JP4295529B2 - 半透過反射型液晶表示パネル - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、半透過反射型液晶表示パネルに係り、特に、二枚の基板の内側における表示領域の各単位画素領域内に、反射膜および段差部を介して反射部カラーフィルタが形成された反射部と、反射膜および段差部を介さずに透過部カラーフィルタが形成された透過部とを有する半透過反射型液晶表示パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、携帯電話等における表示手段として、二枚の基板の間に液晶が封入され、この液晶の旋光性を利用して文字あるいは画像の表示を行う液晶表示パネルが広く用いられている。
【0003】
また、近年、このような液晶表示パネルにおいては、主として低消費電力を目的として、バックライト等の光源から照射された光源光と、外部からパネル内に入射された外光とを選択的に利用して液晶表示を行う、いわゆる半透過反射型液晶表示パネルが採用されるようになった。
【0004】
図4は、このような従来から採用されている半透過反射型液晶表示パネルを示したものであり、この半透過反射型液晶表示パネル1は、シール12を介して互いに貼り合わされた視認側および反視認側の二枚の基板2,3を有している。これら2枚の基板2,3は、厚み方向の内側における表示領域4上に、図示しない表示電極による最小表示単位となる単位画素が形成される複数の単位画素領域5を有している。
【0005】
前記反視認側の基板3の各単位画素領域5の上には、金属薄膜からなる反射膜7および感光性樹脂からなる段差部8を介して反射部カラーフィルタ9が形成された反射部6と、前記反射膜7および前記段差部8を介さずに透過部カラーフィルタ10が直接形成された透過部11とが、互いに隣位するように配列されている。なお、前記反射膜7の上方には、画素間を遮光する遮光膜13が形成されている。
【0006】
前記反射部カラーフィルタ9は、前記透過部カラーフィルタ10よりも膜厚が薄く形成されているが、これは、液晶表示に用いる光の透過回数が1回である透過部カラーフィルタ10に対して、反射部カラーフィルタ9による透過回数が2回であることに起因するものである。
【0007】
すなわち、前記両カラーフィルタ9,10の膜厚を同じにした場合、透過部11よりも反射部6の色味が濃くなってしまうので、それを避けるためである(例えば、特許文献1参照)。
【0008】
そして、前記段差部8は、前述のように異なる膜厚に形成された反射部カラーフィルタ9と透過部カラーフィルタ10との膜厚差を填補する役割をしている。
【0009】
一方、前記反視認側の基板3の内側における前記表示領域4の外側の非表示領域14の上には、表示部と非表示部とのセルギャップを均一にすべく、前記透過部11および前記反射部7に断面形状を類似させた薄膜構造が形成されている。
【0010】
すなわち、前記非表示領域14の上には、前記反射部6に似する薄膜構造としての似反射部15が形成されており、この似反射部15は、反視認側へ向かって順に、前記反射部カラーフィルタ9に代替する似反射部第1遮光膜16と、前記段差部8に代替する似段差部18と、前記反射膜7に代替する似反射部第2遮光膜19とを有している。
【0011】
また、前記非表示領域14の上には、前記透過部11に似する薄膜構造としての似透過部20が、前記似反射部15に隣位するように形成されており、この似透過部20は、前記透過部カラーフィルタ10に代替する似透過部第1遮光膜21を有している。この似透過部第1遮光膜21は、前記似反射部第1遮光膜16と同一の成膜材料によって、同一工程において一体的に形成されている。
【0012】
これにより、例えば、非表示領域14に膜厚が一定の遮光膜を全面的に形成する場合や、あるいは、前記透過部11および前記反射部6のそれぞれと同一の膜厚部分を併有する遮光膜を非表示領域14に全面的に形成する場合に比べて、セルギャップを保持するために液晶層に散布される図示しないスペーサの存在密度(支え密度)を、表示部と非表示部とで均一化することができる。これにより、表示部と非表示部とのセルギャップの均一化を図るようになっている。
【0013】
さらに、前記似透過部第1遮光膜21の反視認側には、前記似反射部第2遮光膜19と同一の成膜材料からなる似透過部第2遮光膜22が、前記似反射部第2遮光膜19と一体的に形成されている。
【0014】
これによって、前記似反射部15と前記似透過部20とによって表示部と非表示部とのセルギャップの均一化を図りつつ、前記似反射部第1遮光膜16と前記似透過部第1遮光膜21とによって、視認側から入射した外光を確実に遮光することができる。さらに、前記似反射部第2遮光膜19と、前記似透過部第2遮光膜22とによって、似透過部20および似反射部15における反視認側の部位に、これら似透過部20と似反射部19との界面が形成される状態を回避することができ、この結果、反視認側から照射された光源光の漏洩を防止して、光源光を遮光することができる。
【0015】
なお、このような光源光の漏洩を防止する構成については、既に、本出願人によってなされた特許出願(特願2002−283513号)に係る発明によって提案されている。
【0016】
前記反視認側の基板3の内側表面には、前記表示領域4および前記非表示領域14にわたって拡散層24が全面的に形成されている。また、前記反射部6、前記透過部11、前記似反射部15および前記似透過部20の上層には、アクリル樹脂等からなる平滑化膜25が全面的に形成されている。なお、図示はしないが、前記表示領域4上の平滑化膜25の上層には、ITO(酸化インジウムスズ)等からなる表示電極が形成されるようになっている。
【0017】
そして、このような半透過反射型液晶表示パネル1によってカラー表示を行う場合は、図4において上方となる視認側から半透過反射型液晶表示パネル1の内部に外光が十分に入射される場合には、この外光を前記反射部カラーフィルタ9を透過させた後に前記反射膜7によって上部の液晶17側に反射させ、この反射させた外光によってカラー画像を表示するようになっている。
【0018】
一方、半透過反射型液晶表示パネル1の内部に十分な外光が入射されない場合は、前記基板の図4において下方となる反視認側に配置されたバックライト等の図示しない光源からの照射光(以下、「光源光」と称する。)を視認側へ向かって照射し、この照射した光源光を前記透過部カラーフィルタ10によって透過させ、この透過させた光によってカラー画像を表示するようになっている。
【0019】
【特許文献1】
特開2001−281648号公報
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図5に示すように、従来の半透過反射型液晶表示パネル1においては、前記表示領域4における前記非表示領域14との境界位置に配設された前記似反射部15に隣位する前記透過部11において、前記透過部カラーフィルタ10の膜厚が、この透過部カラーフィルタ10よりも内側の表示領域4に形成された他の透過部カラーフィルタ10の膜厚よりも薄くなる場合があった。
【0021】
この結果、前記似反射部15に隣位する透過部11と、前記他の透過部11との間にしきい値電圧のムラ(Vth ムラ)が生じ、表示品位を著しく低下させてしまうといった問題が生じていた。
【0022】
そこで、本発明者は鋭意研究した結果、前記しきい値電圧ムラの問題は、従来の半透過反射型液晶表示パネル1における全ての似透過部20が、前記似反射部15のような薄膜構造を有していないことに起因するものであることを究明するに至った。
【0023】
すなわち、前記似透過部第1遮光膜21を、これに隣位する前記似反射部第1遮光膜16とともに同一工程にて一体的に形成する際に、前記似透過部第1遮光膜21の反視認側には、前記似段差部20のような薄膜が形成されていないため、前記似透過部第1遮光膜21の視認側の表面が、前記似反射部第1遮光膜16の表面よりも反視認側に落ち込んだ状態になる。この結果、前記似反射部第1遮光膜16と前記似透過部第1遮光膜21との間に、図5に示すような大きな段差Aが生じてしまう。
【0024】
そして、前記段差Aが形成された状態で、前記似反射部15に隣位する表示領域4の単位画素領域5上に前記透過部カラーフィルタ10を形成すると、この透過部カラーフィルタ10における前記似反射部15との境界部位が、前記段差Aを介して前記似反射部15の側へ流動してしまうことになる。
【0025】
これによって、前記似反射部15に隣位する単位画素領域5の上に存在する前記透過部カラーフィルタ10の成膜材料の体積が減少し、この結果、前記透過部カラーフィルタ10と、この透過部カラーフィルタ10よりも内側の表示領域4に形成される他の透過部カラーフィルタ10との間に大きな膜厚差Bが生じてしまうのである。
【0026】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、似反射部に隣位する透過部と、この透過部よりも内側の表示領域に配設された他の透過部との間の膜厚差を填補するために好適な薄膜構造を採用することによって、前記似反射部に隣位する透過部におけるしきい値電圧ムラを防止して、表示ムラが低減された良好な表示を実現することのできる半透過反射型液晶表示パネルを提供することを目的とするものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明の請求項1に係る半透過反射型液晶表示パネルの特徴は、シールを介して互いに貼り合わされた二枚の基板の間に液晶が封入され、前記両基板のうち反視認側となる一方の基板における表示領域の各単位画素領域内に、反射膜および段差部を介して反射部カラーフィルタが形成された反射部と、前記反射膜および前記段差部を介さずに透過部カラーフィルタが形成された透過部とを有し、前記表示領域の外側の非表示領域に、表示部と非表示部とのセルギャップを調整するための似反射部と似透過部とが複数形成され、前記似反射部は、前記反射部カラーフィルタ、前記段差部および前記反射膜のそれぞれに代替する似反射部第1遮光膜、似段差部および似反射部第2遮光膜を有し、前記似透過部は前記透過部カラーフィルタに代替する似透過部第1遮光膜を有している半透過反射型液晶表示パネルにおいて、前記複数の似透過部のうち、前記透過部との境界を有する前記似反射部に隣位する似透過部から、外側に位置する所定個数分の似透過部は、前記似段差部と一体的に形成された段差部および前記似反射部第2遮光膜と一体的に形成された似透過部第2遮光膜を有している点にある。
【0028】
そして、このような構成を採用したことにより、前記透過部との境界を有する前記似反射部に隣位する似透過部から、外側に位置する所定個数分の似透過部が前記似反射部と同様の薄膜構造を有していることにより、前記似透過部第1遮光膜と、前記似反射部における前記似反射部第1遮光膜との間に大きな段差が形成されることを防止することができる。これにより、前記似反射部に隣位する単位画素形成領域に形成される透過部カラーフィルタの成膜材料が、前記段差を介して前記似反射部側に流動することを防ぐことができるため、前記似反射部に隣位する前記透過部カラーフィルタと、この透過部カラーフィルタよりも内側の表示領域に配設される他の透過部カラーフィルタとの間に大きな膜厚差が生じることを防止することができる。この結果、前記似反射部に隣位する前記透過部カラーフィルタにおけるしきい値電圧ムラを実用上問題がない程度まで有効に低減することが可能となる。
【0029】
請求項2に係る半透過反射型液晶表示パネルの特徴は、請求項1において、前記似反射部第2遮光膜および前記似透過部第2遮光膜が反射膜である点にある。
【0030】
そして、このような構成を採用したことにより、非表示領域における遮光度が向上するとともに、表示領域内の反射膜を形成する工程と同時に似反射部第2遮光膜および似透過部第2遮光膜を簡便に効率的に形成することが可能となる。
【0031】
請求項3に係る半透過反射型液晶表示パネルの特徴は、請求項1または請求項2において、表示領域近傍の非表示領域に相当する位置に2単位画素以上の幅にわたる丘陵部が形成されている点にある。
【0032】
そして、このような構成を採用したことにより、平滑化膜を形成時、表示領域の最外郭の単位画素のギャップ低減をさらに抑制することができ、高品位の表示が行える半透過反射型液晶表示パネルを提供することが可能となる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る半透過反射型液晶表示パネルの実施形態について、図1乃至図3を参照して説明する。
【0034】
なお、従来と基本的構成の同一もしくはこれに類する箇所については、同一の符号を用いて説明する。
【0035】
図1に示すように、本実施形態における半透過反射型液晶表示パネル27は、従来と同様に、反視認側の基板3における非表示領域14の上に、表示部と非表示部とのセルギャップを調整するための複数の似反射部15と似透過部20,28とを有している。
【0036】
ただし、本実施形態における半透過反射型液晶表示パネル27は、前記似透過部28の構成に、従来にはない特徴的な差異を有している。
【0037】
すなわち、本実施形態においては、前記複数の似透過部20,28のうち、前記透過部11との境界を有する似反射部15に隣位する似透過部28から、外側に数えて所定個数分(図1においては2個分)の似透過部28は、前記似透過部第1遮光膜21と前記似透過部第2遮光膜22との間に段差部29を有している。
【0038】
これにより、前記似透過部第2遮光膜22の視認側に前記似透過部第1遮光膜21を形成する際に、前記段差部29によって前記似透過部第1遮光膜21を底上げすることができ、この結果、前記似透過部第1遮光膜21と、これに隣位する前記似反射部15の前記似反射部第1遮光膜16との間に大きな段差Aが形成されることを防ぐことができる。
【0039】
そして、前記似反射部第1遮光膜16と前記似透過部第1遮光膜21との間に段差Aがほとんど生じていないことによって、前記似反射部15に隣位する単位画素形成領域5に透過部カラーフィルタ10を形成する際に、このカラーフィルタ10の成膜材料が前記似反射部15側に流動することも少なくなる。これにともなって、前記単位画素領域5に存在する透過部カラーフィルタ10の成膜材料の体積が減少してしまうことも少なくなる。
【0040】
これにより、前記似反射部15に隣位する透過部カラーフィルタ10が、この透過部カラーフィルタ10よりも内側の表示領域4に配設される他の透過部カラーフィルタ10に対して、大きな膜厚差Bを有した状態で薄くなってしまうことを防止することができる。
【0041】
ここで、図2は、従来の半透過反射型液晶表示パネル1における反視認側の基板3に形成された薄膜構造の膜厚を測定した測定結果を示したものであり、図3は、本実施形態の液晶表示パネル27における反視認側の基板3に形成された薄膜構造の膜厚を測定した測定結果を示したものである。
【0042】
図2に示すように、従来の半透過反射型液晶表示パネルにおいては、似反射部に隣位する第1画素目の透過部が、この第1画素目の透過部よりも内側の表示領域に配設された同色のカラーフィルタを備えた第4画素目の透過部11に対して大きな膜厚差Bを有した状態で薄くなってしまうことが分かる。
【0043】
これに対し、図3に示すように、本実施形態においては、似反射部15に隣位する第1画素目の透過部11と、この第1画素目の透過部11よりも内側の表示領域4に形成された同色のカラーフィルタを備えた第4画素目の透過部11との間に、膜厚差Bがほとんど生じていないことが分かる。
【0044】
この結果、本実施形態においては、前記似反射部15に隣位する前記透過部11におけるしきい値電圧ムラを実用上問題がない程度まで有効に低減することができ、表示ムラの低減された良好な表示を行うことができるようになっている。
【0045】
なお、前記段差部29を形成する似透過部28の個数は、セルギャップの均一化に支障がない限度であれば何個分であってもよく、図1に示したように前記透過部11との境界を有する前記似反射部15に隣位する似透過部28から外側に位置する2個分の似透過部28に限らず、3個以上、あるいは1個分のみの似透過部28に段差部29を形成するようにしてもよい。
【0046】
ところで、前述した段差部29が形成された似透過部28は、表示領域4における図1の右端部の外側に配設されているが、表示領域4における図1の左端部の外側には配設しなくともよい。
【0047】
これは、図4からも分かるように、表示領域4の左端部には、前記透過部11ではなく前記反射部6が形成されているからである。つまり、前記表示領域4の左端部に直近する前記透過部11と前記似透過部20との間には、前記反射部6が介在されているため、この反射部6によって、前記透過部11における透過部カラーフィルタ10の成膜材料が前記似透過部20側へ流動することを塞き止めることができる。従って、前記透過部カラーフィルタ10と、この透過部カラーフィルタ10よりも内側の表示領域4に配設される他の透過部カラーフィルタ10との間に膜厚差Bが生じることは考えにくいからである。
【0048】
上記の構成に加えて、さらに、前記似透過部28の段差部29を、前記似段差部18と同一の成膜材料によって一体的に形成するようにしてもよい。
【0049】
このようにすれば、前記似透過部28の段差部29と前記似段差部18とを同一工程において効率的に形成することができる。その上、前記似透過部第1遮光膜21と前記似反射部第1遮光膜16との間に大きな段差Aが形成されることをさらに有効に防止することができ、前記似反射部15に隣位する透過部カラーフィルタ10と、この透過部カラーフィルタ10よりも内側の表示領域4に配設される他の透過部カラーフィルタ10との間に大きな膜厚差Bが生じることをさらに有効に防止することができる。この結果、しきい値電圧ムラをさらに有効に低減することができる。
【0050】
上記の構成に加えて、さらに、前記似反射部第2遮光膜19と、前記似透過部第2遮光膜22とを、前記反射膜7と同一の成膜材料によって一体的に形成するようにしてもよい。
【0051】
このようにすれば、前記似反射部第2遮光膜19と、前記似透過部第2遮光膜22とを前記反射膜7と同一工程にて効率的に形成することができる。
【0052】
また、図3に示すように、表示領域4の外側近傍であって、非表示領域には、2画素以上にわたる丘陵部30を形成することが好ましい。この丘陵部30は表示領域に形成される各カラーフィルタを含む積層膜厚よりも厚く形成されており、前記1画素目のカラーフィルタ材料が非表示領域側に流動することをさらに効果的に防止することができる。
【0053】
次に、本実施例形態の作用について説明する。
【0054】
本実施形態における半透過反射型液晶表示パネル27を用いてカラー表示を行うには、視認側から半透過反射型液晶表示パネル27の内部に外光が十分に入射される場合には、この外光を前記反射部カラーフィルタ9を透過させた後に前記反射膜7によって上部の液晶17側に反射させ、この反射させた外光によってカラー画像を表示する。一方、半透過反射型液晶表示パネル27の内部に十分な外光が入射されない場合は、反視認側からの光源光を視認側へ向かって照射し、この照射した光源光を前記透過部カラーフィルタ10によって透過させ、この透過させた光によってカラー画像を表示する。
【0055】
このとき、図1に示すように、前記透過部11との境界を有する似反射部15に隣位する似透過部28から外側に位置する2個分の似透過部28が、前記似段差部18と同様の段差部29を備えていることによって、各似透過部28と、これらに隣位する各似反射部15との間において、前記似透過部第1遮光膜21と、前記似反射部第1遮光膜16との段差Aが低減されている。これにともなって、前記似反射部15に隣位する透過部11の膜厚は、この透過部11よりも内側の表示領域4に配設された他の透過部11の膜厚とほぼ同等になっている。
【0056】
これにより、前記似反射部15に隣位する透過部11において、従来のようなしきい値電圧ムラが生じることを防止することができ、視認側において、従来の半透過反射型液晶表示パネル1よりも表示ムラが格段に低減された良好な表示を確認することができる。
【0057】
また、前記段差部29を有する似透過部28の個数が多すぎることもないため、セルギャップの均一化を本来の目的とした前記似反射部15と前記似透過部28とを有効に機能せしめることができる。
【0058】
なお、本発明は前記実施形態のものに限定されるものではなく、必要に応じて種々変更することが可能である。
【0059】
【発明の効果】
以上述べたように本発明の請求項1に係る半透過反射型液晶表示パネルによれば、セルギャップを均一に保持しつつ表示ムラの低減された高品位な表示を実現することができる。
【0060】
請求項2に係る半透過反射型液晶表示パネルによれば、請求項1に係る半透過反射型液晶表示パネルの効果に加えて、さらに、表示品位および製造効率を向上することができる。
【0061】
請求項3に係る半透過反射型液晶表示パネルによれば、請求項1または2に係る半透過反射型液晶表示パネルの効果に加えて、さらに表示品位を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る半透過反射型液晶表示パネルの実施形態を示した概略断面図
【図2】 従来の半透過反射型液晶表示パネルにおける反視認側の基板に形成された薄膜構造の膜厚を示した図
【図3】 本実施形態の半透過反射型液晶表示パネルにおける反視認側の基板に形成された薄膜構造の膜厚を示した図
【図4】 従来の半透過反射型液晶表示パネルの一例を示した概略断面図
【図5】 従来の半透過反射型液晶表示パネルの問題点を示した概略断面図
【符号の説明】
2,3 基板
4 表示領域
5 単位画素領域
6 反射部
7 反射膜
8 段差部
9 反射部カラーフィルタ
10 透過部カラーフィルタ
11 透過部
12 シール
13 遮光膜
14 非表示領域
15 似反射部
16 似反射部第1遮光膜
17 液晶
18 似段差部
19 似反射部第2遮光膜
21 似透過部第1遮光膜
22 似透過部第2遮光膜
27 半透過反射型液晶表示パネル
28 似透過部
29 段差部
30 丘陵部

Claims (3)

  1. シールを介して互いに貼り合わされた二枚の基板の間に液晶が封入され、前記両基板のうち反視認側となる一方の基板における表示領域の各単位画素領域内に、反射膜および段差部を介して反射部カラーフィルタが形成された反射部と、前記反射膜および前記段差部を介さずに透過部カラーフィルタが形成された透過部とを有し、前記表示領域の外側の非表示領域に、表示部と非表示部とのセルギャップを調整するための似反射部と似透過部とが複数形成され、前記似反射部は、前記反射部カラーフィルタ、前記段差部および前記反射膜のそれぞれに代替する似反射部第1遮光膜、似段差部および似反射部第2遮光膜を有し、前記似透過部は前記透過部カラーフィルタに代替する似透過部第1遮光膜を有している半透過反射型液晶表示パネルにおいて、
    前記複数の似透過部のうち、前記透過部との境界を有する前記似反射部に隣位する似透過部から、外側に位置する所定個数分の似透過部は、前記似段差部と一体的に形成された段差部および前記似反射部第2遮光膜と一体的に形成された似透過部第2遮光膜を有していることを特徴とする半透過反射型液晶表示パネル。
  2. 前記似反射部第2遮光膜および前記似透過部第2遮光膜が反射膜である請求項1に記載の半透過反射型液晶表示パネル。
  3. 表示領域近傍の非表示領域に相当する位置に2単位画素以上の幅にわたる丘陵部が形成されている請求項1または2に記載の半透過反射型液晶表示パネル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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