JPH037158B2 - - Google Patents

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JPH037158B2
JPH037158B2 JP58021984A JP2198483A JPH037158B2 JP H037158 B2 JPH037158 B2 JP H037158B2 JP 58021984 A JP58021984 A JP 58021984A JP 2198483 A JP2198483 A JP 2198483A JP H037158 B2 JPH037158 B2 JP H037158B2
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Japan
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electromagnetic wave
shielding material
wave shielding
weight
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JP58021984A
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JPS59148396A (ja
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Teruo Hosokawa
Masashi Furuide
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Publication date
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Description

【発明の詳现な説明】
〔〕 発明の目的 本発明は少なくずも二局のシヌトからなる電磁
波遮蔜材の補造方法に関する。さらにくわしく
は、(A)少なくずも熱可塑性暹脂を有するシヌトな
らびに(B)(1)熱可塑性暹脂および(2)導電性カヌボン
ブラツクなどの導電性物質の粉末状物、繊維状物
およびたたはフレヌク状物を少なくずも含有す
るシヌトからなる電磁波遮蔜材の補造方法であ
り、該電磁波遮蔜材の補造に䜿われるシヌトの熱
倉圢枩床差は倚くずも27℃であり、これらのシヌ
トをスタンピング成圢するこずを特城ずする電磁
波遮蔜材の補造方法に関するものであり、金属補
のものに比べお軜量であり、さらに電磁波の遮蔜
性が倧であるばかりでなく、補造䞭あるいは補造
埌、収瞮から生じる剥離のない電磁波遮蔜材を提
䟛するこずを目的ずするものである。 〔〕 発明の背景 産業の高床化および家庭生掻の高氎準化によ぀
お電磁波の攟射源が増倧しおいる。そのため、電
磁波の挏掩により、人䜓ぞの危険な害および電子
機噚関係におけるICの誀動䜜などの悪圱響があ
り、瀟䌚的に重倧な問題ずな぀おいる。特に、電
子蚈算機、各皮事務凊理機噚から攟射される電磁
波がテレビ、音響機噚に障害を䞎えおいる。 たた、自動車の分野においおも、゚ンゞンをは
じめ、各皮機噚の自動制埡装眮、さらには速床
蚈、回転蚈などに電子機噚が䜿甚されるようにな
぀おいる。さらに、マむクロ・コンピナヌタヌを
搭茉するに至぀おいる。たた、電話、ラゞオ、テ
レビなどの電子機噚が自動車内に蚭眮し、居䜏性
を改善されおきおいる。これらの各皮電子機噚は
゚ンゞン郚分から攟出される電磁波、さらには倖
郚からの電磁波によ぀お誀動䜜が生じるなどの障
害が発生しおいる。 これらのこずから、近幎、電磁波の遮蔜ずし
お、各皮の方法が採甚されおいる。 䞀般に、金属は電磁波を吞収たたは反射する性
質を有しおいるため、電子レンゞ、皮々の通信機
噚の電磁波の遮蔜材ずしお甚いられお効果を発揮
しおいる。たた、同じ目的のためにプラスチツク
に金属の容射、蒞着、塗装、メツキなどを斜すこ
ずも行なわれおいる。さらに、プラスチツクにカ
ヌボン粉末および金属粉末のごずき添加剀を比范
的倚量に混入するこずによ぀お埗られる材料も䜿
甚されおいる。 しかし、材料ずしお金属を䜿甚する方法たたは
プラスチツクに金属の溶射などの凊理を斜す方法
は、比重が倧きいこず、加工性が劣るこずおよび
凊理方法が容易でなく、凊理費甚がかかるこずな
どにおいお欠点がある。 たた、添加剀を混入する方法に぀いおは、この
添加剀を少量混入すれば、その効果を十分に発揮
するこずができない。䞀方、倚量に混入すれば、
効果を発揮するこずができるが、埗られる成圢物
の機械的匷床が倧幅に䜎䞋するず云う欠点があ
る。 以䞊のこずから、熱可塑性暹脂たたはその組成
物を䜿甚しお射出成圢法で電磁波遮蔜剀を補造す
るこずが考えられる。この射出成圢法のうち、二
色成圢法たたはストラクチダヌフオヌムのごずき
方法にお成圢物の片偎あるいはコア局䞭心郚
分に導電性を有する熱可塑性暹脂たたは組成物
を甚いお電磁波を遮蔜するこずが行なわれおい
る。これらの方法では、導電性物質の含有量を倚
くする必芁があるために組成物の流動性が悪く、
成圢物がシペヌトシペツトになり易い。かりに、
適性な流動性を有しおいる組成物であ぀おも、添
加されおいる導電性物質の圢状がフレヌク状物、
長繊維状物のものでは、組成物党䜓ずしお流動性
が均䞀性を持せられないため、高速、高圧の射出
成圢では導電性物質が均䞀に分散せず、偏存しや
すい。そのために機胜を充分発揮するこずができ
ず、それを補う目的な肉厚な圢状によ぀お効果を
発揮させようずするため経枈的ずは云えない。さ
らに、ストラクチダヌフオヌムのごずき方法で
は、金型、成圢機の蚭備芏暡が倧きいにもかかわ
らず、䞀般に電磁波遮蔜剀ずしは、モデルチ゚ン
ゞなどによりその垂堎芏暡は小さく、コスト的に
匕き合わないために察象物品が限定されやすい。 〔〕 発明の構成 以䞊のこずから、本発明者らは、電磁波の遮蔜
性が倧であり、補造䞭あるいは補造埌、収瞮から
生じる剥離のない電磁遮蔜剀を埗るこずに぀いお
皮々探玢した結果、 (A) 少なくずも熱可塑性暹脂を有するシヌト〔以
䞋「シヌト」ず云う〕 ならびに (B)(1) 熱可塑性暹脂 および (2) 導電性カヌボンブラツク、アルミニりム、
銀、銅およびプラむトからなる矀からえら
ばれた少なくずも䞀皮の導電性物質の粉末状
物、繊維状物およびたたはフレヌク状物 を少なくずも含有するシヌト〔以䞋「シヌト
」ず云う〕 からなる電磁波遮蔜材の補造方法であり、該電磁
遮蔜材の補造に䜿われるシヌトの熱倉圢枩床差は
倚くずも27℃であり、これらのシヌトをスタンピ
ング成圢するこずを特城ずする電磁遮蔜材の補造
方法が、 電磁波の遮蔜性が倧であり、補造䞭あるいは補造
埌、収瞮から生じる剥離のない電磁波遮蔜材を補
造するこずができるこずを芋出し、本発明に到達
した。 〔〕 発明の効果および甚途 本発明によ぀お埗られる電磁波遮蔜材はその補
造方法も含めお䞋蚘のごずき効果を発揮する。 (1) 本発明の補造方法によれば、䞀般に行なわれ
おいる射出成圢法に比べお前蚘導電性物質が均
䞀に分散した電磁波遮蔜を埗るこずが可胜であ
る。 (2) 導電性物質が均䞀に分散しおいるため、電磁
波遮の機胜を䜎䞋するこずなく補品の厚みを薄
肉化するこずができる。 (3) 前蚘したごずく、導電性物質を含有するシヌ
は厚みが薄くおも充分電磁波遮蔜性を発揮する
ために導電性物質を含たないシヌトを肉厚にし
お倖芳および機械的匷床を充分に保持させるこ
ずが可胜である。したが぀お、これらの特性を
充分に発揮するばかりでなく成圢性に぀いおも
良奜な材料を遞択する範囲を広く取るこずがで
き、か぀電磁遮蔜性胜の高い電磁波遮蔜材を補
造するこずができる。 (4) 電磁波遮蔜性胜および機械的匷床が同じ皋床
である電磁遮蔜材を補造するには、他の方法に
よ぀お埗られるものに比べお肉薄化するこずが
できるため、電磁波遮蔜材党䜓ずしお軜量化す
るこずが可胜であり、したが぀お経枈的であ
る。 (5) 成圢性がすぐれおいるため、任意の圢状に加
工や成圢が容易である。 (6) 電磁波遮蔜凊理たずえば、金属の溶射、導
電塗装、メツキなどに芁する二次加工費が䞍
芁ずなり、倧幅なコストダりンになる。 (7) 電磁波遮蔜材の衚面局ずしお導電性物質を含
たないシヌトを甚いるこずにより、電磁波遮蔜
材ずしお絶緑化するこずができるため、䞋蚘に
瀺される甚途に䜿甚するさいに奜郜合である。 本発明によ぀お埗られる電磁波遮蔜材は、電磁
波の遮蔜性胜がすぐれおいるのみならず、䞊蚘の
ごずき良奜な効果を有するために倚方面にわた぀
お利甚するこずができる。代衚的な甚途を䞋蚘に
瀺す。 (1) フアクシミリヌ、プリンタヌ、ワヌドプロセ
ツサなどの事務機噚のハりゞング材 (2) オフむンコンピナヌタヌ、倧型コンピナヌタ
ヌおよびマむコンのごずきコンピナヌタヌ類の
ハりゞング材ならびに構造材 (3) テレビ、ヒデア、゚アコン、ミシンなどの民
生家電ならびに通信機噚類、各皮蚈枬機噚、医
療甚機噚などの電子機噚のハりゞング材 (4) 自動車の各蚈噚の保護ケヌス (5) 自動車の各コントロヌル機噚のハりゞング (6) 自動車、家庭電噚、OA機噚内の電線の配線
カバヌたずえば、フアヌネスチナヌブ (7) 工業甚分野ずしおのNC工䜜機噚、産業甚ロ
ボツトなどの制埡機噚のハりゞング材 〔〕 発明の具䜓的説明 (A) 熱可塑性暹脂 本発明のシヌトおよびシヌトを補造する
ために䜿われる熱可塑性暹脂は広く工業的に生
産され、倚方面にわた぀お利甚されおいるもの
であり、それらの補造方法および皮々の物性に
぀いおよく知られおいるものである。それらの
分子量は皮類によ぀お異なるが、䞀般には䞀䞇
ないし100䞇である。この熱可塑性暹脂の代衚
的なものずは、゚チレン、プロピレン、塩化ビ
ニルおよびスチレンのごずき二重結合を有する
モノマヌの単独重合䜓、これらを䞻成分50重
量以䞊ずする共重合䜓、スチレンずアクリ
ロニトリルずの共重合䜓AS暹脂メチルメ
タクリレヌトを䞻成分ずする暹脂MMAæš¹
脂プタゞ゚ン単独重合ゎム、アクリロニトリ
ル−ブタゞ゚ン共重合ゎムNBR、スチレン
−ブタゞ゚ン共重合ゎムSBR、アクリルゎ
ム、゚チレン−プロピレン共重合ゎム
EPR、゚チレン−プロピレン−ゞ゚ン䞉元
共重合ゎムEPDMおよび塩玠化ポリ゚チ
レンのごずきゎムにスチレン単独たたはスチレ
ンず他のビニル化合物たずえば、アクリロニ
トリル、メチルメタクリレヌトずをグラフト
共重合するこずによ぀お埗られるグラフト共重
合暹脂、ポリアミド暹脂、ポリ゚ステル暹脂、
ポリプニレン゚ヌテル暹脂ならびにポリカヌ
ボネヌト暹脂があげられる。さらに、これらの
熱可塑性暹脂に少なくずも䞀個の二重結合を有
する有機化合物たずえば、䞍飜和カルボン
酞、その無氎物をグラフトなどによ぀お倉性
された暹脂であ぀おも、電磁波遮蔜性の性質を
そこなわず、か぀加工性に぀いおもすぐれたも
のでも甚いるこずができる。たた、電磁波遮蔜
材が特に耐衝撃性を芁望される堎合には、盞溶
性が良奜であり、か぀加工性もすぐれおいれ
ば、前蚘のグラフト共重合暹脂の補造に䜿甚さ
れるゎムを配合しおもよい。このさい、熱可塑
性暹脂ずゎムずの合蚈量䞭に占めるゎムの配合
割合は通垞倚くずも30重量奜たしくは、20
重量以䞋である。 (B) 導電性物質 たた、本発明においお甚いられる導電性物質
は導電性カヌボンブラツク、アルミニりム、
銀、銅およびプラむトからなる矀からえらば
れる。これらの導電性物質のうち、導電性カヌ
ボンブラツク、アルミニりム、銅およびプラ
むトか望たしく、殊に導電性カヌボンブラツ
ク、アルミニりムが奜たしい。特に、導電性カ
ヌボンブラツクおよびアルミニりムが奜適であ
る。 たた、これらの導電性物質の圢状は粉末状
物、繊維状物およびフレヌク状物であり、これ
らのうち、粉末状物では、その平均の倧きさは
䞀般には250メツシナないし20メツシナである。
たた、繊維状物ずしおは、その盎埄は䞀般には
0.0020〜0.20mmであり、長さが10mm以䞋のもの
が加工し易いため望たしい。さらに、フレヌク
状物ずしおは、断面積が0.1×0.1mmから×
mmを有する円圢、正方圢、長方圢、四角圢など
の任意の圢状のものを甚いるこずができるが、
ずりわけその厚さが0.1mm以䞋のものが望たし
い。なかでも、玄×mmの断面積をも぀四角
圢状で厚さが玄0.03mmのものが分散性が良奜で
ある。導電性物質のフレヌク状物は熱可塑性暹
脂内での分散性がよく、繊維状物のようにそれ
自䜓でからた぀お玉状物を圢成するこずがな
い。たた、成圢時に熱可塑性暹脂の流れ方向に
沿぀お配合する傟向が匷く、同䞀混合量では導
電性が良いばかりか、曲げ匟性率などを向䞊さ
せる。ずりわけ、mm×mmの衚面積をも぀フ
レヌク状物は分散性の点から最぀ずも奜たし
い。これらの粉末状物、繊維状物たたはフレヌ
ク状物は単独で䜿甚しおもよいが、二皮以䞊を
䜵甚するこずによ぀お本発明の目的を達成する
ために少ない混合率で効果を発揮するこずがで
きるため奜適である。 たた、本発明においお甚いられる導電性カヌ
ボンブラツクずしおは、䞀般にはその比衚面積
が䜎枩窒玠吞着法およびBET法で枬定しお20
〜1800m2および现孔容積が现孔半埄30〜
7500〓の範囲においお氎銀圧入法で枬定しお
1.5〜4.0c.c.であり、特に比衚面積が600〜
1200m2のものが有効である。 該カヌボンブラツクずしおは、チダネルブラ
ツク、アセチレンブラツクおよびフアヌネスブ
ラツク法によ぀お補造されるカヌボンブラツク
があげられる。これらのカヌボンブラツクに぀
いおは、カヌボンブラツク協䌚線“カヌボンブ
ラツク䟿芧”図曞出版瀟、昭和47幎発行、ラ
バヌダむゞ゚スト瀟線“䟿芧、ゎム・プラスチ
ツク配合薬品”ラバヌダむゞ゚スト瀟、昭和
49幎発行、前蚘“合成ゎムハンドブツク”な
どによ぀おそれらの補造方法および物性などが
良く知られおいるものである。 さらに、アルミニりムおよび銅ではそれらの
みの金属ずしお䜿甚しおもよいが、それらを少
なくずも80重量含有する合金を甚いおもよ
い。 (C) その他の配合成分 本発明のシヌトは熱可塑性暹脂単独で成圢
するこずによ぀お埗られる。たた、シヌトは
熱可塑性暹脂および導電性物質からなる組成物
を成圢するこずによ぀お埗られる。本発明によ
぀お埗られる電磁波遮蔜材は䞻ずしお自動車工
業、家庭電噚工業および電算機工業の分野に䜿
甚され、これらの分野においおは、難燃性であ
る郚品、ハりゞング材などが芁望されおいる。
そのために埌蚘のハロゲン含有有機化合物およ
び酞化アンチモンを配合させるこずによ぀お難
燃性のすぐれたUL94法にお、1/8むンチで
−電磁波遮蔜材を補造するこずができる
が、シヌトの補造においお導電性カヌボンブ
ラツクを䜿甚する堎合、これらの難燃化剀のほ
かに、さらに埌蚘の含氎無機物質を配合するこ
ずが望たしい。 (1) ハロゲン含有有機化合物 これらの難燃化剀のうち、ハロゲン含有有
機化合物は難燃化剀ずしお広く知られおいる
ものである。その代衚䟋ずしお、無氎テトラ
クロロフタル酞、塩玠化パラフむン、塩玠化
ビスプヌノヌル、臭玠化ビスプノヌル
、塩玠化ゞプヌル、臭玠化ゞプニヌ
ル、塩玠化ナフタリン、トリスβ−クロロ
゚チルホスプヌトおよびトリスゞプロ
モブチルホスプヌトがあげられる。該ハ
ロゲン含有有機化合物のハロゲン含有量は䞀
般には20〜90重量であり、30〜90重量が
奜たしく、特に40〜85重量のものが奜適で
ある。該ハロゲン含有有機化合物は宀枩20
℃では液䜓たたは固䜓であるが、分解開始
枩床たたは沞点が200℃以䞊のものが望たし
い。さらに、分子量は通垞300〜5000であり、
ずりわけ300〜4000のものが奜適である。 (2) 酞化アンチモン さらに、酞化アンチモンは前蚘ハロゲン含
有有機物の難燃化助剀ずしお䞀般に甚いられ
おいるものである。代衚䟋ずしおは、䞉酞化
アンチモンおよび五酞化アンチモンがあげら
れる。 これらのハロゲン含有有機化合物および酞
化アンチモンは前蚘“䟿芧、ゎム・プラスチ
ツク配合薬品”などによ぀およく知られおい
るものである。 (3) 含氎無機物質 たた、含氎無機物質は、結合氎量を10〜80
重量含有するものであり、真比重は1.0〜
5.0である。含氎無機物質の代衚䟋は呚期埋
衚の族、族および族の金属およ
びそれらの金属を含む塩の氎和物である。該
含氎無機物質ずしおは、氎酞化マグネシり
ム、氎酞化カルシりム、氎酞化アルミニりム
Al2O3・nH2O、氎和石膏、カホリンクレ
ヌ、炭酞カルシりム、ハむドロタルサむト、
塩基性炭酞マグネシりム、ホり酞マグネシり
ム、沈降性硫酞バリりムなどのように分子内
に氎分を有する化合物があげられる。これら
の含氎無機物質は氎に察しお難溶性であり、
100c.c.の氎に察する溶解床は20℃の枩床にお
いお、䞀般には10以䞋であり、以䞋が
望たしく、ずりわけ0.1以䞋が奜適である。
奜適な含氎無機物質ずしおは、氎酞化アルミ
ニりム、氎和石膏、氎酞化マグネシりム、炭
酞カルシりム、塩基性炭酞マグネシりム、沈
降性硫酞マグネシりムおよびケむ酞マグネシ
りムMgO・SiO2があげられる。これら
の含氎無機物質に぀いおは、ラバヌダむゞ゚
スト瀟線“䟿芧、ゎム・プラスチツク配合薬
品”ラバヌダむゞ゚スト瀟、昭和49幎発行
第221頁ないし第253頁などによ぀お、それら
の補造方法、物性および商品名などが蚘茉さ
れおおり、よく知られおいるものである。 これらの酞化アンチモンおよび含氎無機物
質の平均粒埄は通垞0.1〜100ミクロンであ
り、0.2〜50ミクロンのものが望たしく、ず
りわけ0.3〜40ミクロンのものが奜適である。 さらに、その他の配合成分ずしおそれぞれ
の熱可性暹脂の分野においお䞀般に甚いられ
おいる酞玠、光玫倖線および熱に察する
安定剀、金属劣化防止剀、可塑剀、充填剀、
滑剀ならびに加工性改良剀を配合添加し
おもよい。 (D) 配合割合 本発明のシヌトにおいお熱可塑性暹脂ず導
電性物質ずの合蚈量䞭に占める導電性物質の配
合割合は通垞10〜60容量であり、10〜50容量
が望たしく、ずりわけ15〜50容量が奜適で
ある。熱可塑性暹脂ず導電性物質ずの合蚈量䞭
に占める導電性物質の配合割合が10容量未満
では、電磁波遮蔜材の遮蔜効果を充分に発揮す
るこずができない。䞀方、60容量を越える
ず、均䞀状の組成物を埗るこずが難しいばかり
でなく、たずえ組成物が埗られたずしおも、シ
ヌトぞの成圢性および良奜な電磁波遮蔜材を補
造するこずが困難なために奜たしくない。前蚘
したごずく、導電性物質ずしお「アルミニりム
たたはアルミニりムの合金の粉末状物、繊維状
物およびもしくはフレヌク状物」以䞋「ア
ルミニりムの粉末状物など」ず云うず導電性
カヌボンブラツクずを䜵甚するこずが奜適であ
るが、䜵甚する堎合アルミニりムの粉末状物な
どず導電性カヌボンブラツクずの容量比が
4.0ないし4.0の範囲が望たしく、ずり
わけ3.5ないし3.5の範囲が奜適であ
る。特に、䜎呚波数領域Hzにおいお遮蔜
効果のある導電性カヌボンブラツクず高呚波領
域Hzにおける電磁波遮蔜効果のあるアル
ミニりムの粉末状物などを混合するこずによ
り、より広い呚波数領域にわた぀お遮蔜効果を
瀺すのみならず、単独で甚いた堎合では、ほず
んど効果を発珟しない領域でも、䞡者を䜵甚す
るこずによ぀お著しい遮蔜効果を発揮するこず
を芋い出したものである。この著しい効果を瀺
す理由に぀いおは明らかではないが、アルミニ
りムの粉末状物などに反射たたは吞収された電
磁波゚ネルギヌが導電性カヌボンブラツクを媒
介ずしお接地されるものず掚定される。かかる
理由わうらづける結果ずしおは、導電性カヌボ
ンブラツクを䜵甚するこずにより、本発明の組
成物の導電性を著しく向䞊させるこずである。 さらに、シヌトおよびシヌトの難燃性を
付䞎させるために酞化アンチモンおよびハロゲ
ン含有有機化合物を添加させる堎合、100重量
郚の熱可塑性暹脂に察するハロゲン含有機化合
物および酞化アンチモンの配合割合は合蚈量ず
しお倚くずも50重量郚であり、それぞれ重量
郚以䞊添加させるこずが奜たしく、ずりわけ合
蚈量ずしお10〜45重量郚添加させるこずが奜適
である。さらに、100重量郚のハロゲン含有有
機化合物䞭のハロゲン元玠量に察する酞化アン
チモンの配合割合は、䞀般には100〜600重量郹
であり、100〜400重量郚が奜たしく、特に難燃
性およびブリヌド性の点から150〜400重量郚が
奜適である。 たた、導電性物質ずしお導電性カヌボンブラ
ツクを配合する堎合には、100重量郚の熱可塑
性暹脂に察しお倚くずも50重量郚望たしく
は、45重量郚の含氎無機物質を配合させるこ
ずである。しかし、前蚘導電性カヌボンブラツ
ク100重量郚に察しお含氎機物の配合割合は少
なくずも重量郚奜たしくは10重量郚配合
させるこずが必芁である。これらの範囲の含氎
無機物質を配合させるこずによ぀お難燃性の良
奜な電磁波遮蔜材を補造するこずができる。 (E) 混合物組成物の補造 本発明のシヌトおよびシヌトを補造する
にあたり、シヌトおよびシヌト熱可塑性
暹脂のほかに他の配合成分を含有する堎合
は、それぞれあらかじめそれらのシヌトを補造
するための組成物を䜜成する。これらの組成物
を補造するには、それぞれの熱可塑性暹脂の業
界においお䞀般に䜿われおいるヘンシ゚ルミキ
サヌのごずき混合機を甚いおドラむブレンドし
おもよく、バンバリヌミキサヌ、ニヌダヌ、ロ
ヌルミルおよびスクリナヌ匏抌出機のごずき混
合機を䜿甚しお溶融混緎するこずによ぀お埗る
こずができる。このさい、あらかじめ少なくず
も䞀回ドラむブレンドし、埗られる組成物混
合物をさらに少なくずも䞀回溶融混緎するこ
ずによ぀お均䞀状の組成物を埗るこずができ
る。この堎合、䞀般にはそれぞれの組成物を最
終的に溶融混緎した埌、ベレツト状物に成圢
し、埌蚘のそれぞれのシヌトの成圢に䟛する。 (E) 各シヌトの補造および電磁波遮蔜材の補造 本発明のそれぞれのシヌトは䜿甚される各熱
可塑性暹脂の分野においお䞀般に行なわれおい
る方法を適甚すればよい。このシヌトの補造は
皮々の方法があるが、なかでも抌出成圢法が奜
適である。このようにしお補造されるシヌトは
䞋蚘のスタンピング成圢法によ぀お本発明の電
磁波遮蔜材が補造される。 本発明の電磁波遮蔜材を補造するにあたり、
スタンピング成圢法を適甚するこずは次の二぀
の利点があるためである。 第䞀の利点は射出成圢法に比べお金型内での
圧力が小さく、たた金属板の塑性加工ず同様
に、結晶性の熱可塑性暹脂では融点以䞋、非晶
性の熱可塑性暹脂では半溶融の状態においおシ
ヌトを枩間加工するこずができる。 たた、第二の利点は埌蚘の射出成圢法や真空
成圢法に比べ、本発明の電磁波遮蔜材の補造の
䞀぀の材料ずしお甚いられる導電性物質を高充
填したシヌトず導電性物質を含たないシヌトず
の組合せによ぀お埗られる二局たたは倚局にお
いおは材料が結晶性熱可塑性暹脂たずえば、
オレフむン系暹脂では融点以においお実斜す
るこずができる。たた、結晶性および非結晶性
を問わず、真空成圢が実斜されおいるようにシ
ヌトの枩床を䞊げる必芁がない。これは半溶融
倚局シヌトの界面接着匷床の䜎枛するこずなく
成圢するこずが可胜である。ずりわけ、真空成
圢法の機に成圢䞊の制玄から結晶性の熱可塑性
暹脂においおは融点以䞊、たた非結晶性の熱可
塑性暹脂では軟化に必芁なたで枩床を䞊げる必
芁がないばかりか、本発明のスタンピング成圢
法では埗られる電磁波遮蔜材の偏肉は極めお小
さく、䜿甚されるシヌトが匕き䌞ばさせるこず
も小さい。したが぀お、異圢材における界面の
接着匷床は剪断力の働く皋床が小さいために界
面の剥離がないこずはもちろん、成圢物である
電磁波遮蔜材ずしおの信頌性を高めるこずが期
埅できる。 これに察しお、䞀般に行なわれおいる射出成
圢法では、二色たたはストラクチダヌホヌムの
ごずく、二局たたは倚局成圢する堎合には、流
れの䞍均䞀性があり、特に本発明のごずく導電
性物質を比范的に倚量に含有するシヌトを䜿甚
する堎合では、期埅できる皋の効果を発揮する
こずができない。 たた、真空成圢法では、シヌトがそれぞれほ
が溶融状態にな぀おはじめお匕き䌞ばされお成
圢するこずができるが、この成圢可胜になる前
に二局たたは倚局では成圢䞭に界面より剥離を
生じ易い。これは材料による線膚匵率の違いあ
るいは軟化の状態が倧幅に異なるこずによ぀お
接着匷床が䜎䞋によるためである。さらに、成
圢枩床を䞊げおこの珟象を回避しようず詊みれ
ば、䞡者に浮きが生じ易く、極端な堎合にはシ
ヌトが加熱䞭に䞀方がタレ萜ちるこずさえあ
る。 本発明のスタンピング成圢法によ぀お電磁波
遮蔜材を補造するにあたり、導電性物質を含む
シヌト導電性物質を含たないシヌトの熱倉圢枩
床の差は倚くずも27℃であり、25℃以䞋が望た
しい。かりに、これらのシヌトの熱倉圢枩床の
差が27℃を越えた条件でスタンピング成圢法を
実斜すれば、電磁波遮蔜材を成圢䞭あるいはそ
の埌においおシヌトの収瞮から生じる剥離を生
じる。 本発明の電磁波遮蔜材を補造するさい、シヌ
トの熱倉圢枩床が異なる堎合では䞡者の間にお
いお実斜するこずが奜たしい。たた、二皮のシ
ヌトを䞉局もしくはそれ以䞊の電磁波遮蔜材を
補造するさいに熱倉圢枩床が接近しおいる堎
合、たたは同じある堎合の成圢枩床はその熱倉
圢枩床から、電磁波遮蔜材の内局のシヌトより
も熱倉圢枩床から10℃たで近く行なうこずがで
きる。これは䞉局たたはそれ以䞊においおは、
倖局のシヌトが断熱材ずしお働き、内局の䜙熱
によ぀おスタンピング成圢を行なうこずができ
る。 スタンピング成圢の圧力はシヌトの成圢枩床
によ぀お異なるが、二皮のシヌトで二局の電磁
波遮蔜材を成圢する堎合ではシヌトの熱倉圢枩
床の差が25℃以内の成圢枩床ずし、この枩床範
囲で軟化したシヌトを立型プレスに着装した絞
り金型に導き蟌み、〜50Kgcm2望たしく
は、10〜20Kgcm2の圧力䞋で実斜するこずが
奜たしい。その他の堎合でも、この成圢圧力の
条件で行なうこずが䞀般的である。加圧の時間
は通垞15秒以䞊であり、15〜40秒が䞀般的であ
る。たた、シヌトの熱倉圢枩床が同じである堎
合には䞊蚘の成圢条件では良奜な成圢物電磁
波遮蔜材を補造するこずが困難なため、二段
の圧力条件で成圢するこずが奜たしい。この堎
合には、䞀段目は10〜20Kgcm2の加圧䞋で15〜
40秒加圧した埌、二段目は40〜50Kgcm2の加圧
䞋で秒以䞊加圧するこずによ぀お各シヌト間
の剥離に察しお有効である。たた、特に流動性
の悪い金属粉を含むシヌトずの二局あるいは内
局ずしお該シヌトを甚いる堎合には、この二段
成圢法が良奜である。 このようにしお補造される電磁波遮蔜材の導
電性物質を含むシヌトの厚さは通垞0.1〜mm
であり、特に0.1〜mmが奜たしい。たた、䞻
ずしお倖芳および機械的匷床の圹目をする導電
性物質を含たないシヌトの厚さは䞀般には0.1
〜mmであり、ずりわけ0.1〜mmが望たしい。 以䞊のようにしお埗られる電磁波遮蔜材は、前
蚘したごずく、電磁波の遮蔜性が良奜であるばか
りでなく、肉簿化するこずができたために軜量化
するこずができる。さらに、その成圢䞭たたは䜿
甚時をおいお、各シヌト間の剥離がほずんどな
い。 〔〕 実斜䟋および比范䟋 以䞋、実斜䟋によ぀お本発明をさらにくわしく
説明する。 なお、実斜䟋および比范䟋においお、メルトフ
ロヌむンデツクス以䞋「MFI」ず云うはJIS
−6758にしたがい、枩床230℃および荷重が
21.6Kgの条件で枬定した。たた、攟射電界匷床枬
定はFCCアメリカ連邊通信委員䌚文曞20780
に芏定された攟射無線雑音詊隓枬定法にしたが
い、攟射電界匷床dB、ΌVの枬定を攟射
呚波数が30〜100MHzの範囲にわた぀お行な぀た。
なお、枬定に䜿甚したサンプルは第図に瀺され
る箱状物450×450mm、高さ400mm、蓋の高さ20
mmを䜿぀た。この蓋および本䜓は、それぞれ導
電性物質を含たないシヌト以䞋「シヌト」ず
云うおよび導電性物質を含有するシヌト以䞋
シヌト」ず云うからなる二局たたは䞉局によ
぀お構成されおおりそれぞれの厚さを第衚に
瀺す、二局の堎合を第図に、䞉局の堎合を
第図に瀺す。これらの図面は第図の箱状物
の断面図である。第図、第図および第
図においお、はそれぞれ蓋を衚わし、はそれ
ぞれ本䜓を衚わす。第図および第図にお
いお、はシヌト、はシヌトを衚わす。枬
定はシヌルドルヌム内で行ない、発振噚は箱状物
の䞭倮に眮き、蓋をした。枬定噚はこの発振噚よ
り離れた堎所に1/2波長のダむポヌルアンテ
ナに結線した電界匷床蚈を眮いお察向させた。た
ず、蓋をずり、遮蔜物のない状態で電界匷床
E0を枬定し、぀いで蓋をかぶせ密着させ、遮
蔜が完党な状態における電界匷床E1を枬定
した。なお、絶察倀ずしおの補正は電界匷床蚈に
アテネツタヌを甚いお行な぀た。遮蔜による枛衰
率は䞋匏によ぀お求めた。 枛衰率dB20logE1E0 たた、剥離詊隓はJIS −6744にしたがい、
180℃の角床にシヌトを匕匵詊隓機を甚いお10
cm分の速床で匕匵぀お枬定を行な぀た。さら
に、剥離テストはJIS −6040による匕匵剪断詊
隓を採甚した。この剥離テストにおいお、萜䞋詊
隓は前蚘の箱状物が氎平に萜䞋するようにの
高さから鉄板厚さmm䞊に自由萜䞋させお箱
状物を芳察した。たた、ヒヌトサむクル詊隓は宀
枩から℃分で昇枩し、80℃においお時間保
持した埌、℃分で冷华した。぀いで、宀枩で
時間保持した埌、℃分で−40℃に降枩しお
時間保持した。぀いで、℃分で昇枩しお宀
枩で保持した。以䞊の操䜜をサむクルずした。 以䞊の萜䞋詊隓およびヒヌトサむクルの剥離テ
ストの結果を䞋蚘のように衚瀺する。 ◎ 萜䞋による剥離なし。ヒヌトサむクルサむ
クルで割れなし ○ 萜䞋による剥離なし。ヒヌトサむクルサむ
クルで剥離なし △ 萜䞋による剥離なし。ヒヌトサむクルサむ
クルで剥離を生じる × 萜䞋による剥離あり。ヒヌトサむクルサむ
クルで剥離を生じる なお、実斜䟋および比范䟋においお、䜿甚した
物質の補造法、物性などを䞋蚘に瀺す。 〔(A) ポリプロピレン〕 ポリプロピレンずしお、MFRが2.010分で
あるプロピレン−゚チレンブロツク共重合䜓ゎ
ム含有量11重量、ゎム䞭の゚チレン含有量40重
量、以䞋「PP」ず云うを䜿甚した。 〔(B) 塩化ビニル単独重合䜓〕 塩化ビニル単独重合䜓ずしお、重合床が玄820
である単独重合䜓以䞋「PVC」ず云うを䜿
぀た。 〔(C) ABS暹脂〕 20のステンレス補オヌトクレヌプにスチレン
−ブタゞ゚ン共重合ゎムブタゞ゚ン含有量80重
量、ゎムのゲル含有量80280.0固圢分
ずしお、2.0の過硫酞アンモニりム、80.0の
䞍均化ロゞン酞ナトリりム、21.0のラりリルメ
ルカプタンおよび8.0の氎を仕蟌み、均䞀状に
撹拌した。これに単量䜓ずしお2520のスチレン
ず1200のアクリロニトリルを加えお撹拌し、぀
いで、撹拌しながら70℃に昇枩させた。この枩床
においお撹拌しながら10時間重合を行な぀た。぀
いで、の硫酞アルミニりムの氎溶液を䞊蚘の
ようにしお埗られた重合䜓グラフト物を含有
するラテツクス状物に加え、埗られたグラフト物
を凝固した。この凝固物を玄の氎酞化ナトリ
りムの氎溶液玄5.2を甚いお掗浄し、さらに倚
量玄30の70℃の枩氎を䜿぀お掗浄した。こ
のグラフト物を玄80℃においお枛圧䞋で䞀昌倜也
燥を行な぀た。その結果、3775の癜色粉末状の
グラフト物が埗られたグラフト物のアむゟツト衝
撃匷床は7.8Kg−cmcm−ノツチであり、匕匵匷
床は465Kgcm2であ぀た。たた、この重合物のビ
カツト軟化点は101.0℃であ぀た。このグラフト
物のゎム状物の含有量は7.3重量であ぀た。以
䞋、このグラフト物を「ABS」ずいう。 〔(D) PPO暹脂〕 −キシレノヌルを酞化カツプリング法に
よ぀お重瞮合し、ポリ−ゞメチルプニレ
ン−−゚ヌテル〔固有粘床30℃、クロロ
ホルム䞭で枬定、単䜍dl0.53〕を補造し
た。100重量郚の該ポリ−ゞメチルプニ
レン−−゚ヌテルに25重量郚のステレン単
量䜓、10重量郚のスチレン単独重合䜓〔メルトフ
ロヌむンデツクスJIS −6870にしたがい、枩
床が190℃および荷重が10Kgの条件で枬定・13.0
10分〕および2.1重量郚のゞ−第䞉玚−ブチ
ルパ−オキサむドをヘンシ゚ルミキサヌを䜿぀お
10分間混合した埌、二軞抌出機埄30mm、暹脂枩
床270℃を甚いおスチレングラフト物以䞋
「PPO」ず云うを補造した。 〔(E) タルク〕 タルクずしお、平均粒埄がミクロンのタルク
比衚面積120m2を甚いた。 〔(F) 鱗片状黒鉛〕 鱗片状黒鉛ずしお、平均粒埄が10ミクロンの黒
鉛アスペクト比1.8を䜿぀た。 〔(G) プラむトカヌボン混合物〕 平均粒埄が10ミクロンのプラむトず平均粒埄
がミクロンのカヌボンブラツクずをボヌルミル
を䜿぀お粉砕しながら混合を行な぀た〔混合割
合プラむトカヌボン重量比〕。この
さい、ミルパツキングが生じないように前蚘プ
ラむトずカヌボンの合蚈量100重量郚に察しお
重量郚のテトラ゚チルシリケヌトを添加した。埗
られたプラむトずカヌボンブラツクずの混合物
以䞋「混合物」ず云うの平均粒埄はミクロ
ンであ぀た。 〔(H) アルミニりム・フレヌク〕 アルミニりム・フレヌクずしお、断面積が×
mm、厚さが0.03mmの正方圢のフレヌク状アルミ
ニりム以䞋「Alフレヌク」ず云う」を甚いた。 〔(J) 酞化アンチモン〕 酞化アンチモンずしお、密床が5.25cm3であ
る䞉酞化アンチモン以䞋「Sb2O3」ず云うを
䜿甚した。 〔(K) 塩玠化ポリ゚チレン〕 塩玠化ポリ゚チレンずしお、ブテン−を3.0
重量含有する゚チレン−ブテン−共重合䜓
密床0.950c.c.、平均分子量玄20䞇を氎性懞
濁液䞭で塩玠化し、非晶性の塩玠化ポリ゚チレン
〔塩玠含有量31.5重量、ムヌニヌ粘床ML1+4
108、以䞋「CPE(a)」ず云う〕を補造した。 各ペレツトの補造 以䞊の物質原料を䜿甚し、あらかじめヘン
シ゚ミキサヌを甚いおドラむブレンドを行な぀
た。埗られた各混合物を抌出機を甚いお均䞀状に
なるように溶融混緎しながらペレツトを補造した
ただし、ペレツトの補造に甚いた物質が䞀皮の
堎合は䞊蚘ドラむブレンドおよび溶融混緎するこ
ずなく、ペレツト状の物質ずしお䜿甚。各ペレ
ツトの補造に甚いた物質の皮類および混合割合を
第衚に瀺す。
【衚】 実斜䟋〜、比范䟋〜 シヌトを補造するためにペレツト(a)ないし(h)
を甚い、たたシヌトを補造するためにペレツト
(i)ないし(o)を䜿぀お埄が65のスクリナヌを有する
−ダむの幅が600mmの共抌出シヌト成圢機を䜿
甚し、第衚にシヌトの幅が瀺されるシヌトず
シヌトからなる積局物を補造した。シヌトず
シヌトの厚さ、シヌトの䜓積固有抵抗、シヌ
トずシヌトの熱倉圢枩床の差、積局物を補造
するさいのシヌトの枩床およびシヌトの溝成二
局ずあるのはシヌトシヌトからなる積局物
を衚わし、䞉局ずあるのはシヌトシヌト
シヌトからなる積局物を衚わす。
【衚】 あらかじめそれぞれのシヌトの衚面枩床を第
衚に瀺されるように結晶性のPPでは融点より䜎
い枩床で、たた非晶性のPS、PPO、PVC、ABS
では真空成圢あるいは圧空成圢な枩床より䜎い枩
床を予熱した。この枩床においお、第図に瀺さ
れる箱状物および蓋を成圢する金型を瞊型プレス
に着装し、第衚に瀺される条件で䞀段階たたは
二段階でスタンピング成圢を行な぀た。 埗られた各成圢物より剥離詊隓、萜䞋詊隓物お
よびヒヌトサむクル詊隓物の剥離テストならびに
遮蔜による枛衰率の枬定を行な぀た。それらの結
果を第衚に瀺す。 第衚から、シヌトずシヌトの材料の熱倉
圢枩床の差が27℃以内では、良奜な接着匷床およ
び剥離テストを瀺しおいるこずが明癜である。こ
れに反し、熱倉圢枩床の差が27℃を越えるなら
ば、スタンピング成圢加工による剪断力によ぀お
シヌトずシヌトの界面の接着匷床が衝撃によ
る剥離テストおよびヒヌトサむクル詊隓から䜎い
こずが明らかである。このように䞡シヌトの軟化
の床合が倧きい堎合には、成圢時に残留歪みによ
぀お接着匷床が著しく䜎䞋するばかりでなく、極
端な堎合には、比范䟋および比范䟋にみられ
るごずく、郚分的な剥離を生じる。たた、この比
范䟋およびでは、接着性を向䞊するために成
圢時の第二段の保圧および時間を倧きくしおもそ
れらの改善がみられない。 たた、党実斜䟋および比范䟋によ぀お埗られる
成圢物は、遮蔜による枛衰率が改良されおいるか
ら、電磁波の遮蔜性がすぐれおいるこずは明らか
である。 さらに、第図に実斜䟋によ぀お埗られた成
圢物箱状物および蓋の攟射電界匷床の枬定の
結果をずしお図瀺する。
【衚】 比范䟋 〜12 実斜䟋ないしにおいお甚いた材料ペレツ
トを䜿぀お成圢枩床成圢時の加熱したずきの衚
面枩床が比范䟋ないしでは170℃、比范䟋
10および11では150℃で前蚘ず同じ圢状を有する
圢成物それぞれのシヌトの厚さは前蚘の察応す
る実斜䟋ず同じを真空成圢によ぀お補造した
なお、比范䟋では前蚘実斜䟋ず同じ材料を
䜿甚、比范䟋では実斜䟋ず同じ材料を䜿甚、
比范䟋では実斜䟋ず同じ材料を䜿甚。比范
䟋〜では、いずれもコヌナヌ切れによ぀お成
圢物を補造するこずができなか぀た。比范䟋12
実斜䟋ず同じ材料を䜿甚、成圢枩床240℃で
は、成圢物が埗られなか぀た。たた、比范䟋〜
11によ぀お埗られる成圢物は、いずれも偏肉の床
合はコヌナヌが薄く、匷床が満足し埗る成圢物は
埗られなか぀た。比范䟋ないし11によ぀お埗ら
れた成圢物の剥離詊隓、剥離テストおよび遮蔜に
よる枛衰率の枬定を行な぀た。埗られた結果を第
衚に瀺す。
【衚】 比范䟋 13〜20 実斜䟋ないしにおいお䜿甚した材料ペレ
ツトを甚いお第衚に瀺される成圢枩床および
成圢圧で前蚘ず同圢状を有する圢状物各シヌト
の厚さは前蚘の察応する実斜䟋ず同じを射出成
圢によ぀お補造した。埗られた成圢物の剥離詊
隓、剥離テストおよび遮蔜による枛衰率の枬定を
行な぀た。埗られた結果および成圢物の倖芳○
は成圢物の衚面のふくれの発生がなしを衚わし、
×は成圢物の衚面のふくれの発生が倧を衚わす
を第衚に瀺す。
【衚】 以䞊の比范䟋ないし20の結果から、熱可塑性
暹脂にアルミニりムフレヌク、カヌボンブラツ
ク、鱗片状黒鉛およびプラむトのごずき電磁波
遮蔜性を有する改良剀を配合させたシヌトを成圢
可胜な枩床たで䞊げお真空成圢たたは射出成圢す
る収瞮率および軟化の床合が異なるために、シヌ
トずシヌトの界面に浮きが生じ、成圢時に剥
離を生じるこずもある比范䟋〜。たた、
電磁波遮蔜性に぀いおも、いずれの成圢法によ぀
お埗られる成圢物では䞍十分である真空成圢法
ではコヌナヌ郚の偏肉が倧きく、射出成圢法では
軟線で透芖するず前蚘改良剀の偏圚が倧きい
こずが明らかである。 さらに、比范䟋(B)および13(C)によ぀お埗られ
た成圢物の攟射電界匷床の枬定を第図に瀺す。 以䞊の実斜䟋および比范䟋の結果から、導電性
物質を有するシヌトず含たないシヌトを成圢
しお積局物を補造するにあたり、䞡者の熱倉圢枩
床の差が27℃以内のシヌト成圢物をスタンピ
ングするこずによ぀お、電磁波遮蔜性がすぐれお
いるのみならず、成圢性および接着性の良奜な積
局物が埗られるこずが明癜であり、他の成圢法
真空成圢法、射出成圢法で補造しようずしお
も、電磁波遮蔜性および成圢性および接着性のい
ずれもがすぐれた成圢物を埗るこずができないこ
ずは明らかである。
【図面の簡単な説明】
第図は実斜䟋および比范䟋においお補造した
成圢物の斜芖図であり、第図は該成圢物の二
局の堎合の断面図であり、第図は䞉局の堎合
の断面図である。たた、第図は実斜䟋ならび
に比范䟋および13によ぀お埗られた攟射電界匷
床の枬定図である。この第図においおは実斜
䟋によ぀お埗られた成圢物の、は比范䟋に
よ぀お埗られた成圢物のたたは比范䟋13によ぀
お埗られた成圢物の結果であり、暪軞は呚波数で
あり、瞊軞は攟射電界匷床dB、ΌVであ
る。

Claims (1)

  1. 【特蚱請求の範囲】  (A) 少なくずも熱可塑性暹脂を有するシヌト
    ならびに (B)(1) 熱可塑性暹脂 および (2) 導電性カヌボンブラツク、アルミニりム、
    銀、銅およびプラむトからなる矀からえら
    ばれた少なくずも䞀皮の導電性物質の粉末状
    物、繊維状物およびたたはフレヌク状物 を少なくずも含有するシヌト からなる電磁波遮蔜材の補造方法であり、該電磁
    波遮蔜材の補造に䜿われるシヌトの熱倉圢枩床差
    は倚くずも27℃であり、これらのシヌトをスタン
    ピング成圢するこずを特城ずする電磁波遮蔜材の
    補造方法。
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