JPS58134839A - 滅菌包装方法 - Google Patents

滅菌包装方法

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JPS58134839A
JPS58134839A JP1140382A JP1140382A JPS58134839A JP S58134839 A JPS58134839 A JP S58134839A JP 1140382 A JP1140382 A JP 1140382A JP 1140382 A JP1140382 A JP 1140382A JP S58134839 A JPS58134839 A JP S58134839A
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JP
Japan
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sterilization
container
oxygen
gas
sterilized
Prior art date
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JP1140382A
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English (en)
Inventor
邦彦 高木
薮下 安紀
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Unitika Ltd
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Unitika Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は空気中の酸素の酸化作用に対して、不安定な物
質の滅菌包装方法に関する。
近年、耐熱性に乏しい物質の滅菌法としてガス滅菌法や
放射線滅菌法が採用されており、特に医療関係1食品関
係などの製品の滅11cよく利用されている。たとえば
、全面が紙からできた袋あるいは片面は紙で片面はプラ
スチック製のfRfc被滅菌物を入れ、開放口をシーM
したのちガス滅sI処理を行ない、滅菌処理後1紙の部
分より滅菌ガスを放出させて市場に流通させるカーある
いは開放口をV−νしたのち空気の存在下で放射線滅[
処理を行ない、滅菌悠理後、市場に流通させることが行
なわれている。
しかし、このような滅菌包装方法では9袋の一部分は紙
で作られているので、市場での流通過程等において紙が
破損して細菌が破損個所力為ら侵入しやすい欠点であっ
た。また、一部分が紙であるため、滅菌ガスの放出がで
きるとかあるいは空気中の酸素の存在下で放射線滅菌か
できるという点では都合がよい反面、空気中の酸素の酸
化作用に対して不安定な物質の長期保存ができないとい
う欠点があった。
本発明者等は前述のごとき状況に鑑み理想的な滅菌包装
方法を提供すべく種々研究を重ねた結果本発明に到達し
たものである。
すなわち本発明は、空気中の酸素の酸化作用に対して不
安定な物質の滅菌包装方法であり、さらに詳しくは、少
なくともその一部が通気性材料で構成された滅菌容器に
被滅菌物を収納し、開放口をシーvした後、減菌処理を
行ない、滅菌処理後酸素透過度の低い材料で該容器を覆
い9次いでその内部の空気を不活性ガスで置換すること
により脱酸素を行なうかあるいはその内部に脱酸素剤を
封入して脱酸素を行なうことにより被滅菌物を脱酸素下
で貯蔵することを特徴とする滅菌包装方法である。
本発明によれば、滅菌効果を保持した状態のまま不活性
ガス雰囲気下あるいは脱酸素雰囲気下で作用を受けない
ので滅菌物の保存安定性が非常に良好である。また1本
発明においては滅菌容器を酸素透過度の低い材料で覆っ
ているので、容器破損の心配もなく、長期の滅菌効果と
長期の保存安定性が保持されるため、空気中の酸素によ
り変色あるいは変質する不安定な物質の長期保存に特に
有用である。
本発明の方法により滅菌包装を行なうには、まず、少な
くともその一部が通気性材料で構成された滅菌容器に被
滅菌物を収納し、開放口をシー配した後、滅菌処理を行
なう。
本発明に使用される滅菌容器を構成する通気性材料とは
、気体は透過させるが微生物は通過させないような、た
とえば紙、不織布、フィVム、V−ト、フィルター、膜
、多孔質体などであって。
好ましくは0.5μ以下の径の孔あるいは空間を有する
ものであり、それ自体又はプラスチックスと熱あるいは
接着剤等によりシーV可能なものをいう。かかる通気性
材料を構成する素材としては。
たとエバ七Vロース、セルロースエステsy、dリアミ
ド、ポリエステル、Iリカーボネート、11!リスチレ
ン、/リエチレン、ポリプロピレン、フッ素系樹脂、シ
リコン系樹脂、Vリカ、ガフスなどがあげられる。本発
明に使用される滅菌容器は。
少なくともその一部が上記のごとき通気性材料で構成さ
れていることが必要であるが、他の部分は通気性を有し
ない材料で溝数されていても差しつかえない。滅菌容器
の形状は、容器の中に被滅菌物を収納できさえすれば特
に限定されるものではなく9袋状、筒状、チューブ状9
箱状などいかなる形状のものでもよい。また、容器の硬
さや柔軟さもとくに限定されることはない。
本発明に採用しつる滅菌処″理としてはいかなる滅菌法
でよいが、好ましくはエチレンオキサイドガス、プロピ
レンオキサイド、ホVムアVデヒド。
β−デロピオフクトン、メチVブロマイド等の滅菌ガス
を用いるガス滅菌処理あるいはX、線、γ線などの電磁
放射線、高速電子線、β線、β線、中性子、陽子などの
粒子放射線等を用いる放射線滅菌処理であり、滅菌ガス
の圧力、放射線の線量などは滅菌物に応じて任意でよい
本発明においては滅菌処理後に、酸素透過度の低い材料
で上記の滅菌容器を覆い1次いでその内部の空気を不活
性ガスで置換することにより脱酸素を行なりかあるいは
その内部に脱酸素剤を封入して脱酸素を行なうことによ
り被滅菌物を脱酸素下で貯蔵する。
本発明に使用される酸素透過度の低い材料とは酸素透過
度が1000 cc/d・24hr・at臘以下、好ま
しくは120αン′wI−24 hr−atm以下であ
るような、たとえばフイ〃ム、シート、板、チューブ、
パイプなどをいう、かかる酸素透過度の低い材料を構成
する素材としては、たとえばダリビニルアVコーV系樹
脂。
lり塩化ビニリデン系樹脂、ポリアミド系樹脂。
ポリエステV系樹脂、lリオレフィン系樹脂、金属箔な
どがあげられるが、好適な材料としては。
たとえば延伸ポリビニMアVコールフイνム、エチレン
ポリビニVアルコーVフイVム、二M m伸ポリビニV
アルコ−VフイVム、ポリ塩化ビニリデンコートビニロ
ンフィVム、セロファン、ホリ植化ビニリデンコートセ
ロファン、7yす種化ビニリデンコート延伸ナイロンフ
イVム、ポリ塩化ビニリデンコートポリエステVフィV
ム、ポリ樵化ビニリデンコート延伸ボリデロビレンフィ
Vム。
砥イ申ナイロンフイVム、ポリエチレンテレフタレート
フイVム、延伸ポリプロピレンフィMム、アvミ箔など
があげられる。酸素透過度の低い材料の厚さは用途に応
じた厚さでよく、形状も滅WIF器を覆うことができれ
ばいかなるものでもよい。
本発明に用いられる不活性ガスとしては、たとえば窒素
、ヘリウム、アVゴン、炭酸ガス等種々のものがあげら
れる。不活性ガスの圧力はとくに限定さ−れない、また
1本発明に用いられる脱酸素剤としては、酸素を吸収す
るものであればいかなるものでも力蔦まわないが、容器
内の酸素を吸収するに充分な量を使用することが必要で
ある。
本発明にいう酸素の酸化作用゛□に対して不安定な物質
としては、たとえばタンパク質(酵素など)。
脂質、糖質などの単体多るいは複合体等があげられる。
また、これらが担体などの表面に固定化されているもの
などがあげられる。
本発明の方法は酸素の酸化作用に対して不安定な物質の
滅菌後の保4に有効であり、医療1分野。
食品分野、薬品・試薬分野等の包装に利用しうるもので
ある。
以下、実施例を示し0本発明をさらに具体的に説明する
なお9例中の固定化ウロキナーゼの活性測定は金井、金
井編著「臨床検査法提要」改訂第27版(金属出版) 
M −100を参照し、フィブリノーゲン水溶液にトロ
ンビン生理食塩水溶液を添加して作成したフィブリン平
板を用い次のようにして行なった。
すなわち、ウロキナーゼを固定化したカテーテルをフィ
ブリン平板上Cお#、37cで24時間放置後、溶解し
たフィブリン膜の面積をもって活性力価とした。そして
所定期間保存後の固定化ウロキナーゼの活性力価を滅菌
直後の活性力価で除した数値を求めて活性残存率として
表わした。
実施例1 ウロキナーゼを固定化したカテーテ〃を片面はポリエチ
レン、片面は紙でできた袋状体の容器に収納し、完全y
−νした後、ガス滅菌処理(エチレンオキティドガス2
0優φ炭酸ガス80%。
1 #/dG、 40℃、40fiRH,2時間処理)
シ。
処理後、真空下で滅菌ガスを容器より完全に放出した。
このカテーデVの入った容器を二軸砥伸ビニロンフイV
ムで覆い、その中をアにボンガスで置換し、アルゴンガ
スで充てんしたのち完全シーvした。このものについて
、長期間保存した場合のウロキナーゼ活性の低下を調べ
たところ、25℃にて6力月間保存した場合のウロキナ
ーゼの活性保存率は95g6であり、カテーテルは無菌
状態であった。
比較のため、二軸砥伸ビニロンフイVムで覆わなくて、
空気存在下のまま同様に保存したカテーテルは無菌状態
であったが、りaキナーゼの活性保持率は55g6であ
った。
実施例2 実施例1と同様にガス滅菌処理し、滅菌ガスを除去した
ウロキナーゼ固定化カテーテVの入った容器を二輪延伸
ビニロンフイVムで覆い(空気容積1oce)、その中
に脱酸素剤(三菱瓦斯化学社製、エージレス、酸素吸収
能力100 ee )を封入。
完全S/−A/した。このものを25℃にて6力月間保
存したところウロキナーゼの活性保存率は95%であり
、カテーテVは無菌状轢であった。
実施例3 ウロキナーゼを固定化したカテーテルを片面はポリエチ
レン、片面は紙でできた袋状体の容器に収納し、完全シ
ーvした後、放射線滅菌処理(C。
−60、2,5Mrad ) シm 処理後、このカテ
ーテルの入った容器を二輪延伸ビニロンフイ〃ムで覆い
その中をアVゴンガスで置換し、アVゴンガスを充てん
したのち完全V−〃した。このものを25℃にて6力月
間保存したところクロキナ−讐の活性保持率は95g6
であり、カテーテVは無菌状態であった。
比較のため、二軸砥伸ビニロンフイVムで覆わなくて、
空気存在下のまま同様に保存したカテーテ〃はms状態
であったが、ウロキナーゼの活性保持率は55g6であ
った。
実施例4 実施例3と同様に放射線滅菌処理したウロキナーゼ固定
化カテーテVの入った容器をポリ塩化ビニリデンコート
ビニ“ロンフイVムで覆い(空気容積soo ce )
、その中に脱酸素剤(三菱瓦斯化学社製エージVス、酸
素吸収能力1QQce)を封入、完全7−vした。この
ものを25℃にて6力月間保存したところウロキナーゼ
の活性保持率は90g6であり、カテーテVは無菌状態
であった。
特許出願人 ユニチカ株式会社 手続補正書(自発) 昭和58年 2月70日 1、事件の表示 特願昭57−11403号 2、発明の名称 滅菌包装方法 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住 所  尼崎市東本町1丁目50番地〒541 住 所  大阪市東区北久太部町4丁目68番地名 称
  ユ = 多 力 株式会社 特許部電話 06−2
81−5258  (ダイヤルイン)4、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 5、補正の内容 (1)明細書第6頁第15行の「ポリ塩化ビニリデン系
樹脂、」の次に「ポリ塩化ビニル系樹脂、ボリアタリロ
ニトリル系樹脂、」を挿入する。
(2)同書同頁第16行〜第17行の「金属箔」の次に
「あるいはこれらの2種以上を複合したもの」を挿入す
る。
(3)同書同頁第19行〜第20行の「二軸延伸ポリビ
ニルアルコールフィルム、」の次に「アクリロニトリル
−メチルアクリレート共重合体フィルム、」を挿入する
(4)同書第7頁第7行の「延伸ポリプロピレンフィル
ム、」の次に「ポリ塩化ビニルシート、ポリエチレン/
エチレン−ビニルアルコール共重合体/ポリエチレン複
合シート、ポリプロピレン/エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体/ポリプロピレン複合シート、ポリスチレン
/エチレン−ビニルアルコール共重合体/ポリスチレン
複合シート、ポリスチレン/エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体/ポリプロピレン複合シート、アクリロニト
リル−メチルアクリレート共重合体シート、ポリ塩化ビ
ニリデンコートポリ塩化ビニルシート、ポリ塩化ビニル
/ポリ塩化ビニリデン/ボエエチレン複合シート、」を
挿入する。
(5)同書第11頁第13行と第14行との間に次の実
施例5及び実施例6を挿入する。
[実施例5 ウロキナーゼを固定化したカテーテルをl!Eさ0.4
 n+mのポリ塩化ビニルでできた。つばのついた箱状
容器(上部面が開放されている。)に収容したのち、開
放されている上部をつばの部分で糊剤のついたポリエチ
レン不織布により完全にシールし、実施例1と同様にガ
ス滅菌処理を行った。その後、室温で24時間放置して
滅菌ガスを十分に除去したのち、不織布の上をさらにポ
リエチレンをコートした厚さ20μのアルミ箔で覆い、
その間に脱酸素剤(三菱瓦斯化学社製、エージレス、酸
素吸収能力200cc)を挿入してつばの部分をヒー 
トシールすることにより箱状容器を密封した。約1日経
過すると容器の内部は脱酸素され、気体容積が減少する
為に容器の上部はやや凹状になったが、このものを25
℃にて6力月間保存したところウロキナーゼの活性保持
率は91%であり、カテーテルは無菌状態であった。
実施例6 容器として、厚さ0.5 mmのアクリロニトリル−メ
チルアクリレート共電・合体シートでできた。
つばのついた箱状容器を使用した以外は実施例6と同様
にしてウロキナーゼを固定化したカテーテルを25℃で
6力月間保存した。その結果。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくともその一部が通気性材料で構成された滅
    菌容器に被滅菌物を収納し、開放口をV−A/L、た後
    、滅菌処理を行ない、滅菌処理後酸素透過度の低い材料
    で該賽器を覆い9次いでその内部の空気を不活性ガスで
    置換することにより脱酸素を行なうカーあるいはその内
    部に脱酸素剤を封入して脱酸素を行なうことにより被滅
    菌物を脱酸素下で貯蔵することを特徴とする酸素の酸化
    作用に対して不安定な物質の滅菌包装方法。
  2. (2)滅菌処理がガス減菌である特許請求の範囲第1項
    記載の方法。
  3. (3)滅菌処理が放射線滅菌である特許請求の範囲第1
    項記載の方法。
  4. (4)酸素の酸化作用に対して不安定な物質がタンパク
    質である特許請求の範囲第1項記載の方法。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5635975A (en) * 1979-08-29 1981-04-08 Asahi Chem Ind Co Ltd Preparation of packed food

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5635975A (en) * 1979-08-29 1981-04-08 Asahi Chem Ind Co Ltd Preparation of packed food

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