JPS5814193B2 - 練製品の製造法 - Google Patents

練製品の製造法

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JPS5814193B2
JPS5814193B2 JP53075889A JP7588978A JPS5814193B2 JP S5814193 B2 JPS5814193 B2 JP S5814193B2 JP 53075889 A JP53075889 A JP 53075889A JP 7588978 A JP7588978 A JP 7588978A JP S5814193 B2 JPS5814193 B2 JP S5814193B2
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JP
Japan
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surimi
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glycerin
soybean protein
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JP53075889A
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小川博衛
田口充洋
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、練製品の製造に際し、大豆タンパクおよびグ
リセリンを添加してなる練製品の製造法に関する。
本発明にいう練製品とは、たとえばかまぼこ、はんぺん
、竹輪、揚かまぼこ、魚肉ハム、魚肉ソーセージなどの
魚肉練製品、ウインナーソーセージ、各種ハム、ハンバ
ーグ、肉だんごなどの食肉練製品、魚肉と食肉の混合物
を原料とする・・ム、ソーセージ類である。
また仕上りすり身とは練製品の主原料、副原料、添加物
などを配合したものをいう。
但し、本発明で使用添加する大豆タンパクおよびグリセ
リンは仕上りすり身の量には加えないものとする。
近年、練製品に増量を目的として植物性タンパクが添加
されているが、これらを使用すると練製品は硬くなり粘
稠性に欠け、テクスチャーの低下をきたす欠点がある。
本発明者らはこれら欠点を解決するために鋭意研究をし
た結果、植物性タンパクを練製品に添加した場合に生じ
る粘稠性および食感の低下を改善し、良好な練製品を製
造する方法および完成するに至った。
すなわち、本発明は(1)、魚肉または食肉練製品の製
造に際し、仕上りすり身に対して0.5〜15重量%の
大豆タンパクおよびその大豆タンパクに対して5〜50
重量%であり、かつ仕上りすり身に対して0.1〜5重
量%のグリセリンを添加することからなる練製品の製造
法である。
本発明に使用される大豆タンパクとしては、大豆から得
られるタンパクが挙げられ、そのタンパク質含量は一般
に40%以上のものが好ましい。
その例としては分離大豆タンパク、濃縮大豆タンパク、
抽出大豆タンパクなどが挙げられ、これらは使用上特に
粉末状のものが適当である。
大豆タンパクの添加量は仕上りすり身に対して0.5〜
15重量%であり、またグリセリンの添加量は使用され
る大豆タンパクに対して5〜50重量%であり、かつ仕
上りすり身に対して0.1〜5重量%である。
グリセリンの添加量が下限未満では十分な効果が期待で
きないし、また上限を越えるとグリセリンの味や臭がし
て練製品の風味が低下される。
大豆タンパクおよびグリセリンはそれぞれ別個に添加し
てもよいし、または予じめ両者を配合した組成物として
添加してもよい。
大豆タンパクおよびこれとグリセリンとの組成物は加水
して、または加水せずにそのまま添加してもよい。
その加水は使用する大豆タンパクおよび練製品原料の種
類や品質などによって異なるが一般には大豆タンパクの
5(重量)倍程度までである。
練製品原料に大豆タンパクおよびグリセリンを添加する
場合に、その分散性を良くするためにレシチン、グリセ
リン脂肪酸エステル、シヨ糖脂肪酸エステル、ソルビタ
ン脂肪酸エステル等の脂肪酸エステル類の乳化剤を添加
してもよく、その添加量は仕上りすり身に対して0.1
〜1重量%程度である。
大豆タンパクおよびグリセリンは仕上りすり身に添加し
てもよいし、仕上りすり身を製造するいかなる工程、た
とえば原料肉の捕漬時や原料肉と添加物の混合時などに
添加してもよい。
前述の練製品用組成物は大豆タンパクに、それの5〜5
0重量%のグリセリンを配合したものである。
大豆タンパクとグリセリンの配合する方法には特に限定
はなく、両者が均一に配合することができる方法であれ
ばいかなる方法でもよいが、たとえばリボン式混合機(
重伸鉄工社製)を用いて、大豆タンパクを投入し、混合
しながら少しずつグリセリンを加え、均一に混合する。
混合した製品は、一日程度放置し、しかる後、約2藺の
網の粉砕機(ソサイ機)で粉砕し製品とする。
本発明の大豆タンパクおよびグリセリンを添加した仕上
りすり身は乳化性、保水性、抱油性が極めて優れており
、この仕上りすり身はそのまま成型、加熱して製品とし
てもよいし、あるいは冷凍冷蔵保存後、必要応じて解凍
後成型、加熱して製品とすることもできる。
次に実施例を挙げて、本発明を具体的に説明する。
実施例 1 スケソウ冷凍すり身A級3Kgに対して重合リン酸塩1
0g、食塩84gを加えて30分間擂潰し次に澱粉4
2 0 g,グルタミン酸ソーダ28g、砂糖28g、
氷水1.3〜を加えて20分間捕漬し、仕上りすり身を
製造する。
この仕上りすり身を用い夫々別個に添加剤を添加して均
一化したのち、折径451njItのクレハロンチュー
ブに充填し、85℃にて45分加熱してケーシングカマ
ボコを製造しその品質を評価した。
品質の判定はプランジャー直径5Hのものを使用し、岡
田式ジエリー( jelly)強度試験およびパネル試
験により判定した。
なお、大豆タンパク(タンパク質含量約71%)は、こ
れに対して2倍量の水をあらかじめ加えてよく混合した
ものを使用した。
パネル試験は各区分とも10人のパネラーによる感応テ
ストの平均値で無添加のものを10点として判定した。
上記のパネルテストの結果から明らかに大豆タンパクに
グリセリンを併用添加すれば増量の目的は充分達成され
かつ、植物性タンパクの増量によって起る食感の低下が
なく対照区の品質に近い又はそれ以上の品質の練製品が
製造できる。
実施例 2 実施例1と同様にして、同一組成の仕上りすり身を製造
した。
この仕上りすり身に対して、第2〜4表に示す量のグリ
セリンと大豆濃縮タンパク(タンパク質含量約70%)
をそれぞれ添加して均一にしたのち、折径45mmのク
レハロンチューブに充填し、85℃で45分間加熱して
ケーシングカマボコを製造し、その品質を評価した。
品質の判定は実施例1と同様の方法に従った。
その結果は第2〜4表に示すとおりである。
なお、前記組成物はあらかじめグルテンまたは大豆濃縮
タンパクに対して2倍量の水を加えてよく混合したもの
を使用した。
第2〜4表の結果より植物性タンパクのみまたはこれに
さらに本発明の範囲を越えるグリセリンを添加して製造
された対照区よりグリセリンを併用添加した発明区はジ
エリー強度およびパネル試験において好結果かえられた
実施例3 以上の配合により各区分ごとに常法にもとすき、製造さ
れた仕上りすり身を、成形後フライヤーにてフライング
し、揚かまぼこを製造しその品質をパネル試験にて判定
した。
その結果を第5表に示した。
なお、大豆タンパクおよび練製品用組成物はそ,れぞれ
大豆タンパクに対してあらかじめ2倍量の水を加えてよ
く混合したものを用いた。
以上の配合より各区分ごとに冷凍保存4日後解凍して常
法にもとずきウインナーソーセージを製造しその品質を
パネル試験にて判定した。
その結果を第6表に示した。
なお、大豆タンパクおよび練製品用組成物は、それぞれ
大豆タンパクに対してあらかじめ2倍量の水を加えてよ
く混合したものを使用した。
実施例 5 実施例4で調製した対照区に、大豆タンパク(タンパク
質含量71%)粉末10%と水20%を加えたものを対
照区Aとし、大豆タンパクの替りにグリセリン3%を加
えたものをBとし、本発明品大豆タンパク10%、グリ
セリン3%、水20%加えたものを夫々よく煉合し常法
によりウインナーソーセージを製造し、その品質をパネ
ル試験にて判定した。
その結果を第7表に示した。実施例 6 スケソウ冷凍スリ身B級3胸に対し、重合リン酸塩10
1、食塩84グを加えて30分間指潰し、次に澱粉42
0グ、グルタミン酸ソーダ−28g,砂糖28グ、氷水
1.3IC9を加えて20分間擂潰し、仕上りすり身を
製造する。
この仕上りすり身に夫夫別個に第8表に示す添加剤を添
加して均一化したのち常法により揚げかまぼこを製造し
、その品質をパネル試験にて判定した。
その結果は次表に示すとおりである。
実施例 7 グリセリン28(重量)部、グリセリン脂肪酸エステル
5部を加熱溶融し、これを攪拌しながら大豆タンパク(
タンパク質含量71%)粉末67部を加え攪拌冷却して
、本発明の練製品用組成物を得た。
A級する身を用いて常法により製造した仕上りすり身に
第9表に示す添加剤を加えて、蒲鉾を作りその品質をパ
ネル試験にて判定した。
その結果を次表に示した。
なお、添加剤は各添加剤に対して3倍量の水を加えてよ
く混合したものを用いた。
実施例 8 スクンウ冷凍スリ身C級3Kgに対して重合リン酸塩1
0g、食塩84gを加えて30分間擂潰し次に澱粉42
0v、グルタミン酸ソーダ−281、砂糖28f、氷水
1.3Kgを加えて20分間擂潰し仕上りすり身を製造
する。
この仕上りすり身を用い各々個別に下表に示す添加剤を
添加して均一化したのち常法により揚かまぼこを製造し
、その品質をパネルテストにより判定した。
その結果を第10表に示した。
実施例 9 スケソウ冷凍スリ身B級1.5K9、マトンl Kg、
豚脂0.3Kg、氷水0.85Kg、調味料120g、
重合リン酸塩10g、香辛料30gを加え常法により仕
上りすり身を調製した。
更にその仕上りすり身に対して大豆タンパク(タンパク
質含量料71%)約15%、水45%を加え煉合したも
のに、それぞれ仕上りすり身に対してグリセリンを3%
,4%、5%添加成型し(一日冷蔵庫に保存後)、常法
により魚肉ソーセージを作り、風味テクスチャーのパネ
ルテストを行なった。
次表に示すように、風味、テクスチャーともに満足でき
るソーセージが得られた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 魚肉または食肉練製品の製造に際し、仕上りすり身
    に対して0.5〜15重量%の大豆タンパクおよびその
    大豆タンパクに対して5〜50重量%であり、かつ仕上
    りすり身に対して0.1〜5重量%のグリセリンを添加
    することを特徴とする練製品の製造法。
JP53075889A 1978-06-21 1978-06-21 練製品の製造法 Expired JPS5814193B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP53075889A JPS5814193B2 (ja) 1978-06-21 1978-06-21 練製品の製造法

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JP53075889A JPS5814193B2 (ja) 1978-06-21 1978-06-21 練製品の製造法

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JPS553762A JPS553762A (en) 1980-01-11
JPS5814193B2 true JPS5814193B2 (ja) 1983-03-17

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ID=13589314

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