JPS58151493A - アルミニウムまたはアルミニウム合金の電解着色法 - Google Patents

アルミニウムまたはアルミニウム合金の電解着色法

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JPS58151493A
JPS58151493A JP3344382A JP3344382A JPS58151493A JP S58151493 A JPS58151493 A JP S58151493A JP 3344382 A JP3344382 A JP 3344382A JP 3344382 A JP3344382 A JP 3344382A JP S58151493 A JPS58151493 A JP S58151493A
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JP
Japan
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electrolysis
coloring
bath
anodic
aluminum
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Pending
Application number
JP3344382A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Nakada
中田 敏之
Takashi Kawashima
孝 川嶋
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TATEYAMA ALUM KOGYO KK
Tateyama Aluminum Industry Co Ltd
Original Assignee
TATEYAMA ALUM KOGYO KK
Tateyama Aluminum Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Electrochemical Coating By Surface Reaction (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、アルミニウムまたはアルミニウム合金(以
下これを単にアル1=ウムと呼称)の電解着色法に関す
る。
従来、アルミニウムを電解着色する方法としては、過電
の陽極酸化処理を施したアル1ニウムを、金属塩を含む
電解液に浸漬して交流電解することにより皮膜の微細孔
中に金属または金属酸化物を析出させる方法(特公昭3
8−1715%がよく知られているが、このような交流
電解i色決で濃色の着色皮膜を得ようとする場合、例え
ば、濃プpンズ色で1゛0分以上、黒色で15分以上と
長時間の電解時間が必要になり、その生産性が着しく低
下する欠点があった。
本発明者は一′前記従来法の欠点を解消するために鋭意
研究を続けた結果、陽極酸化処理後のア/k(ニウムを
金属の酸または塩を含む着色洛中で交流電解する際、交
流電解の前工程に於いて成る種の電解液中で特定の電解
処理を行なえば、陽極酸化皮膜が独特の整流作用を示す
皮膜に変化し、次の交流電解着色工程でその着色を促進
する。ので、極めて短時間に濃色の着色皮膜が得られる
ことを解明し、このような知見に基いて本発明の電解着
色法を開発することに成功したものである。
すなわち、本発明によるアルミニウムの電解着色法は、
陽極酸化処理を施したアルミニウムを、あらかじめ金員
の硫酸塩浴中で陽極直流電解処理を施した後に、金属の
酸または塩を含む着色洛中で交流電解を行なうもので、
最初の陽極蒙化9!&場と最後の交流電解着色処理は従
来法と何喀変すないが、画処理工程の間に陽極直流電解
処理工程を介在させた点に特徴がある。
このように、陽極酸化処理後のアル1 ニウムに金属の
硫酸塩浴中で陽極直流電解処理を施すと、陽極酸化皮膜
の整流作用が大きくなるので、次の着色洛中での交流電
解に於いて負の電流分による金属の析出が優先されるた
め、着しく短時間(従来の約り程度)で濃色の着色皮膜
が得られるようになる。これに対して前記の陽極直流電
解処理を施さなかった場合は、陽極酸化皮膜の整流作用
が小さいので、次の交流電解に於いて正の電流分がある
程度流れるために、負の電流分による着色浴中の金属の
析出が緩和されることになり、その結果、着色速度が遅
く、着色時間が長くなる。
また前記の陽極直流電解処理には、特定の電解液を使用
することが必須要件であって1陽極直流電解処理に金属
の硫酸塩を用いた場合、陽極酸化皮膜が次の着色浴中で
の交流電解に於いて陽極酸化皮膜の孔中への金属の析出
に最も適度な整流作用を示す。金属の硫酸塩としては例
えばeツケル、コバルト、鉄、錫、アルミニウム、マン
ガン、カルシウム、ナトリウム等、いずれの金属の硫酸
塩も使用可能であるが、硫酸以外の金属塩、例えば燐酸
塩では、皮膜の溶解に伴なうバリヤ一層の改質が行なわ
れる関係上、着色皮膜の色調は原色系の色調を示し、ホ
ウ酸櫨では、急鈑厳化皮簾のバリヤ一層の増膜作用に効
果を示すため、色の付置り性は陶土するが、着色皮膜の
濃色化には寄与しない。また−炭酸塩、1iIIII!
壌、酢酸壊では、ビット状の皮膜破壊が起きるため不適
である。
表1は、陽極直流電解処理の有無1び金属の硫酸塩以外
ての陽極直流電解処理による着色皮膜の色調を1後記す
る一部の実施例及び比較例について表示したもので、陽
極直流電解処理後の着色浴に線、硫酸ニッケルとホウ酸
の混合浴を用いて交流電解を行なったものを示す。
表1 上表のように、陽極直流電解処理に燐酸系の薬品を用い
た場合(比較例2)は、lII極酸極度化皮膜解とバリ
ヤ一層の改質が行なわれ、金属の析出分布が均一になる
ので、原色系の着色皮膜が得られ、またホウ酸系の薬品
を用いた場合(比較例3)は、liI極酸極度化皮膜リ
ヤ一層の増膜が行なわれ、電気的な抵抗が増大するため
着色の付廻り性を良くすることはできるが、短時間で濃
色の着色皮膜を得ることは不可能である。これに対して
、本発明方法のように、金属の硫酸塩浴中で陽極直流電
解処理を行なった場合には、陽極酸化皮膜が大きな整流
作用を示すように変化するので、着色速度を著しく増大
させることが明白であり、比較例2及び比較例30着色
法と本発明の着色法とでは、その目的及び金属の析出機
構が全く異なるものである。
次に、このはかの点で本発明方法の実施に際して留意す
べ幹事項を各工程別に捕足的に説明する。
幀 陽極酸化皮膜処理 まず最初に行なわれるアル1=ウムの陽極酸化mi*c
ついては、これまで一般に使用されている方法、即ち、
硫酸、燐酸、蓚酸1スルフアミン酸の単独もしくは混合
浴中にて直流1交流または交直重畳電解法による方法で
実施すればよい。
−陽極直流電解処理 この工程での浴濃度は、使用する薬品の種頓により適当
な濃度は異なるが、通常は2001/1以下の濃度で充
分実施可能で、これ以上濃度を高くすると経済的に不利
となり、浴管理を春易にするためには10〜以上の濃度
が適当である。また浴温は特別な制限はなく、電解時の
電圧及び時間を適当に選択すれば常温で差支えない。
電解電圧及び電解時間については、使用する薬品の種類
、濃度、浴温等によって異なり、印加電圧はバリヤ一層
の増大が目的ではないので、アルマイト電圧より低くし
ても時間を長くすれば可能であるが、10v〜40マが
適当である。これ以下では効果が少なく、これ以上では
着色速度が逆に遅くなりビット状の皮膜破壊を起す恐れ
がある。電解時間は10〜300秒で充分効果が発揮出
来、対4MICは特別な制限はなく何を使用してもよい
〇 (ハ) 交流電解による着色処理 この工程での着色処理は一般の交流電解法で良く、特別
な条件を必要とせず、市販交流50%または60°Bを
用いて実施することが出来、対極にはカーボン板もしく
は着色に用いる金属と同質の金属板を使用する。浴組成
についても特に制限はなく、ニッケル塩を用いる場合は
硫酸ニッケルとホウ酸の混合液、また銅塩を用いる場合
は硫酸第1銅と硫酸の混合液で充分実施可能である。
以下、本発明方法の具体的な実施例とその比較例な次に
掲げるが、本発明は必ずしもこれらO実施例のみに拘束
されるものではない。
実施例1 アルミニウム押出形材(ムロ063B−〒5)を常法に
より脱脂、エツチング、デスマットの前処環を行ない、
硫酸150〜、浴温20℃の電解浴中にて電圧177で
陽極酸化処理し、皮膜厚さ10Pの陽極酸化皮膜を得た
。次にこのアルミニウム押出形材を陽極とし硫酸ニッケ
ル70〜、浴温20℃の電解浴中で陰極にニッケル板を
用い、電圧I!oyで1分間の陽極直流電解を施した後
に、硫酸ニッケル50I/、ホウ酸40〜、浴温25℃
の着色浴中で対極にニッケル板を使用し、電流密度0.
34@T 5分間の交流電解を行なったところ、真黒色
の着色皮膜が得られた。
比較例↓ アルミニウム押出形材(ムロ063B−!5)に実施例
1と同様の前処理及び陽極酸化処理を施した後、陽極直
流電解を行なわずに、硫酸ニッケル50I!/、ホウ酸
40を、浴温25℃の着色浴中1        1 で対極にニッケル板を用い・電流密度。・3へdにて5
分間の交流電解を行なったところ、プル2ズ色の着色皮
膜が得られた。
比較例2 アルミニウム押出形材(ムロ06313−rs)に実施
例1と同様の前処理及び陽極酸化処理を行ない、電圧1
77で皮膜厚さioPの陽極酸化皮膜を得た。次にこの
アル1 ニウム押a形材を陽極とし、燐酸80〜、浴温
20℃の電解浴中にて陰極にカーボン板を用い、電圧3
5Vで3分間の陽極直流電解処理を施した後、硫酸ニッ
ケル50Il/l、ホウ酸40Il/l、、浴温25℃
の着色浴中で対極にニツ+ル板を使用し、電流密度0.
3〜dで6分間の交流電解を行なったところ、干渉色を
伴なう青色系の着色を経て濃プpンズ色の着色皮膜が得
られた。
比較例3 アルミニウム押出形材(ムロ063B−〒5)(実施例
1と同様の前処理及び陽極酸化処理を行ない、電圧17
7で皮膜厚さ1oPの陽極酸化皮膜を得た。次にこのア
ルミニウム押出形材を陽極とし1ホウ酸アンモン40〜
、浴温2o℃の電解浴中て陰極にステンレス板を用いて
、電圧20マで1分間の陽極直流電解処理を施した後、
硫酸ニッケル50 % 、ホウ酸40’!j、浴温25
℃の着色洛中で対極にニッケル板を使用し、電流書fi
0.3〜1で6分間の交流電解を行なったところ、均一
なブロンズ色の着色皮膜を得た。
実施例2 アルミニウム押出形材(ムロ063B−T5)に実施例
1と同様の前処理及び陽極酸化処理を行ない、電圧17
.’Vで皮膜厚さ10μ亀の陽極酸化皮膜を得た。次に
このアルミニウム押出形材を陽極とし、硫酸コバル)5
0g/l、浴温20℃の電解洛中で陰極にカーボン板を
用いて、電圧20v130秒間の陽極直流電解処理を施
した後、硫酸第1銅10〜、硫酸19〜、浴温20℃の
着色浴中にて電流密度0.3’Iddで1分間の交流電
解を行なったところ、濃赤褐色の着色皮膜が得られた。
陽極直流電解処理のないものを同時に交流電解着色して
比較したところ、その着色皮膜は淡いブロンズ色であっ
た。
実施−例3 アルミニウム押出形材(ムロ063B−〒5)に実施例
1と同様の前処理及び陽極酸化処理を行ない、電圧17
7で皮膜厚さ1opsの陽極酸化皮膜を得た。次にこの
アル1ニウム押出形材を陽極とし、硫酸ニッケル100
〜、浴温20℃の電解洛中で+wuiにニッケル板を用
い、電圧15v13分間の陽極直流電解処理を施した後
、硫酸コバルト5094 、ホウ酸40〜、浴温25℃
の着色洛中にて電流一度” A4FJ/で5分間の交流
電解を行なったところ1真黒色の着色皮膜が得られた。
@極直流電解処理のないものを同時に交流電解着色して
比較したところ、その着色皮膜はプ四ンズ色であった。
以上のように、本発明方法をアル1=ウムの着色に適用
すれば、陽極酸化熱Aアル1=ウムを金属の酸または塩
を含む着色浴中で交流電解する際に、その前工@C於い
て金属の硫酸塩浴中で陽極直流電解処理を施し、整流作
用の大きな陽極酸化皮膜に変化させてから交流電解着色
を行なうので、従来法と違って非常に短時間(約%程度
)の電解着色で濃色の着色皮膜を得ることが出来、全体
の処理工程が比較的簡単で生産性が高く、アルミニウム
の着色に頗る顕著な効果な秦゛するものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 陽極酸化9処堰な施したアルミニウムまたはアルlxつ
    五合金を、あらかじめ金員め硫酸塩浴中で陽極直流電解
    処理を施した後に1金属の酸型たは蝮を含む着色浴中で
    交流電解を行なうことを特徴とするアルミニウムまたは
    アルミニウム合金の電解着色法。
JP3344382A 1982-03-02 1982-03-02 アルミニウムまたはアルミニウム合金の電解着色法 Pending JPS58151493A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51101740A (ja) * 1975-03-06 1976-09-08 Yoshida Kogyo Kk
JPS5353533A (en) * 1976-10-27 1978-05-16 Nippon Light Metal Co Coloring process for aluminum or aluminum alloy

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51101740A (ja) * 1975-03-06 1976-09-08 Yoshida Kogyo Kk
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