JPS58138287A - 密閉形電動回転式圧縮機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、冷凍サイクルを構成する密閉形電動回転式圧
縮機の改良に関するものである。

従来、密閉形電動回転式圧縮機は第１図〜第３図に示す
ように、密閉容器り内に、電動機ｉおよび圧縮機部ｄを
組込み、そして固定子鉄心ａから突き出した円形状コイ
ルエンドｂにおいて、四部ｊを形成し、この凹部ｊに上
端板ｅの隆起部ｆを嵌合させていた。ところが、かかる
構造は、凹部ｊの成形時においてコイルに大きな力が加
わシ、コイルｂの表面の絶縁皮膜が破損される危険性が
あシ、さらに凹部ｊの成形によりコイルが横にふくれる
ため、コイル相間Ｃにおいてレアーショートする危険性
がある。

そのだめ現在性なわれているコイルエンド部における凹
部コは、比較的小さなものであシ、一方圧縮機部ｄの上
部端板ｅと前記コイルエンドｂとは絶縁距離を設ける必
要があることから、前記上部端板ｅに設けた隆起部ｆと
コイルエンドｂにおける凹部ｊとの嵌合を浅くして絶縁
距離を唯保していた。その結果、圧縮機は大きなものと
なっていた。

本発明は、上記従来技術の欠点を除去するもので、コイ
ルの絶縁を充分に確保するとともに、コイルエンドの凹
部成形の作業性を良好とし、かつ密閉形圧縮機をより小
形化することを目的としている。

この目的を達成するために本考案は、コイル極間の位置
で凹部を形成し、その除虫じるコイルのふくらみ分を、
コイル極間のコイルの少ない部分で吸収させ、あわせて
上部端板の隆起部をこのコイル極間の凹部に嵌合するこ
とにより、コイル相聞のレアーショートの低減をはかシ
、あわせて圧縮機の小形化をはかるものである。

以下、本発明の一実施例を、単相誘導電動機を用いた密
閉形電動回転式圧縮機について添付図面の第４図〜第６
図を参考に説明する。同図において１は密閉形電動回転
式圧縮機２を構成する密閉容器で、その内部には電動機
部３と、この電動機部３によって駆動される圧縮機部４
がそたぞれ配設されている。前記圧縮機部４は円筒状の
シリンダ６を形成するシリンダ本体６と、前記シリンダ
５の内部に配設されたローラ７と、偏心部を備えたクラ
ンク軸８と、前記シリンダ本体６の両端面り軸８を上部
と下部の両側から、前記ローラがシリンダ６の内壁に沿
って回転摺動できるように支える上部端板９および下部
端板１ｏとよシ構成されている。ここで前記上部端板９
および下部端板１ｏは、それぞれ軸受も兼ねており、上
部端板９には、この上部端板９と平行に半円柱状の凸部
１１を設け、この凸部１１に位置を合せて前記上部端板
９の内側に吸入孔１２を形成している。また前記電動機
部３は、前記クランク軸８に嵌挿された回転子１３と前
記密閉容器１に圧入された固定子１４とからなり、固定
子１４にはコイルが巻装され、両端にコイルエンド１６
が突き出しており、前記上部端板９の凸部１１近傍のコ
イルエンド部に、コイル極間１６が位置しておシ、この
極間１６に四部ムが形成されている。

ここで、単相２極の誘導電動機の場合のコイルエンド部
は、半円形状の主コイル１５ａと補コイル１５ｂが約９
００角度をずらせて巻装されておシ、それぞれの極間１
６ではコイルが左右に分岐するため、コイルの少ない空
間が存在するやこのコイル極間１６で凹部ムを実施する
と、前記主コイル１ｓｔあるいは補コイル１６ｂのいず
れか一方のみ成形するだけで、固定子鉄心端面に平行で
コイルエンドの内側と外側に連なる凹部ムが得られる。

そのだめくぼみ成形の作業性は、従来の各相にまたがる
四部成形に比べ、片方の相のみの成形だけで済み、良好
となる。さらに凹部ムの成形によるコイルのふくらみに
ついても、この場合には一方がコイル相聞のコイルの存
在が少ない空間であるため、凹部ムの成形により生じる
コイルのふくらみは、このコイルの無い部分で吸収でき
る。

したがって、従来例のような凹部成形におけるコイル相
間Ｃでのコイルのふくらみにより生じるコイル間での干
渉が無いだめ、凹部の成形性はさらに良好となり、大き
な凹部成形に対しても非常に有利となる。またこれは、
従来の凹部成形により生じていたコイル相聞でのレアー
ショートを、大幅に低減させる。

また前記上部端板９には、冷媒ガスの吸入孔１２が形成
され、この部分は半円柱状の形状となっている。これは
前記吸入孔１２を大きくして、冷媒ガスの吸入抵抗をで
きるだけ小さくすることにより、圧縮機の高効率化をは
かシ、さらに前記上部端板９の軽量化も同時にはかった
ものである。この上部端板９と前記コイルエンド１６と
は、一定の絶縁距離を確保する必要があるため、前記上
部端板９の吸入孔による凸部１１において絶縁距離を確
保しなければならない。そこで、前記コイルエンド１６
のコイル極間に成形した凹部ムと、前記上部端板９の吸
入孔による半円柱状の凸部１１との位置を合わせること
により、コイルエンド部１５と上部端板９との絶縁距離
が確保でき、同時に圧縮機を小形化している。

上記実施例よシ明らかなように、本発明の密閉形電動回
転式圧縮機は、密閉容器内の上部に電動機部を、下部に
回転式の圧縮機部を収納し、前記圧縮機部をシリンダ本
体と、このシリンダ本体内で偏心回転するローラと、前
記シリンダ本体の上下端面に設けられた上部端板および
下部端板とから形成し、さらに前記上部端板の電動機部
側に、この上部端板と平行に隆起する半円柱状の凸部を
設け、前記上部端板の凸部内に前記圧縮機部の吸入孔を
形成し、また前記電動機部含形成する複数の各固定子に
おける圧縮機部側のコイル端部の相互間に、凹部を形成
し、前記上部端板の凸部をこのコイルエンドの凹部内に
嵌合したもので、前記上部端板の凸部により、前記吸入
孔を大きくとることができ、圧縮機の高効率化が可能と
なシ、さらに前記コイル端部の相互間に凹部を形成する
ことによシ、凹部成形の作業性が大幅に改善でき、さら
に凹部成形により生じるコイル相聞でのレアーショート
の確率を大幅に低減させ、またコイルと上部端板との距
離をよシ近づけることができ、圧縮機の小形化がはかれ
るなど、種々の利点を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例を示す圧縮機の要部断面図、第２図は同
圧縮機のコイルエンドの凹部成形を具備した固定子の断
面図、第３図は第２図の！−１線による断面図、第４図
は本発明の一実施例における密閉形電動回転式圧縮機の
要部断面図、第５図は同圧縮機における単相２極誘導電
動機のコイル巻装図、第６図は同圧縮機における要部拡
大断面図である。 １・・・・・・密、閉容器、２・・・・・・密閉形電動
回転式圧縮機、３・・・・・・電動機部、４・・・・・
・圧縮機部、６・・・・・・シリンダ本体、７・・・・
・・ローラ、９・・・・・・上部端板、１゜・・・・・
・下部端板、１１・・・・・・凸部、１２・・・・・・
吸入孔、１３・・・・・・固定子、１４・・・・・・回
転子、ム・・・・・・凹部。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名ＩＩ
図 第２図 １４図 、？ 第５図 第　　６　　図 ４７０−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 密閉容器内の上部に電動機部を、下部に回転式の圧縮機
   部を収納し、前記圧縮機部をシリンダ本体と、このシリ
   ンダ本体内で偏心回転するローラーと、前記シリンダ本
   体の上下端面に設けられた上部端板および下部端板とか
   ら形成し、さらに前記上部端板の電動機部側に、この上
   部端板と平行に隆起する半円柱状の凸部を設け、前記上
   部端板の凸部内に前記圧縮機部の吸入孔を形成し、また
   前記電動機部を形成する複数の各固定子における圧縮機
   部側のコイル端部の相互極間に凹部を形成し、前記上部
   端板の凸部をこのコイルエンドの凹部内に嵌合した密閉
   形電動回転式圧縮機。