JPS58136646A - 耐衝撃性樹脂組成物 - Google Patents

耐衝撃性樹脂組成物

Info

Publication number
JPS58136646A
JPS58136646A JP1634482A JP1634482A JPS58136646A JP S58136646 A JPS58136646 A JP S58136646A JP 1634482 A JP1634482 A JP 1634482A JP 1634482 A JP1634482 A JP 1634482A JP S58136646 A JPS58136646 A JP S58136646A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
impact
resistant resin
carbon black
aluminum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1634482A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Tokida
常田 正彦
Kenji Fujitani
憲治 藤谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Denko KK filed Critical Showa Denko KK
Priority to JP1634482A priority Critical patent/JPS58136646A/ja
Priority to EP83101032A priority patent/EP0085438B1/en
Priority to DE8383101032T priority patent/DE3368943D1/de
Publication of JPS58136646A publication Critical patent/JPS58136646A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ■ 発明の目的 本発明は耐衝撃性樹脂組成物に関する。さらにくわしく
は、■ブタジェン系ゴム、アクリル酸エステル系ゴムお
よびエチレン−プロピレン系ゴムからなる群からえらば
れた少なくとも一種のゴムにスチレンとアクリロニトリ
ルおよびメチルメタクリレートからなる群からえらばれ
た少なくとも一種のビニル化合物とをグラフト重合する
ことによって得られる耐衝撃性樹脂、0アルミニウムま
たはアルミニウムを主成分とする合金の粉末状物、繊維
状物および/またはフレーク状物ならびにO導電性カー
ボンブラックからなる耐衝撃性樹脂組成物に関するもの
であり、電磁波の遮蔽性が太でを提供することを目的と
するものである。
0 発明の背景 産業の高度化および家庭生活の高水準化によって電磁波
の放射源が増大している。そのため、電磁波の漏洩によ
り、人体への危険な害および電子機器関係におけるIC
の誤動作などの悪影響があり、社会的に重大な問題とな
っている。特に、電子計算機、各種事務処理機器から放
射される電磁波がテレビ、音響機器に障害を与えている
これらのことから、近年、電磁波の遮蔽として、各種の
方法が採用されている。
一般に、金属は電磁波を吸収または反射する性質を有し
ているため、電子レンジ、種々の通信機器の電磁波の遮
蔽材として用いられて効果を発揮している。また、同じ
目的のためにプラスチックに金属の蒸着、溶射、塗装、
メッキなどを施すことも行なわれている。さらに、プラ
スチックにカーボン粉末および金属粉末のごとき添加剤
を比較的多量に混合することによって得られる材料も使
用されている。
しかし、材料として金属を使用する方法iたはプラスチ
ックに金属の蒸着などの処理を施す方法は、比重が大き
いこと、加工性が劣ることおよび処理方法が容易でなく
、処理費用がかかることなどにおいて欠点がある。
また、添加剤を混入する方法については、この添加剤を
少量混入すれば、その効果を十分に発揮することができ
ない。一方、多量に混入すれば、効果を発揮することが
できるが、得られる成形物の機械的強度が大幅に低下す
ると云う欠点がある。
ω 発明の構成 以上のことから、本発明者らは、電磁波の遮蔽性がすぐ
れた熱可塑性樹脂組成物を得ることについて種々探索し
た結果 (INフタジエンを主成分とするブタジェン系ゴム、ア
クリル酸エステルを主成分とするアクリル酸エステル系
ゴムおよびエチレンとプロピレンを主成分とするエチレ
ン−プロピレン系ゴムからなる群からえらばれた少なく
とも一種のゴムにスチレンとアクリロニトリルおよびメ
チルメタクリレートからなる群からえらばれた少なくと
も一種のビニル化合物をグラフト重合することによって
得られる耐衝撃性樹脂 90〜60容量チ 0 「アルミニウムまたはアルミニウムを主成分とする
合金の粉末状物、繊維状物および/またはフレーク状物
」(以下「アルミニウムの粉末状物など」と云う) 1
0〜30容量チならびに 0 導電性カーボンブラック 5〜30容量チからなる
組成物であり、該組成物中のアルミニウムの粉末状物な
どおよび導電性カーボンブラックの合計量は10〜40
容童チである耐衝撃性樹脂組成物が 電磁波遮蔽性がすぐれていることを見出し、本発明に如
j達した。
0 発明の効果 本発明によって得られる耐衝撃性樹脂組成物は、電磁波
遮蔽性が良好であるのみならず、下記のごとき効果(特
徴)を有している。
(1)軽量である。
(2)熱可塑性であるため、任意の形状に加工や成形が
可能である。
(3)曲げ強度および衝撃強度のごとき機械的特性が良
好である。
(4)電磁波の遮蔽処理(たとえば、金属の溶射、導電
塗装、金属メッキ)に要する二次加工費が不要になるた
め大幅なコストダウンになる。
本発明によって得られる耐衝撃性樹脂組成物は、電磁波
遮蔽性が良好である。その上、上記のごときすぐれた効
果を有するため、多方面にわたって使用することができ
る。代表的な用途を下記に表わす。
(1)  ファクシミリ、プリン゛ター、ワード・プロ
セッサーなどの事務機器のノ・ウジング材(2)テレビ
、ビデオ、電子計算機などの電子機器のハウジング材お
よびそれらの内部物′品。
ω 発明の詳細な説明 (2) 耐衝撃性樹脂 本発明において使われる耐衝撃性樹脂はブタジエン系コ
ム、アクリル酸エステル系ゴムおよびエチレン−プロピ
レン系ゴムからなる群がらえらばれた少々くとも一種の
ゴムにスチレンとアクリロニトリルおよびメチルメタク
リレートからなる群からえらばれた少なくとも一種のビ
ニル化合物とをグラフト重合することによって得られる
ものである。
(1)ブタジェン系ゴム 該ブタジェン系ゴムとはブタジェンを主成分(60重量
%以上)とするゴムであり、ブタジェン単独重合ゴム、
ブタジェンと少量のスチレンまたはアクリロニトリルと
の共重合ゴム(8BR。
NBR)である。ブタジェンとスチレ/との共重合ゴム
はブロック共重合ゴムでもよく、またランダム共重合ゴ
ムでもよい。
(2)  アクリル酸エステル系ゴム また、アクリル酸エステル系ゴムとは、アクリル酸エス
テル(たとえば、アクリル酸ブチル)と゛少量(一般に
は、10重量%以下)の他の単量体(タトえば、アクリ
ロニトリル)とを過硫酸塩のごとき触媒の存在下で乳化
重合することによって得られるものであり、通常アクリ
ルゴムと云われているものである。
(3)エチレン−プロピレン系ゴム サラに、エチレン−プロピレン系ゴムとは、エチレンと
プロピレンとを共重合することによって得られるエチレ
ン−プロピレン共重合ゴムならびにエチレンとプロピレ
ンとを主成分とし、1.4−ペンタジェン、1.5−ヘ
キサジエンおよび33−ジメチル−1,5−へキサジエ
ンのごとき二個の二重結合が末端に含有する直鎖もしく
は分岐鎖のジオレフィン、1.4−へキサジエンおよび
6−メチル−15−ヘプタジエンのごとき二重結合を一
つだけ末端に含む直鎖もしくは分岐鎖ジオレフィンまた
はビシクロ(2,2,1)−へブテン−2およびその誘
導体のごとき環状ジエン炭化水素のような単量体の少量
(一般には、10重量%以下)を共重合させることによ
って得られる多元共重合ゴムである。これらの共重合ゴ
ムおよび多元共重合ゴムのエチレンモノマー単量トプロ
ビレンモノマ一単位の重量比が30/70ないし70/
30のものが好ましい。これらのエチレン−プロピレン
系ゴムは遷移金属化合物と有機アルミニウム化合物など
から得られる触媒系でエチレンとプロピレンまたはエチ
レン、プロピレンおよび前記単量体とを共重合または多
元共重合によって製造されるものである。
本発明の耐衝撃性樹脂を製造するにあたり、これらのゴ
ム状物のうち、ゴム状物の種類によって異なるが、それ
らのムーニー粘度が20〜140のものが童ましく、と
9わけ30〜120のものが好適である。また、これら
のゴム状物は工業的に広く製造され、かつ多方面にわた
って利用されているものである。それらの製造方法、特
性および用途については広く知られているものである〔
たとえば、神原周著、合成ゴムノ\ンドプツク(昭和L
12年、朝食書店発行)〕。
(4)耐衝撃性樹脂の製造 本発明のにおいて用いられる耐衝撃性樹脂は前記のゴム
状物にスチレンと他のビニル化合物(アクリロニトリル
、メチルメタクリレート)のうち少なくとも一種とをグ
ラフト重合させることによって製造されるものである。
クラフト重合の方法は塊状重合法、溶液重合法、乳化重
合法および水性懸濁重合法ならびにこれらのグラフト重
合方法を結合させる方法(たとえば、塊状重合した後、
水性懸濁重合する方法)がある。一般に、100重量部
の耐衝撃性樹脂を製造するために使用されるゴム状物の
使用量は3〜40重量部であり、5〜35重量部が好ま
しく、特に5°〜30重量部が好適である(比較的に多
量のゴム状物を使用してゴム状物を多く含有するクラフ
ト重合物を製造し、このグラフト重合物に前記のスチレ
ン、アクリロニトリル、メチルメタクリレートの単独重
合樹脂または共重合樹脂を混合させてもよいが、この場
合のゴム状物の使用量は該混合物として計算する)。
また、ゴム状物にグラフト鎖として結合しているモノマ
ー(スチレン、アクリロニトリル、メチルメタクリレー
ト)の分子量は、通常1000〜300.000 であ
り、とりわけ2000〜200,000が望ましい。概
して、ゴム状物に完全にモノマーが結合することはまれ
であり、グラフト物とゴム状物に結合しないモノマーの
単独重合体または共重合体とが存在する。これらの単独
重合体および共重合体は分離しないでそのまま使われる
(5)耐衝撃性樹脂の代表例 以上のように製造される耐衝撃樹脂の代表例としては、
ブタジェン単独重合ゴム、スチレンとブタジェンのブロ
ックもしくはランダム共重合ゴム(SBR)またはアク
リロニトリルとブタジェン共重合ゴム(NBR)にスチ
レンとアクリロニトリルとをグラフト共重合させること
によって得られるアクリロニトリル−ブタジェン−スチ
レン三元共重合樹脂(ABS樹脂)、ブタジェン単独重
合ゴムまたは8BHにスチレンとメチルメタクリレート
とをグラフト共重合することによって得られるメチルメ
タクリレート−ブタ、ジエン−スチレン三) 元弁重合樹脂(MB8樹へアクリル酸エステル系ゴムに
アクリロニトリルとスチレンとをグラフト共重合するこ
とによって得られるアクリロニトリル−アクリル酸エス
テル−スチレン三元共重合樹脂(AAS樹脂)およびエ
チレン−プロピレン系ゴムにアクリロニトリルとスチレ
ンとをグラフト共重合することによって得られるグラフ
ト共重合樹脂(ABS樹脂)があげられる。
0 アルミニウムの粉末状物など また、本発明において使われるアルミニウムの粉末状物
などのうち、粉末状物としては、その平均の大きさは一
般には250メツシユないし20メツシユである。また
、繊維状物としては、その直径は一般には0.0020
〜0.20++onであり、長さが10+e+以下のも
のが加工し易いため望ましい。さらに、フレーク状物と
しては、断面積が0.IXo、1きるが、とりわけその
厚さが、0.1 ttrm以下のものが望ましい。なか
でも、約1x′1mの断面積をもつ六角形状で厚さが約
0.03mのものが分散性が良好である。これらの粉末
状物繊維状物またはフレーク状物は単独で使用してもよ
いが、二種以上を併用することによって本発明の目的を
達成するために少ない混合率で効果を発揮することがで
きるため好適である。また、アルミニウム合金中のアル
ミニウムの含有量は、通常80重量%以上である。
0 導電性カーボンブラック さらに、本発明において用いられる導電性カーボンブラ
ックとしては、一般にはその比表面積が低温窒素吸着法
およびBET法で測定して20〜1800m’/gおよ
び細孔容積が細孔半径30〜7500Xの範囲において
水銀圧入法で測定して1.5〜4.occ/gであり、
特に比表面積が600〜1200rr?/9のものが有
効である。
該カーボンブラックとしては、チャンネルブラック、ア
セチレンブラックおよびファーネスブラック法によって
製造されるカーボンブラックがあげられる。これらのカ
ーボンブラックについては、カーボンブラック協会編囁
カーボンブラック便覧〃(図書出版社、昭和47年発行
)、ラバーダイジェスト社線を便覧、ゴム・プラスチッ
ク配合薬品〃(ラバーダイジェスト社、昭和49年発行
)、前記N合成ゴムハンドブックI などによってそれ
らの製造方法および物性などがよく知られているもので
ある。
0 配合割合 本発明において、耐衝撃性樹脂組成物中のアルミニウム
の粉末状物などの配合割合は5〜30容量チであり、ま
た導電性カーボンブラックの配合割合は5〜30容量チ
である。さらに、該組成物中に占めるアルミニウムの粉
末状物などおよび導電性カーボンブラックとの合計量は
、10〜40容量チであり、とりわけ15〜30容量チ
が望ましい。また、アルミニウムの粉末状物などと導電
性カニポンプラックとの容量比が2.5:1ないし1:
2゜5の範囲が好適である。特に、高周波数領域(MH
z )において遮蔽効果のある導電性カーボンブラック
と低周波領域(KHz)における電磁波遮蔽効果のある
アルミニウムの粉末状物などを混合することにより、よ
シ広い周波数領域にわたって遮蔽効果を示すのみならず
、単独で用いた場合では、ほとんど効果を発現しない領
域でも、両者を併用することによつそ著しい遮蔽効果を
発揮する。この著しい効果を示す理由については明らか
ではないが、アルミニウムの粉末状物などに反射または
吸収された電磁波エネルギーが導電性カーボンブラック
を媒介として接地されるものと推定される。
かかる理由をうらづける結果としては、導電性カーボン
ブラックを併用することにより、本発明の組成物の導電
性を著しく向上させることである。
本発明によって得られる組成物中に占めるアルミニウム
の粉末状物などと導電性カーボンブラックとの和が10
容量−以下では、特に低周波域における遮蔽効果を十分
に発揮することができない。
一方、40容量チ以上では、組成物の成形性が低下する
ため好ましくない。
■ 組成物の製造、成形方法など 本発明の組成物を製造するさい、耐衝撃性樹脂の分野に
おいて一般に用いられている酸素および熱に対する安定
剤、可塑剤、金属劣化防止剤、充填剤ならびに滑剤をさ
らに添加してもよい。
また、本発明の組成物は、熱可塑性樹脂の業界において
一般に使われているヘンシェルミキサーのごとき混合機
を用いてトライブレンドしてもよく、バンバリーミキサ
−、ニーダ−、ロールミルおよびスクリュ一式押出機の
ごとき混合機を使用して溶融混練することによって得る
ことができる。
このさい、あらかじめトライブレンドし、得られる組成
物(混合物)を溶融混練することによって均−状の組成
物を得ることができる。この場合、一般には溶融混練し
た後、ペレット状物に成形し、後記の成形に供する。
成形方法としては、押出成形法、射出成形法およびプレ
ス成形法があげられる。さらに、スタンピング法、押出
シートを用いてのプレス成形法、真空成形法などの成形
法の、ごとき耐衝撃性樹脂の分野において一般に使われ
ている成形法も適用してよい。
以上の溶融混線の場合でも、成形の場合でも、いずれも
使用する耐衝撃性樹脂の軟化点以上の温度で実施し4け
ればならないが、使われる耐衝撃性樹脂の一部が熱劣化
を生じることがあるためにこの温度以下で実施しなけれ
ばならないことは当然である。
本発明の耐衝撃性樹脂組成物を製造するにあた9、全部
の配合成分を同時に混合してもよい。さらに、耐衝撃性
樹脂とアルミニウムの粉末状物などおよび導電性カーボ
ンブラックのうち一部とをあらかじめ混合していわゆる
マスターバッチを作成し、得られたマスターバッチと残
りの配合成分を混合してもよい。要するに、本発明の組
成物を製造するには、全配合成分を前記の配合割合の範
囲内になるように、かつ均〒状になるようにすれば、そ
の目的を達成することができる。
なお、本発明において耐衝撃性樹脂、アルミニウムの粉
末状物などおよび導電性カーボンブラックはそれぞれ一
種のみを使用してもよく、二種以上を併用してもよい。
0 実施例および比較例 以下、実施例によって本発明をさらにくわしく説明する
タルマルチメーター TR−6856)を用い、厚さが
2mの試片を用い、温度 25℃ 湿度 60チの雰囲
気下で試片の抵抗を測定し、下式に従って算出した。
XR 体積固有抵抗(Ω・crn)=1 ここで、Sは固有抵抗率測定電極の電極面積であり、R
は試片の抵抗値であり、tは試片の厚さを表わす。また
、電磁波の遮蔽効果の測定は、厚さが311Ill+の
シートを使って10X10X30crnのサンプル箱を
製作し、箱の中にポータプル発振器を所定の周波数(2
00MHz)に調節して入れた。
この箱を電波暗室内に置き、受信アンテナで箱内の発振
器から出る電波を検波器を経てマイクロ波用電力計で測
定した。シートから製作した箱を除いた状態における発
振器からの電波も同様に計測し、−サンプル箱の有無に
よる電界強度(μ■)の比率をデシベル(dB)で表わ
してサンプルシートの電磁波減衰量とした。さらに、ア
イゾツ)(Izod)衝撃強度はASTM  D−25
6−56にしたがって測定した。また、引張強度は試験
片としてJIS2号1/2および厚さが1■のものを使
用し、JIS  K−6723にしたがい、引張速度が
5、、/分の条件で測定した。さらに、ビカット(Vi
cat)軟化点はASTM  D−1528−58Tに
したがって測定した。また、溶融粘度は高化式フローテ
スターを用い、直径が1m++および長さが10+wの
ノズルを使用し、200℃において荷重が100縁にて
測定した。
なお、実施例および比較例の各組成物(混合物)を製造
するさいに使用したそれぞれの混合成分をつぎに示す。
〔囚 ABS樹脂〕
201のステンレス製オートクレーブにスチレン−ブタ
ジェン共重合ゴム(プタジエ/含有量80重量%、ゴム
のグル含有量 80%)280.0g(固形分として)
、2.ogの過硫酸アンモニウム、80.09の不均化
ロジン酸ナトリウム、210Iのラウリルメルカプタン
および8.Olの水を仕込み、均一状に攪拌した。これ
に単量体として2520gのスチレンと1200gのア
クリロニトリルを加えて攪拌し、ついで、攪拌しながら
70℃に昇温させた。この温度において攪拌しながら1
0時間重合を行なった。ついで、5チの硫酸アルミニウ
ムの水溶液を上記のようにして得られた重合体(グラフ
ト物)を含有するラテックス状物に加え、得られたグラ
フト物を凝固した。この凝固物を約1%の水酸化す) 
IJウムの水溶液約5:21を用いて洗浄し、さらに多
量(約301)の70℃の温水を使って洗浄した。この
グラフト物を約80℃において減圧下で一昼夜乾燥を行
なった。
その結果、3785gの白色粉末状のグラフト物が得ら
れた。得られたグラフト物のアイゾツト衝撃強度は7.
5 Kg −cm / cm−ノツチであり、引張強度
は468h/cJであった。また、この重合物のピカッ
ト軟化点は101.5℃であった。このグラフト物のゴ
ム状物の含有量は7.3重量%であった。以下、このグ
ラフト物を1−ABS Jと云う。
[:d3  MBS樹脂〕 ブタジェンが76.5重量%、スチレンが23.5重量
%からなるブタジェン−スチレン共重合ゴム(ムーニー
粘度 50 ) 1380gを含有する水性分散液12
.Olを201のステンレス製オートクレーブに仕込ん
だ。窒素気流下、温度を60℃に保チナがらホルムアル
デヒドスルホキシル酸ナトリウムの二水和物48011
を約2.44の水に溶解した水溶液と160.0 gの
キュメンハイドロパーオキサイドとを加え、1時間攪拌
した。ついで、$嘗76809のメチルメタクリルート
と32.0.9のキュメンハイドロパーオキサイドとの
混合液を添加し、重合を行なった。約7時間後に重合転
化率は91.8チに達した。この反応系に6880.!
i’のスチレンと32.09のキュメンハイドロパーオ
キサイドとの混合液を添加し、重合を行なった。約6時
間後に重合転化率が93.3 %に達した。この液に塩
酸と塩化ナトリウム(食塩)との水溶液を加えて凝固さ
せた。ついで、この沈澱物を濾過し、充分に温水を使用
して洗浄した後、約80℃の温度において減圧下で一昼
夜乾燥を行なった。その結果、白色粉末状の重合物(グ
ラフト物)が得られた。得られたグラフト物のアイゾツ
ト衝撃強度は26に9・m/crn−ノツチであり、引
張強度は415Kg/crdであった。このグラフト物
のピカット軟化点は972℃であった。得られたグラフ
ト物(以下11B8Jと云う)のゴム状物の含有量は9
6重量%であった。
[(Q  AAS樹脂〕 201のステンレス製のオートクレーブに8.01の蒸
溜水、24.09のドデシルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム、重合触媒としてo、 s o gの過硫酸アンモ
ニウムならびに単量体として784gのアクリル酸ブチ
ルエステルおよび16.C1のグリシジルメタクリレー
トを仕込み、77℃において攪拌しながら重合がほとん
ど完了するまで重合を行ない、アクリル酸エステル系ゴ
ムを製造した。
このアクリル酸エステル系ゴムを含む重合系に単量体法
して1680gのスチレンおよび720Iのアクリロニ
トリルならびに重合触媒として160gの過硫酸カリウ
ムを添加し、83.1:において攪拌しながら10時間
重合を行なった。その結果、未反応の単量体をほとんど
含有しない乳化重合体(グラフト物)が得られた。この
グラフト物を含有する乳化液に硫酸アルミニウムの5チ
水溶液を攪拌しながら滴下し、重合体(グラフト物)が
沈澱した。つぎに、この含水重合体を遠心分離を行なっ
て脱水した後、この重合体を充分に水洗した後、約50
℃において減圧下で乾燥を行なった。
このグラフト物のアイゾツト衝撃強度は24.8Kg・
crn/crn−ノツチであり、引張強度は35oK9
./−であった。また、軟化点は97.6℃であった。
このグラフト物(以下[AA8Jと云う)のコト状物の
含有量は23.8重量%であった。
[([)AE8樹脂〕 201の前記のオートクレーブに単量体として5350
gのスチレン、ゴム状物としてムーニー粘度[MLI+
4 (100℃)〕が45のエチレン−プロピレン−ジ
エン三元共重合ゴム(非共軛ジエン成分 エチリデンノ
ルボルネン、沃素価 25)1500pおよび1.0K
gのn−へブタンを仕込んだ。オートクレーブ中を窒素
で置換した後、50℃において2時間攪拌を行ない、エ
チレン−プロピレン−ジエン三元共重合ゴムを完全にス
チレン溶解させた。この反応(重合)系に単量体として
さらに2150.pのアクリロニトリルを加えた後、充
分攪拌を行ない、均一の溶液を作成した。この溶液に5
.0gのテルピノレンならびに触媒として5.09のジ
第三級−プチルパーオキサイドおよび1.3gの第三級
−ブチルパーアセテートを加え、重合系を97℃に昇温
した。IKg/cJの窒素加圧条件下でこの温度に制御
しながら7時間20分塊状重合を行なった。重合終了約
30分前に15.OIiのジ第三級−プチルパーオキサ
イドおよび15.0gのテルピノレンを500gのスチ
レンに溶解させ、この溶液を加えた。このようにして得
られたシロップ(重合体を含有)を111の水(懸濁剤
として25gのアクリル酸−アクリル酸エステル共重合
体を含む)を入れた30Aのオートクレーブに移し、窒
素置換した。この水性懸濁液を1301:において激し
く攪拌しながら2時間懸濁合を行なった。ついで、15
0℃に昇温して1時間ストリッピングを行なった。得ら
れた重合体(グラフト−ブレンド物)を充分水洗した後
、100℃において乾燥を行なった。その結果、9.2
8KFのグラフト−ブレンド物(以下rAE8Jと云う
)が得られた。このABSのゴム状物の含有量は16.
0重量%であった。このABSのアイゾツト衝撃強度は
37.9Kg・tm/ cm−ノツチであり、引張強度
は350 Kp/dであった。また、ビカット軟化点は
98.0℃であった。
〔[F] アルミニウム・7レーク〕 アルミニウム・フレークとして、断面積が1×1籠、厚
さが0.03mの正方形のフレーク状アルミニウム(以
下「Mフレーク」と云う)を用いた。
〔[F] アルミニウム粉末〕
アルミニウム粉末として、粒径が74〜150ミクロン
のアルミニウム粉末(以下r A/粉末」と云う)を使
用した。
〔0アルミニウム繊維〕 アルミニウム繊維として、長さが約6mm、径が65ミ
クロンのアルミニウム・ファイバー(以下rAl繊維」
と云う)を使った。
〔0導電性カーボンブラック〕 導電性カーボンブラックとして平均粒径が約30ミリミ
クロンのファーネス・ブラック〔米国キャボット社製、
高品名 バルカy(Vulcan) X C”−72、
密度 約1. B y /cc 、表面積 220tr
?/g、以下rc、B、J と云う〕を使用した。
実施例 1〜11、比較例 1〜4 前記のようにして製造したABS、MBS%AASおよ
びABSならびにMフレーク、M繊維およびM粉末なら
びにC,B、を第1表に示す配合割合であらかじめヘン
シェルミキサーを使ってそれぞれ5分間トライブレンド
を行なった。得られた各混合物を二軸押出機(径 30
 Wrm )を用いて樹脂温度が200℃の条件で溶融
混練しながらペレット化を行なって組成物を製造した。
得られたそれぞれの組−状物をあらかじめ2oo℃に設
定した6オンス射出成形機を使って厚さが3mの試験片
を製造した。
以上のようにして得られた各試験片の体積固有抵抗、電
磁波減衰量の測定を行なった。それらの結果を第2表に
示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ■ ブタジェンを主成分とするブタジェン系ゴム、アク
    リル酸エステルを主成分とするアクリル酸エステル系ゴ
    ムおよびエチレンとプロピレンを主成分とするエチレン
    −プロピレン系ゴムからなる群からえらばれた少なくと
    も一種のゴムにスチレンとアクリロニトリルおよびメチ
    ルメタクリレートからなる群からえらばれた少なくとも
    一種のビニル化合物とをグラフト重合することによって
    得られる耐衝撃性樹脂 90〜60容量チ、 ■ アルミニウムまたはアルミニウムを主成分とする合
    金の粉末状物、繊維状物および/またはフレーク状物 
    5〜30容量チ ならびに 0 導電性カーボンブラック5〜30容量チからなる組
    成物であり、該組成物中のアルミニウムまたはアルミニ
    ウムを主成分とする合金の粉末状物、繊維状物および/
    またはフレーク状物ならびに導電性カーボンブラックの
    合計量は10〜40容量チである耐衝撃性樹脂組成物。
JP1634482A 1982-02-03 1982-02-05 耐衝撃性樹脂組成物 Pending JPS58136646A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1634482A JPS58136646A (ja) 1982-02-05 1982-02-05 耐衝撃性樹脂組成物
EP83101032A EP0085438B1 (en) 1982-02-03 1983-02-03 Styrene-based resin composition
DE8383101032T DE3368943D1 (en) 1982-02-03 1983-02-03 Styrene-based resin composition

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1634482A JPS58136646A (ja) 1982-02-05 1982-02-05 耐衝撃性樹脂組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS58136646A true JPS58136646A (ja) 1983-08-13

Family

ID=11913766

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1634482A Pending JPS58136646A (ja) 1982-02-03 1982-02-05 耐衝撃性樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58136646A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1295272C (zh) * 1996-09-30 2007-01-17 三井化学株式会社 含有橡胶改性剂的橡胶组合物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1295272C (zh) * 1996-09-30 2007-01-17 三井化学株式会社 含有橡胶改性剂的橡胶组合物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4508640A (en) Electromagnetic wave-shielding materials
US4367306A (en) Polyolefin composition
JPH0417777B2 (ja)
JPS6252771B2 (ja)
JPS58136646A (ja) 耐衝撃性樹脂組成物
JPS6013837A (ja) 耐衝撃性樹脂の処理物
EP0085438B1 (en) Styrene-based resin composition
JPS58134144A (ja) 耐衝撃性樹脂組成物
US5128417A (en) 3-methylbutene-1 polymer, composition containing said polymer, and molded articles of said composition
JPS58176224A (ja) 熱可塑性樹脂組成物の成形物の静電塗装方法
KR101859011B1 (ko) 도금 특성이 우수한 친환경 열가소성 수지 조성물
JPS58194950A (ja) 耐衝撃性樹脂組成物
JPS58177000A (ja) 静電塗装してなる電磁波遮蔽材
JPS58136644A (ja) 塩化ビニル系樹脂組成物
JPS59202241A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPH037158B2 (ja)
JPH0358560B2 (ja)
JPS58191751A (ja) 耐衝撃性樹脂組成物
JPS58210697A (ja) 電磁波遮蔽材
JPS60106848A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPS58136643A (ja) 塩化ビニル系樹脂組成物
JPS59155448A (ja) 難燃性樹脂組成物
JPS5966439A (ja) 難燃性樹脂組成物
JPH0242111B2 (ja)
JP3213371B2 (ja) めっき可能なポリオレフィン樹脂成形体