JPS5814320B2 - オフセット印刷用不感脂化処理液 - Google Patents

オフセット印刷用不感脂化処理液

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JPS5814320B2
JPS5814320B2 JP7723280A JP7723280A JPS5814320B2 JP S5814320 B2 JPS5814320 B2 JP S5814320B2 JP 7723280 A JP7723280 A JP 7723280A JP 7723280 A JP7723280 A JP 7723280A JP S5814320 B2 JPS5814320 B2 JP S5814320B2
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JP
Japan
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printing
acid
desensitizing
offset printing
treatment liquid
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Expired
Application number
JP7723280A
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English (en)
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JPS572796A (en
Inventor
宏明 鈴木
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TOMOEGAWA PAPER Manufacturing Ltd
Original Assignee
TOMOEGAWA PAPER Manufacturing Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はオフセット印刷用処理液に関し、詳しくは酸化
亜鉛微粉末と結着剤とを感光層とする電子写真オフセッ
トマスターをオフセット印刷原版とする場合の不感脂化
処理液に関するものである。
光導電性を有する酸化亜鉛と結着剤を感光層とする電子
写真オフセットマスターは、酸化亜鉛微粉末と疎水性の
絶縁性結着剤を均一に分散させた光導電層を支持体上に
設けた電子写真用複写材料の感光層面に帯電、露光、現
像、定着の操作を施した後、不感脂化処理液で処理して
つくられる。
一般にオフセット印刷では親水性の非画線部と親油性の
画線部とから構成された版が使用されるが、印刷にさい
しては非画線部を湿し水に湿潤させ、非画線部は油性の
オフセット印刷用インキを反撥し、一方画線部は湿し水
を反撥してインキを受理し、このインキによって形成さ
れた画像を間接的に紙に転写することにより印刷が行わ
れる。
ところで、電子写真オフセットマスターでは非画線部が
疎水性の光導電層より成っているため、印刷に先だって
非画線部を不感脂化処理して親水性にする必要がある。
しかし、最初の不感脂化処理のみでは、印刷中における
摩擦などにより版の非画線部を構成する不感脂化層か剥
離したり、また湿し水による不感脂化層の溶解などによ
り非画線部にインキが付着しやすくなり、その結果地汚
れを起こして印刷が不能となる。
そのため印刷中においても不感脂化層を保持するために
、通常前記処理液を水で2〜5倍に希釈したものを湿し
水として使用している。
従来、このような不感脂化処理液としてフエ口シアン化
合物又はフエリシアン化合物を主成分とし、これにリン
酸塩、無機酸及び脂肪族多塩基酸やその塩などを加えた
ものが公知であり、その不感脂化力は強く有効なもので
ある。
しかし、その反面フエロシアンイオン、又はフエリシア
ンイオンは光や熱に対して不安定であり、しかもこれら
のイオンが遊離のシアンとして検出されるので公害上種
々の問題を提起することになる。
本発明は、上記のような欠点を改善したもので、光、熱
による安定性を向上し、遊離シアンイオンを含まない、
しかも印刷中の地汚れがなく、画線部のインキ付着性の
良い不感脂化処理液を提供するものである。
すなわち、本発明は電子写真オフセットマスターの非画
線部を親水性にするための処理液として水溶性のスルホ
ン基を有する化合物又はその塩と、フィチン酸、および
タンニン酸の3成分を少なくとも含有することを特徴と
するオフセット印刷用処理液である。
本発明の、上記3成分の化合物はいずれも光や熱に対し
て安定であり、スルホン基を有する化合物又はその塩は
親水化力を有しているが、これを単独で処理剤として使
用しても強い不感脂化層が得られず、印刷すると地汚れ
を生じる。
又フィチン酸も金属とキレート化合物を形成することは
周知の通りであるが、単独で使用した場合にはスルホン
基を有する化合物の場合と同じで弱い不感脂化効果しか
ない。
さらに、タンニン酸は版の非画線部の不感脂化効果はあ
るが、画線部もやや親水性になりインキの付着性か悪く
なる欠点がある。
しかし、これらの3成分を組合せた本発明は相乗効果に
よって優れた不感肪化能力と画線部の良好なインキ付着
性を示し、耐刷性も著るしく向上したものである。
本発明の処理液を使用した場合、(1)電子写真オフセ
ットマスターの非画像部を容易に不感脂化して、イン牛
による汚れを防止し、地汚れのない印刷物が得られる。
(2)画線部に対する不感脂化性がないので、画線部の
インキの付着性が良く濃度の高い鮮明な印刷物が得られ
る。
(3)不感脂化処理した印刷版は、非画線部に強固な不
感脂化層を形成しているので、印刷の途中で運転を停止
して版面が乾燥してもインキか付着しにくい。
(4)処理液は水で希釈して、印刷時の湿し水として利
用することができる。
(5)電子写真以外の、例えば直描マスター用の処理液
としても使用することもできる。
(6)シアンイオンを含まないので、公害の発生がない
などの効果が期待できる。
次に本発明を構成する化合物について説明すると、スル
ホン基を有する化合物又はその塩としては、ベンゼンス
ルホン酸、スチレンスルホン酸、トルエンスルホン酸、
キシレンスルホン酸、アリルスルホン酸、メタリルスル
ホン酸などの芳香族スルホン酸及び脂肪族スルホン酸な
どとその塩で、塩としてはナトリウム塩、カリウム塩、
リチウム塩、ニッケル塩、亜鉛塩などの金属塩やアンモ
ニウム塩が挙げられる。
フィチン酸及びタンニン酸はそれぞれ不感脂化力はある
が、これらを単独で用いた場合に比べて、前記スルホン
基を有する化合物又はその塩と併用した場合には、格段
と優れた不感脂化効果が得られ、その割合は スルホン基を有する化合物 又はその塩 − .−1重量部フィチン酸
・・・・・・0.5〜10 〃タンニン
酸 ・・・・・・0.5〜10 〃か好まし
い。
本発明の処理液には上記成分の他に助剤としてクエン酸
、マロン酸、リンゴ酸、酒石酸、グリコール酸等の有機
酸や、pH(水素イオン濃度の逆対数)の緩衝剤として
のリン酸塩やpH調整剤として各種無機酸又はその塩を
添加して使用する。
本発明の処理液のpHは、オフセットマスターの不感脂
化力に大きな影響を及ぼすので重要であり、適正値は4
〜6範囲内においても最も不感脂化能力が発揮される。
又、本発明の処理液は水で2〜5倍に希釈して、湿し水
として使用することかでき、これを利用してオフセット
印刷を行なうときには非画線部の親水性を維持し、印刷
中にインキの付着を防止するので地汚れのない鮮明な印
刷物を得ることかできる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
実捲例 1 スチレンスルホン酸ナトリウム 10重量部フイ
チン酸 30 〃タンニン
20 〃水
940 〃からなる水溶液をリン酸3ナト
リウムでpH=5.0となるよう調整し処理液とした。
次に、市販の酸化亜鉛〜樹脂分散系の電子写真感光材料
に、常法により帯電、露光、現像及び定着を行なって画
像を形成させた後、上記の処理液を浸み込ませた脱脂綿
で均一に処理して非画線部を不感脂化してオフセット印
刷原版とした。
これを小型オフセット印刷機に取り付け上記処理液を水
で5倍に希釈した湿し水を用いて印刷を行なったところ
、3,000枚まで地汚れかなく、インキの着肉性の良
い鮮明な印刷物か得られた。
実施例 2 パラトルエンスルホン酸ナトリウム 20重量部フィ
チン酸 20 〃タンニン酸
20 〃水
940 〃からなる水溶液をリン酸2ナトリ
ウムでpH=5.0とした処理液を用い、実捲例1と同
様にして印刷を行なったところ、3,000枚まで地汚
れかなく、インキの着肉性の良い鮮明な印刷物か得られ
た。
実施例 3 メタリルスルホン酸ナトリウム 20重量部フィ
チン酸 20 〃タンニン酸
10 〃水
950重量部からなる水溶液をリン酸3カリウ
ムでpH=6.0とした処理液ま用い、実癩例1と同様
に印刷を行なったところ、3,000枚の地汚れのない
鮮明でインクの着肉性の良い印刷物か得られた。
比較例 フィチン酸 30重量部タンニ
ン酸 20 〃水
950 〃の2成分からなる水溶液
をリン酸3ナトリウムでpH=5.0とした処理液を用
い、実施例1と同様に印刷を行なったところ、100枚
の印刷で地汚れが発生した。
以上の実施例、比較例で明らかなごとく、本発明のスル
ホン基を有する化合物又はその塩、フィチン酸及びタン
ニン酸の3成分を含有する処理液を用いてオフセット印
刷を行なえば3成分の相乗効果により、多数枚の地汚れ
がなく、インクの着肉性の良い鮮明な印刷物か得られた

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 スルホン基を有する化合物又はその塩とフィチン酸
    およびタンニン酸を含有することを特徴とするオフセッ
    ト印刷用不感脂化処理液。
JP7723280A 1980-06-10 1980-06-10 オフセット印刷用不感脂化処理液 Expired JPS5814320B2 (ja)

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JP7723280A JPS5814320B2 (ja) 1980-06-10 1980-06-10 オフセット印刷用不感脂化処理液

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7723280A JPS5814320B2 (ja) 1980-06-10 1980-06-10 オフセット印刷用不感脂化処理液

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JPS572796A JPS572796A (en) 1982-01-08
JPS5814320B2 true JPS5814320B2 (ja) 1983-03-18

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ID=13628110

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JP7723280A Expired JPS5814320B2 (ja) 1980-06-10 1980-06-10 オフセット印刷用不感脂化処理液

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6299514U (ja) * 1985-12-12 1987-06-25

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6144697A (ja) * 1984-08-10 1986-03-04 Mitsubishi Paper Mills Ltd 直描型オフセツト印刷原板
JPS61163897A (ja) * 1985-01-17 1986-07-24 Tomoegawa Paper Co Ltd オフセツト印刷用不感脂化処理液
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