JPS5813542B2 - シンキエルゴリンユウドウタイノ セイホウ - Google Patents

シンキエルゴリンユウドウタイノ セイホウ

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JPS5813542B2
JPS5813542B2 JP50144580A JP14458075A JPS5813542B2 JP S5813542 B2 JPS5813542 B2 JP S5813542B2 JP 50144580 A JP50144580 A JP 50144580A JP 14458075 A JP14458075 A JP 14458075A JP S5813542 B2 JPS5813542 B2 JP S5813542B2
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dimethyl
acid
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compound
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JP50144580A
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エドマンド・シー・コーンフエルド
ニコラス・ジエイ・バーク
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Eli Lilly and Co
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Eli Lilly and Co
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Publication date
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Publication of JPS5813542B2 publication Critical patent/JPS5813542B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D457/00Heterocyclic compounds containing indolo [4, 3-f, g] quinoline ring systems, e.g. derivatives of ergoline, of the formula:, e.g. lysergic acid
    • C07D457/04Heterocyclic compounds containing indolo [4, 3-f, g] quinoline ring systems, e.g. derivatives of ergoline, of the formula:, e.g. lysergic acid with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached in position 8
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/20Hypnotics; Sedatives
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D457/00Heterocyclic compounds containing indolo [4, 3-f, g] quinoline ring systems, e.g. derivatives of ergoline, of the formula:, e.g. lysergic acid
    • C07D457/02Heterocyclic compounds containing indolo [4, 3-f, g] quinoline ring systems, e.g. derivatives of ergoline, of the formula:, e.g. lysergic acid with hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals, attached in position 8

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はプロラクチン抑制作用を有する新規8,8−ジ
置換−6−メチルエルゴリン誘導体の製造方法に関する
下記式(I)で示されるエルゴリン環系に基づく化合物
は驚くほど多種の薬理作用を有する。
例えば、リセルグ酸およびイソリセルグ酸は8−カルボ
キシ−6−メチル−9−エルゴレン類である。
リセルグ酸アミド類は価値ある特異な薬理作用を有し、
天然の分娩促進アルカロイド類(例えば、エルゴコルニ
ン、エルゴクリプチン、エルゴノビン、エルゴクリスチ
ン、エルゴシン、エルゴタミンなど)、合成分娩促進ア
ルカロイド類(例えば、メテルギン)、および合成幻覚
剤(例えば、リセルグ酸ジエチルアミド、LSDなど)
を含んでいる。
6−メチル−8−カルボキシエルゴリンの対応するアミ
ド類は一般にジヒドロ麦角アルカロイド類として知られ
ており、その効力および毒性は麦角アルカロイドそのも
のよりも低い。
最近、種々の麦角関連化合物がプロラクチン抑制剤とし
て有用であることが開示されている〔Clemens,
Semonsky,Meites et al.〕。
このような化合物にはエルゴコルニン、ジヒドロエルゴ
コルニン、2−ブロモーα一エルゴクリプチンおよびD
−6−メチル−8−シアンメチルエルゴリンが含まれる
エルゴリン薬理学分野における参考文献には以下のもの
がある。
Nagasawa and Meites,Proc
.Soc.Exp’t’l.Biol.Med,135
,469(1970);Lutterbecket a
l.,Brit.Med.J.228,(July24
,1971)Heus.on et al.,Euro
p.J.Cancer.,353(1970)Coll
.Czech.Chem.Comrpun.,33,5
77(1968);Nature,221,666(1
969);Seda e.t al.,J.Repro
d Fert ,24,263(1971);Mant
le andFinn, id.,441;Semon
sky.et al,Coll.Czech.Chem
.Comm.,36,2200(1971);Scha
arand Clemens,Endocr.,90,
285−288(1972)Clemens and
Achaar,Proc.Soc.Exp.Biol.
Med.,139,659−662(1972.):S
weeney,Clemens,Kornfeld a
nd Poore,64thAnnual Meeti
ng,American AssociationCa
ncer Research,April 1973)
最近、次のような米国特許がエルゴリン誘導悸もしくは
リセルグ酸誘導体分野で認可された。
第3.704,233号、第3,709,891号、第
3,585,201号、第3,666,762号、第3
.586,683号、第3.717,640号、および
第3.592,816号。
8,8−ジ置換エルゴリン類はわずか9種類しか製造さ
れていない。
これらの化合物の大部分はインドール環の窒素原子に置
換基を持っており、従って1.8,8−トリ置換誘導体
も得られる。
例えば、ベーカー等は1,8−ジメチル−D−リセルグ
酸・p−プロムアニリドを報告している(Baker
et al.,Molecular Pharmaco
logy,9,23(1973))。
この化合物はp−リセルグ酸・p−ブロムアニリドと異
なって幻覚作用を示さない。
この化合物はサイエンス誌にも記載されている〔Sci
ece,178,614(1972)〕。
トロツキスラ−とホフマンはD−イソリセルグ酸ジエチ
ルアミドの8−メチル誘導体を製造したが、リセルグ酸
と共によく用いられるアルキル化剤(即ち、ヨウ化メチ
ルとカリウムアミド)およびジヒドロリセルグ酸メチル
エステルを用いて炭素8位を置換することは出来なかっ
たと述べている〔Troxlerand Hofman
n,Helvetica Chemica Acta,
40,1721(1957)〕。
この二人の化学者は8−エチル−D−イソリセルグ酸ジ
エチルアミドおよび1,8−ジメチル−D−イソリセル
グ酸ジエチルアミドも合成している。
8位の置換基がアミド以外の基であり、しかも1位が置
換されていないような8,8−ジ置換−9−エルゴレン
類および6−メチル−8,8−ジ置換エルゴリン類はこ
れらの文献に報告されていない。
式 (■) 〔式中、alkはC1−C3アルキルを表わし、破線は
二重結合が任意に存在することを表わす。
〕で表わされる化合物を、 式 R2(CH)nX 〔式中、R2はメチル、シアノ、もしくは低級アルコキ
シカルボニル、nは0もしくは1、Xはハロゲンをそれ
ぞれ表わす。
〕で表わされるアルキル化剤と、非水解塩基の存在下に
反応させると、 式(■) 〔式中、R3は(C1−C3アルコキシ)カルボニル、
もしくはCH2Z′,Z′は水素もしくはシアンを表わ
し、alkは前記と同意義を有する。
また、破線は二重結合が任意に存在することを表わす。
〕で表わされる化合物およびその製薬的に許容され得る
非毒性酸付加塩が得られる。
炭素8位の水素を置換してR2(CH2)nXと反応す
るアニオンを形成する際にはナトリウムアミド、リチウ
ムアミド、カリウムアミド、リチウムテトラメチルピペ
リジド、およびカリウムジイソプロピルアミドなどの非
水解強塩基が用いられる。
化合物(■)をさらに反応させると他の価置ある化合物
が得られ、一般に下記式(■)およびその製薬的に許容
され得る非毒性酸付加塩で示される。
〔式中、Rはalkもしくは(C1−C3アルコキシ〕
カルボニル、Rはカルボキシル、(C1−C3アルコキ
シ)カルボニル、もしくはCH2Z,Zは水素、ヒドロ
キシ、シアノ、OSO2alk,Y−フエニル、もしく
はY−alk,YはSもしくは0をそれぞれ表わす。
さらに、alkは前記と同意義を有し破線は二重結合が
任意に存在することを表わす。
〕式(■)においてRがカルボキシルを表わす場合の化
合物は、対応する(C1−C3アルコキシ)カルボニル
化合物を加水分解すると得られる。
また、R′がCH2ZでZがヒドロキシルを表わす化合
物は対応するエステル化合物を適当な還元剤、例えば水
素化アルミニウムリチウムで還元すると得られる。
さらに、式(■)においてZがシアン化合物の場合には
、まず最初にヒドロキシメチル誘導体(R′=CH2Z
,Z=OH)の活性エステル、例えば、メシレートエス
テルを生成し、次いでこのメシレートラジカルを適当な
シアン化剤、例えば、シアン化ナトリウムで置換すると
得られる。
ZがY−フエニルもしくはY−alkを表わす化合物は
同様にメシレートエステルをフェノールーもしくはフエ
ニルーメルカブタン、または低級アルカノールーもしく
は低級アルキルーメルカブタンと反応させると得られる
本発明の範囲内には、非毒性酸との反応によって得られ
る製薬的に許容され得る式(■)の酸付加塩も含まれる
このような製薬的に許容され得る塩には、塩酸、硝酸、
リン酸、硫酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、亜硝酸、亜
リン酸などの無機酸から、あるいは脂肪族モノーもしく
はジーカルボン酸、フエニル置換アルカン酸、ヒドロキ
シアルカン酸もしくはヒドロキシアルカンニ酸、芳香族
酸、脂肪族および芳香族スルホン酸などの非毒性有機酸
から誘導される塩が包含さわる。
このような製薬的に許容され得る塩には以下のものが含
まれる。
硫酸塩、ピロ硫酸塩、硫酸水素塩、亜硫酸塩、亜硫酸水
素塩、硝酸塩、リン酸塩、リン酸一水素塩、リン酸二水
素塩、メタリン酸、ピロリン酸、塩酸塩、臭化水素酸塩
、ヨウ化水素酸塩、フツ化水素酸塩、酢酸塩、プロピオ
ン酸塩、デカノン酸塩、カプリル酸塩、アクリル酸塩、
ギ酸塩、イソブチル酸塩、カブリン酸塩、ヘプタン酸塩
、プロピオール酸塩、シュウ酸塩、マロン酸塩、コハク
酸塩、スベリン酸塩、セバシン酸塩、フマル酸塩、マレ
イン酸塩、マンデル酸塩、ブチンー1,4一二酸塩、ヘ
キシン−1,6−二酸塩、安息香酸塩、クロロ安息香酸
塩、メチル安息香酸塩、ジニトロ安息香酸塩、ヒドロキ
シ安息香酸塩、メトキシ安息香酸塩、フタル酸塩、テレ
フタル酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、トルエンスルホン
酸塩、クロロベンゼンスルホン酸塩、キシレンスルホン
酸塩、フエニル酢酸塩、フエニルプロピオン酸塩、フエ
ニル酪酸塩、クエン酸塩、乳酸塩、β−ヒドロキシ酪酸
塩、グリコール酸塩、リンゴ酸塩、酒石酸塩、メタンス
ルホン酸塩、プロパンスルホン酸塩、ナフタレン−1−
スルホン酸塩、ナフタレン−2−スルホン酸塩など。
前記式(IV)の定義に記載のC1−C3アルキルには
メチル、エチル、プロピル、およびイソプロピル、C1
−C3アルコキシにはメトキシ、エトキシ、およびプロ
ポキシ、(C1−C3アルコキシ)カルボニルにはメト
キシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカル
ボニル、およびインプロポキシカルボニルがそれぞれ含
まれる。
式(■)において△9、10結合が飽和されている場合
にはエルゴリンと命名し、不飽和結合の場合には9−エ
ルゴレンと命名する。
以下に式(■)で表わされる代表的な化合物を列記する
D−6−メチル−8α−エチル−8β−カルボメトキシ
エルゴリン・硫酸塩、 D−8α−イソプロピルリセルグ酸、 D−8α−エチルリセルグ酸、 D−8β−メチルイソリセルグ酸、 D−6−メチル−8β−エチル−8α−カルボ−n−プ
ロポキシ−9−エルゴレン・マレイン酸塩、 D−6−メチル−8β−シアノメチル−8α−カルボエ
トキシ−9−エルゴレン、 D−6−メチル−8α−メトキシメチル−8βーカルボ
エトキシエルゴリン・クエン酸塩、D−6−メチル−8
β−エトキシメチル−8α−カルボイソプロポキシー9
−エルゴレン・乳酸塩、 D−6−メチル−8α−フエノキシメチル−8β−カル
ボメトキシェルゴリン・メタンスルホン酸塩D−6−メ
チル−8β−フエノキシメチル−8α−カルボエトキシ
−9−エルゴレン、 D−8α−フエニルメルカプトメチルリセルグ酸、 D−8α−メチルメルカプトメチルリセルグ酸トルエン
スルホン酸塩、 D−8β−n−プロピルメルカプトメチルイソリセルグ
酸。
化合物(■)は、非毒性酸と反応して形成される酸付加
塩と同様に、白色の結晶固体である。
化合物(■)はプロラクチン抑制作用および/または中
枢神経系における作用を有する。
化合物(■)によるプロラクチン分泌抑制作用は以下の
実験で示される。
実験には体重約200gのSpraque−Dawle
y系成ラット(雄)を使用し、空調した部屋で照射コン
トロール(照射時間は午前6時から午後8時までとした
)シ、実験用飼料と水を任意に与えて飼育した。
各実験においてラットを屠殺剖検し、プロラクチン検定
用に各150mlの血清を採取した。
各ラット(雄)にはエルゴリシ誘導体を投与する1.8
時間前に、レゼルピン20mgの懸濁液を腹腔注射した
レゼルピンを投要したのはプロラクチン濃度を一様に上
昇させるためである。
エルゴリン誘導体は濃度が10μg/mlとなるように
10%エタノールに溶解し、標準投与量50μg/kg
を腹腔内注射した。
各化合物をラット10匹から成るグループに投与し、コ
ントロールグループ(未処理の雄ラット10匹)には1
0%エタノールを同量投与した。
1時間後に全ラットを屠殺剖検し、前述の如く、プロラ
クチン検定用に血清を採取した。
処理ラットとコントロールラットのプロラクチン濃度差
をコントロールラットのプロラクチン濃度で割ると本発
明化合物(■)のプロラクチン分泌抑制率が得られる。
次表は、式(■)で示される化合物を10μg/ラット
の割合で投与した際に得られたプロラクチン抑制率を示
したものである。
表中、第1欄は化合物名、第2欄はプロラクチン抑制率
をそれぞれ表わす。
式(■)で表わされる本発明の他の化合物は10μg/
ラット前後でプロラクチン抑制作用を示すが、投与量が
多ければ(100μg〜1mg)その抑制作用も増大す
る。
プロラクチン抑制剤としての本発明化合物は、分娩燐の
乳汁分泌および乳汁漏症のような不適当な乳汁分泌の治
療に有用であり、さらにプロラクチン依存性腺癌お4よ
びブロラクチン分泌性下垂体腫の治療にも有用であるし
、次に示す症状に対しても有効であるフオルブス−アル
ブライト(For−bes Albright)症候群
、シアリーフロメル(Chiari Fromme l
)症候群、女性型乳房および前立腺肥大のためにエスト
ロゲンステロイドを投与した結果生じる女性型乳房、胸
部の嚢様変性線維腫系の疾病(良性細胞小集合体)、胸
部癌の予防、ソラジンのような向精神薬の投与もしくは
前立肥大による胸部隆起。
化合物(■)を用いてプロラクチン分泌を抑制するには
、前記式(■)で示される8,8−ジ置換−6−メチル
エルゴリンもしくはその塩を製薬的に許容され得る酸と
共にトウモロコシ油に乳遊させ、その懸濁液を0.01
−10mg/kg/日の割合で哺乳動物(雌)に非経口
的あるいは経口的に与えればよい。
投与方法としては経口法が好ましい。
非経口法としては適当な製剤を用いてその皮下注射の他
に復腔内、筋肉内、あるいは静脈内注射も同様に有効で
ある。
特に静脈内もしくは筋肉内投与の場合には、式(■)で
示される8,8−ジ置換−6−メチルエルゴリンの製薬
的に許容され得る可溶性塩(特にメタンスルホン酸塩)
を用いる。
経口法の場合には、式(■)で表わされる化合物の遊離
塩基もしくは塩のいずれかを標準的な賦形剤と混合して
はめ込み式ゼラチンカプセルに充填したり錠剤に製剤出
来る。
本発明化合物はまたCNS鎮静作用を有するので一般に
鎮静剤として有用である。
例えば、D−6−メチル−8β−カルボメトキシ−8α
−シアノメチル−9−エルゴレン・マレイン酸塩および
その対応する8β−カルボメトキシ−8α−メチル化合
物などが上記鎮静作用を有する。
下記実施例A−Fは、化合物(■)をさらに反応させて
得られる化合物(■)に関するものである。
実施例A D−6,8α−ジメチル−8β−ヒドロキシメチルエル
ゴリンの製法 D−6,8α−ジメチル−8β−カルボメトキシエルゴ
リン700mgをTHF100mlに溶かした溶液に水
素化アルミニウムリチウム700mgを徐々に加え、窒
素雰囲気中、室温において約0.75時間攪拌した後、
冷却し、酢酸エチルを加えて過剰の水素化アルミニウム
リチウムを分解した。
反応混液を水で稀釈し、上記反応で生成されたD−6,
8α−ジメチル−8β−ヒドロキシメチルエルゴリンを
クロロホルムに抽出し、クロロホルム層を分離乾燥した
溶媒を留去して残渣をエーテル−ヘキサン混合溶媒から
再結晶すると約219〜221℃で溶融(分解)するD
−6,8α−ジメチル−8β−ヒドロキシメチルエルゴ
リンが得られた。
元素分析 計算値:C,75.52;H,8.20;N,10.3
6実験値:C,75.46;H,8.24;N,10.
08D−6,8β−ジメチル−8α−カルボメトキシエ
ルゴリンを用いて上記還元法を繰返し、酢酸エチルから
再結晶すると約222〜224℃で溶融(分解)するD
−6,8β−ジメチル−8α−ヒドロキシメチルエルゴ
リンが得られた。
元素分析 計算値:C,75.52;H,8.20;N,10.3
6実験値:C,75.43;H,8.37;N,10.
11実施例B D−6,8β−ジメチル−8α−メシルオキシメチルエ
ルゴリンの製法 実施例Aに記載の方法に従って、D−6,8β−ジメチ
ル−8α−カルボメトキシエルゴリン2.1gを水素化
アルミニウムリチウムと反応させて対応スる8α−ヒド
ロキシメチル誘導体に還元した。
得られた粗生成物をピリジン50mlに溶解して塩化メ
シル0.9mlを滴下し、反応容器を密栓して室温で約
20分間攪拌し、炭酸水素ナトリウム水溶液に注加した
上記反応で得られたD−6,8β−ジメチル−8α−メ
シルオキシメチルエルゴリンをクロロホルムで抽出し、
クロロホルム層を分離乾燥して蒸発に付し、エタノール
から再結晶すると176〜178℃で溶融する純粋なD
−6,8β−ジメチル−8α−メシルオキシメチルエル
ゴリンが得られた。
元素分析 計算値:C,62.04;H,6.94;N,8.04
実験値:C,61.98;H,7.10;N,7.96
出発物質としてD−6,8α−ジメチル−8β−カルボ
メトキシエルゴリンを用いて上記反応を繰返し、エーテ
ルから再結晶すると約160℃で溶融(分解)するD−
6,8α−ジメチル−8β1−メシルオキシメチルエル
ゴリンが得られた。
元素分析 計算値:C,62.04;H,6.94;N,8.04
;S,9.20 実験値:C,61.75;H,7.20;N,8.31
;S,9.19 実施例C D−6,8α−ジメチル−8β−シアノメチルエルゴリ
ンの製法 D−6,8α−ジメチル−8β−メシルオキシメチルエ
ルゴリン200mg、シアン化ナトリウム200mgお
よびジメチルスルホキシド(DMSO)25mlから成
る混液を100〜120℃で約2.25時間加熱して水
に注加し、得られたD−6,8α−ジメチル−8β−シ
アノメチルエルゴリンを酢酸エチルで抽出した。
抽出液を分離して乾燥し、酢酸エチルを留去して残渣を
エタノールから再結晶すると250〜255℃で溶融(
分解)するD−6, 8α−ジメチル−8β−シアノメ
チルエルゴリンが得られた。
元素分析 計算値:C,77.38;H,7.58;N,15.0
4実験値:C,77.58;H,7.78;N,15.
12上記工程に従ってD−6,8βニジメチル−8α−
メシルオキシメチルエルゴリンをシアン化ナトリウムと
反応させると対応する8α−シアノメヂル化合物が得ら
れた。
この化合物をフロリシル上にクロマトグラフし、エタノ
ール含有率2%のクロロホルムで溶出して出発物質から
分離した。
クロ斗トグラフイーにより精製した物質をベンゼン−ヘ
キサン混合溶媒から再結晶すると195〜196℃で溶
融するD−6,8β−ジメチル−8α−シアンメチルエ
ルゴリンが得られた。
元素分析 計算値:C,77.38;H,7.58;N,15.0
4実験値:C,77.72;H,7.57;N,14.
63D−6,8α−ジメチル−8β−フエニルメルカプ
トメチルエルゴリンの製法 実施例Cに記載め方法に従ってD−6,8α−ジメチル
−8β−メシルオキシメチルエルゴリンをDMF中でチ
オフェノールのナトリウム塩と反応させるとD−6,8
α−ジメチル−8β−フエニルメルカプトメチルエルゴ
リンが得られた。
未反応のチオフェノールを除去するために反応混液を5
%水酸化カリウムで洗浄し、生成されたD−6,8α−
ジメチル−8β−フエニルメルカプトメチルエルゴリン
をフロリシル上にクロマトグラフして2%エタノールを
含むクロロホルムで溶出した。
薄層クロマトグラフイーによってD−6,8α−ジメチ
ル−8β−フエニルメルカプトメチルエルゴリンを含む
と同定された分画を蒸発に付した後、エタノールから再
結晶すると157〜158℃で溶融する精製された物質
か得られた。
元素分析 計算値:C,76.20;H,7.23;N,7.73
;S,8.8 4 実験値:C,75.99;H,7.04;N,7.50
;S,8.99 出発物質として対応する8α−メシルオキシを用いて前
記工程を実施し、エタノールから再結晶すると217〜
218℃で溶融(分解)するD−6,8β−ジメチル−
8α−フエニルメルカプトメチルエルゴリンが得られた
元素分析 計算値:C,76.20;H,7.23;N,7.73
実験値:C,76.14;H,7.39;N,7.79
実施例E D−6,8,8−トリメチルエルゴリンの製法D−6,
8β−ジメチル−8α−フエニルメルカプトメチルエル
ゴリン約215mgを95%エタノール25ml中で湿
ラネーニッケル約3gと反応させ、窒素雰囲気中で約3
5分間加熱還流した。
混液が熱いうちに触媒を濾去して95%エタノールで充
分洗浄し、濾液を蒸発に付すとD−6.8.8−トリメ
チルエルゴリンが残渣として得られた。
この化合物をメタノールから再結晶すると221〜22
2℃で溶融した。
元素分析 計算値:C,80.27;H,8.72;N,11.0
1実験値:C,80.33;H,8.84;N,11.
21対応する8β−フエニルメルカプトメチル異性体を
用いて映記ヌ応を実施すると同一化合物、即ちD−6,
8,8−トリメチルエルゴリンが得られた(融点も同じ
)。
実施例F D−6,8α−ジメチル−8β−カルボキシー9−エル
ゴレン(α−メチルインリセルグ酸)の製法 b−6,8α−ジシチル−8β−カルボメトキシ−9−
エノヒゴレン・マレイン酸塩(α−メチルイソリセルグ
酸メチル・マレイン酸塩)、約1gを10%水酸化カリ
ウム水溶準約50mgと共に窒素雰囲気中で3時間、還
流した。
混液を冷却して濾過し、濾液に酢酸を加えて酸性にした
が、沈澱物は得られなかった。
次にアンモニア水を加えて濾液をアルカリ性にしたが、
沈澱は生じなかった。
アルカリ層をクロロホルムで抽出し、抽出液を廃棄した
アルカリ性の水層を約50mlに濃縮して濾過し、濾取
物を水、エタノール、およびエーテルで洗浄して少量の
水酸化アンモニウムに溶解し、水で希釈した。
このアルカリ性の溶液を真空中で濃縮し、水で約50m
lに稀釈して一夜冷却し、得らわた沈澱を沢取して再び
水、エタノール、およびエーテルで洗浄して乾燥すると
230〜232℃で溶融(分解)するD−6,8α−ジ
メチル−8β−カルボキシ−9−エルゴレン(α−メチ
ルイソリセルグ酸が得られた。
元素分析 計算値:C,72.32;H,6.43;N,9.92
実験値:C,72.04;H,6.22;N,9.64
以下の実施例は式(IY)で表わさわる化合物の製法を
さらに詳述したものである。
実施例1 D−6.8−ジメチル−8−カルボメトキシエルゴリン
の製法 テトラメチルピペリジン11.5gをテトラヒドロフラ
ン(THF) 100mlに溶かした溶液を約−10℃
に冷却し、n−ブチルリチウムの1.6Mヘキサン溶液
50mlを、温度が−10から−2℃の間に保時される
速さで加えた。
反応混液を窒素雰囲気中で約20分間冷却攪拌し、ジヒ
ドロリセルグ酸メチル5.7gをTHF125mlに溶
かした溶液を添加し、この間の温度を−10から−5℃
に保持した。
混液を窒素雰囲気中で約15分間冷却攪拌後、ヨウ化メ
チル3.6gをTHF50mlに溶かした溶液を速やか
に加えた。
反応温度は−9℃から約1℃に上昇し、さらに35分間
かけて6℃に昇温した。
混液に酢酸水溶液を加えて分解し、酸性層を水で稀釈後
、固体炭酸水素ナトリウムを加えてアルカリ性にした。
上記反応で形成されたD−6,8−ジメチル−8−カル
ボメトキシエルゴリンはアルカリ性層に不溶であり、分
離してクロロホルムに抽出した。
クロロホルム層を分離乾燥後、溶媒を留去して残渣を薄
層クロマトグラフすると出発物質のジヒドロリセルグ酸
メチルよりも極性の小さいスポットを2つ示した。
この2つのスポットは上記反応で生成される2つの異性
体、即ちα−およびβ−メチル異性体に対応するもので
ある。
残渣をクロロホルムに再溶解し、フロリシル250gを
通して濾過するとD−6,8−ジメチル−8−カルボメ
トキシエルゴリンの構造を有する2つの異性体から成る
混合物が得られた。
この混合物をフロリシル250g上にクロマトグラフし
、クロロホルム−エーテル混合溶媒で溶出させるとD−
6,8α−ジメチル−8β−カルボメトキシエルゴリン
(融点約136〜138℃、収率18%)および対応す
る8β−メチル−8α−カルボメトキシ異性体(融点約
223〜225℃(分解)、収率約35%)が得られた
D−6.8a−ジメチル−8β−カルボメトキシエルゴ
リン 元素分析 計算値:C,72.46;H,7.43;N,9.39
実験値:C,72.29;H,7.28;N,9.43
D−6,8β−ジメチル−8a−カルボメトキシエルゴ
リン 元素分析 計算値:C,72.46;H,7.43;N,9.39
実験値:C,72.73;H,7.69;N,9.64
実施例2 D−6−メチル−8−カルボメトキシ−8−シアンメチ
ルエルゴリンの製法 実施例1に記載の方法に従って、THF中、テトラメチ
ルビペリジンとn−ブチルリチウムの存在下にクロロア
セトニトリルでアルキル化すると8a−カルボメトキシ
−8β−シアノメチルおよび8a−シアノメチル−8β
−カルボメトキシ異性体の混合物が得られた。
クロロホルム抽出液を蒸発に付して得られた残渣をフロ
リシル上にクロフトグラフし、5%エタノール含有クロ
ロホルムで溶出した。
薄層クロマトグラフイーによって各異性体を含むと同定
された分画を合して溶媒を留去し、残渣を再結晶すると
初期の分画からは極性の小さい方の異性体、即ち、D−
6−メチル−8a−シアノメチル−8β−カルボメトキ
シエルゴリンが得られ、エーテルーヘキサン混合溶媒か
ら再結晶した。
(融点179〜180℃)。元素分析 計算値:C,70.57;H,6.55;N,12.9
9実験値:C,70.41;H,6.55;N,13.
19クロマトグラフイーによって分離し、エーテルーヘ
キサン混合溶媒から再結晶して得られる融点220〜2
23℃(分解)のD−6−メチル−8β−シアンメチル
−8a−カルボメトキシエルゴリンは、その異性体より
も大きい極性を示したが、出発物質の極性よりは小さか
った。
元素分析 計算値:C,70.57;H,6.55;N,12.9
9実験値:C,70.32;H,6.79;N,13.
27実施例3 D−6−メチル−8,8−ジカルボメトキシエルゴリン
の製法 実施例1に記載の方法に従ってTHF中、テトラメチル
ピペリジンとn−ブチルリチウムの存在下に9,10−
ジヒドロリセルグ酸メチルをメチルクロロカルボネート
と反応させるとD−6−メチル−8,8−ジカルボメト
キシエルゴリンが得られ、単離してフロリシル上にクロ
マトグラフし,クロロホルムーエーテル混合溶媒(1:
1)で溶出した。
薄層クロマトグラフイーによってD−6−メチル8,8
−ジカルボメトキシエルゴリンを含むと同定された分画
を合して溶媒を留去し、残渣をエーテルヘキサン混合溶
媒から再結昂すると約164〜165℃で溶融する結晶
性物質が得られた。
元素分析 計算値:C,66.65;H,6.48;N,8.18
実験値:C,66.78;H,6.51;N,7.95
実施例4 D−6,8a−ジメチル−8β−カルボメトキシ−9−
エルゴレンの製法 ジイソプロピルアミン10gをTHF150mlに溶か
した溶液を約−75℃に冷却し、n−ブチルリチウムの
約1.6Mヘキサン溶液60mlを徐々に加えた。
さらにリセルグ酸メチル7.0gをTHF120mlに
溶かした溶液を滴下すると沈澱物が得られて溶液の粘性
が増大したのでさらに120mlのTHFを加えた。
ヨウ化メチル12.4mlとTHF100mlから成る
溶液を速やかに加えると溶液の温度が約−49℃に昇温
した。
残存する有機金属を分解するために混液を酢酸水溶液で
処理して水で稀釈し、水層に稀アンモニア水を加えてア
ルカリ性にした。
この反応で得られたD−6,8a−ジメチル−8β−カ
ルボメトキシ−9−エルゴレンおよびその8β−メチル
−8a−カルボメトキシ異性体はアルカリ層に不溶であ
るので分離し、酢酸エチルで抽出した。
抽出液を分離して水および飽和食塩水で順次洗浄し、分
離乾燥後、有機層の揮発性成分を留去した。
得られた残渣のクロロホルム溶液をフロリシルを通して
濾過するとD−6,8a−ジメチル−8β−カルボメト
キシ−9−エルゴレンが結晶化し、さらにエーテルーヘ
キサン混合溶媒から再結晶した(融点,117〜119
℃)。
元素分析 計算値:C,72.95;H,6.80;N,9.45
実験値:C,73.17;H,6.89;N,9.24
上記再結晶の母液を蒸発乾固して得られる残渣をフロリ
シル上にクロマトグラフし、クロロホルムで溶出すると
D−6.8a−ジメチル−8β−カルボメトキシ−9−
エルゴレン、出発物質、および中間分画中にD−6,8
β−ジメチル−8a−カルボメトキシ−9−エルゴレン
が得ラれ、エーテルから再結晶すると206〜208℃
で溶融(分解)した。
元素分析 計算値:C,72.95;H,6.80 N,9.45
実験値:C,72.68 H,7.05;N,9.43
実施例5 D−6−メチル−8−シアンメチル−8−カルボメトキ
シ−9−エルゴレンの製法 ジイソプロピルアミン1.6gをTHF20mlに溶か
した溶液を約−45℃に冷却し、温度が−45から−3
5℃の間に保持されるような速さでn−ブチルリチウム
の約1.6Mヘキサン溶液10mlを加えた。
混液を窒素雰囲気中で約15分間冷却攪拌し、5温度を
約−35℃以下に保つような速さでリセルグ酸メチル1
.15gをTHF25mlに溶かした溶液を加えた。
溶液の粘性を減少させるためにさらに10mlのTHF
を加えて冷却し、窒素雰囲気中で約15分間障拌した。
クロロアセトニトリル12gをTHF10mlに溶かし
た溶液を加え、25分間かけて約6℃に昇温し、酢酸水
溶液を加えて分解した。
酸性の反応混液を水で稀釈し、固体炭酸水率ナトリウム
を加えてアルカリ性にし、アルカリ層をクロロホルムで
抽出した。
上記反応で得られたD−6−メチルー8−シアノメチル
−8−カルボメトキシ−9−エルゴレンはアルカリ性溶
液に不溶であるのでクロロホルム層に移した。
クロロホルム層を分離乾燥して溶媒を留去し、残渣をフ
ロリシル上にクロマトグラフしてクロロホルムで溶出し
た。
溶出された2つ目の成分がD−6−メチル−8−シアノ
メチル−8−カルボメトキシ−9−エルゴレンであった
この化合物を含んでいると同定された分画を合して溶媒
を留去し、残渣をエーテルに溶解してマレイン酸のエー
テル溶液を加え、さらにエタノールから再結晶すると1
58〜161℃で溶融(分解)するD−6−メチル−8
−シアノメチル−8−カルボメトキシー9−エルゴレン
・マレイン酸塩が得られた。
このマレイン酸塩を遊離塩基に逆変換して標準の酸塩基
抽出法を実施し、D−6−メチル−8−シアノメチル−
8−カルボメトキシ−9−エルゴレンをアルカリ性の水
層から再抽出し、得られた残渣を対応するマレイン酸塩
に変換してエーテルから再結晶すると176〜177℃
で溶融(分解)するD−6−メチル−8−シアンメチル
−8−カルボメトキシ−9−エルゴレン・マレイン酸塩
が得ラれた。
元素分析 計算値:C,63.15;H,5.30 N,9.61
実験値:C 63.14;H,5.05;N,9.87
実施例6 塩の製法 実施例5に記載のマレイン酸塩を除く遊離塩基■の塩は
、遊離塩基をエーテルに溶かした溶液に、適当な非毒性
酸のエーテル溶液を等量加えて調整した。
このようにして形成された塩(例えば、硫酸塩、リン酸
塩など)はエーテルに不溶であるので濾取して単離でき
る。
また、アミン塩基をエタノールに溶解して等量の酸をエ
タノール性溶液として加える方法もある。
この場合には、形成された塩は反応混液に可溶であるの
で溶媒を減圧留去して単離する。
上記工程に従って形成される塩には塩酸塩、硫酸塩、臭
化水素酸塩、リン酸塩、リン酸一水素塩、リン酸二水素
塩、酢酸塩、マレイン酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、ク
エン酸塩、安息香酸塩、およびp−トルエンスルホン酸
塩が包含される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式 (式中、alkはC1−C3アルキルを表わし、破線は
    二重結合が任意に存在することを表わす。 )で表わさわる化合物を、 式 R2(CH2)nX (式中、R2はメチル、シアノ、あるいは低級アルコキ
    シカルボニルを、nは0〜1を、Xはハロゲンを表わす
    。 )で表わされるアルキル化剤と非水解塩基の存在下に反
    応させて、 式 (式中、R3は(C1−C3アルコキシ)カルボニルあ
    るいはCH2Z′を、Z′は水素あるいはシアノを表わ
    し、alkは前記と同意義を有する。 また、破線は二重結合が任意に存在することを表わす。 )で表わされる化合物およびその製薬的に許容され得る
    酸付加塩を得ることを特徴とする新規エルゴリン誘導体
    の製造方法。
JP50144580A 1974-12-06 1975-12-03 シンキエルゴリンユウドウタイノ セイホウ Expired JPS5813542B2 (ja)

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