JPS58134B2 - Ofケ−ブルの製造方法 - Google Patents

Ofケ−ブルの製造方法

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Publication number
JPS58134B2
JPS58134B2 JP1182077A JP1182077A JPS58134B2 JP S58134 B2 JPS58134 B2 JP S58134B2 JP 1182077 A JP1182077 A JP 1182077A JP 1182077 A JP1182077 A JP 1182077A JP S58134 B2 JPS58134 B2 JP S58134B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
cable
insulating
paper layer
insulating paper
Prior art date
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Expired
Application number
JP1182077A
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English (en)
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JPS5398079A (en
Inventor
吉田昭太郎
高岡道雄
馬渡恒明
明石一弥
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Fujikura Cable Works Ltd
Original Assignee
Fujikura Cable Works Ltd
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Publication date
Application filed by Fujikura Cable Works Ltd filed Critical Fujikura Cable Works Ltd
Priority to JP1182077A priority Critical patent/JPS58134B2/ja
Publication of JPS5398079A publication Critical patent/JPS5398079A/ja
Publication of JPS58134B2 publication Critical patent/JPS58134B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明はOFケーブルの製造方法に関し、特にその中
でも乾燥工程に関するものである。
この発明の背景を述べる。
本発明者は、先にOFケーブル用絶縁油(以下OF油と
いう)を使った乾燥方法を提案した(特願昭51−11
2091号参照)。
これは高温のOF油をケーブルの内部油通路に送り込み
絶縁紙層内を半径方向に流して乾燥を行なうとともに、
外に出たOF油を脱ガス脱水装置を通してまだケーブル
内に送り込むというものである。
しかしOF油はせいぜい90℃位までしか加熱できず、
それ以上にすると劣化してしまう。
そのため絶縁紙の乾燥にかなりの時間を必要とした。
この発明はこの点をさらに改良して乾燥時間をより短縮
できるようにすることを第1の目的とするものである。
この発明の概略を述べる。
乾燥のために始めからOF油を使わないで、まずこれよ
りも耐熱劣化特性のよい絶縁油、例えばシリコン油など
をOF油が劣化を起す温度よりもはるかに高い温度まで
加熱してケーブル絶縁紙層内を半径方向に流すことによ
って、絶縁紙の乾燥を行ない、その後この絶縁油をOF
油と置換する。
例えばシリコン油を120℃程度(絶縁紙の非劣化限度
)にすると、OF油の場合の数分の一程度の短時間で乾
燥を完了させることができるようになる。
次に実施例を、シリコン油を使用する場合について説明
する。
まず装置の概略を述べる。
10は紙巻き工程を終ったケーブルで、12ばその導体
、14は内部油通路、16は未乾燥の絶縁紙層である。
18は密封可能な容器、例えば大口径のパイプで、長さ
500〜600m泣のものをU型に曲げ、湾曲部を少し
高めに入口を低目にして、油が入口の方に流れるように
している。
これは中にケーブル10を引き入れるためのもので、ケ
ーブル10の出し入れのために、軸が水平の口−ラ20
と垂直なローラ22を設け、まだ内部を真空に保つため
に真空ポンプ24を設けている。
26はシリコン油のタンク、28はこの中を真空引きす
るだめの真空ポンプ、30はシリコン油を所定温度まで
加熱するための加熱器である。
また32はOF油のタンク、34は分留塔、36はOF
油タンク、38はシリコン油タンクである。
次に作用を述べる。
(1)紙巻き行程後のケーブル10をパイプ18内に引
き入れ、その入口の両方を密封する。
そしてタンク26内のシリコン油をポンプ40で送り出
し、加熱器30で、ケーブルの絶縁紙が劣化を起こさな
い限度の120°Cまで加熱して、ケーブル100両端
から内部油通路14に送り込む。
捷だ同時に真空ポンプ24によってパイプ18内を真空
引きする。
(2)高温のシリコン油は内部油通路14から絶縁紙層
16の外へとケーブル10内を半径方向に流れ、この間
に絶縁紙層16内に含まれる水分やガスを吸収して乾燥
を行う。
(3)シリコン油によって運び出されたケーブル10内
のガスや水分の大部分は真空ポンプ24で排出される。
シリコン油はポンプ42によってタンク26に戻され、
真空ポンプ28によってさらに脱ガス、脱水されて、ふ
たたびケーブル10内に送り込まれ循環する。
なおOF油を循環させて乾燥する時は、途中に脱ガス装
置(油を噴霧状または薄膜状に流すと同時に真空引きす
る)を通してからケーブル内に送り込む必要があったが
、シリコン油の場合は120℃位にまで加熱すると含有
水分はほとんどなくなるので、その必要はなくなる。
(4)絶縁紙層16の乾燥が終了したら、シリコン油の
循環を止める。
そしてタンク32からOF油をポンプ44で送り込み、
絶縁紙層16内のシリコン油を完全にOF油で置換する
なおシリコン油とOF油はよく混合するので、第1図の
ようにケーブル10からパイプ18内に出だ混合油をま
ずポンプ46で分留塔34内に送り込み、シリコン油を
分離し回収する。
またOF油タンク36がいっばいになったとき、ポンプ
44の運転方向を逆にしてタンク32を移す。
(OFタンク36を直接タンク32に接続し、連続して
循環させることもできる。
)(5)以上のようにして絶縁紙層16内のシリコン油
が完全になくなった時、乾燥は終了し、また同時に含浸
も終了することになり、次のシース工程に移る。
以上で実施例の説明を終る。
なお、ケーブル10を引き入れるための密封可能な容器
として、パイプ18を用いるかわりに、ケーブルシース
そのものまたはその他の容器を使用する場合もこの発明
に含まれる。
この発明の効果を述べる。
OF油よりも耐熱劣化特性のよい絶縁油を用いて乾燥を
行うので、OF油の劣化を起す温度よりはるかに高い温
度まで加熱して循環させることができ、乾燥時間をOF
油の場合に比べて非常に短縮できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の詳細な説明するだめの概略図、第2
図はケーブル10の一部分の拡大断面図である。 10:ケーブル、14:内部油通路、16:絶縁紙層、
18:パイプ(密封可能な容器の一例)24:真空ポン
プ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 紙巻きの終ったケーブル10を密封可能な容器内に
    入れ、ケーブル10の内部油通路14とケーブル絶縁紙
    層16の外側との間に、OFケーブル用絶縁油よりも耐
    熱劣化特性のよい絶縁油を、OFケーブル用絶縁油の熱
    劣化を起す温度以上の温度に加熱して流し、かつ前記容
    器内を真空引きすることによって絶縁紙層16の乾燥を
    行なう行程と、 前記工程が終った後絶縁紙層16内の前記絶縁油をOF
    ケーブル用絶縁油と置換する工程とを含むことを特徴と
    するOFケーブルの製造方法。
JP1182077A 1977-02-04 1977-02-04 Ofケ−ブルの製造方法 Expired JPS58134B2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5398079A JPS5398079A (en) 1978-08-26
JPS58134B2 true JPS58134B2 (ja) 1983-01-05

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