JPS58146763A - 摺動部材 - Google Patents

摺動部材

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JPS58146763A
JPS58146763A JP2705682A JP2705682A JPS58146763A JP S58146763 A JPS58146763 A JP S58146763A JP 2705682 A JP2705682 A JP 2705682A JP 2705682 A JP2705682 A JP 2705682A JP S58146763 A JPS58146763 A JP S58146763A
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piston
sliding
nickel
alloy
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    • F16J1/00Pistons; Trunk pistons; Plungers
    • F16J1/02Bearing surfaces
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05CINDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
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    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05CINDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
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    • F05C2201/04Heavy metals
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、摺動可能な一対の部材のうち、一方の部材の
摺動部(ニアルミニウム台金を使用丁−る場合に、その
相手材として煽動部に鉄−リンまたは二゛ソヶルーリン
台金めっき皮膜を形成したものと組脅せること(二よっ
て、優tた紺屋れ性と耐焼付性を示″′f指動部材に関
するものである。
従来、 Ifl+えはシリンダボアにはアルミニウム甘
苦として、A 390−76規格のアルミニウム合金に
電解始時またはエツチング処理(以下、ECM処理とい
う。)を行ったものか一般に使用さJlでいるが、こり
)材料の場合、硬さ” hj+ < g径の大きい初晶
シリコンが析出した組織であるために、摺動相手のピス
トン材料として従来使用されているAC3P ” 76
 M格のアルミニウム台金では、その耐摩耗性が不足し
、シリンダボアとの摺動を行うピストンのスカート都が
#托し焼イ・1くという問題がbつ1こ。
この対策として、ピストンのスカー) gt、に麩めつ
き、軟質クロムのつき(硬さ)(V4(JO〜500)
を行っている例があるが、これらの材料の温合、耐摩耗
性は安水性能をほは調足丁金ものの耐用付性が不足テる
という問題があった。よた、トくめつきに関してはサビ
を発生しゃ丁いた^)に、鉄めっき後、連続してスズめ
っきを行うことか必要であった。さらにまた、ピストン
リングに硬質クロムめっきを使用する場合、シリンダボ
アはホーニング後、 EC!M%、理を行ゎ7Lいとヌ
カツノイングを発生するという問題がσ)った。
本発明は、上記問題を解決するたり(・′りもので・、
あ1ノ、摺動”J N’eな一対の部材のうち、−万の
部材の摺動部をアルミニウム合金によって形成し、相手
部材の摺動部に麩−リンまたはニッケルーリン含金めつ
き皮膜を形成したことを特徴とし、優れた耐耗性および
耐焼付性を示す摺動部材を提供1−イ)ことを目的とす
る。
摺動部材の一方の部材の摺動いに虐用今れるアルミニウ
ム合金としては、例えはシリンダボア7Lどでは摩耗特
性の優れた材質が要求されることから、アルミニウムー
ケイ索(Al−si)系合金、などを月4しすることか
で、さや。これらのアルミニウム合金の組成は、通常、
この植の用途C二相いられる組成と同様である。
このアルミニウム合金製の部材と摺IIJTる相手れ1
)材(畷ま、ピストンの揚台は京M、−ピストンリング
は4+ Flを考慮して材質がピストンではアルミ台金
、ピストンリンででは、鋳鉄、鋼装いものを使用Tる。
この部材の摺’IJJ部に形成されるめっき皮膜として
は、耐摩耗性おまひ耐焼付性を付与する鉄−リンまたは
;ツケルーリン含金めつき皮膜が絢する。これら合金め
つき皮膜の組成は、剛摩粍性および耐焼付性付与の点な
考慮し7て、菟人−リン系ではmit!1I11合で鉄
分90〜70%、リン分JO〜30嘩であり、よたニッ
ケルー9ンボでは*゛蓋割合でニッケル分96〜88条
、リン分4〜12%である。
鉄−9ン合金めつき処理な施工には、直接、部材)摺動
部に施工ことも町m=である川、部材の材質によっては
十分な密着性が得られ11い場合ケ考庫して前処理を施
す必要がある。この前処理は、通常、この分野で行われ
ているh法(二従って行われる。例えば、被処理部をエ
ツチングし、硝フッ酸などで准洗いシ、シがる恢に)!
I[望膜厚の亜鉛置換めっき処理およびH[望膜厚のニ
ッケルめっき処理を行う。
しかる後、以下のように鉄−リン台金めっき処理を行う
。鉄−リン合金Q)めっき浴の組成およびめっき条件は
、上記したような台釡組成の惠を割合をに右するので惠
歎lJ、要素である。従つて妖−リン合金めつき浴とし
ては、例えは塩化鉄(FθC11□・4H,O) 10
0〜350 s/lおよび次亜リン酸ナトリウム5〜2
011/lを主成分とし、−()2〜1.2に塙濱で1
聚したものを用いる。まためっき条件としては、浴温1
8〜90℃、電訛り度4〜150Aμm2の栄件が好ま
t7い。形成されるめつさ皮膜の膜厚は、摺動部材の用
途(二よって異なるが、5〜150μが好ましい。従っ
てめっき処理に要する時間は膜厚によって法定され、通
常1.5〜45分間である。
このようにしてめっき処理された部材の鉄−リン台金め
つき皮膜(以下、I3L膜(11という。)に、所望す
るなら次のような後処理を打ってもよい。
(II)上記皮膜(1)をめっき後(二軟窒化、イオン
窒化した。
(1皮膜(1n:めつき稜ζ二熱処理?行いその硬さを
上げた。
GV)皮膜(1)にめっき後に耐摩れ性を特に要求され
る摺動a 911えは1/リンダボアのピストンリング
の上死点付近やピストンリングの摺動ゆ1にレーザー焼
入しを行い硬さを上(プた。
(ト)皮膜(1)または1)もしくはGV)で処理され
た皮膜上に、防錆およびなじみ性を同上さ(−・るため
にスズめっき、鉛めつきあイ〕いはリン咳−7′ンガン
処理などの化成被覆処理を行った。
本発明は、上記のように後処理さス1.たち(71をも
包含する。
一方、−ツケルーリン会金め−)さを実施Tるに−、直
接、部材に無電解・化学めつき処理によってめっきを行
うこともb]能であるか、十うすな密着性か得られない
場合もあるので、次のような工程で行う。丁なゎち、被
処理部をエツチング(脱脂)し、硝フッ酸などでrIN
抗いし、しかる後@接ニッケルーリン合金めっさ処理を
施工か、あるいは酸洗い処理した部材の表面に所望の膜
厚の亜鉛−′換めっき処理し、ついでHr望映厚のニッ
ケルめっき処理を施した後にニッケルーリン合金めっき
処理を施工。
ニッケル−9ン合金めっき処理は、無電所・化学めっき
方法によってσう。上記したようにめ一〕き浴の組成お
よびめっき条件はニッケル、リン成分の車量割合ケ圧右
Tるので、上記電量割合の合金めっきを与える1こめ、
例えは硫酸ニッケル、次亜リン酸ソーダ(還元剤)、ア
ルキルヒドロオキシカルボン酸(錯化剤)、アルキルデ
カルボン酸(反シロ促進剤)、安冗剤を生成分とし、こ
の他に−を調整するためにカセイソーダまたは硫酸を添
加しその他少量の湿潤剤を適当側合金むものを用い、浴
温9o〜95℃の未件で浸漬して行う。なお、形成Tる
めっき膜厚は、摺動部材L/)通用用途によって異なる
が、5〜150μが好ましい。従って、めっき処理に要
する時間も膜厚によって決定され、造営、12〜360
分間である。(めっき速度25J/時間)。
このようにしてめっき処理された部材のニッケルーリン
合♀めっき皮膜(以下、皮膜(■′)という。)(二、
所望するなら次のような後処理を行ってもよい。
(u’)上記皮膜(■′)にめっき後に熱処理を行いそ
の硬さを上げた。
(1′)皮膜(1′)にめっき後(二耐摩耗性力”+(
+(二要求される場合にレーザー焼入しを行いその硬さ
を上げた。
(IV’)皮膜(I′)または(II ’ )もしくは
(蓋′)で処理されたニッケルーリン台金皮膜に防錆お
よびン、Hじみ性を向上させるためにスズめっき、鉛め
っきなどの化成被膜処理を行った。
本発明は、上記のように後処理されたものをも包含する
以上のような構成の摺kJ部材は、とルミニウム合金製
の部材が例えばシリンダボアであり、合金めつき皮膜を
有する相手部材が例えはピストンである場合に適用でき
る。
以下、実施例をめげて本発明V=−らC二説明テる。
実施例1.1 本実施例に係る摺動部材は、一方の部材がA390・T
O規格のアルミニウム台金からなるシリンダボアでめり
、相手部材が該シリンダボアに組み付けられるカ1図(
二示すようなA08P−T5規格のアルミニウム合金製
のピストン1である。
・  そしてこのピストンlのスカート部2 N11図
中、縞績様で示す61’1分)は、鉄−リン合金めっき
(以下、IFe−Pめっきという。)皮膜で形成されて
いる。なお、このFe−Pめっき皮膜は、ピストンリン
グに形成してもよいものである。
Fe−Pめつきをピストンlのスカート部2に行う場合
、ピストン材料がAC)JP−T5規格製の場合、直装
re−Pのつきを行うことは困離なため、下式に示す工
程を行い、そして?θ−Pめっき後にスズめっきもしく
は化成被膜処理を行った。
工゛ソチング→酸洗い(硝フッ酸)→亜鉛−°換めつき
(膜厚1〜2μ)→ニッケルめっき(膜厚3〜4 /J
 ) →Fe −F W) つき(膜厚1−0〜30p
)従ってこの場合、F’e−Pめっき処理を施したスカ
ート部2の断面は、第2図(二示す刑りでゐる。
丁なわちスカート部2の内面側がら外側の摺動面側に−
」けて順に亜鉛静換めっき層3、ニッケルめつきj曽4
、Fe−Pのっき)曽5、そしてスズめつき層6が形成
される。
なお、lf’e−Pめつきのめつき条件はつぎのもので
ある。めっき浴として、塩化鉛(FeCl2・4H20
) 150〜J80E/lおよび次亜リン戯ナトリウム
10〜J 51/13を主成分とし、pH0,8に塩酸
で調節した浴を用い、給温50〜60℃、車流密rX 
30〜50 A/dm の条件で打えは、4〜12分間
で膜厚10〜30μの良質のFe−P台金めつき皮膜を
得ることができた。
Fe−Pめつきに行う熱処理条件として3(JO−C1
400°Cf)l時間の加熱あるいは400℃、10分
間の加熱後室温にて24時間放w1−ることによって、
硬さを上昇させることかできた。また、200°0.1
時間の加熱でも硬さは上昇しに′い刀・、水素脆性をな
くすことができるため、同様の効果があった・ 実機での評価と相関かある摩耗試験@(機械試験所型摩
擦単耗試験機、東陣ボールドウィン社製)を用いて、本
実施例の摺動部材の耐焼付性を検討した。またムoBp
、’r6規格のアルミニウム合金製ピストン材料とFO
23規格のね丁み鈎鉄製のシリンダボア材料とからなる
現行品を比較例1とし、AC8P−T6 tm格のアル
ミニウム合金製のピストン材料に膜厚10〜30μの鉄
めっきを施したものと、ム390・T6規格のアルミニ
ウム合金製であってECM処理したシリンダポア材料と
からなる従来品を比較例2として、これらの耐焼付性を
比較のため試練した。結果を、第3図に横軸に試験対象
、縦軸に焼付き荷重Ckq)とした関係で表わ丁。
第3図から明らかなように、本発明品のPe−Pめつき
皮膜は、現行品(比較例1)と同程度の優れた耐焼付性
があるので、これまでピストンに使用していた鉄めっき
皮膜(比較例2)では耐焼付性が劣るために、シリンダ
ボアの表面性状か尋い場合およびピストン温良が窩い場
合にはビストンスカッフを発生することがあった1 が、こういった不具合の発生を解消することかでさる。
また、ピストンのスラスト方向のスカート面の摩耗につ
いて、上記摩耗試験機を用いて、本実施例の摺動部材の
耐摩耗性を検討した。同様に上記比較例1および比軟例
2ならひにAC8P・T6規格のアルミニウム合金製の
ピストン材料と、A390・T6規格のアルミニウム合
金製であってECM処理したシリンダポア材料とからな
る比較例3の耐摩耗性をも検討した。結果を、第4図に
横軸に試験対象、縦軸にピストン材料の摩耗深さとした
関係で表ゎ丁。
gl!14図から明らかなように、シリンダポア材料が
ム390・T6規格製で180M処理したものの場合、
ピストン材料が従来のAO8P−T6 M略装の比較例
3では摩耗が増大するが、本発明品のFθ−Pめつき皮
膜は鉄めっき皮膜(比較例2)よりも耐摩耗性が優れ、
現行材料の組合せ(比較ν111)よりも優れたものと
なる。
実施例2 本実施例に係る摺動部材に5実施例1で述べたシリンダ
ボアと、ピストン1(第1図跡照)とから構成されるも
のであって、第1図に示したピストンlのスカート部2
にニッケルーリン合金めっき(以下、N1−Pめっきと
いう。)皮膜を形成したものである。なお、N1−Pめ
つき皮膜は、ピストンリングに形成されてもよい。
Xl−Pめつきをピストンlに行う場合、ピストン材料
がAC8P−75規格のアルミニウム合金製の場合、直
接N1−Pめつき(無電解・化学めっき)を行うことも
可能であるが、十分な密着性が得られない場合もあり、
その場合は、ニッケルめっきを行った後に行うことが必
要で、下式の工程をとることになる。
めっき工程: (〜エツチング(脱脂)→寂洗い(硝フッ#り(1))
二(L)工程後IJi−Pめつき(浸漬、膜厚]6〜3
0μ)1に+1 e)工程後亜鉛i′換めっき(膜厚1〜2μ)→二゛ソ
ケルめつき(膜厚3〜4μ)→N1−Pめつき(膜厚1
0〜30μ) Ni−Pめつき(無電解・化学めつき)のめつき条件は
、めっき浴として日本カニゼン社製のシューマー5倍戦
硫酸ニッケル、次亜リン陳ソーダ(還元剤)%アルキル
ヒドロオキシカルボン11(a他剤)、アルキルデカル
ボン酸(反応促進剤)、安定剤を主成分とし、この他に
−を調整するためにカセイソーダまたは硫酸を冷加しそ
の他少量の湿潤剤を適当側合金むもの。)を使用し、浴
温を95℃Cニコントロールした袷の中(二浸漬するだ
けでよい。めっき速度は25μ/1時間なので、夏1−
P j6っき膜厚を10〜30μするためには24〜7
2分間行えばよい。
直接夏1−I’めっきを施したスカート部2の断面は、
第5図に示すようにスカート部2(ヒストン母材)の外
側に!l1−Pめっき層7が形成されたものである。ま
た、前処理後にN1−Pめっきを施したスカートs2の
断面は、186図に示すようにスカート部2の内面側か
ら外側の摺動面側に向けて臘に、亜鉛置換めっき層3′
、ニッケルめっき層4′、N1−Pめっき層7が形成さ
れたものである。
実施例1と同様にして、ピストン材料に散求される耐I
$耗性丁なわち耐焼句性および耐摩耗性を↑(討した。
耐焼付性は、実施例1にて述べた摩耗試験機を用いて、
第6図に示した本実施例のもの、実施例1で述べた比較
例1および比較例2のものについて検討した。結果を、
弔7図に慎重に試験対象、縦IIdllζ二焼付き荷血
(梅)とした1保で表わ丁。
第7区から明らかなように、本発明品のN1−Pめつき
皮膜は、現行品(比較例1)よりは看干劣るが一部で使
用されている鉄めっき皮膜(比較例2)よりは優れた耐
滉付性を示す、麩めつき皮膜のものに関しては耐焼付性
が劣っているためにシリンダボ、アの表面性状が患い場
合およびピストン温度が高い場合にはビストンスカッフ
!発生する恐れがあるが、本実施例のものではこの点を
解消できる。
また、ピストンのスフスト方向のスカート面の摩耗につ
いて、上記摩耗試験機を用いて検討した。試験対象とし
て第6図に示した本実施例のものならびに実施例1で述
べた比較例1.比軟例2および比較例3のものについて
行った。
結果を、第8因に横軸に試験対象、織細にピストン材料
の摩耗深さとした関係で表わ丁。
第8図から明らかなように、シリンダボア材料がム39
0・T6規格製で10M処理し、たものの場合、ピスト
ン材料が従来のAC8P−76M略装の比軟例3では摩
耗が増大するが、本発明品のN1−Pめつき皮膜は鉄め
っき皮膜(比較例2)よりも耐摩耗性が優れ、また現行
品(比較例1)よりも摩耗特性を優れたものにテること
かでさる。また、比較例2のもののように鉄めっきなど
の電気めっきを行う場合、スカートのエッチ部では電、
流密反が高く、他の部分よりも膜厚が厚くなるために、
加工せずに使用するためには滑らかなR面取りとする必
安があったが、N1−Pめつきのような化学めっきでは
エッチ部があっても均一な膜厚となるので、RviJ取
りなどの加工を不要にする。
本発明は上述したような構成であり、摺動片3材のうち
一方の部材の摺動部がアルミニウム合金製の場合4二、
その相手部材の摺動部に鉄−リンまたはニッケルーリン
合金めつきを施したものを使用するので、従来、相手部
材にこれらのめっきを施していないものを用いていた摺
wJ部材に比べ、優れた耐摩れ性および耐焼付性を示す
ことかでさる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に保る摺動部材の一例な示すピストンの
斜視図、 第2図は実施例1に係るピストンスカート部の一部な示
す断面図、 第3図は実施例1および比較例1.2の摺動部材につい
ての耐焼付性を示すグラフ、第4図は実施例1および比
較例1,2.3の摺動部材(二ついての耐摩耗性を示す
グラフ、第5図は実施例2に係るピストンスカート部の
一部を示す断面図、 第6図は実施例2に係る他のピストンスカート部の一部
を示す断面図、 第7図は朱6図のものおよび比較例1,2の摺動部材に
ついての耐焼付性を示すグラフ、第8図は第6図のもの
および比較例」、2゜3の摺動部材についての耐摩耗性
を示すグラフである。 図中、 1・・・ピストン     2−・・スカート都3.3
′・・・亜鉛置換めつき層 4.4′・・−ニッケルめっき層 5・−Fe−Pめつき層    6・−・スズめつき1
曽6・・・N1−Pめっき層 (ばか1名) 第1図      第2図 第3図 に9 第4図 第5図     才6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  摺動用龍な一対の部材のうち、一方の部材の
    摺動部をアルミニウム合金によって形成シ、相手部材の
    摺動部に鉄−リンまたはニッケルーリン合金めっき皮膜
    を形成したことを特徴とする摺動部材。
JP57027056A 1982-02-22 1982-02-22 摺動部材 Expired - Lifetime JPH0641789B2 (ja)

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JP57027056A JPH0641789B2 (ja) 1982-02-22 1982-02-22 摺動部材

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JP57027056A JPH0641789B2 (ja) 1982-02-22 1982-02-22 摺動部材

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JPS58146763A true JPS58146763A (ja) 1983-09-01
JPH0641789B2 JPH0641789B2 (ja) 1994-06-01

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