JPS58144887A - 透過型液晶表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は液晶表示装置に係り、特に数字、文字、絵等の
各種表示パターンに型取った少なくとも一つの透明薄板
状のパターン電極とこれに対向する透明薄板状の共通電
極を内蔵してなる板状の液晶セルと、この液晶セルの背
面の後方に配置されてかかる曽面に向けて投光する光源
とを備えて、パターン電極と共通電極との間に電圧を印
加したとき、光源からの光が、液晶セルにおけるパター
ン電極の表面に対応する液晶部分を通り前方へ向けて透
過するように構成し、これによってパターン電極の形状
を上述した表示パターンとして表示するようにした透過
型液晶表示装置に関する。

従来、この種の透過型液晶表示装置においては、上述し
た液晶セルとして、例えば、液晶に黒色染料を混入して
なるゲストホスト効果型液晶セルを採用し、この液晶セ
ルに設けた上述のごときパターン電極と共通電極との間
に電圧を印加上だとき、パターン電極の表面に対応する
黒色液晶部分のみが透明となりかかる透明液晶部分を通
して光源からの光を前方へ向けて透過させるようにした
も、つがある。

ところで、このような液晶表示装置によって、上述した
表示パターンを彩色表示しようとするにあたっては、通
常、パターン電極の形状に合わせて形成した彩色薄膜を
、パターン電極に重合させるようにして液晶セルの背面
に予め貼着するのであるが、かかる場合、表示パターン
の輪郭を明確に彩色表示するために、保色薄膜の表面積
がパターン電極の表面積より幾分広くなっているのが常
であり、従って、彩色薄膜の外周縁部が、パターン電極
の輪郭の外側近傍に存在する黒色液晶部分に重合するこ
ととなる。

このような状態にて、液晶セルの背面に光源から投光し
た場合、液晶セルの黒色液晶部分がその厚み（通常、１
０ｍμ程度）の薄さのために光源からの光を完全には吸
収できず、上述した重合部分が、かかる重合部分以外の
黒色液晶部分との間に明度差を形成して彩色表示パター
ンの外周に沿って表示され、その結果、彩色表示パター
ンの輪郭が不明瞭となって見にくくなるとともに見栄え
を悪くして商品価値の低下をもたらすという不具合が生
じる。また、このような不具合は、表示パターンを鮮明
に彩色表示するために光源の光の強度を増す程、顕著と
なる。なお、かかる不具合に対処するために、パターン
電極の形状に対応する部分を切抜いた遮光膜を採用し、
この遮光膜をその切抜部分がパターン電極に重合するよ
うに液晶セルの前面に貼着したものもあるが、却って見
栄えを悪化させる要因となっている。

本発明は、上述したごとき観点に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、液晶セルにおけるパター
ン電極に対応する液晶部分を光源の光から遮断するよう
にした透過型液晶表示装置を提供することにある。

以下、本発明の一実施例を図面によｔ）説明すると、第
１図及び第２図は、本発明に係る透＋８型湾晶表示装置
が車両に適用される例を示しており、この液晶表示装置
は、当該車両の車室内にてインストルメントパネルとし
て組付けられる板状の液晶セル１０の背面に、本発明の
要部を構成する。１４光膜４０を貼着するとともに、か
かる遮光膜４０の後方に板状のスリガラス２０及び光源
６０を順次配列して構成されている。

液晶セル１０は、前記インストルメントパネルの表面を
構成する板状の透明ガラス１１と、この透明ガラス１１
に対向してその後方に所定間隔をｆ、１’ｊ−Ｌ／て並
設した板状の透明ガラス１２を備えており、透明ガラス
１１の内面には、第１図にて破線により示すごとく、複
数の透明薄板状のパターン電１＠１３ａ、”・　、１３
ｆ、１４ｉｚ、１４ｂ。

１５．１６，１７ａ、１７１）（第２図にては、パター
ン１５ａ、１５．１７１７の各断面のみを示すがそれぞ
れ図示形状にて貼着され、一方、透明ガラス１２の内面
には、上述した各パターン電極に対向して透明薄板状の
共通電極１８が貼着されている。なお、本実施例におい
ては、パターン電極１６ａ、・・・、１６ｇが、当該車
両に関する複数の主要な物理量の各異常警報のだめの表
示パターンとしてそれぞれ使用され、パターン電［１４
ａ。

１４ｂが当該車両の右折表示及び左折表示のための表示
パターンとしてそれぞれ使用され、パターン電極１５．
１６が当該車両の走行速度のアナログ表示及びディジタ
ル表示のための表示パターンとしてそれぞれ使用され、
かつパターン電Ｆｆｉ−１７（ｊ。

１７１）が尚該車両用内燃機関冷却系統における冷却×
水温及び燃料タンク内の燃料残量の各アナログ表示のた
めの表示パターンとしてそれぞれ使用される。

また、両透明ガラス１１．１２間には、ゲストホスト効
果を奏すべく、黒色染料を混入した液晶１９が封入され
ており、この液晶１９は、上述した各パターン電極と共
通電極１８との間に電圧が印加されていないとき黒色を
呈し、上述した各パターン電極と共通電極１８との間に
電圧が印加されると、これらパターン電極と共通電極１
８間に存在する黒色液晶部分が透明となる。スリガラス
２０は、光に対する拡散機能を有し、光源３０からの光
を拡散させて一様な光として遮光膜４０の背面全体に投
光させる。光源６０は、タンクステンランプからなり、
自然光に類似した光を′１；じる欠に、遮光膜４０の構
成について説明すると、この遮光膜４０は、スリガラス
２ｏからの光を液晶セル１０から遮断し得るように黒色
にて印刷したもので、透明ガラス１２の背面に密接して
貼着されている。また、遮光膜４０には、第２図及び第
３図にて示すごとく、パターン電極１３ａ、・・・。

１３、＠、１４ａ、１４ｂ、１５，１６，１７ａ。

１７ｂにそれぞれ対応する位置においてこれら各パター
ン電極の表面形状に型取った開口部４１ａ。

・・・、４１ｅ　、４２ａ、４′２ｂ、４３，４４゜４
５ａ、４５ｂ（第２図にては、開口部４１ａ。

４３．４５ｄの断面のみを示す）が形成されており、開
口部４１ａ、・・・、４１ｅの背面には赤色の彩色膜ｆ
、が貼着され、開口部４２ａ、４２ｂの各背面にはそれ
ぞれ緑色の彩色膜ｆ２＋ｆ３が貼着され°、開口部４３
．４４の各背面にはそれぞれ６色及び灰色の彩色膜ｆ４
．ｆ５が貼着され、また開口部４５ａ、４５ｂの各背面
にはそれぞれ（ζ１色及び空色の彩色膜ｆ６．ｆ７が貼
着されている。この場合、各彩色膜ｆ＋　　＋　・・・
＋ｆ７は上述した各パターン電極の表面積より広い表面
積を有しており、各彩色膜の周縁部が、各パターン電極
の輪郭の外側近傍に位置する黒色液晶部分と重合する。

このように構成した本実施例において、液晶セル１０を
当該車両の車室内にてインストルメントパネルとして組
付けるとともに光源６ｏがらスリガラス２０に投光させ
ると、光源６ｏからの光がスリガラス２０により拡散さ
れて一様な光として遮光膜４０及び各彩色膜ｆｌ＋　・
・・、ｆ７の背面に付与される。かかる状態にて、当該
車両に関する各種物理量の変化に応じて各パターン電極
とＪ（通電棒１８との間に電圧が印加されると、これら
パターン電極と共通電極１８との間に存在する唄色液晶
部分がゲストホスト効果により透明となり、各彩色膜ｆ
Ｉ＋　・・・＋ｆ７に付与されている拡散光が、遮光膜
４０の各開口部、透明ガラス１２、共通電極１８、上述
した透明液晶部分、パター　ン電極、透明ガラス１１を
順次通り当該車両の中・；シ内へ透過する。このため、
各パターン電即のｌｌ′ｉｌ、が」二連した各表示パタ
ーンとして各彩色膜ｆ１　　ｔ・・・、ｆ７の色にてそ
れぞれ表示される。

換言すれば、スリガラス２０からの拡散光のうち、遮光
膜４０における各開口部の開口面を透過する部分以外の
拡散光部分が遮光膜４０の黒色により吸収されるので、
上述した黒色液晶部分と各彩色膜ｆ１．・・・、ｆ７と
の重合部分が表示されることはなく、その結果、各表示
パターンの輪郭が、その外側に存在する液晶部分の黒色
との対比において、見栄えの懸下を伴うことなく光源６
０からの光の強度が増す程、各彩色膜ｆ１＋　・・・。

ｆ７の色彩により鮮明に表示され得る。この場合、かか
る表示内容が、各パターン電極と彩色膜ｆ＋＋・・・＋
ｆ７　との間に存在する間隔（本実施例では約１１）の
だめに、車室内に対し立体感を伴って表示されるので、
見る者に対しその趣味感をよυ−Ｉｆｉ満足させ得る。

また、液晶セル１０の製造工程にて生じがちなパターン
’ｒＫ％のエッチング不良ゴの＋ｐν浩上の欠陥が、遮
光膜４０の光に対する吸収作用によって、黒色液晶部分
にて隠されてしまうので、液晶セル１００品質が遮光膜
４ｏにより補完されることとなり、その結果、液晶セル
１゜の製造における歩留りの向上、ひいてはコスト低減
につながる。

なお、前記実施例においては、一層の遮光膜４゜を液晶
セル１０の背面に貼着した例について説明したが、これ
に代えて、例えば互いに重合した（ｑ数の遮光膜、或い
は単一の遮光板を液晶セル１゜の背面に貼着して実施し
てもよく、この場合、各彩色膜ｆ１　＋　・・・ｒｆ７
をこれら重合遮光嘆或いは遮光板の前面に貼着するよう
にしても前記実施例と同様の効果を達成し得る。

また、前記実施例においては、遮光膜４０をＷ色印刷し
た例について説明したが、これに代えて、例えば、遮光
膜４０を濃紺色、暗灰色にて印刷するようにしてもよく
、この場合、彩色膜ｆｌ＋　・・・。

ｆ７の貼着に代えて、これら各彩色膜の色彩を巳光膜４
０の該当部分に直接印刷して実施してもよいことは勿胸
である。

また、前記実施例においては、（（（晶セル１０として
、ゲストホスト効果を奏するものが採用された例につい
て説明したが、これに代えて、例えば、ねじれネマティ
ック効果を奏する液晶セルを液晶セル１０として採用し
ても、前記実施例と同様の効果を達成できる。

また、前記実施例においては、本発明装置を車両に適用
する例について説明したが、これに限ることなく、本発
明装置を各種の産業分野における物理量の表示に適用し
得ることは勿論であり、この場合、パターン表示部分以
外に対応する液晶部分を透明にするように前記各パター
ン電極及び遮光膜を型取って実施してもよい。

以上説明したとおり、本発明においては、前記実施例に
てその一例を示したごとく、光源の前方に位置する板状
の液晶セルの背面に遮光板を添着するとともに、前記液
晶セルに内蔵してなる透明薄板状の各種パターン電極の
表面形状に型取った部分・を彩色透光部として前記遮光
板に形成するようにしたことにその構成上の特徴があり
、これにヨリ、０１１記液晶セルのパターン電極に電圧
を印加したとき、このパターン電極に対応する液晶部分
のみを通って前記光源からの光が前方へ透過するので、
パターン電極により規定される数字、文字、絵等の表示
パターンが鮮明に表示され得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明装置の一実施例を示す正面図１、第２
図は、本発明装置の部分破断概略側面図、及び第３図は
第２図における遮光膜の正面図である４、符号の説明 １０・・・液晶セル、１３ａ、゛・・・　、１３９，１
４ａ１４ｂ、１５．１６，１７ａ、１７ｂ・・・パター
ン電極、１８・・・共通電極、１９・・・液晶、２０・
・・スリガラス、６０・・・光源、４０・・・遮光ｊｐ
、ｆＩ　　＋　・・・、ｆ７　・・・彩色膜。 出願人　日本電装株式会社 代理人　弁理士　長　谷　照　− 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 数字、文字、絵等の各種の表示パターンに型取った少な
   くとも一つの透明薄板状のパターン電極とこれに対向す
   る透明薄板状の共通電極を内蔵してなる板状の液晶セル
   と、この液晶セルの背面の後方に配置されてかかる背面
   に向けて投光する光源とを備えて、前記パターン電極と
   前記共通電極との間に電圧を印加したとき、前記光源か
   らの光が、前記液晶セルにおける前記パターン電極の表
   面に対応する液晶部分を通り前方へ向けて透過するよう
   にした透過型液晶表示装置において、前記液晶セルの背
   面に添着されて前記パターン電極に対応する位置にてか
   かるパターン電極の表面形状に型取った部分を彩色透光
   部として形成してなる遮光板を具備するようにしたこと
   を特徴とする透過型液晶表示装置。