには付加的な作業工程が不必要になる。この場
合保持ウェブの形状及び高さは、容器壁に対して直角に
グリップに作用する力が直接案内兼はね部材から保持ウ
ェブに伝達されるように、案内兼ばね部材に合わせられ
ている。７字形に形成されかつ差しはめ状態では保持ウ
ェブの係止切欠きと協働する、案内部材に一体に組込ま
れたばねは、グリップを容器壁に向かって持続的に遊び
なしに押しつけるので、グリップは通常の負荷時には容
器壁と堅く結合されている。しかしながら７字形のばね
隆起部の傾斜形状に基づいて比較的大きな力を用いれば
グリップを、容器又は保持ウェブを損傷せしめることな
しに、容器から再び引離すことができ、これによってグ
リップの交換が可能になる。

保持ウェブは平面図で見てほぼ方形の形状を有している
。本発明の有利な実施態様によれば、保持ウェブがその
面長辺側に対して対称的に形成されていて、この対称平
面が両短辺側の中心を通って延びている。この場合、例
えば深鍋である容器に固定される方の短辺側がＶ字形に
形成されていて、７字の尖端が対称平面に位置しており
、この７字の角度が容器壁の丸みに合わせられていると
、有利である。また有利にはこの７字の角度は中位の容
器サイズの丸みに合わせられている。このようになって
いると、大きな容器の場合でも又は小さな容器の場合で
も溶接すべき保持ウェブを目標方向から大きく傾斜せし
めることなしに、保持ウェブを大きな容器にも小さな容
器にも取付けることができる。

次に図面につき本発明の詳細な説明する。

図示の実施例では容器壁１に２つの保持ウェブ２が溶接
されているが、図面にはそのうちの一方だけが示されて
いる。保持ウェブ２は平面図で見てほぼ方形の閉じられ
た薄板条片がら成っており、保持ウェブ２の、容器壁１
とは反対の側３は、容器壁１に溶接された何重よりも幾
分幅狭になっている。保持ウェブ２の高さは第４図から
れかる。保持ウェブ２の幅狭側３は両側に切欠き５を有
しており、両切欠き５はそれぞれ係止切欠きを形成して
いる。保持ウェブ２には中空のメタルグリップ６が固定
されており、このメタルグリップ６は、内＃８において
連続した突合せ箇所９を形成している薄板７がら成って
いる。

中空のメタルグリップ６にはＵ字形成形体ＬＯが、該Ｕ
字形成形体１ｏの背部１１がメタルグリップ６の内壁に
重なるように、溶接されている。Ｕ字形成形体１ｏを中
空のメタルグリップ６に固定するための溶接箇所は、該
溶接箇所が突合せ箇所９の両側に位置するように設定さ
れている。このようになっていると、これによって同時
にメタルグリップ６の形状が安定する。第１図から最も
よくわかるように、２つの脚１２．１３１ｉその長さの
一部にわたってスリット１４を有しており、この結果脚
１２．１３の、背部１１とは反対側の部分はそれぞれば
ね１５．１６を形成している。両ばね１５，１６はＶ字
形に変形されており、これによって乗７、上げ斜面１８
と下降斜面１７とが形成されている（第２図〜第Φ図参
照）。

保持ウェブ２の高さはＵ字形成形体１ｏの脚１２．１３
の間隔に相当しているので、メタルグリップ６は容器壁
１に対して平行に固定され得る。また、一方ではＵ字形
成形体１ｏの背部１１の内側にかつ他方ではメタルグリ
ップ６の内壁に接触するような寸法を保持ウェブ２が横
方向において有していることによって、容器壁１に対す
るメタルグリップ６の横方向における固定が保証されて
いる。この結果容器壁１に対して直角からずれて作用す
るすべての力はメタルグリップ６から直接保持ウェブ２
に伝達される。

Ｕ字形成形体１０として形成された案内兼ばね部材を保
持ウェブ２に押しはめる場合には、まず初めばね１５．
１６の乗上げ斜面１８が保持ウェブ２と接触し、これに
よって両ばね１５．１６は撓められる。ばね１５，１６
の隆起部１９が保持ウェブ２の幅狭側３を越えると、両
ばね１５．１６は再び幾分、つまり下降斜面Ｌ７の形に
応じて弛緩し、この結果メタルグリップ６はばね１５，
１６によって常に一定のプレロードをかけられて容器壁
１に対して保持される。

Ｕ字形成形体１０は、メタルグリップ６を容器壁１に固
定するためのばねを形成しているだけではなく、さらに
メタルグリップ６のための、力のだめの案内兼保持機能
をも果している。これに加えて、メタルグリップ６内部
にＵ字形成形体１０を固定することによって成形薄板か
ら形成されたメタルグリップ６の形状が固定される。こ
れによって、メタルグリップ６の突合せ箇所９のいずれ
にせよ必要な溶接が行なわれるだけでよい。この本発明
による案内兼ばね部材はその構造が極めて単純である点
において傑出しているので、僅かな製作費にもかかわら
ず、メタルグリップ６を後から容器壁１に持続的にかつ
遊びなしに固定することが可能になる。

第５図に示されているメタルグリップ６の別の実施例で
は第２図の実施例とは異なり保持ウェブ２はその背部で
直接メタルグリップ６に固定されているのではなく、そ
の一方の脚で、メタルグリップ６に固定された突起２０
に固定されている。ちなみに押しはめ形式及びグリップ
固定装置によるグリップの保持形式は、第１図〜第牛図
の実施例についての記載と同様である。

第６図において別の実施例で示されている保持ウェブ２
１は平面図で見てほぼ方形の形状を有しており、保持ウ
ェブ２１が容器壁１に固定されている方の短辺側２２は
Ｖ字形に形成されている。対称平面２３は各短辺側２２
．２４の中心を通って延びている。短辺側２２の７字形
の角度は、短辺側２２で容器壁１に固定される保持ウェ
ブ２１が容器壁１に対して正しく方向付けられるように
選択されており、この結果、メタルグリップ６及びＵ字
形成形体１０における保持ウェブ２１の所望の接触は既
述の形式で行なわれる。

第６図では右側において同一形状の保持ウェブ２１の容
器壁１における固定形式が示されているが、しかしなが
らこの保持ウェブ２１は短辺側２２の他方の面で容器壁
１１Ｃ溶接されている。この右側の保持ウェブ２１も左
側の保持ウェブ２１同様、メタルグリップ６及びＵ字形
成形体１ｏにおける接触が所望の形式で保たれるように
方向付けられている。すなわち保持ウェブを特殊に構成
することによって、両グリップ側のためにただ１つの保
持ウェブを使用することができ、これによって在庫品管
理は著しく簡明になる。容器壁１に保持ウェブ２１を固
定するために、保持ウェブ２１には周知のように溶接突
起２５が設けられている。

【図面の簡単な説明】

第１図は差しはめ式グリップの一部を破断して示す平面
図、第２図は本発明によるグリップ固定装置を備えたメ
タルグリップの脚の開口の平面図、第３図は第２図のＩ
−Ｉ線に沿った断面図、第４図は第１図のＩＶ−■線に
沿った断面図、第５図はメタルグリップの別の実施例を
示す断面図、第６図は本発明による保持ウェブが溶接さ
れた容器壁の水平断面図である。 １・・・容器壁、２，２１・・・保持ウェブ、３，４・
・・側、５・・・切欠き、６・・・メタルグリップ、７
・・・薄板、８・・・内側、９・・・突合せ箇所、１０
・・・Ｕ字形成形体、１１・・・背部、１２．１３・・
・脚、１４・・・スリット、１５．１６・・・ばね、１
７・・・下降斜面、１８・・・乗上げ斜面、１９・・・
隆起部、２０・・・突起、２２．２４−・・・短辺側、
２３・・・対称平面、２５・・・溶接突起

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　金属薄板から成形された中空の差しはめ式グリッ
   プを容器に固定するだめのグリップ固定装置であって、
   容器に固定されかつ係止切欠きを備えた保持ウェブから
   成っており、該保持ウェブにグリップを押しはめる際に
   前記係止切欠きに、グリップに固定されたばねが係合し
   、グリップをばね応力だけで容器壁に向かって圧着して
   保持するようになっている形式のものにおいて、中空の
   メタルグリップ（６）内に、保持ウェブ（２）を受容す
   るための一体に形成された案内兼ばね部材が挿入されて
   おり、該案内兼ばね部材が保持ウェブ（２）のための案
   内面と、保持ウェブ（２）の係止切欠き（５）と協働す
   る単数又は複数のばね舌片（Ｌ５，１６）とを形成して
   いることを特徴とする、金属薄板から成形された中空の
   差しはめ式グリップのだめのグリップ固定装置。 ２　案内兼ばね部材が、背部（１１）でメタルグリップ
   （６）の内壁に固定されているＵ字形成形体（１０）か
   ら成っており、該Ｕ字形成形体（１０）の一方又は両方
   の脚（１２゜１３）がその長さの一部にわたってスリッ
   ト（１牛）を有しており、はね（１５，１６）を形成し
   ている脚自由端部がＶ字形に変形されている特許請求の
   範囲第１項記載のグリップ固定装置。 ３゜　Ｕ字形成形体（１０）が、メタルグリップ（６）
   を形成する薄板の突合せ箇所（９）にかぶさるように両
   薄板部分に固定されている特許請求の範囲第１項又は第
   ２項記載のグリップ固定装置。 ４、保持ウェブが、はぼ牛角形を形成する閉じられた薄
   板条片から成っており、保持ウェブの、容器壁とは反対
   の側（３）に、係止切欠きを形成する切欠き（５）が設
   けられている特許請求の範囲第１項乃至第３項のいずれ
   か１項記載のグリップ固定装置。 ５、保持ウェブ（２１）が方形に形成されており、保持
   ウェブ（２１）が、短辺側（２２゜２３）の中心を通っ
   て延びている平面に対してほぼ対称的に形成されており
   、容器壁における固定のために用いられる方の短辺側（
   ２２）がＶ字形に形成されていて、Ｖ字の角度が容器壁
   （１）の丸みに合わせられている特許請求の範囲第５項
   記載のグリップ固定装置６、ｖ字の角度が中位の容器サ
   イズの丸みに合わせられている特許請求の範囲第５項記
   載のグリップ固定装置。