JPS5813417B2 - 耐熱容器の閉塞栓 - Google Patents
耐熱容器の閉塞栓Info
- Publication number
- JPS5813417B2 JPS5813417B2 JP54019576A JP1957679A JPS5813417B2 JP S5813417 B2 JPS5813417 B2 JP S5813417B2 JP 54019576 A JP54019576 A JP 54019576A JP 1957679 A JP1957679 A JP 1957679A JP S5813417 B2 JPS5813417 B2 JP S5813417B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- peripheral wall
- groove
- heat
- side peripheral
- wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Closures For Containers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、耐熱容器の閉塞栓に係るものである。
瓶や容器に被充填物を入れて容器ごと高温にて滅菌や殺
菌する場合に、栓や蓋を密閉すると容器内が熱せられ、
気圧が高くなって栓や蓋が吹き飛んだり、容器自体の破
損を生じる。
菌する場合に、栓や蓋を密閉すると容器内が熱せられ、
気圧が高くなって栓や蓋が吹き飛んだり、容器自体の破
損を生じる。
そのため、このような場合には容器の開口部にその都度
適当な手法を用いて容器内の気圧を流出させている。
適当な手法を用いて容器内の気圧を流出させている。
かかる手法は煩雑であるばかりでなく、容器内が負圧に
なった場合の積極的な構造が施されていないため塵埃な
どの逆浸入を許す結果、滅殺菌態様のままの長期保存に
も不都合である。
なった場合の積極的な構造が施されていないため塵埃な
どの逆浸入を許す結果、滅殺菌態様のままの長期保存に
も不都合である。
本発明は、かかる点に鑑みて、容器の開口部に密着する
軟質材の閉塞栓を用い、該閉塞栓の所定個所に溝と突状
環を設けることにより栓をした!ま所望する目的を達成
できる耐熱容器の閉塞栓を提供するにある。
軟質材の閉塞栓を用い、該閉塞栓の所定個所に溝と突状
環を設けることにより栓をした!ま所望する目的を達成
できる耐熱容器の閉塞栓を提供するにある。
次にこの発明を図面について説明する。
1は耐熱容器を示し、2は本発明に係る栓を示す。
栓2は柔軟質材、例えば軟質ゴムにて製され、上面板3
と該上面板3の一方向に突出する固定基4及び固定基4
と同方向に側周壁5をそれぞれ一体的に形成する。
と該上面板3の一方向に突出する固定基4及び固定基4
と同方向に側周壁5をそれぞれ一体的に形成する。
また、側周壁5の内径Dより固定基4の直径dを少し小
さくするとともに、固定基4の周端から側周壁5の上部
にかけて肉薄部6を設けることにより、耐熱容器1の口
部7が通過する挿入溝8と、口部上端のリム9が嵌合す
る嵌合溝10を形成することができる。
さくするとともに、固定基4の周端から側周壁5の上部
にかけて肉薄部6を設けることにより、耐熱容器1の口
部7が通過する挿入溝8と、口部上端のリム9が嵌合す
る嵌合溝10を形成することができる。
本発明の特徴とするところは、前記構成において側周壁
5の内面下部から肉薄部6に通じる溝11を刻設すると
ともに、肉薄部6と固定基4間に該固定基4と同方向に
突状環20を設けて成るものである。
5の内面下部から肉薄部6に通じる溝11を刻設すると
ともに、肉薄部6と固定基4間に該固定基4と同方向に
突状環20を設けて成るものである。
そして、溝11は一個設ける場合と、第5図に見られる
ように深溝12と浅溝13を間隔を以って設けることも
できる。
ように深溝12と浅溝13を間隔を以って設けることも
できる。
なお、側周壁5の外壁14を少しく傾斜させて上面板方
向に向うに従って側周壁5を肉薄に形成したり、固定基
4の外壁19を逆方向に傾斜して設ければ一層効果的で
ある。
向に向うに従って側周壁5を肉薄に形成したり、固定基
4の外壁19を逆方向に傾斜して設ければ一層効果的で
ある。
本発明は、上記構成を呈し被充填物15を入れた耐熱容
器1の口部7に栓2の挿入溝8を接して押圧すれば、リ
ム9が該挿入溝8を押し広げながら通過するとともに、
リム9は嵌合溝10に密嵌する。
器1の口部7に栓2の挿入溝8を接して押圧すれば、リ
ム9が該挿入溝8を押し広げながら通過するとともに、
リム9は嵌合溝10に密嵌する。
このとき、耐熱容器1の口部7の外径より栓2の側周壁
5の内径を少しく小径に形成しておけば、軟質ゴムの復
元力により側周壁5の内面が口部7の周面に密着する。
5の内径を少しく小径に形成しておけば、軟質ゴムの復
元力により側周壁5の内面が口部7の周面に密着する。
このように耐熱容器1内に被充填物15を入れて栓2で
密閉したのち、耐熱容器自体に直接的に成いは間接的に
高温を加えると容器内の気圧が高くなり、その圧力が徐
々に栓2或いは容器自体に作用する。
密閉したのち、耐熱容器自体に直接的に成いは間接的に
高温を加えると容器内の気圧が高くなり、その圧力が徐
々に栓2或いは容器自体に作用する。
しかし栓2は軟質ゴムにて製されているため柔軟性を有
し、しかも所定個所の肉厚が薄く、かつ、溝11が設け
られているため、内部圧aは栓2が受けることになる。
し、しかも所定個所の肉厚が薄く、かつ、溝11が設け
られているため、内部圧aは栓2が受けることになる。
すなわち、内部圧aは固定基4の外壁と口部1の内壁と
の小隙から口部上端に排し、柔軟性に富む肉薄部6に作
用するとともに、更に嵌合溝10の周囲の少隙から集中
的に溝11に浸入する,溝11を形成した肉薄部6及び
側周壁5は、前記肉薄部6よりそれぞれ一層肉薄に成っ
ているので、内部圧aはこの一個所の溝11に集中して
浸入作用し、該内部圧aの激しい勢いによって該溝部が
少しく膨出する。
の小隙から口部上端に排し、柔軟性に富む肉薄部6に作
用するとともに、更に嵌合溝10の周囲の少隙から集中
的に溝11に浸入する,溝11を形成した肉薄部6及び
側周壁5は、前記肉薄部6よりそれぞれ一層肉薄に成っ
ているので、内部圧aはこの一個所の溝11に集中して
浸入作用し、該内部圧aの激しい勢いによって該溝部が
少しく膨出する。
従って、溝11の下端の側周壁5を部分的に口部7から
外して小開口部16を形成せしめ、該小開口部16から
内部圧aを逃す(第3図、第4図)。
外して小開口部16を形成せしめ、該小開口部16から
内部圧aを逃す(第3図、第4図)。
この際、他の側周壁5は口部7に密着しているから、栓
2は抜けることがなく口部Tを閉塞したままの状態で小
開口部16は肉薄部6の溝11を支点として部分的に開
くにすぎない。
2は抜けることがなく口部Tを閉塞したままの状態で小
開口部16は肉薄部6の溝11を支点として部分的に開
くにすぎない。
なお、溝11が刻設されていない場合は、栓2の内面に
圧力が均一的に加わり、部分的な排気口がないから栓2
が吹き飛んだり、耐熱容器1自体の破損を生ずる。
圧力が均一的に加わり、部分的な排気口がないから栓2
が吹き飛んだり、耐熱容器1自体の破損を生ずる。
また、滅菌作用を中止すると温度が下り、内部圧aの作
用もなくなり、しかも軟質ゴムの復元力により小開口部
16は再び口部7に密着し、容器2を密閉する。
用もなくなり、しかも軟質ゴムの復元力により小開口部
16は再び口部7に密着し、容器2を密閉する。
そして、肉薄部6の厚さや溝11の幅や深さを適宜変更
することにより、所望する内部圧に対処することができ
るが、溝を二個所に設け一方を深溝12とし、他方を浅
溝13とすれば一層良好に内部圧aに対処できる。
することにより、所望する内部圧に対処することができ
るが、溝を二個所に設け一方を深溝12とし、他方を浅
溝13とすれば一層良好に内部圧aに対処できる。
つまり、浅溝13の肉厚より深溝12の肉厚の方が薄い
から、深溝12並びに浅溝13に浸入してきた内部圧a
は、初めに肉厚のより薄い部分、すなわち深溝12に作
用し該部の密着部を開き、小開口部17を形成して内部
圧aを逃す。
から、深溝12並びに浅溝13に浸入してきた内部圧a
は、初めに肉厚のより薄い部分、すなわち深溝12に作
用し該部の密着部を開き、小開口部17を形成して内部
圧aを逃す。
内部圧aが一層高くなり、深溝12のみでは対処できな
くなると浅溝13にも作用し、該部の密着部を開き小開
口部18を形成し、同時に内部圧aを逃すことができる
。
くなると浅溝13にも作用し、該部の密着部を開き小開
口部18を形成し、同時に内部圧aを逃すことができる
。
なお、側周壁5の外壁14及び固定基4の外壁19を傾
斜することは小開口部16.17,18の開閉を円滑な
らしめ、また、肉薄部6の内側に栓2と一体的に設けた
突状環20が内部圧aを一時的に受けるとともに、滅菌
作用終了後、被充填物15の冷却に伴なって耐熱容器1
内が負圧になり上面板3が少しくへこんでも、常に該突
状環20がリム9の上端部に接しているから、外部から
の気体、液体、成いは塵埃等の逆流並びに浸入を阻止し
滅殺菌態様のままの効果を維持できる。
斜することは小開口部16.17,18の開閉を円滑な
らしめ、また、肉薄部6の内側に栓2と一体的に設けた
突状環20が内部圧aを一時的に受けるとともに、滅菌
作用終了後、被充填物15の冷却に伴なって耐熱容器1
内が負圧になり上面板3が少しくへこんでも、常に該突
状環20がリム9の上端部に接しているから、外部から
の気体、液体、成いは塵埃等の逆流並びに浸入を阻止し
滅殺菌態様のままの効果を維持できる。
この発明によれば、栓に形成した溝によって容器内の圧
力を適宜に逃すことができるので、栓を嵌めたままで滅
殺菌作用を行なっても容器自体が破損することはなく、
安全性に富み、しかも突状環によって塵埃等の逆浸入を
阻止できるから、長期間滅殺菌態様を保つことができる
。
力を適宜に逃すことができるので、栓を嵌めたままで滅
殺菌作用を行なっても容器自体が破損することはなく、
安全性に富み、しかも突状環によって塵埃等の逆浸入を
阻止できるから、長期間滅殺菌態様を保つことができる
。
また、栓自体が軟質ゴム製であるから、栓の着脱はその
柔軟性によって極めて容易に成すことができ、しかも栓
は単体で全てが一体的構成のため生産性に富み安価に提
供できる。
柔軟性によって極めて容易に成すことができ、しかも栓
は単体で全てが一体的構成のため生産性に富み安価に提
供できる。
第1図は実施態様を示す縦断面図、第2図は縦断面図、
第3図は説明的縦断面図、第4図は同じく底面図、第5
図は説明的縦断面図、第6図は同じく底面図である。 図中、符号1・・・・・・耐熱容器、2・・・・・・栓
、3・・・・・・上面板、4・・・・・・固定基、5・
・・・・・側周壁、6・・・・・・肉薄部、8・・・・
・・挿入溝、10・・・・・・嵌合溝、11・・・・・
・溝、12・・・・・・深溝、13・・・・・・浅溝、
20・・・・・・突状環を示す。
第3図は説明的縦断面図、第4図は同じく底面図、第5
図は説明的縦断面図、第6図は同じく底面図である。 図中、符号1・・・・・・耐熱容器、2・・・・・・栓
、3・・・・・・上面板、4・・・・・・固定基、5・
・・・・・側周壁、6・・・・・・肉薄部、8・・・・
・・挿入溝、10・・・・・・嵌合溝、11・・・・・
・溝、12・・・・・・深溝、13・・・・・・浅溝、
20・・・・・・突状環を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 上面板3から連続する側周壁5と、該上面板3の中
央に側周壁5と同方向に、かつ、該側周壁5の内径より
小なる固定基4並びに該固定基4の外周に突状環20を
それぞれ軟質ゴムにて一体的に製するとともに、固定基
4の外周端から側周壁5の上部間を肉薄部6とし、側周
壁5の内面下部から前記肉薄部6に通じる溝11を刻設
してなることを特徴とする耐熱容器の閉塞栓。 2 上面板3から連続する側周壁5と、該上面板3の中
央に側周壁5と同方向に、かつ、該側周壁5の内径より
小なる固定基4並びに該固定基4の外周に突状環20を
それぞれ軟質ゴムにて一体的に製するとともに、固定基
4の外周端から側周壁5の上部間を肉薄部6とし、側周
壁5の内面下部から前記肉薄部6に通ずる深溝12およ
び浅溝13を間隔を以って刻設してなることを特徴とす
る耐熱容器の閉塞栓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54019576A JPS5813417B2 (ja) | 1979-02-21 | 1979-02-21 | 耐熱容器の閉塞栓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54019576A JPS5813417B2 (ja) | 1979-02-21 | 1979-02-21 | 耐熱容器の閉塞栓 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55116559A JPS55116559A (en) | 1980-09-08 |
JPS5813417B2 true JPS5813417B2 (ja) | 1983-03-14 |
Family
ID=12003101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54019576A Expired JPS5813417B2 (ja) | 1979-02-21 | 1979-02-21 | 耐熱容器の閉塞栓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5813417B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3212307A1 (de) * | 1982-04-02 | 1983-10-13 | Zahnradfabrik Friedrichshafen Ag, 7990 Friedrichshafen | Verschlusskappe fuer behaelter |
JP5810991B2 (ja) * | 2012-03-16 | 2015-11-11 | ダイキン工業株式会社 | 冷媒用閉鎖弁 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5532858Y2 (ja) * | 1976-02-23 | 1980-08-05 |
-
1979
- 1979-02-21 JP JP54019576A patent/JPS5813417B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55116559A (en) | 1980-09-08 |
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