JP5810991B2 - 冷媒用閉鎖弁 - Google Patents
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Description
また、弁蓋131内の冷媒の圧力が高まると、Oリング153が破損して多くの冷媒が短時間に漏れてしまい、空調システム全体がダウンしてしまう可能性がある。更に、Oリング153が破損してしまうと、復旧のために弁体130や閉鎖弁全体を交換しなければならない場合もある。
前記両冷媒配管(24,25)の間で冷媒を流動させる冷媒流路(34)と、
この冷媒流路(34)を開閉する弁体(30)と、
前記弁体(30)が軸方向に移動可能に収納される弁体通路(37)を有し、かつ当該弁体通路(37)の軸方向の一端側において開口する弁体収容体(36)と、
前記弁体(30)と前記弁体通路(37)との間をシールするシール部材(53)と、
前記弁体収容体(36)の開口を覆う弁蓋(31)と、を備えており、
前記弁蓋(31)は、
基端部側が前記弁体収容体(36)に着脱可能に連結され、かつ当該弁体収容体(36)の開口縁に圧接するシール部(68)を有する外周筒部(60)と、
前記外周筒部(60)の先端部側を塞ぐ頂面部(61)と、
前記シール部材(53)を通過して前記外周筒部(60)と前記頂面部(61)と前記弁体(30)とによって囲まれるスペース(S)に浸入した冷媒が所定の圧力に達すると、当該圧力によって前記外周筒部(60)を変形させて前記シール部(68)を開放する冷媒逃がし構造と、を備えており、
前記外周筒部(60)は段部を有し、前記頂面部(61)側の肉厚がt2、その反対側の肉厚がt3、そして頂面部(61)の肉厚がt1であって、これらの肉厚の関係が次のようになることを特徴とする。
t3>t1>t2
このような構成によって、弁蓋の頂面部が損傷する前に弁蓋のシール部から外周筒部の基端部側へ冷媒を逃がすことができる。そのため、弁蓋の頂面部が熱源側ユニットの外側に向けて配置されている場合には、冷媒が熱源側ユニットの外側に吹き出してしまうのを好適に防止することができる。
このような構成によって、シール部材が損傷する前に弁蓋のシール部から外周筒部の基端部側へ冷媒を逃がすことができる。よって、弁体と弁体通路との間から短時間に多くの冷媒が漏れてしまうのを防止することができる。また、シール部材の損傷が防止されるので、弁蓋のみの交換で閉鎖弁を復旧することが可能となる。
このような構成によって外周筒部の強度を低下させ、冷媒が所定の圧力に達したときに外周筒部を変形させてシール部を開放し、外周筒部の基端部側へ冷媒を逃がすことができる。
この構成によれば、弁蓋に対して、凹部等の強度を低下させる構造を形成することに伴って弁蓋に発生した内部応力を除去し、弁蓋の均質化を図ることができる。
図4は、本発明の冷媒用閉鎖弁を適用することができる空気調和装置の構成図である。
この空気調和装置10は、室内機(利用側ユニット)11と室外機(熱源側ユニット)12とを備えている。この空気調和装置10は、室内機11に配設された室内熱交換器13と、室外機12に配置された圧縮機14、室外熱交換器15、及び膨張弁16と、これらを接続する冷媒配管24〜27と、を含む冷媒回路17を備えている。この空気調和装置10は、冷媒回路17の配管の一部に配設された四路切換弁18により、冷媒の流れ方向を切り換えることによって、冷房運転と暖房運転とを切り換えることができる。また、室内機11及び室外機12にはそれぞれ室内送風機19及び室外送風機20が設けられている。
ガス側閉鎖弁22は、ハウジング29と、このハウジング29に装着された弁体30及び弁蓋31とを備えている。ハウジング29は、室外機12の内部配管25が接続される第1接続口32と、室内機11のガス側冷媒連絡管24が接続される第2接続口33とを備えており、ハウジング29の内部には、第1接続口32と第2接続口33とを連通する略L字状の冷媒流路34が形成されている。
弁体30の小径部46は、弁体収容部36内の弁体通路37に前後方向に摺動可能に挿入されている。また小径部46の前端外周面には凹溝52が形成され、この凹溝52には、ゴム等の弾性材料からなるOリング(シール部材)53と、押さえリング54とが軸方向に並べて設けられている。Oリング53は、凹溝52の後壁52aと押さえリング54との間に配置され、押さえリング54は、小径部46の前端部をかしめることによって抜け止めされている。Oリング53は、弁体30と弁体通路37との間をシールすることで、冷媒流路34内を流れる冷媒が弁体30と弁体通路37との間を通って弁体収容部36の先端開口36aから外部へ漏れ出すのを防止している。
例えば、本発明の構成は、ガス側閉鎖弁22だけでなく液側閉鎖弁23についても適用することが可能である。
また、本発明は、上述したような空気調和装置10だけでなく、冷媒サイクルを有する各種冷凍装置に適用することができる。
11: 室内機(利用側ユニット)
12: 室外機(熱源側ユニット)
22: ガス側閉鎖弁
23: 液側閉鎖弁
24: ガス側冷媒連絡管
25: 内部配管
30: 弁体
31: 弁蓋
34: 冷媒流路
36: 弁体収容部(弁体収容体)
37: 弁体通路
53: Oリング(シール部材)
60: 外周筒部
61: 頂面部
66: 凹部
68: シール部
S: スペース
t1: 頂面部の肉厚
t2: 外周筒部の肉厚
Claims (5)
- 利用側ユニット(11)からの冷媒配管(24)を熱源側ユニット(12)の冷媒配管(25)に接続するための冷媒用閉鎖弁であって、
前記両冷媒配管(24,25)の間で冷媒を流動させる冷媒流路(34)と、
この冷媒流路(34)を開閉する弁体(30)と、
前記弁体(30)が軸方向に移動可能に収納される弁体通路(37)を有し、かつ当該弁体通路(37)の軸方向の一端側において開口する弁体収容体(36)と、
前記弁体(30)と前記弁体通路(37)との間をシールするシール部材(53)と、
前記弁体収容体(36)の開口を覆う弁蓋(31)と、を備えており、
前記弁蓋(31)は、
基端部側が前記弁体収容体(36)に着脱可能に連結され、かつ当該弁体収容体(36)の開口縁に圧接するシール部(68)を有する外周筒部(60)と、
前記外周筒部(60)の先端部側を塞ぐ頂面部(61)と、
前記シール部材(53)を通過して前記外周筒部(60)と前記頂面部(61)と前記弁体(30)とによって囲まれるスペース(S)に浸入した冷媒が所定の圧力に達すると、当該圧力によって前記外周筒部(60)を変形させて前記シール部(68)を開放する冷媒逃がし構造と、を備えており、
前記外周筒部(60)は段部を有し、前記頂面部(61)側の肉厚がt2、その反対側の肉厚がt3、そして頂面部(61)の肉厚がt1であって、これらの肉厚の関係が次のようになることを特徴とする冷媒用閉鎖弁。
t3>t1>t2 - 前記所定の圧力が、前記頂面部(61)を損傷させる圧力よりも小さい圧力である、請求項1に記載の冷媒用閉鎖弁。
- 前記所定の圧力が、前記シール部材(53)を損傷させる圧力よりも小さい圧力である、請求項1又は2に記載の冷媒用閉鎖弁。
- 前記冷媒逃がし構造は、前記スペース(S)の径方向外側における前記外周筒部(60)の外周面に形成された凹部(66)を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の冷媒用閉鎖弁。
- 前記弁蓋(31)は、内部応力を除去するために熱処理が施される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の冷媒用閉鎖弁。
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Family Applications (1)
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JP2012059617A Active JP5810991B2 (ja) | 2012-03-16 | 2012-03-16 | 冷媒用閉鎖弁 |
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