JPH0920326A - 嵌合容器 - Google Patents

嵌合容器

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JPH0920326A
JPH0920326A JP17109695A JP17109695A JPH0920326A JP H0920326 A JPH0920326 A JP H0920326A JP 17109695 A JP17109695 A JP 17109695A JP 17109695 A JP17109695 A JP 17109695A JP H0920326 A JPH0920326 A JP H0920326A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
lid
container
fitting
container body
Prior art date
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Pending
Application number
JP17109695A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiko Okubo
大久保  嘉彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOYO ECHO KK
Original Assignee
TOYO ECHO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by TOYO ECHO KK filed Critical TOYO ECHO KK
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  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造で急激な内圧上昇を逃がすことが
でき、しかも密閉性のある嵌合容器を提供することであ
る。 【構成】 容器本体10の肩部14及び突条16に係合
する肩部24及び凹条26を有する蓋20より成り、前
記肩部24及び凹条26を横切り、かつ容器本体内と外
気を連通する溝27を設け、この溝27の両側基部を薄
肉にして屈曲容易にしたのである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、真空成形又は圧空成
形或は両者の併用によって製作される嵌合容器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の成形容器に、ガスが発生する内
容物や電子レンジ等で加熱したとき膨脹する内容物など
を収納する場合、内圧の上昇によって蓋が一気に外れ、
同時に内容物が飛散するなどの事故が発生する。
【0003】これを防止するため、種々の方策が採られ
ている。
【0004】まず、最も単純な方法は、蓋或は容器本体
に通気孔を設けておくことである。しかし、この方法は
流通、保管等の取り扱い時に通気孔から異物が侵入する
おそれがあり、また、容器をラップフィルム等でさらに
包装する場合、通気孔が塞がれてしまい用をなさないこ
ともあり、通気孔が塞がれなくてもラップフィルムで密
封されてしまうとガス抜きができなくなることもある。
【0005】また、前記通気孔に、通気性を有するが水
を通さない材料から成るラベルを貼り付けておく方法も
提案されている(実開昭58−183355号公報)。
しかしながら、これもラベルの材料費及び貼り付け作業
が必要であって、コストがかかる問題がある。
【0006】そこで、蓋と容器本体との間に細い通路を
設け、容器の内部と外気を連通させておく方法が考えら
れている(例えは実開昭49−90501号公報、実開
昭61−48113号公報)。
【0007】しかしながら、これらの方法も、通路が細
すぎると、急激な内圧上昇を逃がすことができず、やは
り蓋が外れることがある。また逆に通路を大きくする
と、密閉性が損なわれる問題が生じる。
【0008】そのほか、蓋の上面に前記通路の排気口を
設けると、ラップフィルム等で包装した場合、排気口が
塞がれて排気不可能になる場合がある。
【0009】
【発明の課題】この発明の課題は、できるだけ密閉性を
犠牲にせず、しかも内圧の急激な上昇も逃がすことがで
きるような嵌合容器を提供することである。
【0010】
【課題の解決手段】上記の課題を解決するため、この発
明は、容器本体の開口外周部と、蓋の外周部を互に圧入
して嵌め合せるようにした嵌合容器において、前記容器
本体と蓋の嵌合部を横切り、かつ容器本体内と外気を連
通する溝を蓋に設け、この溝の両側基部を薄肉にして屈
曲容易にしたことを特徴とする。
【0011】前記溝の外気に通じる排気口を下向きにし
ておくのが好ましい。
【0012】
【作用】蓋を設けた溝の基部が薄肉で屈曲容易になって
いるので、内圧上昇によって溝の部分に圧力が集中的に
加わったとき溝の基部が押し上げられて溝が拡張し、通
気絡となる溝から内圧を逃がすことができる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0014】図1及び図2に示すように、この発明の嵌
合容器は、比較的薄く弾性を有する合成樹脂シートを成
形した容器本体10と蓋20より成る。
【0015】前記容器本体10は、底壁11と、その周
縁から立ち上る周壁12と、開口部周縁13に設けられ
た肩部14と、この肩部14の外周のフランジ15に設
けられた逆テーパ状突条16より成る。
【0016】一方、蓋20は、平坦な頂壁21と、この
頂壁21の周縁に設けられ、前記容器本体10の肩部1
4に係合する肩部24と、この肩部24から延びるフラ
ンジ25に設けられた逆テーパ凹条26より成り、この
凹条26内に前記容器本体10の突条16が圧入(締ま
り嵌め)されるようになっている。そして、前記頂壁2
1の周縁部から肩部24及び凹条26を横切って凹条2
6の外側縁まで延びる溝27が設けられている。この溝
27は、容器の内側と外気を連通する通気路となってい
る。図3に示すように、この通気路27の排気口27a
は下方に向き、矢印方向に内圧を逃がすようにしておく
のが好ましい。これは、図4に示すように、ラップフィ
ルムWなどで容器を包んだとき排気口27aが塞がれる
ことなく、またラップフィルムWと容器との間に内圧を
吸収できるに充分な間隙を生じさせるようにするためで
ある。
【0017】前記溝27は、図5に示すように、断面が
ほぼ半円形になっており、その両側基部27b、27b
の厚みが薄くなっている。このようにしておくと、内圧
が上昇して溝(通気路)27の先端に圧力が集中したと
き、図6に示すように薄肉の基部27b、27bが押し
上げられて容易に伸長し、溝27の両側にも間隙が生じ
て通気路が拡張され内圧をスムーズに逃がすことができ
る。
【0018】なお、溝27の断面形状は、半円形に限ら
ず三角形、その他の多角形などでもよい。また、薄肉の
基部27b、27bは、必ずしも溝27の全長に延びて
いなくてもよく、溝27の内側先端部のみに存在しても
よい。
【0019】前記のような薄肉の基部27b、27bを
形成する方法は次の通りである。
【0020】図7及び図8は、蓋20を成形する金型1
00を示す。図中、符号121、124、125、12
6は、それぞれ蓋20の頂壁21、肩部24、フランジ
25、凹条26を成形する部分を示し、120は溝27
(通気路)を成形するための中子(嵌め込み金型)であ
る。この中子120は、溝27の深さだけ頂壁成形部1
21、肩成形部124、フランジ成形部125、凹条成
形部126よりも突出した部分127を有し、かつ両側
にわずかの間隙128、128をもって金型100に嵌
め込まれている。
【0021】上記金型100を用いて真空成形又は真空
と圧空の併用による成形を行なうと、中子127の金型
100よりも突出した部分127が溝27を形成する。
そのとき、図9に示すように、間隙128、128から
吸引すると、加熱された成形用シートSは、矢印方向に
引き込まれるためその部分が薄くなる。これが図5に示
す薄肉の基部27b、27bである。
【0022】上記のような通気路27を有する嵌合容器
の形態は、図1のものに限られない。例えば図10に示
すように、容器本体10のフランジ15に突条16を設
け、蓋20のフランジ25に凹条26を設けて、このフ
ランジ25及び凹条26を横切る通気路27を設けたも
のでもよい。
【0023】或は、図11に示すように、容器本体10
の開口部周縁13に肩部14を設け、蓋20に前記肩部
14に係合する肩部24を設けて、この肩部を横切る通
気路27を設けたものでもよい。
【0024】なお、嵌合容器の形状は、図2のような四
角形に限られず、その他の多角形、円形、楕円形など任
意である。
【0025】また、通気路27も複数であってもよい。
【0026】
【効果】この発明によれば、以上のように、容器本体と
蓋の嵌合部を横切り、容器本体内と外気を連通する溝を
蓋に設け、この溝の両側基部近辺を薄肉にしたので、内
圧が上昇して逃げようとする圧力が溝の周辺に加えられ
たとき、薄肉部分が容易に変形して持ち上げられ、溝が
拡張されるので、急激な内圧上昇も容易に逃がすことが
できる。従って、溝をできるだけ細く形成することがで
きるので、密閉性を損なわない。
【0027】また、溝を設けるだけであるから同時成形
が可能でコスト的にもほとんど負担がかからない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の嵌合容器の一側を示す縦断面図
【図2】蓋の平面図
【図3】蓋に設けた溝の部分を示す一部拡大縦断面図
【図4】容器本体と蓋の嵌合部を示す一部拡大縦断面図
【図5】通気路となる溝の先端部分を示す横断面図
【図6】同上の作用を示す横断面図
【図7】蓋の成形金型を示す横断面図
【図8】同上の縦断面図
【図9】蓋の成形金型の作用を示す一部拡大横断面図
【図10】嵌合容器の他の例を示す縦断面図
【図11】嵌合容器のさらに他の例を示す縦断面図
【符号の説明】
10 容器本体 11 底壁 12 周壁 13 開口部周縁 14 肩部 15 フランジ 16 突条 20 蓋 21 頂壁 24 肩部 25 フランジ 26 突条 27 溝(通気路) 27a 排気口 27b 基部 100 蓋の成形金具 120 中子 121 頂壁成形部 124 肩成形部 125 フランジ成形部 126 凹条成形部 127 突条部 128 間隙

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体の開口外周部と、蓋の外周部を
    互に圧入して嵌め合せるようにした嵌合容器において、
    前記容器本体と蓋の嵌合部を横切り、かつ容器本体内と
    外気を連通する溝を蓋に設け、この溝の両側基部を薄肉
    にして屈曲容易にしたことを特徴とする嵌合容器。
  2. 【請求項2】 上記溝の外気に通じる排気口を下向きに
    設けたことを特徴とする請求項1に記載の嵌合容器。
JP17109695A 1995-07-06 1995-07-06 嵌合容器 Pending JPH0920326A (ja)

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