JPH03125120A - カラー液晶表示素子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、バックライト側ガラス基板内面にカラーフィ
ルタを設けたカラー液晶表示素子の表示部周辺に、遮光
手段を設けなくても、バックライトの漏れた光が見えな
いようにしたカラー液晶表示素子に関する。

［従来の技術］ 近年、液晶表示素子を用いて、奥行きが薄く、しかもカ
ラーテレビジョン同様に所望の形状、色彩の画像を表示
できるカラー液晶表示装置が使用されるようになった。

このようなカラー液晶表示装置の画面では、カラーテレ
ビジョン用陰極線管の場合と同様に、カラー表示は、赤
、緑、青の３原色画素よりなるトリプレットの多数組か
ら構成されている。また、通常、見易い明るい画像表示
を行うために所謂バックライト方式とし、液晶表示素子
の背後に配置した光源により素子裏面を照射させ、光源
側ガラス基板の内面にカラーフィルタを設けて、所望部
位のトリプレットの所望の色のフィルタに対応する位置
に在る画素液晶の局部的透過率を、それぞれ制御してカ
ラー表示を行うように構成されている（例えば特開昭６
０−１８４２０１号公報第２図）。

［発明が解決しようとする課題］ 上記のようなカラー液晶表示素子は、従来は。

上丁基板を周辺部で封止する封止材料との接着力などに
対する配慮から、光源側ガラス基板の内面に設けるカラ
ーフィルタは、封止部の下に迄は存在せず、カラーフィ
ルタ膜の端部と封止部との間には僅かな隙間が存在して
いた。ガラス基板の厚さは、液晶層やカラーフィルタの
一画素に対応する寸法に比較すると大きいから、何も無
ければ。

上記構造では上記隙間から、光源からガラス基板をほぼ
直線的に透過して来た光線の他に基板中での反射などに
より基板面から小さい角度で出射する光も加わって表示
部周辺に漏出し、この漏洩光によって表示部周辺の色に
白濁を生じさせる。従来のカラー液晶表示素子では、こ
のような白濁が現われる部分に、黒色テープ等を貼りつ
けたり、スクリーン印刷等により遮光膜を形成させたり
して、表示部周辺に現われる白濁に対する対策としてい
たが、この対策のための費用は、ＪＭ価低減の面からは
、決して無視することはできない程度であった。

本発明は、上記表示部周辺での白濁部露出防止対策を省
略しても見苦しくならず、しかも原価低減可能なカラー
液晶表示素子を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために本発明においては、背後の光
源から照射され、光源側ガラス基板の内面にカラーフィ
ルタを設けてあるカラー液晶表示素子において、カラー
フィルタ膜を液晶セル周辺の封止材の下にまで延在させ
ることにした。

［作用］ 現在カラー液晶表示素子に使用されているカラーフィル
タは、各色の部分の間に黒色の遮光ストライプが存在す
る有機質薄膜よりなり、その光透過率は１５％程度であ
る。従って十分従来の遮光手段の代用となる。また、液
晶セルの表示部面積に対し、周辺“封止部の面積は僅か
なものであり。

カラーフィルタを封止部材の下にまで延在させるように
しても其のための費用の増加は極めて僅かであって、従
来の遮光手段形成のための費用に比較すれば問題になら
ない程度である。

［実施例］ 第２図は従来カラー液晶表示素子の要部断面図である。

図中、１はガラス基板、２は液晶セルの封止部材、３は
透明導電膜（電極）、４は平坦化膜・。

５は黒色ストライプ、６はカラーフィルタ、７はバック
ライト、８は遮光膜である。このような従来のカラー液
晶表示素子では、カラーフィルタ６と封止部材２の間に
僅かではあるが隙間が存在しているため、バックライト
７の光が洩れて、何もなければ表示面の周辺部が白濁し
て見える。遮光膜８がそのような白濁部を見えないよう
に覆っている。この遮光膜８は黒いテープを接着させた
り。

黒色塗料をスクリーン印刷するなどして形成させる。こ
の遮光膜８の形成のための費用は無視することはできな
い。

第１図は本発明一実施例を示し、図中の符号は第２図の
従来例の場合と同じである。従来例で用いていた遮光膜
８がなく、その代りに本実施例では、バックライト７の
側のガラス基板１の内面に設けたカラーフィルタ６や黒
色ストライプ５（両者よりなる有！ａ質フィルム）が封
止部材２の下にまで延在している。この延在部分は、カ
ラー表示に使用するカラーフィルタの形成と全く同一工
程で簡単に形成できる。また、バックライト７から遠い
側（使用者が見る側）のガラス基板１の周辺部には、従
来のカラー液晶表示素子の場合のような遮光膜８は設け
ない。しかし、封止部材２の下にまで延在するカラーフ
ィルタ６、黒色ストライプ５によって遮光されて液晶表
示素子の使用者には表示部の周囲の不快な白濁は認めら
れない。

第１図について、黒色ストライプ５やカラーフィルタ６
は封止部材２の下まで延在していると説明した。一般に
は表示画面を封止部材内側ギリギリまで使用することは
なく、封止部材内側端−杯より小さい面積で使用する。

この場合、カラーフィルタ６又１壬黒色ストライプ５は
封止部材下部まで延在しなくても封止部材内側端まで延
在させるこ、とにより同様の効果を得ることができる。

要は従来例第２図における遮光膜８を使用しなくても周
辺部でのコントラストを劣化させないように。

カラーフィルタ又は黒色ストライプが延在していれば良
いのである。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、従来は遮光テープ
の貼り付けや黒色塗料の印刷などにより形成した遮光手
段により見えないようにしていた表示部周辺の光の洩れ
による白濁を、カラー表示用に使用するカラーフィルタ
の形成と同一工程で、液晶セル周辺部の封止部材の下に
までカラーフィルタを延在させるようにするだけで、見
えないようにすることができる。従って、従来の遮光手
段形成のための費用が節減できる効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の要部断面図、第２図は従来の
カラー液晶表示素子の要部断面図である。 １・・・ガラス基板、　２・・封止部材、　３・・・透
明導電膜、　４・・・平坦化膜、　５・・・黒色ストラ
イブ。 ６・・・カラーフィルタ、　　７・・・バックライト、
　　８・遮光膜。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、背後の光源から照射され、光源側ガラス基板の内面
   にカラーフィルタを設けてあるカラー液晶表示素子にお
   いて、カラーフィルタが液晶セル周辺の封止部材の下に
   まで延在していることを特徴とするカラー液晶表示素子
   。