JPS58138241A - エンジンの停止・始動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、エンジンの停止・始動装置の改良に関する
。

従来のエンジンの停止・始動装置としては、例えば第１
図に示すようなものがある（市販品ゼムコ社のフユーエ
ルセイハ、　ｆｌａ油化（株）ゼムコ事業部発行のカタ
ログ参照）。

同図において、１はバッテリ、２はキースイッチであり
、イグニッション側接点ａとスター）　Ｉｆｆ接点すと
を有する。３は燃料噴射量制御装置であり、図示しない
吸入空気量センサ等からの情報に基づいてインジェクタ
（燃料噴射弁）４の開弁時間を決定する。

５は燃料噴射停止装置であり、ブレーキペダルが踏み込
まれることによってフットブレーキが作動してブレーキ
スイッチ６がオンし、且っ車速センサ７からの車速デー
タがゼロの時に、例えばインジェクタ４を閉弁して燃料
の噴射を停止させる。

８は自動エンジン始動装置であり、エンジン回転数検出
装置９とアクセルスイッチ１０とによって、エンジンが
停止した状態でアクセルベダ／Ｌ／　カ踏み込まれてい
ることが検知されると、リレー１１を作動させてスター
タモータ１２に通電し、それによってエンジンを自動的
に始動させる。

なお、スタータモータ１２は、キースイッチ２のスター
ト側接点すがオンしてリレー１１が作動した時にも通電
されて、エンジンを始動させる。

しかしながら、このような従来のエンジンの停止・始動
装置においては、ブレーキスイッチ６がオンすると共に
、車速センサ７からの車速データがゼロの時、すなわち
車両が完全に停止した時にしか、燃料噴射が停止されな
いため、車両の減速時に無駄な燃料の供給が行なわれる
。

そのため、燃費の低下を招くと言う問題があった。

また、従来の始動系においては、整流子式電動機である
スタータモータ（直流モータ）１２と、このスタータモ
ータ１２の回転子エンジンのクランクシャフトに伝達す
るビニオンギア及びリングギア等によって構成されてい
るため、スタータモータ１２の整流子、ブラシ、ピニオ
ンギア、及びリングギア等の庫耗が避けられず、メンテ
ナンス及び耐久性の面で問題があった上、始動時の騒音
も大きかった。

この発明は、上記のような背景に鑑みてなされたもので
あり、エンジンブレーキと７ツトブレーキが共に作動し
ている時にエンジンへの燃料の供給を停止する燃料供給
停止手段と、エンジンのクランクシャフトに回転子を常
時接続されている始動用のブラシレスモータと、クラッ
チペダルが踏み込まれた時にブラシレスモータの駆動制
御装置を作動させる始動制御手段とによって構成したエ
ンジンの停止・始動装置を提供して、前述の諸問題の解
消を計るものである。

以下、この発明の実施例を図面の第２図及び第３図を参
照しながら説明する。

第２図は、この発明の一実施例を示すブロック構成図で
あり、第１図と対応する部分には同一符号を付している
。

同図において、１６は燃料供給停止手段であり、エンジ
ンブレーキと２ツトブレーキが共に作動している時にエ
ンジンへの燃料の供給を停止する。

すなわち、この燃料供給停止手段１６は、クラッチペダ
ルが踏み込まれた時にのみオンするクラッチスイッチ１
４と、トランスミッションギアがニュートラルの時にの
みオンするニュートラルスイッチ１５と、ブレーキペダ
ルが踏み込まれてフットブレーキが作動した時にのみオ
フするブレーキスイッチ１６との並列回路を、燃料噴射
量制御装置３とインジェクタ４との間の通電回路に直列
に接続して構成しである。

このように構成すると、クラッチペダルが踏み込まれて
おらず、トランスミッションギアがニュートラルではな
く、且つブレーキペダルが踏み込まれている時、すなわ
ちエンジンブレーキと７ツトブレーキが共に作動してい
る時、クラッチスイッチ１４．ニュートラルスイッチ１
５及びブレーキスイッチ１６が共にオフすることによっ
てインジェクタ４への通電が遮断され、それによって燃
料の供給（噴射）が停止される。

１７は始動用のブラシレスモータであり、例えば第６図
に示すように構成しである。

第６図において、ブラシレスモータ１７は、エンジンの
シリンダブロック１８に取り付けたリアプレート１７ａ
にボルト締めされたブラケツ）１７ｂに固着した電機子
鉄芯１７Ｃと、この電機子鉄芯１７Ｃに巻回した電機子
コイル１７ｄと、エンジンのクランクシャフト１８ａに
ボルト１７８によって強固に固定した回転子としての回
転界磁極１７ｆと、リアプレート１７ａに固着した界磁
鉄芯１７ｇに巻回され、回転界磁極１７ｆを空隙を介し
て間接的に磁化する界磁コイル１７ｈと、リアプレート
１７ａの同一円周上に取り付けられ、回転界磁極１７ｆ
の回転位置（角度）を検出する３個の電磁式位置検出器
（同図では１個のみ示す）１７１等によって構成しであ
る。

なお、電機子鉄芯１７ｃと電機子コイル１７ｄとによっ
て、固定子を構成しており、回転界磁極１７ｆに取り付
けたクラッチ装置１９はクラッチシャフト１８ａとトラ
ンスミッション側のメインドライフシャフト２０との離
接を行なうためのものである。

第２図に戻って、２１はブラシレスモータ１７の駆動制
御装置であり、例えば直流モータの整流子に相当するサ
イリスタインバータ部と、このサイリスタインバータ部
の各サイリスタのゲートヲ位置検出器１７１からの回転
位置信号によって制御して、Ｙ結線型で等制約に示す電
機子コイル１７ｄに流す電流の方向及び相を切り替え、
それによって回転界磁極１７ｆを一定の方向に回転させ
るゲート制御部等によって構成しである。

２２はブラシレスモータ１７の界磁コイル１７ｈへの励
磁電流を制御する励磁電流制御装置であり、ブラシレス
モータ１７がスタータモータとして働く時には、始動に
最適なトルクが出るように、又ブラシレスモータ１７が
発電機として働く時には、発電電圧を一定にするように
作用する。

２３は整流器であり、ブラシレスモータ１７が発電機と
して働いている時に電機子コイル１７ｄに発生する交流
起電力を整流してバッテリ１を充電する。

２４はクラッチスイッチ１４と全く同様な始動制御手段
としてのクラッチスイッチであり、クラッチペダルが踏
み込まれてオンした時に、駆動制御装置２１をキースイ
ッチ２を介して通電して作動させる。

次にこのように構成した実施例の作用を説明する。

一般に車両を停止される場合、ブレーキペダルを踏み続
け、停止直前にクラッチペダルを踏むが、この発明によ
るエンジンの停止ｅ始動装置では、車両を停止させる場
合に限りクラッチペダルを踏マス、トランスミッション
ギアもニュートラルにしないで行なう。

なお、以下の説明では、キースイッチ２がオンでエンジ
ンが運転状態にあり、且つ車両が走行している前提で話
を進める。

先ず、車両を停止させる場合、ブレーキペダルのみを踏
み込む。

すると、フットブレーキが作動すると共に、トランスミ
ッションギアが所定の変速位置に入った状態で、且つク
ランクシャフト１８ａとメインドライブシャフト２０が
クラッチ装置１９によって接続された状態（エンジンブ
レーキが作動している状態）であるので、クラッチスイ
ッチ１４．ニュートラルスイッチ１５．及びブレーキス
イッチ１６が共にオフとなり、インジェクタ４は通電さ
れずにその針弁を閉じた状態となって、エンジンへの燃
料の供給が停止される。

それによって、減速時に燃料を節約できる上、エンジン
気筒内において、有害且つ無駄な混合気の爆発が行なわ
れなくなるので、エンジン停止時に不快な振動を起こさ
ずに停止できる。

このようにしてエンジンが停止する。

次に発進の際は、先ずクラッチペダルを踏むと、クラッ
チスイッチ２４がオンして、駆動制御装置２１が通電さ
れるため、ブラシレスモータ１７の回転界磁極１７ｆが
回転してエンジンのクランキングが行なわれ、それによ
ってエンジンが始動する。

エンジンが始動すると、逆起電力によってブラシレスモ
ータ１７は発電機として動作するため、クラッチペダル
を踏みつづけていても余分な電流が駆動制御装置２１に
流れることはない。

エンジンが始動すると、クランクシャフト１８ａに直結
−したブラシレスモータ１７の回転界磁極１７ｆは回転
し続けると共に、ブラシレスモータ１７の界磁コイル１
７ｈが励磁電流制御装置２２によって励磁され続けるた
め、ブラシレスモータ１７は発電機として動作する。

この発電機として動作しているブラシレスモータ１７の
電機子コイル１７ｄに発生する交流起電力は、整流器２
６で整流され、パーツテリ１を充電する。

なお、この交流起電力は充分に大きいので、エンジン回
転中バッテリ１かも電流が各負荷に流れて、電力を消費
することはない。

トランスミッションギアを所定の変速位置に入れた後、
クラッチペダルを離せば、車両は走行し始める。

この車両の走行中は、ブレーキペダルを踏み込んでブレ
ーキスイッチ１６をオフしない限り、インジェクタ４は
燃料噴射量制御装置６によって決められた燃料を噴射し
続ける。

なお、エンジンを最初にスタートサせる場合は、キース
イッチ２をオンした後に、前述の再スタート時と同様な
操作を行なえば良い。

なお、上記実施例では、ブラシレスモータ１７の回転界
磁極１７ｆとクランクシャフト１８ａとを直接固定した
が、あるギア比を持たせて、コグベルト等で回転界磁極
１７ｆを間接的に駆動するようにしても良い。

以上説明したように、この発明によるエンジンの停止・
始動制御装置においては、燃費の改善効果を奏する他、
始動用のブラシレスモータに従来のような摩耗部材がな
いので、メンテナンスフリーとなる他、始動時の音も大
幅に低減する。

しかも、このブラシレスモータが発電機として働（ので
、従来のようにスタータモータとは別に発電機を設ける
必要がな（、さらにブラシレスモータの回転子（回転界
磁極）をフライホイールとして充当することもできるの
で、車両の軽量化に供することもできる。

また、従来のエンジンの停止・始動装置のように車速セ
ンサを設げな（て済むので、コストの軽減化にも供する
ことができ゛る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来のエンジンの停止・始動装置の一例を示
すブロック構成図、 第２図は、この発明の一実施例を示すブロック構成図、 第３図は、第２図におけるブラシレスモータの取付構造
の一例を示す略断面図である。 １・・・・・・バッテリ　　　２・・・・・・キースイ
ッチ６・・・・・・燃料噴射量制御装置 ４・・・・・・インジェクタ １６・・・・・・燃料供給停止手段 １４・・・・・・クラッチスイッチ １５・・・・・・ニュートラルスイッチ１６・・・・・
・ブレーキスイッチ １７・・・・・・ブラシレスモータ １７ｆ・・・・・・回転界磁極（回転子）１８ａ・・・
・・・クランクシャフト ２１・・・・・・駆動制御装置 ２２・・・・・・励磁電流制御装置

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　エンジンブレーキとフットブレーキが共に作動して
   いる時にエンジンへの燃料の供給を停止する燃料供給停
   止手段と、前記エンジンのクランクシャフトに回転子を
   常時接続されている始動用のブラシレスモータと、クラ
   ッチペダルが踏み込まれた時に前記ブラシレスモータの
   駆動制御装置を作動させる始動制御手段とによって構成
   したことを特徴とするエンジンの停止−始動装置。