JPS5814516B2 - 導電体の洗浄方法および装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は非鉄金属精錬の電解精錬工程において、電解槽
上に配列された導電体の表面に附着した電解液および析
出した結晶等を洗浄する導電体の洗浄方法および装置に
関するものである。

電解槽上に配列された導電体は、電解槽から引き揚げら
れた電極板を懸吊搬出する際に落下する電解液により、
導電体上、即ち導電体と電極板との接触面に電解液が附
着乾燥して結晶が析出し腐蝕を生じ接触が悪くなる。

従来、この導電体の洗浄方法については、作業者が長い
ホースを引き廻して水を撒いたり、刷毛等を使い電解槽
上を歩いて洗浄していた。

前記のような従来の作業は多くの労力と時間を要し、遠
方からの盲作業となり勝ちで局部的には洗浄不充分とな
り、特に電解工場に於ける機械化、自動化の大きな障害
きなっていた。

本発明は上述のごとき従来の欠点を機械化、自動化によ
って解決した導電体の洗浄方法およびその装置を提供す
るものである。

即ち、本発明の要旨とするところは、非鉄金属精錬の湿
式電解槽上の導電体を洗浄するに当り、電解槽列をまた
ぎ隣麹電解槽上を順次移動するように設けたクレーン本
体■に積載された導電体洗浄台車■のノズル■を導電体
■に対向させ、前記ノズル■より洗浄液を射出しながら
導電体■に沿って洗浄台車■を移動させ導電体■の洗浄
を行うことを特徴とする導電体の洗浄方法および電解槽
列をまたぎ隣接電解槽上を順次移動するように設けたク
レーン本体■に、先端にノズル■■′婆設けた洗浄用パ
イプ■■′纂懸吊して導電体■■′に沿って前記導電体
■■′年を移動する洗浄台車■と、前記洗浄台車■を積
載しかつ電解槽■上を前記台車■の移動方向に対し横方
向へ水平に移動する移動台車■とを積載してなる導電体
の洗浄装置にある。

以下本発明を一実施例を示す第１図にもとづき説明する
。

即ち、電着された電極板等を電解槽より懸吊搬出する際
に電解槽■を分割している仕切壁■■′の上に設置して
ある導電体■■′年に落下附着する電解液およびその結
果生じる結晶等は、洗浄台車０の両脇外側に取付け懸吊
された洗浄液排出パイプ■■′とこの洗浄液排出パイプ
■■′δ下部先端に固着されたノズル■■′が前記洗浄
台車■の移動に伴い、この洗浄台車■の上部に取付けら
れた洗浄液供給口■より供給された約６０℃の洗浄液を
洗浄台車■を介して導電体■■′ら内側斜上部の角度よ
り導電体■■′に沿って射出しながら前記導電体■■′
鎧洗浄するものである。

なお、ノズル■■′ら形状は、特に限定はしないが導電
体■■′鈷表面を充分に洗浄できるものであればよい。

移動台車■は前記洗浄台車■を積載して移動するための
ものであり、クレーン本体■は前記移動台車■をさらに
積載しで移動することによって前記洗浄台車■を導電体
■■′に沿つて前後左右いずれの方向にも移動できるご
とく設け、このような構成をなすことにより電極板運搬
のクレーン走行に伴って自動的に導電体が洗浄できる。

導電体が電解液で汚染された直後に電解液が導電電体表
面に固着する前に洗浄できるので洗浄効果は非常に太き
い。

本発明方法および装置で導電体の洗浄を行ったところ従
来の洗浄作業時間に比して大幅に短織され、特に極板の
搬出搬入の都度任意の回数にて自動的に洗浄できるので
電気的トラブルの少ない効率の高い電解が可能となった
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の洗浄方法における装置の要部縦断面図
である。 ■……電解槽、■ず′……仕切壁、■了′……導電体、
■……洗浄台車、■■′……洗浄液排出パイプ、■■′
……ノズル、■……洗浄液供給口、■…冑移動台車、■
……クレーン本体。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 非鉄金属精錬の湿式電解槽上の導電体を洗テするに
   当り、電解槽列をまたぎ隣接電解槽上を順次移動するよ
   うに設けたクレ−ン本体■に積載された導電体洗浄台車
   ■のノズル■を導電体■に対向させ前記ノズル■より洗
   廠液を射出しながら導電体■に沿って洗浄台車■を移動
   させ導電体■の洗浄を行うことを特徴とす乞導電体の洗
   浄方法。 ２ 電解槽列をまたぎ隣接電解槽上を順次移動するよう
   に設けたクレーン本体■に、先端にノズル■■′を設け
   た洗浄用パイプ■■′纂懸吊して導電体眞１′に沿って
   前記導電体■■′午を移動する洗浄台車■と、前記洗浄
   台車■を積載しかつ電解槽■上を前記台車■の移動方向
   に対し横方向へ水平に移動する移動台車■とを積載して
   なる導電体の洗浄装置。